THE SHE

DIARY

2021 / Oct

10月12日(火)

 ずっと楽しみにしていたK-POPグループのショーケースをオンライン取材。新曲もかっこいい。衣装もイケてる。KPOPにはまってから、これまでさほど興味のなかったダンスが踊れるようになりたいと思うようになった。今は時間がなくてyoutubeで練習してるけど、そろそろ娘と通いたいな。社会で歴史を習うようになった娘から、戦国時代の武将が乗っていた馬はポニーなんだよと教えてもらう。へー。一緒に日本史を1から学び直しているんだけど面白い。今週はずっとぎっくり首一歩手前で辛し。

10月9日(土)

 夏の終わり頃からここ最近までドタバタしていて、週一回のパーソナルトレーニングに行けていなかったが、今日はやっと行けることに。急ぐ締め切りのない週末、万歳。今週は書き仕事が多くて首回りがガチガチ。さらに股関節も肩周りも太ももの外側もガチガチに張っていた。自分の体をちゃんと労らねば。もちろん、心もね。1時間のトレーニング中、娘は歩いて5分の場所にあるBT21グッズのお店へ。トレーニングが終わり、マッサージしている最中に電話がかかってきて「レジに行ったら、20円足りなかった…」と超絶しょんぼりした声がする。本人は落ち込んでいるのだが、その情けない声がかわいいやら、おかしいやら。もちろん、2人でリベンジ。緊急事態宣言のあけた東京、土曜の夕方の渋谷界隈には久しぶりに人が集っていた。KITHでソフトクリームを食べた後、ミヤシタパークの屋台が並ぶエリアを抜けて駅まで歩いたのだが、明らかなるナンパ、若い恋人たちのいちゃつきが見て取れて「ちょっと見て!! ホラ。ラブラブ〜」などと茶化していたのだが、娘の返答はまさかの「リア充、爆破だ……」。どこでそんな言葉覚えてきたのだろうと爆笑した。「ママはきもっ!とか思わないの?」というので「いやー若いっていいねえ。私もいちゃいちゃしたいなあー」と返したら「ねえ、典型的なおばさんの意見じゃん」だそう。こりゃ、失礼いたしました。

10月6日(水)

 何歳になっても初体験は楽しい。今日、とある取材で雲母という鉱物を細かく裂くという初体験をした。鉱物があんなに柔らかく玉ねぎのように裂けるなんて驚きで、無心でひたすら剥いてしまった。気がつくと指先がキラキラと光っていて、調べると光輝性顔料として化粧品に使われているとか。どうりでね。鉱物といえばマラカイトが好きで、ずっとマラカイトのジュエリーを探し続けている。なにかで、つける人に全く必要のない邪悪なものを弾き飛ばして守ってくれると読んだことがある。色も好き。でも、これぞ!というものがなかなか見つからず。ヴァンクリのアルハンブラの大きいモチーフが1番近いが、私はアルハンブラが似合うキャラではないよなあと踏ん切りつかず。40歳の記念に!と思っていたのに逃したままだ。

10月3日(日)

 元アシスタント2人と久しぶりの集合。ロンドンからビザ獲得のため一時帰国していたアンナちゃんと、春の結婚式以来のかおりん。2人とも、時期はずれるが(多少、かぶる)3年半一緒に働いて、今は立派にそれぞれの道へと進んでいる。なんというかもう、産んでないけど子供みたいなもの? 子供のようでもあり、大好きな後輩でもあり、なんでも話せる親友のようでもあり。だってもう、様々な職種がある中で、そして、編集者という職業についている人がたくさんいる中で、タイミングがちょうど合って、私のアシスタントについてくれたというだけで、奇跡の出会いではなかろうか。現アシスタントのエリナも含め、皆、特別な存在である。3人が会う時間が午後から夜までだったため、のんびり話せるし、ホテルでアフタヌーンティでもしようかねーと気軽に言ったものの、まあ、どこも予約でいっぱい。かおりん曰く「ヌン活」なるものがあり、セレブ妻たちが2か月ごとに変わる有名ホテルのメニューを次々と制覇していくのだとか。ヌン活…初めて聞いた。調べてみたら10月はどこもいっぱいで、なんなら12月までいっぱいのホテルまであった。びっくり。季節ごとにそこまでメニューを変えていない、クラシックなアフタヌーンティかつのんびりできる新宿のパークハイアットが取れたので集合。久しぶりにたくさん話してとても楽しかった。2人ともいろんなことがあっても、元気で頑張って。私はいつも君たちの後ろにいるから、困ったことがあったら相談してね。そしてこれからもよろしく。

10月2日(土)

 週末だが撮影。モデルはお久しぶりの安藤ニコちゃん。本当に本当に可愛くて知的でピュアでものすごく素敵な女の子。「お願いだから10歳年上のプロデューサーとかとは付き合わないで。ダメ。」、「付き合うならピュアで同じ俳優の同世代の男の子と…」などと本当におせっかいなことを言いながら、ニコちゃんが一生幸せでありますようにと願う。驚異的な脚の長さと愛らしい笑顔を見ながら願う。そういえば以前、撮影をご一緒した時にはお菓子を焼いてきてくれた。なんと…なんと素敵な女の子なんだろうか(2度目)。そんな気遣い&器用さ&スキルが欲しかった。そんなことを考えながらも、用意していたお弁当が余ったので持ち帰り、晩御飯をサボる私であった。

