THE SHE

DIARY

2021 / Dec

12月21日(火)

 今年も大分、終わりが見えてきた。今週の一山さえ越えれば……と思いつつ、一山が富士山級な気がしてならない。そんな時こそ無事に仕事納めした後の楽しいTO DOを考えたい。①Sex and The Cityの続編を観る。②『エミリーパリへ行く』の続編もとりあえず流し見する。③推しの新曲のダンスの練習をする。④積読を片っ端から読む。⑤お気に入りのバスソルトや入浴剤をしこたま買って、漫画を読みながらゆっくりお風呂に浸かる。⑥年度末恒例、占いへ行き、来年の運勢を見てもらう。 よし、がんばろ。

12月16日(木)

 朝からのミーティングを終え、ロケハンに途中参加。時間を潰すためにささっとご飯を食べてから参加したら、これからご飯へ行くという。その辺ならば「ヒブスマ」という中華が美味しいですよーと提案しておきながら、自分はお腹がいっぱいで食べられないという苦行。しかもよりによって中華を食べてしまった自分を許すまじ。その昔、娘が通っていた保育園が近くにあり、しばし思い出に浸る。最初の頃はまだ歩けず、私がお迎えに行ったのを見つけると、「あーあーあー」と言いながら、先生に早くママのところへ連れて行ってー!とねだっていたなとか。それがそのうち、小走りになって抱きついてきたなとか、さらには「ええ、もう迎えにきたの? 遊んでいたのに…」になったなとかとか。じーん。今日も朝から晩まで喋った。お疲れさま、私。

12月3日(金)

 オンラインミーティングを2つ。寝坊してもバレないのがいいところ…と思いきや、本当に間際まで寝てしまい、髪が爆発状態。ベレー帽をかぶって誤魔化す。シャワーしながら、もしくは風呂に浸かりながら、なんならプールで、つまりは水の中でゆらゆらと考え事をするのが昔から大好き。前世はワカメだったのかもしれない。今日はぼうっと考えながら、買ったばかりのジュリークのいいバラの香りがする洗顔クリームを、コンディショナーだと思い込み、まあまあな量を髪につけたところで間違いに気づく。覆水盆に返らず。勿体無い上に髪の毛がバッキバキ。今日はついてない。ついてないか、抜けてるだけか。夕方に娘の保護者会があり、窓辺に置かれた野菜の切れ端を育てている箱に癒されて帰宅。

11月30日(火)

 さようなら11月。THE SHE初のポップアップを開催できたこと、愛する妹が元気な赤子を無事に産んだこと。なんていい月だったのだろう。ありがとう、ありがとう。明日から12月…嘘だろう、嘘だと言ってくれ。2021年がもう終わるのかい! 色々と消化不良ではあるけれども、終わりよければすべてよしということでがんばりたい(毎年言っている)。最近、思うように筋トレに行けておらず体が鈍っている。時間とは見つけるものだろう?ともう一人の私が言っている。推しの動画を観る時間を削れば…いやいや…、なにをするでもなく喫茶店で新聞を読んだり、パソコンをぱちぱちやったり、本を読んでいる時間を削れば…いやいや、あの時間も仕事のうちであってだね….、睡眠を削るとダメなタイプだし、やりたいことはまだまだ溢れるようにあるのだけど、時間も体力もついていかないなあ。と言っているうちに1年が終わりそう。

11月28日(日)

 昨日、徳島空港に着くやいなや、娘から「はあー…ねえママ、また来ようね。」との言葉が出る。始まる前から終わりの寂しさを最小限にとどめるためのいつもの彼女なりの対策。大きな父(180cm・ゴツめ)が大きく手を降る様子が見えてほっこり。娘の学校があるので弾丸一泊二日・家には生まれたての新生児ということで特に出かけることもなく、ただひたすらに家で家族+お祝いに訪れる親戚とワイワイ過ごす。2人姉妹・自分の子は娘・一緒に暮らす犬もメスということで女系渡部家に舞い込んできた久しぶり(父以来)の男子、可愛いねえ、小さいねえ。同じタイミングで来ていた妹の夫、つまりは義理弟? でも向こうが年上だけども…とにかく妹の家族と取り合うようにしてできる限りで抱っこする。おっぱい飲んでおしっことうんちをして寝る。もしくは泣いてなかなか寝ない。ただひたすらそれだけの繰り返し。なんて尊いんだろう。ただそれだけを繰り返しているほやほやの赤ん坊に教わることの大きさったらもう…。愛犬のきなことも存分に戯れ、あっという間に帰京。次はお正月だね。頼むぜ…オミクロン。。。どうか広がらずに終わっておくれ。

11月27日(土)

