THE SHE

DIARY

2020 / Nov

11月27日(金)

 三連休明けの金曜日はあっという間にやってくる。あわあわ。やること、やりたいことはてんこ盛りなのに、地に足がつかずにふわふわしたまま、週末を迎えてしまう。今月はなんだか頭ばかりで考えて体が追いつかないというか、頭と体と心がこう、うまく連動しない感じの一ヶ月だった。心配、恐れ、怒り、停滞、疲労、逡巡。世の中全体もそんな感じだったのかもしれない。週末で整えて12月に向かってリスタートしたいところ。

11月26日(木)

 久しぶりにファッションエディターとかスタイリストがぎゅっと集まって雑談できる機会があって、色々と情報交換。前はコレクション会場でショーの待ち時間とかに私はこう思うけどどうですか?とか、どこどこのブランドは絶対日本でも流行りそうとか、今、女性の消費ってこんな感じですねとか、仕事に関係あることもないこともたくさんしゃべっていたのに。本当に雑談が懐かしい。なんてことない雑談。
 夜、毎年恒例の酉の市へ。毎年、大混雑で人が溢れかえっているため、躊躇しているうちに三の酉まで行けず。いざ行ってみれば出店はひとつも出ておらず、入り口では検温と消毒、忘れた人のためにマスクまであって万全の体制でホッとした。前に並んでいる驚くほど大きな熊手を持っている男性が2人いて、見るからにホスト。というか聞くにあたってもホスト。「コロナ禍で儲かったの、マジでうちくらいっすね!」と話していた。私よりも細い脚に尖った革靴を履き、ルイヴィトンのウィメンズのハンドバッグを持っていた。娘が「コロナなのに儲かったって。あんなに大きいの持ってて社長かな?どんな仕事している人?」と聞かれ、説明に窮した。いつもなるべくごまかさずにできる限りで説明しているが、さすがにホストクラブはどう説明すればいいのか分からないなあと思っているところで友達、あずさにバッタリ。「今年、お酒飲めへんから先に飲んできたわー、わっはっは。」といつもながらに豪快でからりとしていて、なんだか嬉しくなった。近所に住んでいて、今月、泊りがけで遊ぼうと約束していたのに私の都合でダメになったから、12月こそね。帰り道、すっかりホストのことは忘れた娘の頭上にでかでかと「職業、イケメン」というホストクラブの看板が。やめてくれーい。

11月25日(水)

11時過ぎから、サチとTHE SHEの打ち合わせ。久しぶりに我らが「ハワイ」と呼んでいる、近所のハワイアンテイストのカフェへ行く。ここは全然おしゃれな感じじゃなくて、ソファのクッションにヤシの木のプリントが施されていたり、スパム缶のポーチが売られていたり(サチが買っていた)、外国で売られているハリボやらオレオがバラ売りされていたりして、そこはかとなく店主のハワイ好きがうかがい知れるというカフェ。自分でくんで持ってくる水のプラスチックコップには、ヤシの実が刻まれている。近所のおばちゃんたちが飲み物一杯でどっしりと腰を下ろし続けていたり、女子高生たちがワイワイ宿題をやっていたり、思いっきりガラガラだったりと、なんというか地域に密着しつつ、のんびりとした場所で好きだ。「今日、ハワイを覗いたらおじいちゃんたちが会合を開いていた」などと逐一報告しあっている。この日は私はカフェオレとスパム、スクランブルエッグ、パンケーキのハワイ特性ブレックファストプレート、サチは蒸した豚肉とたくあんとなにかが乗った丼を食べた。このいい意味で微妙な感じが落ち着く。落ち着くし、ゆるりとして、洗練されていない感じが本当にハワイっぽい。ハワイ(本物のほう)に訪れるたびに立ち寄っていた「TOWN」というオーガニックレストランがあったのだが、コロナの影響で閉店したとの噂を耳にした。悲しい。世田谷のハワイはどうにか持ちこたえてほしい。午後から連載の取材。フォトグラファーの新津保さんからお歳暮ですと、都立大学のちもとのお菓子をいただく。大好物。ありがとうございます。

11月24日(火)

