THE SHE

DIARY

2021 / May

5月17日(月)

 じめじめとした日が続くが、曇り空の下でデスクの前の大きな窓から見える新緑がとても綺麗でとても癒される。事務所に着いたらお茶を入れがてらブラインドを全開にして、アスティエ・ド・ヴィラットのお香を焚き、植物に水をやる。そしてぼーっと外を眺める。つまり、珍しく余裕のある日だったということだな。

5月16日(日)

急ぎの締め切りもない上に生理2日目で、ほぼ1日泥のように寝てしまった。新しい住まいの物件探しをしている夢を見た。見渡す限り緑の中に建ったユニークな物件で、私は上から羊を見ていた。あれはどこだったのか。なぜか、会えなくなってしまった人と一緒に探していた。夢占いがしたい。夜、娘とTHE FIRST TAKEを見て歌う。

5月15日(土)

 娘たちのバレエレッスン中、ママ友かおりさんとお茶→娘たちも合流してお茶。マスク越しではあるが、楽しくおしゃべり。帰宅すると、母から荷物が届いていた。徳島の名店「はやしのお好み焼き」をクール便で送って送ってもらった。+安くて新鮮な野菜。晩御飯は恋しい徳島の味を堪能。一体、いつになったら帰ることができるのか、とずっと言い続けているなあ。

5月14日(金)

 Zoomでの打ち合わせが2つ。6月以降もなんだかんだ緊急事態宣言下になりそう。そうなった場合の撮影をどうするかも議題にあがる。出来上がった企画の校正やら、アシスタントERINAちゃんの原稿チェックやら、細々とやることはあるものの、窓に広がる新緑を眺めながらのんびりと事務所で仕事。久しぶりの筋トレでまともに歩けないほど筋肉痛。はひー、情けなし。

5月13日(木)

 朝、表参道のブルーボトルコーヒーで打ち合わせ。もちろん、誕生日などと自分からは言ってないのだが、なにかのSNSに紐づけられていた情報でそれを朝、気づいてくれたスタイリストの井伊百合子ちゃんから本をもらう。朝、気づいたから自分用に買ったものだけど、と渡してくれる。なんて素敵なんだろうと思って、すごく嬉しかった。それを知った枝ちゃんはその場でクッキーを買っておいてくれて、デザイナーの山野さんは石鹸をくれた。朝からすごく嬉しくて、もう、なんかこれだけで今年の1年はいい年になるなあとウキウキしてしまう。その後、楽しみにしていた取材へ。帰りがけに雨が降り出して、私は雨女なので想定内。電話をかけてきてくれたサチと小雨の中、しばし話す。夕方、事務所に戻り、オンラインで筋トレ。←今年こそは鍛えるぞとやる気。夜は家族に小さなケーキでお祝いしてもらった。昔からサプライズが苦手。理由は編集者という基本的に裏方仕事だから、主役になるのが苦手で恐縮してしまう。異様に涙もろいのですぐ泣いてしまうのが恥ずかしいし。小泉今日子が誕生日は絶対に1人で家で静かに過ごすことに決めていると何かに書いていて、おこがましいがちょっと分かる…と思ったのと、そのエピソードになんてかっこいいんだと感銘を受けた。なにで読んだのか思いだせない。また読みたいな、あのコラム。

5月12日(水)

 明日は誕生日。1本、撮影用の絵コンテをクライアントへ提出した後、1年間、お疲れさま、私。頑張った、私。と全力で自己肯定して3時間フルコースのアロママッサージへ。いつも通っているのだけど、まず最初にゆっくりとバスソルトやバスオイル入りのお風呂に浸かる時間がある。浸かりながらハーブティを飲む。なんなら本や雑誌まで持ち込んでいる。その後、何種類か並ぶシャンプー&トリートメントとボディシャンプーから気になるものを使う。マッサージ前のこの時間だけでなんだかもう充分に満たされて、はふー、ありがとうと思ってしまう。マッサージが始まる直前は、昼間の場合はチラッと外を見て、ああ、こんな平日の昼間っから…とフリーランスなのに背徳心に苛まれてしまうから、なるべく全部、仕事をすました夜に行くのがいいな、やっぱり。しかし、最高にデトックスできました。

5月11日(火)

