THE SHE

DIARY

2023 / Jun

6月13日(火)

 今日はオンライン打ち合わせが4本、ヘビーな入稿が1本。昨日のヘッドスパがいきなり台無しいう感じでうんうんと唸りながら、座りっぱなし。時々、お香を炊いたり、ルームスプレーをシュッとしたり、ハンドクリームを塗ったりと香りでリラックス。今、1番気に入っているのは<アスティエ ・ド・ ヴィラット>のNARAというお香。発売された時にあっという間に完売してしまい、随分と長く入荷を待った。他にはAWAJIもお気に入り。大きなトレイの上にお気に入りの香りものばかりを陳列して、そこから選び取る時間も好き。THE SHE magazineでも香りものを出してみたいなあと思っている。

6月12日(月)

 仕事終わり、娘の塾お迎え前の時間に久しぶりにヘッドスパへ滑り込む。いつもは頭皮が浮腫んでおり、首と肩がガチガチで、ここ最近で来たお客さんの中で1番すごいですと嬉しくない1番をいただく始末であったが、5月から始めたヨガと何とか時間を捻出している週1の筋トレのおかげか、「今日はかなりマシです!」と言われる。40も半ばになってくると、誰かの手に委ねるケアも必要よね〜とほくほくした気持ちで外に出て、ダッシュでお迎えへ。

6月11日(日)

 娘をとある行事に送り込んだ後は1日フリー。フリーというか、娘を夫に任せて事務所で入稿作業。途中、代々木寄りの新宿にあるスタバで作業をしたのだけど、見渡す限りに勉強する人で溢れていた。さすがに覗き込むことはできないので定かではないが、学校や塾の勉強をしている学生に、英会話や資格の勉強をしている社会人がたくさん。その隣で時々、KPOP関連のTikTokを見る気まずさたるや……。入稿の神様が「いやー低気圧はつらいね」などと、またもやサボっており、筆の遅いこと、遅いこと。自己啓発本、HOW TO本は一切読まないが、集中力アップについて書いてある良書があれば手に取りそう。とほほ。

6月10日(土)

 午後から娘と2人で、娘の一泊二日の学校行事のための買い物へ行く。小学生時代とは違って、羽織ものひとつ選ぶにも時間がかかる。やっとこんな風に一緒にショッピングができるようになったのね〜と少し嬉しい。いつもは制服で通っているので、本格的に初めて私服を披露するというわけなので、気合が入るってもんだ(私が)。家にあるそれなりに大きいイルカの形をした目覚まし時計を持っていくというが、はたしてどうなるか。娘は家に帰ってから、戦利品を夫に見せ、2人でコーディネートについてあれやこれやと話していた。そういえば買い物の途中、お茶でもしますか〜とカフェに立ち寄る。隣に座っていた若い女性が一人でミルクシェイクを飲んでいた。帰りがけ、そっと手を合わせて誰にも聞こえないくらいの声で「ごちそうさまでした」と言った。私はなぜだかとても幸せな気持ちになって、夜、眠りにつく間際までその仕草を思い出してはほんわかとした。それは今も持続している。もしかして神様かなにかだったのか….

6月9日(金)

 今日は仕事の合間にヨガをやり、筋トレもやり、身も心もものすごくすっきりしている。やはり、多少なりとも体を動かす方が集中力もアップして、ポジティブに生活できるな。なんて分かっちゃいるけど、気がつけばソファにヘンテコな姿勢で寝転びながら携帯を見たり配信を見たり、お菓子食べたりしちゃうのよね〜(ヤメロ)。夜はなぜか勢いづいてDisny+に加入してしまい、娘と久方ぶりにアナ雪を観る。娘がまだ保育園に通っていた頃、世の中は空前のアナ雪ブームだった。娘がエルサ、私がアナという配役で一体全体何十回と劇中歌を歌い、セリフを言い、遊んだであろうか。私だってたまにはエルサがやりたかったのだが。その頃と変わったことと言えば、私がふざけてセリフを言ったり、口調を真似たりすると「やめな!」と言われること。そして、今のって英語だとなんて言ってるんだろうね?と巻き戻して英語&英語字幕で見ることだろうか。成長の証だね。しかし、久しぶりに見たにも関わらず、アナの歌とセリフ、ほぼ覚えていた。繰り返し練習することの重要性を妙なところで再確認。