今日は朝から娘の習い事のオリエンテーション、入稿、打ち合わせと始終、ドタバタした1日。習い事のオリエンテーションに、なにも考えず、<ドリス ヴァン ノッテン>メンズのヒョウ柄のニットとチェックシャツで行ったら、まさか、というかまさかじゃないだろうけど、まさかの周囲のお母さんたちがネイビーだらけで思いっきり浮く。受験でもあるまいし! と驚くも、私の方がよっぽど場違いな人間なのだろう。すみません。娘は小学校受験を経験していないが、近所の国立小学校の説明会だけ聞きに行ったことがある。その時はかろうじてストライプのシャツとネイビーのパンツ(でもお気に入りのやつ)で行ったが、講堂の後ろから見て興奮した。私、今、人生で初めて200本くらいのネイビーのリボンバレッタを一度に目にしている!!! 見渡す限りに咲く、青い花。ブランド名がこれ見よがしに目に付くバッグはNGとか、母親はあくまで添えものだからネイビーのスーツはこんな感じでとか、いろいろとルールがあるとお受験組の友達に聞き、俄然、興味を持って調べまくったことがある。目立ってはいけないが脚は細くみせたいからなのか、インソール入りのスリッパを履いている人のまあ、多いこと多いこと。こちとら普段からスニーカーばかりでスリッパなんてね、もう、、、あの美意識の高さを煎じて飲む必要がある。ヘアメイクも判を押したように均一、見渡す限りのネイビースーツ。なんだかちょっとだけ、日本の教育の闇を感じた気がしたのだけれど、いつか「ネイビーの受験戦士」というコラムをどこかで書いてみたい。

11月23日(月)

 3連休最終日。結局どこにも出かけず、かといって掃除や原稿がはかどることなく、終わっていくこの感じ。ものすごく損した気持ちになるけれど、ぐーぐー寝たり、ぼーっとする時間が明日の自分を作ると思って肯定したい。娘と器に盛られたアイスクリームを食べていたのだが、かじりながらふと娘が「茨城県」と言うので爆笑した。いやあ、アイスをかじりながら都道府県は浮かばなかったなー。相変わらずにユニーク。

11月22日(日)

 感染者は増えるがTVで見る限り、そしてSNSで見る限り、多くの人々が旅行している。爆発的な感染に繋がりませんように。我が家はもっぱら家の中と出かけたとしても近所のみ。娘がインドア派で助かる。人が多いだろうなあでなんとなくまだ行けていない、11月恒例の酉の市をどうしたものかと思っているまま、もう来週の三の酉しか残っていない。むむむ。

11月21日(土)

 3連休スタートなるも、結局、夕方まで原稿。脱稿した後、家族で近所のお魚が美味しい居酒屋へ。娘と一緒に社会の問題を見直していたとき、5択で最終的に鯖か鮭か迷って間違えたという問いがあった。最後のヒントが、その魚は脂が乗っていて、網焼きで焼くと美味しいとかなんとか。大人からすれば、脂といえばそりゃ鯖でしょうと思うのだが、「だって、私、そんなに家で魚たくさん食べてないし…」。グサッ…すみません、確かに鯖の味噌煮とか、あんまり作らないですよね。「どっちに脂が乗ってるとか知らないし…家で食べてないから…」。分かった、ママが悪かった、もうやめておくれ! というわけで、子育てはブーメラン(違うか)。まあ、楽しくニコニコ笑ってたくさん話して元気であれば良しとしようではないか。

11月20日(金)

 今日は1日、入稿に次ぐ入稿。THE SHEの新商品<エクストリーム カシミア>や<ラストフレーム>の新入荷につき、商品詳細をまとめたり、雑誌連載の原稿を書いたり。家は家族に任せ、今日は事務所に泊まり込みだ! 入稿続きの日になんだかんだでやっぱり深夜になり、ちょ、ちょっと仮眠…となって一人用のソファに丸まって寝る。簡易ベットもあるが、いや、本格的に寝たら絶対に起きない。”斜め寝”じゃないと…寝たら遭難するぜ…と思いながら、気がつけば結局早朝まで寝ちゃってたりして、こんなことならベッドでちゃんと寝ておけばよかったー!ってことを20代からずっと繰り返しているんだけど、何歳までやるんだろうか。ちょっと、楽しみ。今月はなんだか、こう、晴れ晴れとしないというか、特別になにかあったわけではないが、過去を思ってクヨクヨしたり、ぼーっとしたり、疲れやすかったりして停滞気味。甘やかすわけじゃないんだけど、それでも、自分だけは自分の味方でいようと思ったりもする。お疲れ、自分! 原稿が終わったらチョコを食べてぐうぐう寝るのだ。