9月29日(水)

 今日は学生時代からお世話になっている方に誘われて久しぶりにご飯。今、細々と月曜断食を頑張っているのでランチにしてもらう。何が食べたい?と言われ、肉ですかね…と答える可愛げのなさ? はもうずっと変わらない気がする。昼から2人でいろいろ話しながら、焼肉をおごってもらった。満足。夕方からKNOWHOWの展示会へ。星モチーフのイヤカフを買って帰宅。

9月28日(火)

 気がつけば火曜日は午前中のオンラインに始まり、THE SHEmagazineのアップの日でもあるのでここ最近は自宅作業となっている。朝、パソコンに向かってやんややんやと話して意見を言い、気分転換に近所の猫に会いに行ってから駅前にお昼を食べに行くのが習慣に。途中で本屋に寄ったり、パソコンを持って出かけてカフェでじっとり2時間仕事をしたり。秋晴れが続いているのでちょっとした外出も気持ちがいい。天気がいいのは実に嬉しいのだけれど、暑すぎやしないかい? 今日はSACHIと私が愛する<エクストリーム カシミア>をアップしたのだけれど、ニットって気分になかなかならないかぁ…とちょっと心配したりした。しかし、しかしながら、それにしてもやっぱりこのブランドは素敵だ。フォルムも着心地もシンプルながらも一捻りあるデザインも、本当に好き。できることならば買い占めたい。ネイビーのカシミアTシャツとキャミソール、ブルーのオーバーサイズカーディガンをコツコツと集めている。同じネイビーでワンピースを買い足すか、使い勝手の良すぎるTシャツの色違いを買い足すか、前回、すぐに売り切れてしまったオーバーサイズのプルオーバーを狙うか…何年も先までずっと着られることはもう分かっているので、この先もコツコツ集め続けたい。ああ、暑い、暑いけれど、愛するこのブランドをいち早く紹介したい!! そんな気持ちでアップした。

9月27日(月)

 ロンドンのスマイソンから、長年愛用している2022年のダイアリー予約をしませんかね?という資料が届く。もうそんな季節ですか。(高いけれど)ここのステーショナリーに惚れ込んでいる。独特の青の色が好き。一度、グーグルカレンダーへの移行を試みたが、なんやかんやメモできるアナログの手帳に立ったの1年で逆戻り。今日はTO DOを書き込んだらうえっとなるくらいあったけれど、後から見返せばそれもいい思い出になると思って、さて仕事しよ。もう10月もすぐそこだ。

9月25日(土)

「今日、勉強終わらせたら原宿行こう」と娘に言ってたところ、朝、一人ひっそりと起きて宿題をしていた。普段からそれ、お願い! ということで昼から原宿へ。娘の行きたいところをはしごするとこんな感じ。BT21のグッズが買えるLINE SHOP(週末は行列)→ペットショップ→竹下通りをそぞろ歩きしつつ、サンリオでくじ引き、イチゴ飴の串さしみたいなやつを食べる→ドッグカフェ。ドッグカフェではおやつを持っている人のところにワンコ達が一斉に群がる。それを見て娘が「資本主義がここにも!」とつぶやいていた。

9月24日(金)

 最近、またパールが気になるなと思っていたところ、一緒に仕事をしたスタイリストのさんちゃんがすごく可愛いアレンジをしていた。家、実家かな?に昔からあるパールネックレスを使い、パールとパールの間にカラフルな刺繍糸を細かく結んでいた。それはクラシックとポップが絶妙に合わさってとびきりに素敵だった。すぐに真似したいと宣言して帰ってきた。9月が始まった頃、残暑という言葉を使わないままに今年はあっという間に秋が来たとマガジンに書いたけれど、どっこい、暑すぎる。半袖で十分。大好きで過ごしやすい季節なのに、日本の秋はどんどん短くなるね。

9月21日(火)

 2021年中秋の名月にして満月は8年ぶりらしい。月の巨大なパワーに完全に振り回されたのか、公私ともに「う、嘘だと言ってほしい…」と思うトラブルが相次ぎ、ベッドに入る頃にはヘトヘトではなくヘッットヘトになっていた。夜に娘と外へ出て雲に覆われてもなお光り輝くまん丸のお月様を眺める。お疲れ、私!

9月19日(日)

 三連休の中日。昼からサチと集合して、次にアップ予定のスウェットアイテムについてあれやこれやと準備した後、世田谷通りにある、我々おなじみのカフェへ。ハワイアン調のちょっと気の抜けた空間でループでハワイアンミュージックがかかっている。手っ取り早く南国気分を味わえる。しかしハワイアンミュージックの癒し効果って相当なものでは? ぶっ通しで3時間くらい語り合って、バスで帰宅。バスの中で川上未映子の『夏物語』を再読。何度読んでも同じ場所で泣いてしまう。