 とびきり久しぶりに飛行機に乗り、とびきり久しぶりに娘と一緒に徳島の実家へ、生まれたての甥っ子に会いに帰る。コロナ以前は年に一度、多ければ二度は家族で旅をしていたが、娘も空港は久しぶり。2歳くらい(記憶がもはや曖昧)の娘と2人でロンドンへ行くなど、今思えばよくぞやってのけたなと。バンビの映画を観て興奮し、「可愛い、じゅう〜(ギューッ♡)」と前席に座るおじさんの額ごとモニター付きの座席を抱きしめるなどのハプニングを懐かしく思う。その節はすみませんでした……。後は妹と娘とハワイに行った帰り、空港の入口で早々にペットボトルを捨て去ってから並んだ列が長く、そんなときに限って「みじゅ(水)、ちょぉーーーだいっっ!!」と泣く娘。もうちょっとだから、もうちょっと!!と言うも、1ミリも動かないレーンの列。これまた懐かしいなぁ。そんなことを思い出しながら娘にまた自由に旅ができるようになったら、再訪したい場所は?と問うてみた。リゾート地と呼ばれる場所で海&プール三昧というかなと思いきや、答えはサンフランシスコであった。「なんかさーいいんだよね。あのよく行ってた大きな公園の滑り台のことはよく覚えているし、みんな大型犬を連れて散歩しに来ていて、自由に寝転がったりしてさ。それであの近くのお店の美味しいピザを食べたい」。お主、通よのう…。というか、老成してるよなあ。airbで借りたフラットもキレイだったし、近くのオーガニックマーケットでお肉を買って焼いたり、ドーナツを買ってきて小さい庭で食べたり、そういう暮らすような旅は確かに楽しかったよね。それは同感だ。きっとまた行こう。娘は絵が大好きで、ホテルから見えるサンフランシスコの街をスケッチしたりしていたっけ。ねえ…それはいいけど、生意気だよなぁ….。私の初海外旅行は中学2年生でグァムだったよ。ダイナーで食べたステーキの大きさとかクラムチャウダーの味とか、運んできてくれたウェイトレスのおばちゃんのカーリーヘアを今でも覚えている。帰りの空港で小さい香水のボトルをいくつか買ってもらって窓辺に並べたり。時代ですなぁー。宝物のような思い出。久しぶりの空港はセンチメンタルな気持ちになるのかもしれない。ということで徳島へ。

11月23日(火)

 ポップアップ明けの祝日。泥のように眠りたい気持ちを物置の奥底に押し込める気持ちで、撮影へ。朝からワイワイとおしゃべりしたり悩んだりしながらカットを進めていく。誰に頼まれたわけでもないけど喋りすぎて昼を待たずに喉がカラカラ。今日のモデルはエモンみゆきちゃん。みゆきちゃんから、10代の頃に過ごしたカナダのケベック州の話を聞く。フランスとカナダの文化が入り混じって定着した様子の街、見てみたいなあ。混ざり合ったもの、0か100かじゃなくて真ん中、曖昧なもの、目に見えないもの、そういうものを大切にしたいなと思いながら聞いていた。幼少の頃から繰り返し読んだ『赤毛のアン』のプリンスエドワード島にも行ってみたいだよねと話しながら、あ!今日、赤毛のアンの古着Tシャツを着てるわ!!と思い、ランチ中、おもむろに立ち上がり、スウェットを上げてそのTシャツをスタッフたちに見せた。よくよく考えたら、お弁当を食べている途中でいきなり何事かという感じですね、すみません。

11月22日(月)

 そういえば、昨日は酉の市。私はポップアップがあり今年は参拝できず、家族から新しい熊手の写真が届く。七福神が並ぶ可愛らしい熊手。今年もどうぞ、我々をお守りください。ポップアップ最終日は雨で月曜日だったけれど、やっぱりたくさんの方に来ていただいて嬉しい1日でした。撤収が終わり、事務所に戻って解散したのだけれど、一気に疲れが襲ってきて、階段であしたのジョーのごとく、何をするでもなく15分ほど呆然と座り込んだ44歳がここにいる。4日間、まともにメールの返信もできておらず、明日からまたいつもの日々を元気に送れるようにしっかりと寝よう。バスソルトをしこたま入れたお風呂に入ってー、頭皮ケアしてストレッチして……などと考えていたが、着のみ着のままベッドに倒れ込み、なぜか無意識のズボンと靴下だけ脱ぎ捨てて朝を迎えていた。

11月21日(日)

 ポップアップ3日目。今日もお天気で嬉しい。朝、私は大きな水筒にカフェオレを詰めてくる係、SACHIは朝ご飯を調達してくる係。3日目にしてカフェオレを入れる余裕がなく、すっぴん、まんが足(倍速&足を何重にも振り回して走っているところを表現しているアレ)でなんとか会場着。すまぬ。朝から晩まで今日も喋りっぱなしで口がカラカラ。ありがたいことです、本当に…。ファッションが好き、可愛いアイテムが好き、仕事が好き。だけど、結局のところ、1番好きなのは、人だなと改めて思う。自分にとって大切な人たちはもちろんだけれど、できることならば知らない誰かの役にも立ちたい、いいクリエイティブやアイテムを届けたい、それが何かのきっかけや幸せになれたならとても嬉しい。おこがましいかもしれないけれど、そんな風に思いながら、あっという間に1日が過ぎた。

11月20日(日)

 ポップアップ2日目。このポップアップのために5種類のシールを作った。THE SHEのウェブサイトに載せてある、小鳥を頭に乗せた犬とか、花柄のニット、カタカナ表記の「ザシー」ロゴなどなど。これが思いのほか好評でみなさん、たくさん持って帰ってくれて嬉しい。ママと一緒に来てくれた小さいお客様たちにもどうぞどうぞと配るのが楽しかった。「いつも日記を読んでいます、娘さんとの関係がとても理想的です」と言ってくれたゆいさん、ありがとうございます。サンリオで買ったチェキについて書いたことまで覚えてくれていて…あのとき、嬉しくてちょっと泣きそうだったけれどなんとか抑えました。セーフ。今日はエクストリームカシミアのいろんなアイテムが大人気だった。触って、着て、かなりの高確率で買ってくださる。THE SHEはいつもはオンラインだからこそ特に気をつけていることがある。それは手元に届いたとき、想像していた以上に素材がいいということ。エクストリームカシミアのみならず、それはすべてのアイテムに言えることなんですよ〜。安心してオンラインでも買ってくださいね、と隣でも同じことをSACHIが言っていた。