11月19日(木)

 ついに1日の東京のコロナ患者が500人超え。まあ、対策は個人に任されているし、GO TOはやってるし、具体的で進化した策もないわけだから、当たり前か。手洗い、うがい、改めて気を引き締めてやろう。さぼっているわけではないのだが、最近、娘に夕飯なにがいい?と聞くたびに「お鍋」という。白身魚や豚肉を入れた寄せ鍋をポン酢で食べて、締めはおじやというのが好みの様子。その小こい体のどこにそれだけ入るのだ?というくらいに食べて、食後はみかん。渋いね。冬だね。

11月17日(火)

 週末の撮影の写真がデータで届いたので、セレクトしたり、レイアウト用の絵コンテを描く。最近はすっかり絵コンテもi-Pad上で描くようになった。ページ数によってコンテ用紙を束で棚に保管しておき、書き分けていたのが懐かしいくらいに、もうi-Padばかり。写真のやり取りも絵コンテのやり取りも全部PC上。どこまでも進化していくなあと改めて思う。新人編集者だった頃、あら、もう20年も前だが、撮影後にはカメラマンから届いたポジの束を写台に運び、ルーペで全部見て、写真を切り出して透明のポジ袋の入れてとやっていたな。没頭しすぎて振り返ったら編集部に誰一人としていなかったクリスマスイブとか。昔ならではの良さは間違いなく、ある。それでもやっぱり手法も思考も時代に沿って、楽しんで変えていきたい。

11月18日(水)

 最近、動き回るよりもじっと机に座って調べ物したり考えたりする時間がかなり増えていて、なんだか閉塞感を感じる。旅に出たい(出ないけど)。自分のまったく知らないことや想像もつかなかったことを見たり、聞いたり、感じたりしたいなあ。SNSを見ずに小説を読むだけでも気分はかなり変わる。
 10歳の娘が一応、中学受験をすることになりそうなので塾に通っている。昨今は、テストが終わるたびに『鬼滅の刃』の柱会議を模範にし、テスト会議をやっている。母(親方様役)『数子(数学)、国君(国語)、りか子(理科)、社介(社会)。今月も誰も欠けることなく、テスト会議を始められることを嬉しく思うよ。まず、誰から発表しようか。」 娘「親方様、1番不安なりか子から願います!」 母「ふふふ、そうだね…悪いが、りか子、君には柱の資格はないかもしれないな…点数00点、偏差値00、番数000。あああ…」。娘「お、親方様、大丈夫でしょうか?」母「すまないが布団を持ってきておくれ…寝込みそうだ…」。母「国君、君はうんと頑張ったね。私の可愛い子供達…次もよろしく頼むよ」。娘「御意!!!!」などとやっているうちに盛り上がりすぎて、りか子が家出。新しいりか子を迎えるべくオーディションを開催、すると本当のりか子が泣きながら戻ってきて…と訳のわからない空想が進みすぎて、結果的にテストの見直しすらせずに就寝というあるまじき事態が起こっている。注意したい。

11月16日(月)

ついにNetflixで待ちに待った『THE CROWNS』のシーズン4が始まった! また睡眠との多大なる戦いも始まってしまう…。英国王室を通して、イギリスの近代史を深く学べるところがとても興味深い。ついにダイアナもサッチャーも出てくるし、エピソードが終わるたびにGoogleで検索、そして次のエピソードという輪廻状態が止まらないのである。若き妃のダイアナを演じる、エマ・コリンは早速、海外の主要なファッション誌に登場しまくっているし、私のイギリス時代の友達もウキウキとしてSNSにこの話題を挙げていた。きっとダイアナの結婚、サッチャーVS王室、フォークランド紛争などが題材になるだろう。ああ、楽しみ。ELLE onlineで『英国ロイヤルズ-生き方というドレスコード』という連載を持っている。そろそろ書かねばな。霧たちこめるロンドンの朝に、薄いミルクティを飲める日を心待ちにしている。

11月15日(日)

 楽しみにしていた撮影&インタビュー。編集者にあるまじき雨女だが、他のスタッフが晴れを引き寄せてくれたため、雲ひとつない青空。嬉しい。昨今はコロナ対策&サスティナビリティの観点から、タレントさんやスタッフの飲食も変わってきた。今日はお弁当も木箱で飲み物はすべて紙パック。日々、できることからコツコツと。

11月14日(土)