 学校が4時間授業で終わった娘が放課後にバスに乗って事務所へやってきた。今日は塾の成績が上がったら買ってあげると約束していた、サンリオのチェキをわざわざ原宿まで買いにいく。ネットで買ってもよかったのだけど、最初に見かけた店舗で買いたいとのこと。なるほど。それはキティちゃんやらタキシードサムやらいろんなキャラクターが乗っかったカバーつきのチェキ。確かにかわいい。そしてお店では今、サンリオキャラクター総選挙中。チェキはサンリオの中では高額商品ゆえ、投票チップを20枚くらいもらった。5円玉のようなチップを、好きなキャラクターの前に立てられた棒に通していくというアナログな投票制度。5枚ほど譲ってもらい、私の推しであるケロケロケロッピに3票、KIRIMI.ちゃんに2票入れた。

5月10日(月)

 楽しみに取っておいた『僕らのままで』を観た。ざざっと一気に観て、作業しながら流し観。何度も観てしまう。生きづらさとかジェンダーとか政治とか色々と感じ入るところはあったのだが、とにかく主人公のファッションが最高だった。オールドセリーヌ、ヴェトモン、ラフ・シモンズなど。どんなに浮こうが、自分の好きなものを好きに着て、日々の着こなしを大切にして、それを自分のアイデンティティに深く浸透させているところに共感するやら、勇気をもらうやら。すごく目立つラフ・シモンズのTシャツを着ていたからあだ名が「Tシャツ」だったり、台詞に「デムナ・ヴァザリアを知ってる?」なんて出てきたりして、ファッションを愛する身としては嬉しい作品だった。クロエ・セヴィニーの役どころも新しくて好き。

 

5月9日(日)

 母の日。娘からは折り紙で作ったとても可愛らしい花をもらう。赤い頭で娘のバレエ教室へ行ったら、小学生たちに「わー、赤だー」と言われたので「NIZIUのNINAの真似だよ」と言ったら、「もう違うよ。今、青だよ」とのこと。確かにね。そう言いつつも、TAKE A PICTUREの歌とダンスを披露してくれた。母の日かー。母らしきことができているかは全くもって不明。もう少ししっかりしたい。「ああ、どうしてこんなに私ってこんなに子供っぽんだろう」と娘に言ったところ、「何言ってんの、そこがママの1番いいところじゃん!! 」と励まされた。そっかー、じゃあこのままでいこうかな。

5月8日(土)

 朝起きて、ハードコンタクトを入れようと思ったら、容器の中に左目のコンタクトがない。乱視と近視が強いため、ソフトでは角度が出にくく、ずっとハード。うう、一体どこに落としたのか…。仕方なく家の中でしかかけることのない超ウルトラ瓶底メガネをかけ、ヘアカラーを変えにいく。この姿で外へ出ると知り合いに会っても認識されないほどの瓶底っぷり。それでいて、いや、それでいなくてもこんな色にしたいと参考資料にNIZIUのニナの画像を見せる。「ご、ごめん、16歳を参考にして。でもあくまで色ね、色。これくらいの赤がベースでもうちょっと茶色でも良いです」とかなんとか言いながらメガネを外したが最後、目の前の鏡の自分はぼやけている。聞けば、最近、カットとカラーを担当してくれているひろみちゃんも目が悪いらしく、これ以上悪くなるとコンタクトがなくなるよと脅されているそうだ。わあ、私より酷いな。医者には目のいい人と結婚した方がいいと言われているとか。そううまく人生が運べばいいけどねえ。ちなみに確かにうちの娘も小2からメガネっ子。終わってメガネをかけたら、無事に髪が赤くなっていた。満足。その後、いつもの眼科へ。謎に視力が少しよくなり、コンタクトレンズの度数を2つ下げた。

5月7日(金)

 緊急事態宣言発令により、いつもお仕事をしているクライアント先が完全リモートとなっている。Zoom会議に参加している一人の背景がいつもと違うので聞いたらば、これまではロフト部分でZoomをしていたのだけれど、日差しが強すぎて断念し、1階に降りてきた。背景がいけてないので合成ですとのことで、新婚旅行で訪れたというNYの美術館の写真が背景に使われていた。なんだかいいなあと思ってほっこり。随分と行ってないな、NY。NYのピザとドーナツとアイスクリームが食べたい。3年くらい前だろうか、取材でNYに行ったとき、ソーホーの街中で、opening ceremonyの創始者でKENZOのデザイナーも務めていた、ウンベルトとばったりと会った。来日時に2回ほどインタビューしたことがあり、「わあ、NYに来てるんだね、仕事?」とものすごく気さくに普通に話しかけてくれてびっくりしたことがある。きっと世界中でいろんな媒体のいろんな人にインタビューされているだろうに、覚えてくれているなんてと感激した。元気かな。バイデンが大統領になってから、100日までに2億回分のワクチン接種を公約に掲げていて、あっさりと達成したためその数を3億回分に増やしたとの報道を目にした。きっとNYの活気も間も無く息を吹き返すんだろうな。新しいことにいつも前向きでエネルギッシュなあの街に身を置いて、いろんなことを体験したり、取材したりして自分の考えをアップデートしたいなあ。ずっと会えてないNYの友達たちにも会いたい!