6月8日(木)

 昨日、長い1日であったと締めているが、その後に入稿を終わらせるはずがさすがに寝落ち。朝、原稿が書ききれずに、THE SHEのアートディレクターもお願いしているKUMAとの打ち合わせを1時間ずらしてもらう。KUMAが買ってきてくれた美味しいパニーニとカフェラテをいただきながら、雑談したり、真剣に打ち合わせしたり。まさかの干支が同じで一回りも年下だということを改めて知り、驚く。しっかりとして落ち着いているから、ちょっと年下の友達、くらいの気分でした。すまん、KUMA。原稿を終わらせて、昼からスタイリストのタマさんと展示会巡り。途中、「そんだけ原稿頑張ったんだからいいんじゃない?」と言ってもらって昼間からちょい高めのハンバーグ定食を平らげる。5つ展示会を周り、途中で色んな先輩たちと合流したり、お茶したり。楽しい1日だった。

6月7日(水)

 今日も今日とて朝5時45分から娘のお弁当作り。これまで夜型代表のような生活だったため、強制的に朝型にするのはなかなかに難しい。娘が寝てからまた仕事に戻ったり、ネットフリックスなどの配信を楽しんだり(ヤメロ)。気がつけば1時ごろになってしまい、睡眠不足が続く。今日は娘送り出してからソファでうつらうつらとしてしまい、うっかりと撮影に30分も遅刻。今日は気心知れたカメラマン小川くんとじっくりと物撮り。「ごめん、弁当作った後に寝落ちしちゃった!」とLINEを送ると「お弁当お疲れ様です。それだけで尊敬します」との優しい返事に救われる。撮影しながら「ごめんねー、金曜日ともなると疲れが溜まっちゃってね〜」なんて言ったが、まだ水曜日だった。ライフスタイルブランドの撮影で、部屋の中でスプレーを持っている場面が撮りたくて、自分の手を入れたら黒い。もう日焼けしている。「いやいや、影を落としている照明のせいですよ」とまたもや小川くんは優しかったが、しっかりとレタッチをお願いする。その後にオンラインミーティングひとつやり、展示会を2つ回って、娘と娘の親友を塾に迎えに行く。はひー、長い1日であった&まだ週中か〜。

6月5日(月)

 昼にスタイリスト夢乃が事務所に来る。3年ぶりにパリに行くとのことで、今の夢乃に読んでほしい本を2冊渡して送り出す。夕方からとあるブランドのキービジュアルのコーディネートチェック。久しぶりに会った、クライアントのなおみがものすごくすっきりと痩せていてとびきりきれいになっていた。聞けば、ささみを食べ、筋トレをしているらしい。やはり、筋肉は裏切らない。私も頑張ろうっと。

6月3日(土)

 午前中から撮影。スタジオが事務所から徒歩の距離だったため、てくてくと歩いていく。梅雨前の曇り空、じめじめと湿気が高くて、汗はかくけど体は冷える。さらには低気圧続き。湿気が体内に溜まらないように、今月は特に運動したいなあ。週末の撮影だけれど、ふとスタジオを見ると、今日は年下の女性ばかり(この後、すぐに男性モデルが来たけれども)。かわいいかわいい後輩たち、皆に幸あれ!と思う、いつの間にか最年長になっていた私である。

6月2日(金)