 夕方から渋谷へ。娘がVIRONのバケットサンドをたいそう気に入り、また朝ご飯に食べたいという。10歳でVIRONを知るとは…。都会の子供は恐ろしい。何気なくニュースを見ていたら、気象庁が動植物観測の9割を廃止するとの発表を目にした。なんと寂しいことであろうか。田舎育ちだからか、四季折々の鳥の初鳴きや開花のニュースで季節を感じてきたので、とにかく寂しい。人間社会と自然のあるべき距離の保ち方や感じ方がますます間違った方向に進まないことを祈る。夜は久しぶりに大好きなベトナム料理屋の「ミスサイゴン」へ。今日は厨房に1人しかいないとのことで、待てど暮らせど料理が出てこないが、娘は待っている間に絵をたくさん描けるから嬉しいとのこと。イマジナリーフレンドの犬のマフラー(メス)がもし鬼滅の刃の隊員だったら・・・という二次創作のおつきあい。リボン柱、壱の型「固結び がんじがらめの舞」などという型やら隊服やらを創造し、絵と文字を書き込んでいく。鬼滅のおかげで私よりも旧漢字に詳しくなっている。とかなんとかしていても、まだ出てこない。隣に座ったベトナム人の女の子と英語で話をしていたのだが、「あなたのテーブル、全然、料理がこないね。ちょっと言ってきてあげる!」と親切に厨房を覗きに行ってくれた。親切にしてくれて、ありがとう。そして、ベトナム人の技能実習生の悲惨な現状を取材したニュースや、逃げ出した彼らを受け入れているNPO法人のことを思い出して、本当に胸が痛くなった。利益第一主義で人を人と思わないような利己的で差別的な企業は今すぐなくなればいい。

11月13日(金)

 「13日の金曜日って不吉なんでしょ…」と娘が聞いてきた。まあね。でも私、13日金曜日、しかも仏滅生まれだよ。じいじとばあばは生まれた日がこんなに西洋でも東洋でも悪い日ってことは今日が最悪の日で、これからの人生はいいことだらけってことにしたらしいよと言うと、「…あの2人らしい考えだね、それは…。」とのこと。褒めているのか、呆れているのか。娘の塾のテストが終わったので、今日は2人で夜更かししてムービーナイト。娘の嬉しそうなことといったら。

11月12日(木)

 今日は夕方から、新しい企画に向けての楽しい打ち合わせを経て、サチと2人で恵比寿へ参鶏湯を食べに行く。2人とも仕事が、そしてTHE SHEの取り組みが大切で楽しいから、ああしよう、こうしようと気がつけば仕事の話ばかりして帰ってきてしまった。でも、とても楽しかった。時々、なぜか無性に観たくなる映画がある。私は長年それが『ノッティング ヒルの恋人たち』である。小難しくなく、音楽が美しく、愛するロンドンの街とブリティッシュイングリッシュが堪能できる。この前もたまたま見返していた日に、編集者仲間で同世代のまゆも同じ日に観ていたことが判明。あの時のジュリア・ロバーツの美しさは格別だと彼女は言っていた。私は初めてヒュー・グラントとジュリアがデートするシーンで、ジュリアが着ていたツルツルのシルクのチャイナジャケットのスタイリングが大好き。夜のとばりに、ロマンティックに光るツヤツヤの素材がなんとも美しい。今月はもうすぐ『THE CROWNS』のシーズン4も始まる。あー、待ち遠しい!!!

11月11日(水)

娘が小学校から戻ってきた時、ピンポーンと玄関を鳴らすのだがドアを開けずに不在と見せかけ、机の下に隠れて「おかえり」と言ったり、『気滅の刃』の柱たちがお館様の前に揃う時のポーズ(片膝をつく)で静かに玄関先で待つなど、100%馬鹿らしい出迎え方をすることにしている。まだネタは尽きていないが、いつまで続くか。しかし今日は戻ってきた娘の方があまりに面白かった。朝着て出かけたブルゾンを、なぜかランドセルに着せてしっかりボタンを留め、自分はトレーナーだけで帰ってきたので見た瞬間に爆笑してしまった。擬人化による二人羽織。暖かくなったからとて、手に持つという選択肢はなかった模様。斬新な着こなし!!!