5月6日(木)

 午前中はこれから新しく始まる仕事の打ち合わせへ。課題も可能性も十分ということで頑張りたい。事務所に帰って事務作業をした後、夏に第2弾を考えている+IPPOの打ち合わせを三軒茶屋の渋い喫茶店、シュベールにて。3人ともにソフトクリームのせのアイスカフェオレを注文。暑かったもんね。夏は繁忙期の中での開催になりそうだけれど、また楽しみながら頑張ろうね。

5月5日(水)

 子供の日。優しく、愉快に育ってくれてありがとう、娘。今日は電車ですぐくらいの距離ならいいだろうということで、家族で藤子不二雄ミュージアムへ。漫画大好き、何なら将来、漫画家だって視野に入れている娘は大興奮。じっくりと藤子不二雄先生の原画や、ドラえもん誕生秘話や人気が出るまでの過程などを見て楽しんだ様子。ご飯はコロ助チャーハン。帰りに暗記パンラスクやキテレツ斎様のノート、オバQのマグネットなどを買って帰宅。楽しかった。本当なら温泉でも行きたいところだったけどなあ。夕飯後に子供の日のケーキを食べた。

5月4日(火)

 たっぷりと満足のいく睡眠、散歩、近所の猫を愛でる、読書、娘と創作、あとはSNSをダラダラと見る。通称何もしない日。

5月3日(月)

 旅行も行かず、帰省もせず。ずっと東京で過ごすGWはいつぶりだろうか。実家が恋しすぎて、娘の提案でgoogle mapを使って里帰り。途中で何度もスクショしてしまう。ちらっとインスタを覗くと断捨離や家の片付けに励んでいる人が多いっぽい。ですよねーと思いながら、こちら、重い腰が上がらない。とにかく本が増えすぎて。平屋、壁一面の本棚のある家に憧れる。一体全体いくら稼げばいいのか…。子供の頃から図書館のような家に住むのが夢だ。徳島から送ってもらった食材を使ってゆっくり晩御飯。

5月2日(日)

 2週間に一度、娘が楽しみにしている習い事に送って行き、同じところへ息子が通っている友達のよしことスタバでお茶。久しぶりに会ったので話が弾む。3時間、御茶ノ水のスタバで喋り倒していたのだが、その間にファミリアのネイビーか白の洋服に身を包んだ幼稚園生らしき子供+ネイビー服の親という組み合わせを嫌という程目にする。近くに幼児教室があるのだろうね。そこはさながらファミリアの新作コレクション発表会の場のようであったよ。御茶ノ水にはありとあらゆる塾がギュギュっと密集しているんだとよしこに教えてもらう。よっちゃんとは半年に一度のパリコレ取材時に、一緒にショーや展示会を回ったりもしたし、必ずパリでもお茶したご飯を食べたりしていた。あのショーはこれが良かった、今ってこんな気分だよね、あの展示会に面白いデザイナーがいたよなど、いろんな人の意見交換も大切な気づきに繋がったのに、それがないのは困るねという話をした。あとはお互いに子供がいるから東京では平日に自由に誰かとご飯を食べる機会が少ない分、パリでは家事と子育てからちょっと離れて、仕事終わりに夜中のカフェで集合して時間を気にせずにダラダラと話せる時間が嬉しかったよねとも。次に行けるのはいつだろうね。よしこと別れた後は紅茶片手にどっぷりじっくり読書。至福。

5月1日(土)

 ハロー5月! 我が誕生日月。今月は仕事もさることながら、生活と体を整える一ヶ月にしたい。今日は<sock sammy jo>というNIKEの後染めソックスを作っているブランドを紹介。マガジンも無事にアップ。8月に発表会を控えた娘をバレエの練習に送り込み(というか本当にあるのだろうか)、週末恒例のママ友お茶。

4月30日(金)