 スタイリストの飯田珠緒さんと1日、展示会巡り。タマさんが車を出してくれて、雨なのに快適。ずっとおしゃべりしながら秋の新作を色々とチェック。東京も「警報級大雨」と天気予報が脅すので、娘の塾をオンラインへと切り替える。いえーーーーいと大喜びの娘に多少イラッとしながら、これまたオンラインに切り替えたヨガのレッスンを受ける。最近、どうにもこうにも首と肩と股関節が凝り固まってしまい、じっくりとマンツーマンでヨガを教えてもらうことにした。まだ4回目だけれど、驚くほどに体が伸びて、身も心も解放できる1時間が楽しみで仕方がない。わー、これだよ、これこれ、私が欲しかった時間はこれ! そう思ってふと思い出したのが、そういえば事務所移転により、私の大好きな「バスの中で読書」ができていないということ。電車の中ではなくて、バスがいいんだよなー。チラチラと移りゆく景色を見ながらぼーっと揺られたり、また本に目を落としたり、時々、寝たり。今月はバスに乗ろう。実に地味でありながら、私の至福の時だから。

6月1日(木)

 久しぶりに東京でCHANELのショーが開催された。目の前でコレクションをしっかりと見えて、パク・ソジンを近くで拝むことができて、日本中の顧客、シャネラーの方々をじっくりと観察して帰宅。あきはそろそろフルでパリコレにも行きたい。

5月のこと

 どうしよう、3回まばたきする間に5月が終わってしまった……。まとめて振り返り、6月こそはコツコツと日々のあれこれを書き溜めたいと思う。
 5月12日に大好きな祖母が亡くなった。冬に骨折してしまって以来、リハビリのために入院していて、やっと足が治ったところで逝ってしまった。それでも満100歳。長生きしてくれて、たくさんの幸せをくれて、ありがとう。その一言に尽きる。最後は私も立ち会えて、娘、孫、ひ孫に見守られて天国へいったおばあちゃん。あまりにも多くの思い出があるけれど、それはおばあちゃんが長生きしてくれたからに他ならない。100歳近くにして「老後のお金を残しておかないと心配」と口にしていて、私の12歳の娘(つまりひ孫)が「老後の概念とは何?」と笑っていた。いつだって前向きでポジティブ。弱音を吐いているところって、そういえば見たことも聞いたこともないかも。旅行もたくさん連れていってもらったし、私が上京してからは東京にも遊びに来てくれた。背の高い、私の父を見て「風呂屋の煙突」、25.5cmの私の靴にそっと足を入れて「子猫が住めそう」などと笑い、チャーミングというか、ちょい毒舌というか…(笑)。2月に私の娘が第一志望の中学校に合格したときは病室で大喜びしてくれた。100歳か、まだ折り返し地点にも来ていない。おばあちゃんを見習って元気に頑張るね。
 おばあちゃんを看取り、天国へと送り出すまで約6日間。母が胃腸炎になり、1歳の甥っ子は40度の高熱を出し、私はぎっくり腰になって、治ると同時に46歳になった。カオスな数日だったな。あまりにカオスで誕生日のことを忘れていたけれど、東京に残っていた娘から朝イチでおめでとうのLINE。夫は後日、素敵なTシャツをくれたし、サチからもLINEをもらった。素敵な1年にしたい。
 そしてお葬式を終え、予定よりも1日遅れで韓国出張へ。GUCCIのショー取材やら、撮影やら、スタッフでサムギョプサルを食べるやら。次回はもっとゆっくり行きたい。もうひとつ、私に負けず劣らず、いや、多分、私以上にカオスの毎日を送っていたのがSACHI。なぜなら、BIELOのデザイナー、ジョセフとタッグを組んで、BIELOの新しいカプセルコレクション、「BIELO SERIE N1」を作り上げたからである。拍手!!! 5月末にはプレス向けに発表も済ませたけれど、本当に大人のための「かわいい」が詰まったコレクションで、大盛況だった。これは、後日、THE SHE magazineで取り上げるので乞うご期待。ありがとう5月。