THE SHE

DIARY

2023 / May

4月16日(日)

 コロナ前にSACHIと行って以来、実に3年ぶり?の台湾へ。今年は今ある場所をしっかりとした拠点にしながらも、外へ外へと出て行きたい気分。そう思うの自ずと海外出張が増えてくるのが不思議。台湾なのにうっかり早く空港に着いちゃったよ〜と思いながら、入り口を見て愕然。ものっすごい数の、主に外国籍と見られる方々による、長蛇の列。確かに原宿近辺は観光客で溢れかえっているけれど、いつの間にこんなにもの人たちが日本に来てたの??と驚くほどの列。久しぶりの羽田空港をゆっくりチェックするかーなんて思っていたのに、さくっと朝ごはんを食べたら、早くも搭乗のアナウンス。

 ああ、台湾。久しぶりだね、元気にしていた? お互い、色々と大変だったねえなどと心の中で挨拶を交わしながらホテルへ。ちょっと奮発して、大好きなマンダリンオリエンタル台北に宿泊。早速、油化街をぶらぶら歩いた後に、夜はこれまた久しぶり、グリーンピーススープで有名な雲南人和園へ。「3年ぶりに来たよー」、「アラー、嬉しいじゃない、懐かしいでしょう、ありがとうねえ」、「お母さんたち、お元気だった? お店が新しくなったね」などとわあわあと日本語で話して食べて、はー、いい夜だなと幸せな気持ちになったところで、財布の中の現金が足りない。オードリー・タンのイメージが強くなっていて当然、夜市以外はカードで支払えるものだと思っていたのが大間違い。今度は、「ごめん、現金取ってくる!」、「ちょっと身分証明書のコピー置いていくから待ってて」、「いいよ〜明日でいいよ〜」、「いやいや、ダメダメ」、「もう、お母さん怒るよ!大丈夫よ〜」などと押し問答?を繰り返した挙句、滞在期間中にお金を持ってくることでよいされ、帰される。久しぶりの台湾に謝りたい。そしてその優しさにお礼を言いたい。

4月15日(土)

 今日はaespaのさいたまアリーナ公演に参戦。KPOPを考察すべく、いろんなアーティストの現場に行っている。当然、すべてのグループのペンライトを買えるわけではない。娘は非常にマナーよく、律儀に応援をするタイプなので、ペンラの代わりに握り拳を固く握り、周りのペンラと同じリズムで振っている。私はキャ〜ッ、冬子ぉぉぉ!などと大声を上げたり、音楽に合わせて「NEXT!! LEVEL!! YOー」などとノリノリで踊ったりしては、娘に脇腹を肘でつつかれていた。どちらが親だか分からない。隣の席は、大学生か、新卒社会人くらいの若い2人の男性で、そんな娘を不憫に思ったのか、「これ、使う?」と2本使いしていたペンラのうちの1本をそっと貸してくれた。優しい。私はじーんとしてしまって、aespaのみんなも、ここに今日集まったみんなも全員が幸せでありますようにと願いながら、踊った。貸してもらったペンライトは、薄暗い会場のパイプ椅子の上で、ぼんやりと青白い光を放っていて、なんというか、そのケミカルな光の美しさをずっと覚えていたいと思いながら、また、踊った。つまり、踊りに踊って帰宅。

4月12日(水)

 早朝のお弁当作りが始まり、3日目。小学校時代からずっと弁当を作り続けてきたベタラン私立組からは「ま、慣れたら起きて30分で完成だね」と教えられたが、その域に達するのはまだまだ先のよう。てんやわんやで、多いかな、少ないかな、バランスはどうかな、喜ぶかな、などと考えながら詰める。なにを入れてほしい?と聞いたら、回答が「かぶ」であった。大好きだもんねえ。今週は打ち合わせと締め切りも連打で、夕方にデスクにおでこを打ちつけて寝てしまったりして。

4月8日(土)

 娘の中学校入学式。真新しい制服、ちょっと緊張した横顔、それでもたくましい足取りでさっさと教室に入っていく娘。本当におめでとう。実り豊かな3年間となりますように。私もお弁当作り、頑張ります。式とオリエンテーションを終えた娘を迎えに行くと、早速、お友達と楽しそうにおしゃべりをしていた。親としては、コミュニケーション能力は小学校高学年でぐんと伸びた感覚があり、心配はしていなかったけど、それでも、やっぱりほっとした。夜は抽選を引き当てた、BLACKPINKの東京ドーム公演へ。4人ともがプロ中のプロで、洗練されたプロフェッショナルなライブだった。そしてまあ、本当にこれまた360度、どこから見ても美しい姿。どれだけの努力の上に成り立っているのか。私もちょっと体鍛え直さないとなと思いながらも、終えてすぐ、娘と2人で焼肉を食べながら考察タイム。世代を超えて共通した意見としては、ブルピンはとにかくプロ!最初から最後まで磨き上げたプロの舞台を堪能できる。でも、ステージ上も見ている側も、思わず涙が込み上げてくるような”エモさ”は俄然、TWICEが上。どちらもそれぞれ、とっても楽しいことは同じだけれど。あとは事務所別のライブ運営やら衣装やらなんやら話しながら、ジュージューと肉を焼く、楽しい時間だった。