中目黒のスタジオにて物撮影。本当はモデル撮影にしたかったが、緊急事態宣言下ということで、少人数で物撮りに切り替える。カメラマンの上ちゃんとは家がご近所で、朝、車で送ってもらう。道中、NIZIUについて濃く語り合い、時に歌い上げ、大笑いしながらスタジオへ。推し、尊い。私は今はRIKUとMIIHIが同列一位、上ちゃんはMAYUKA推し。「step by a step」の♪歩いてく私らしくjust belive yourself.の部分のRIKUのアドリブがとびきりに可愛いのだが、その部分だけを編集したyoutubeがあることや、MIIHIの生まれ持ってのセンター気質について、そしてかつてのAKB全盛期時代の前田敦子との類似点と相違点やらなんやら、ファンだからこそ話せる持論をあれやこれや語り合ったが時間が足りない。春の日差しがたくさん入るスタジオで、ゆっくりと丁寧に物撮りができて満足。事務所に戻り、原稿を1本仕上げて帰宅。娘と長風呂。まだ仕事を残してるけれど、長い休み前の心地よさはいいな。

4月29日(木)

 泥のように眠る。起き上がってご飯を食べる。少し原稿を書く。娘と近所の猫にちゃおチュールをあげに行く。どこにも出かけないゴールデンウィークの初日はこんな感じで終わる。

4月28日(水)

 午前中、打ち合わせを1本こなした後、経堂にオープンしたchez RONAへセイハローがてら、お茶をしに行く。事務所から近い松陰神社にあるMERCI BAKEのしょうたさんが新たにオープンしたカフェで、仲良しのヒナちゃんも店長?で働いているので顔を出しに。メルシーベイクは松陰神社商店街の宝である。メルシー以前、メルシー以後というくらい街は発展していったのを目の当たりにしている。今は老舗の街の中華やら定食屋やら古本屋やらが混在して、週末は地元以外からもたくさん人が来るようになったけれど、世田谷線特有ののん気さは健在でやっぱり好き。ロナではカウンターに座って、時折おしゃべりしながら、カフェラテとクレームブリュレを楽しんだ。

4月27日(火)

ゴールデンウィークまでに終えるべき仕事やら事務作業をコツコツとこなす。朝井リョウの小説『正欲』が凄まじく面白く、内容も突き刺さり、一度読んでから間をあけずして読み返している。何箇所も赤ペンで線を引いてしまったほどだ。多様性。それは企画を作るにあたり、幾度となく出てくる言葉であるが、その耳障りのよさはもちろん、あまりにも頻繁に出てくる言葉で、一度しっかりと考え直す必要があるなと思っていた矢先に、なんだか大きな答えがここにあったわ、という感じだ。今日も休憩時間に本棚から引っ張り出して読んだ。

4月26日(月)

 4月も後5日。今年のゴールデンウィークは特に予定もないが、雑誌の校了はすべて終えて、少し気持ちもゆったりとしてきた。ここのところ忙しくてまったく運動ができておらず、そろそろ本腰を入れて…と思っていたら、通っているジムも緊急事態宣言を受けて、休業に。子供が塾に行っている間に、近くのピラティス教室の体験レッスンへ。ストレッチもできるしちょうどいいと思って着いた途端に、運動着と財布を忘れていることに気づく。どうかしてる。以前は仕事が一段落した後にホッとして風邪を引くとか熱を出すということが多かったのだが、最近は脳にきている気がする。自分が怖い。平謝りしてダッシュで家に取りに帰るも、実は財布がバッグの奥底にしっかりと入っていたというオチ。50分の体験を中途半端に25分ほど受けて、そそくさと帰る。

4月25日(日)

 スケジュールに書かれた18:00マッサージの文字が、何十もの線で消されている。掃除をさぼり、ふて寝。

4月24日(土)

 <KkCo>の新作アップに合わせて、マガジンもアップ。デザイナーのカラがTHE SHEを大切な仲間だと思ってくれているのがとても嬉しい。ここ2週間くらい書いてばかりで首と肩と腕が鉄。鉄の女。これはもうさすがに他人様(しかもプロ)の手を借りないと無理と、りらくるという最寄り駅前のマッサージ店を2日連続で予約。ここは当たり外れが少ない上にとても安い。ところが、緊急事態宣言を受けて、営業を自粛するとの電話が。がっくり。がっくりにもほどがあるほどがっくり。そしてがっくりと肩を落とそうにも落ちないくらいにかたいんだよう(涙)。

4月23日(金)