11月10日(水)

 11月ももう10日! 実は11月の初めに友達の紹介で、朝6時半ー7時にZoomでピラティスのクラスを受けることにした。月水金、土日、受け放題で月3000円。安くて健康的で朝型にできてよさそう。Zoomだから寝起きボサボサのパジャマでもこちらの画面をオフにしてしまえば問題ないし、気楽。そう思って早10日。まだ一度も参加できていない…。いい加減にしろ、私! 家族に話したら、起きる気配すらないと言われてしまった。よおし、明後日こそ! だけれど、NETFLIXで始まった、『クイーンズ・ギャッンビット』がとびきりに面白くて、早速、私の睡眠時間を大きく削ってくる。孤児院で育った少女がチェスで世界的に有名になっていく話。話も最高に面白く、60年代の背景やファッションも繊細に描かれていて興味深い。というわけで、早起きできるはずがない。(あ、もう諦めてる…)

11月9日(月)

 北海道から始まり、じわりじわりと日本でもコロナ患者が増え始めている。第3波なのだろう。身を引き締めていかなければ。早くインフルエンザの予防接種をしようと思いつつ、紛失した保険証が見つからない。いい加減にしろ、私! 今日は1日、家作業。原稿を書いたり、アシスタントのえりちゃんの原稿を見たり、掃除したり。座りっぱなしで体が重いな。

11月8日(日)

 日曜日だが、朝から撮影。今月はなぜか週末に撮影が多い月。そういえば、来週の日曜日も撮影だ。今日のモデルは20歳の石田夢実ちゃん。メイク中の手元を覗くと、携帯の後ろにBLACKPINKのジェニーの実写シールが貼ってある。きたー、韓流ガールズグループ好きの若者! あれやこれやと情報をシェア。撮影のBGMは夢実ちゃんによる韓流ガールズグループリミックスだったので、時折、ダンスを披露するアラフォーの編集者に現場スタッフが困惑気味に。申し訳ない。

11月7日(土)

 昼近くに友達と待ち合わせてサンプルセールにひとつ足を運び、そのままお昼ご飯&お茶。気がつけば4時間半くらいしゃべり倒し、そのまま、月1で通っている、料理研究家の野口マキさんの料理教室へ。今日はワンプレートの簡単なおせち料理。娘に一緒に作ってみたいなーと言われていて、プレッシャーを感じていたのだが、これなら作れそうだ!終わった後、今日はそれぞれに家族が子供を見ているからということで、ママ友のかおりさんとファミレスにてまた深々とおしゃべり。1日トータルで相当にしゃべったと思う。あー、ストレス解消、楽しかった。

11月6日(金)

 昼からプロデューサーのサチとランチ&話し合い。松陰神社界隈にある、大好きな「街の中華」屋へ足を運ぶ。ここはいつも近くにある国士館大学の柔道部の生徒さんなどがおびただしい量の唐揚げ定食やラーメンを食べていて、それを見るのも大好き。白飯、ラーメンのスープ、おかずがどどんと出て700円。安い、うまい、大盛り。最高。サチと別れ、月一定例の取材へ。6日は本当に鰯雲が美しい空が広がっていて、取材が終わり、しばし皆で世田谷の空を見上げてぼーっとした。私には地中海の遠浅の海辺に見えて(行ったことないけど)、その港町にある小さな地中海料理屋の軒先きみたいなところで冷たいレモネードを飲んでいる自分がいた気がする。と、幸せな想像の世界に長々と浸るわけにもいかず、ダッシュで事務所へ戻り、最後に打ち合わせを一本。次の撮影もワクワクするなー。

11月5日(木)

 午前中から30分、オンラインでストレッチ&軽い筋トレ。清々しい! 昼から先輩編集者のノビコさんと、後輩編集者のなゆたと三人で久々のランチ。仕事のこと、生き方のこと、消費のこと、小さなことから大きなことまでしゃべり倒して解散。話すことで整理できることもあるし、他者から全然知らないことや思いもよらなかったことを聞かせてもらうのが本当に好きだから、誰かと他愛もない話をする時間は大切だ。「時代なんかパッと変わる」という80年代のコピーが好きで、ここ2年くらいは自分の積み上げてきたものとか凝り固まった価値観とかが何かの拍子であっさりと変わることがあっていいし、変われる自分でいたいなあと思っている。以前、言葉を綴ることを生業にしている知り合いが、「内省なんてしない。内省なんてしたって落ち込むだけで自分にとっていいことないですしね。」と言っていたのを聞いてなんかスーッと心が軽くなった。それはちゃらんぽらんで自分との対峙から目をそらすということでは決してない。自分の中ですぐに白黒つけて、0か100にすることよりも、ある程度自分の心を空っぽにして空洞を作っておくことで思いもよらなかった答えが外から入ってくるということ。そしてロジックや論破が上手くなることよりも、感覚が研ぎ澄まされていくことを取るということなのかなと思った。