 3度目となる緊急事態宣言、発令。朝、ホテルの部屋で新聞を読み、本を片手に朝風呂、大都会のビル群を下に見つつ優雅な朝ご飯を食べながらメールをチェックするという、思いっきり非日常を満喫。これがエグゼクティブってやつですか! どこまでも続くビル群を見ていると、無性に地元、徳島が恋しくなるので向いていない。大好きな両親とこんなにも離れたところで暮らしているとは一体…と急に心が幼くなるのだ。感覚としては10歳くらいの幼さ。わあ、娘と同い年だ。チェックアウト後、街へ出たら、緊急事態とはなんぞやというほど、いつもと変わらぬ風景。政治家には、間違えてもいいから、どうか自分の言葉で考えを伝えて欲しいと思う。事務所に着くなり、Zoom会議。途中でサチが来て、PCの向こうで私を笑わせようと変な踊りをしている。ヤメロ……。夜は娘とニュースを見ながら、意見交換。5月の運動会はどうなるのだろうね。

4月22日(木)

 今日は夕方から、出版社時代の同期、マチと2人で都内ホテルでワーケーションすることに。コロナ前は私の週に1度の家事・育児フリー日に深夜営業している寿司屋チェーン店でお寿司を食べて、深々とした時間までカラオケというコースをたまに楽しんでいたのだが、なんだかもうとびきりに前のことのようだ。というか前のことだね。カラオケに1年半くらい行けてない。ワーケーションと言いつつ、部屋に着くなりスウェットとレギンスに着替えてベッドに寝転び、溜まりに溜まったおしゃべりに興じるのみ。明日から始まる3度目の緊急事態宣言についてのニュースを見ながら、ひたすらにおしゃべり。もうずーっと外食もしてないし、奮発して熟成肉でも食べよう! とレギンスからパンツに穿き変えて、ふんふん言いながらレストランへ行ったら、まさかの19時でラストオーダー。どうしてくれよう…。仕方なく部屋に戻り、またレギンスに穿きかえて、ステーキ丼と焼きそばとチーズの盛り合わせを頼む。まあ、いいか、楽しかったから。また行きたいね。

4月21日(水)

 今日は朝からサチとアシスタントのエリナとTHE SHEの物撮り。カメラマンのイッチーに丁寧に、可愛く撮ってもらって嬉しい。週末にアップする<KkCo>の新作が本当にかわいい。私はTHE SHEのエクスクルーシブのチェック柄クローブドレスを買う予定。去年、黒とブルーを買ったがものすごく使える。チェック柄は透ける素材でさらに涼しく、下に色々と重ね着を楽しめそうなのもよい。お昼は近くのサンドイッチ屋さんに。皆がサンドイッチとサラダのセットを頼むところ、なぜかサラダとヨーグルトをチョイス。イメージとしてモリモリに盛られたサラダ、デザートにヨーグルトという一人だけやけにヘルシーにいくつもりが、届いてみたらサラダが3口で食べ終わるほどの小ささで、皆がいただきまーすと言い終わるか否かくらいで一人、ごちそうさまをいうハメに。なにかのバチが当たったのだろうか。仕方なく、お茶をがぶ飲みして空腹を紛らわせる。撮影後、事務所に戻り、スタイリストの杉本学子ちゃんにリースをしてもらう。久しぶりに会えて嬉しかったし、たくさんサンプルをリースしてくれて嬉しかった。私もはまっているドラマで着てもらえるかも。楽しみ。

4月20日(火)

 午前中にサチと配送したり打ち合わせした後、東急ハンズに寄ってから、神保町の集英社スタジオへ。白山通りのラーメン屋さんはいつも通りに行列ができていたけれど、やっぱり以前に比べて休業、閉店が多い。早く飛沫なんて気にしすぎずに、友達や仕事仲間とご飯が食べたいな。撮影が終わった後、サチが配送を続けてくれているので急いで事務所へ帰るが、すでに明日の撮影の準備まで終えてくれていて、もぬけの殻。おお、ごめんよ…。

4月19日(月)

 今日も今日とて原稿、出来上がった企画の校正、撮影準備、配送など。KkCoのつけ襟があっという間にソールドアウトしたが、2021年SSシーズンのアイテムもとても可愛い。襟付きのオールインワンやマルチチェックのドレス、リラックスパンツ、サマーハットなど。パンチがあるのに着こなしやすくて、ストリートの香りが漂う。あー、好き。大好き。コロナがあけたら、L.A.のアトリエへ行ってみたいな。

4月18日(日)

 今日は対談連載の長い原稿1本とコラム1本。そしてウェブ企画の校正。おお、神よ。私の日曜日をどうしてくれるつもりだ! 家族に許可を得て、一人のろのろとバスで事務所へと向かう。目下、移動中の読書と、寝る前のお風呂が何よりの楽しみという感じ。でも、大事なことだと思う。そういう小さな幸せを積み重ねるとびっくりするくらい大きな幸せになるから。とか何とか言いながら、早く原稿を書け、私。

4月17日(土)

 今日はケーコーのつけ襟の再入荷日。告知通り、11時にアップできてホッとした。そしてあっという間に売り切れてしまいました。買ってくださった皆様、ありがとうございます。しかし、つけ襟の人気っぷりはすごいものがある。コロナ禍中、嬉しかったのは、行動範囲や生活が大きく狭まったとしても、その中でできる限りにトレンドを楽しもうとする姿をたくさん見てきた。オンラインでしか人と接する機会がないなら、派手なトップスやつけ襟、上半身でおしゃれしよう、マスクでリップが意味なしならカラフルなアイラインを楽しもう、ヘアの色を派手にしようという具合に。生きていくために何が何でも必要なわけじゃない、それは分かっている。ファッションはそもそも「無駄」を謳歌するためのものだ。でも、少なくとも私にとっては不可欠だし、トレンドを楽しむ人々に大いに力をもらったことも確かだ。

4月16日(金)

 今日も引き続き、入稿。今週はとにかく書いてばかり、椅子に座ってばかりでへとへと。明日の17日にECサイトでKkCoのつけ襟をアップする。それに伴って、THE SHEマガジンでもデザイナーカラのインタビューを掲載することになり、今日はその原稿を書く。カラの生き方も考え方も好き。かわいい、売れそう、それだけで買い付けてあっという間にセールになって在庫にしてしまう。そういうお店もたくさんあるのが事実で、もったいないことだと思う。せっかく縁あってTHE SHEで売ることになったわけだから、責任を持って紹介したい。自分たちが好きだと思うブランドや人やアイテムに誠実でありたいし、消費ともしっかり向き合う。そんなことを改めて考えながら、原稿を書いた。ご飯はUberに頼り、お気に入りのボウル入りサラダをモリモリと食べた。5月の誕生日を前にまたクレンズしたいなあ。というか、しないとやばい!

4月15日(木)

 深夜未明に雑誌の入稿2本とウェブ企画の入稿1本を終え、気がついたら事務所のソファで深々と寝てしまう……。しまった。肩と首が鉄のよう。木曜日は娘が学校帰りにバスに乗り、事務所にやってくる。くる時間の少し前に玄関を開けておくのだが、いつも彼女なりにそっとそっと入ってきて「わーっ」と驚かせるということを長年続けているようだ。入稿の途中、いっぱいいっぱいでPCに向かっている時に「わーっ」とされると、可愛さの前に一瞬だけイラっとしてしまう自分の器の小ささを恨む。

4月14日(水)

 気がつけば週中。今週中に入稿が4本。ゴクリと生唾を飲み込むくらいには焦ってきた。しかし、日中は打ち合わせやらメールの返信やら何やらかんやらで結局、じっくりと入稿と向き合うのは決まって夜中。勤続ウン年でリフレッシュ休暇を取っている家族に家事と育児をまかせ、脱稿に向けて山を登り始める。事務所には一回目の緊急事態宣言時に購入したデロンギのコーヒーマシーンがあるのだが、ちょいちょい冷気に当たりたくて結局セブンイレブンでカフェラテを買う始末。糖質摂りすぎ問題にぶち当たっているため、コンビニではカニカマバーやらゆで卵やらを買ってしまう。糖質45%オフを謳う、ココナッツのチョコレートがけも好き。好きすぎて2つ買ってしまう。結果的に糖質を90%摂取している、あかん。そもそも何と比べて45%なのか。原稿を書け!

4月13日(火)

 今週は入稿がミルフィーユ、団子状態、玉突き事故。少しずつ進めないと大変なことになりそうと思いつつ、大変なことになりそうになって初めて原稿の神様が降りてくるということを私は知っている。そんな火曜日。つまりは細々と作業をするのみであんまり捗らない。ルカ・グァダーニが監督、脚本、製作総指揮を務めた『僕らは僕らのままで』のビジュアルが良すぎる。一目で惹きつけられた。早く観たい。それだけのために多分、スターチャンネルに入るな、これは。原題はWE ARE WHO WE ARE. いい。私も何かと機会があればサブタイトルなどにI AM WHO I AM.を使いたくなるのだけれど、WEはいいね。そんなことより原稿を書け! もしくは掃除しろ!