11月4日(水)

 朝の9時から打ち合わせ続き。お天気もよくて時間もたっぷり使えて気分がよい。打ち合わせをこなしつつ、頭の片隅にはアメリカ大統領選挙があって、時々速報を見てはドキドキ。交感神経が優位になりすぎている感がひしひしとある。どっと疲れそうだなぁ。日本のファッション雑誌のツイッターやラインに、「メラニア夫人の過去の着こなしをおさらい」的な記事が流れてきてちょっと凹む。そんなことでいいのだろうか…そこから興味を持ってもらって政治に関心を促してってことだろうか…うーむ。それとも単純にPV数、狙い? そもそも狙えるの? ファッションってそういうことじゃないと私は思う。せめてそういう小ネタの先に、しっかりと読者が興味を持てるような政治の話があればいいのにと思う。それにしてもアメリカの大統領選挙っていつもいつもファクトチェックが大変。選挙の仕組みもまったく違うから、改めて勉強もした。選挙後の暴動を不安視して、初めて護身用に銃を買う人が増えたとか、暴動に備えて店や家の窓ガラスに木板をはる人がいたりとか。一体、どうなってしまうんだろう。

11月3日(火)

 祝日、文化の日。祝日だけれども締め切りは待ってくれず。夕方まで原稿を書いた後、やっと『鬼滅の刃』の映画を観に行く。映画になったエピソードはすでに漫画で読んでいて内容も知っているし、なんとなく泣くだろうなあと思っていたが、ラストシーンでなんとなくどころか、号泣。娘に「ママがおうおう泣いてて面白かった…」と言われるほどに。心を燃やせ! そして、時差はあるものの、アメリカの大統領選挙の開票もスタート。そわそわしながら就寝。

11月2日(月)

 娘、10歳の誕生日。早いなー。毎年恒例「母はいつまで娘を肩車してスクワットを50回できるか」を無事に決行。25,6キロ、まだいけた! 大阪に続き、とうとうアメリカの大統領選挙も迫ってきて、ソワソワする。

11月1日(日)

 ハロー、11月。娘と一緒に図書館へ行きがてら、友達家族の七五三の晴れ姿を見に松蔭神社へ。快晴の中、ニコニコの笑顔を見て、引いたおみくじも大吉で幸先がよい。帰り道にある古い薬局の軒先に鬼滅の刃のガチャガチャが設置してあった。明日は誕生日だし、100円だしやっていいよーとガチャガチャを回してみた。鬼滅の刃の缶バッジの種類が書いてある紙の上に、*見本と異なるものが出てくる場合もありますと書いてあるのを見て「種類、いっぱいあるんだねー」とかなんとか言いながら回してみたら、出てきたのは小さなカエルの消しゴムだった。一瞬、私も娘も無言になる。私の脳内は「えーとカエル、カエル。伊黒さんの首にいるのは蛇だし、しゃべるのはカラスだし…カエル!!!?」。その後、だんだんと笑えてきた。えー、見本以外っていうのはこういうことだったのかと。娘は「ま、まあ、これはこれで可愛いね。うん。」と苦笑いをしている。後から知り合い多数に「子供を騙すなんて信じられない」「ほんの100円でも罪!」と言われ、確かにそうだなあと後からふつふつと腹が立ってきた。←遅い! ネズミ講とか転売とか最近ではソーシャルバイヤーなどという立派な名前までついているが単に店で買って手数料を乗っけて売りさばいているだけとか、商いってものはピンキリだなあと。そういうの、一括してなくなってほしい。夜は大阪都構想の選挙の行方を見届けて、安眠。

10月31日(土)

 ハッピーハロウィン、ハッピーフルムーン。ハロウィンは1年で1番魔界に近づく日らしいとか、1ヶ月で2回満月があるのも珍しいとか、ハロウィンと満月が重なったのは46年ぶりとかの情報が朝からタイムラインに流れてくるのを見ながら、月夜を見上げた。満月はなんだかとても眠くなるのは私だけだろうか? 週末で子供が土曜授業なので送り出してから懇々と寝てしまう。(時間は作るもの…だと昨日思っていたくせに。) 夜は保育園からの友達3家族でご飯。気の置けない、のんびりと穏やかな時間。娘の誕生日が近いので、ホールケーキを買ってきて、皆でお祝いしてもらう。プレゼントをもらって嬉しそうな娘。バスでホールケーキを慎重に運んだのだが、最後の最後、降りる手前で思い切り横に倒す。周りの人たちからの無言の「あーあ…」が聞こえるようだ。無念。こういうとき、どっと疲れがぶり返すのは私だけだろうか? 幸いにも横が少し凹むくらいでケーキは9割無事であった。さよなら、ありがとう10月。

10月30日(金)

 午前中から、クリスマス企画の撮影。もう今年も終わるなあ…。定例の撮影なのでいつものメンバーとやいやい言いながら、楽しく撮影終了。夕方からは、娘のバレエ教室の送りと入稿作業が入り乱れる感じで疲労困憊。最近、ずーっとPC前に座っていてどう考えても運動不足。運動と読書の時間がもっと欲しい。あ、家事掃除もだけど。時間は作るものですね。

10月29日(木)

 昼から<mame kurogouchi>の展示会へ。いつもはパリコレの初日に現地で見ている日本ブランドだけれど、今年はオンラインでチェックしていた。テーマがカーテンという当たり前に身近にあるものというのがいいなあと思って、写真もとても美しかったので、楽しみに出かけた。日の光に透かしたような淡いイエローのドレスや、レースのカーテンを襟にくっつけたようなブラウスが可愛かった。マメは若いアーティストや小説家の人たちに人気。それは洋服の中に物語が広がっているからかなあと思いながら、じっくりと見せてもらった。聞けばコロナでもさほどビジネスにダメージはなく、むしろアジアに取り扱い店が多くなったというから、たくましい。アパレルはコロナに直面して、毎シーズン抱えすぎている在庫やら、なにかを真似しただけで安価な商品の大量生産やら、業界のルールによる半年サイクルシステムの矛盾やら、無理やりに蓋をしていた問題が一気に外へ吹き出した。意志がある、尊敬される企業やブランド、本物だけが生き残れるのだろうし、それでいいのだと思う。そして時代は移りゆけども、年を重ねようとも、私はファッションを愛する気持ちは絶対になくならない。ファッションピープルってネガティブに使われることが多いけど、誰に何を言われようと、私はファッションにまつわる事柄を仕事にしていることに、誇りを持とうと思う。ファッションとは決してアイテムを指すわけじゃなくて、装いのことであり、装いとは生き方そのものだから。などと今一度思いながら、地下鉄に揺られて帰宅。
 明日、学校でハロウィンパーティがあるという娘。保育園の頃から一貫して、仮装は『魔女の宅急便のキキ』。新調した黒のワンピースに、赤いリボンのカチューシャをつけ、黒猫ジジを抱えて前撮り。

10月28日(水)

 今日は午前中からプロデューサーのサチ、アシスタントのエリナちゃんとTHE SHEの撮影。中目黒にある、フォトグラファー古家さんのスタジオへ。古家さんのスタジオの隣には、旦那さんが経営している小さなコーヒースタンドがあり、淹れたての美味しいコーヒーをいつでも飲める。これは嬉しい。ブラックは苦くて飲めないので、ミルクたっぷりのカフェラテにしてもらう。通りから一本入った小さなスタジオは、中目黒とは思えない静かでのんびりとした環境で、コーヒーを飲みに来たお客さんがスタンドの外の小さな椅子に座って休憩をしていたりして、なんだかとても良い気が流れていた。お昼は近所のインドカレー屋へ。ピンクの内装や、インド映画をループで映したテレビを見て、ロンドンを思い出す。サチと初めて会ったのもこんなインド料理屋だったよね、あれ、どこにあった店だっけ? とか、アメリカ大統領選などの話をしながら、皆でランチ。帰宅して、夕飯を作ったり、塾や学校の宿題をする娘と横並びに座ってパソコンで作業。台所の洗い物に着手できずに寝落ち。ああ、日常が戻ってきた。

10月27日(火)

 いよいよ、東京へ戻る日。昼に「はやしのお好み焼き」で食べ、食後は「滝のおやき」で甘味を堪能。私的、ソウルフードのフルコース。ともにお土産に持って帰る。
 そのあと、97歳で元気に一人暮らしをしている祖母宅を訪ねたら、「これを持って帰り。」と小さな荷物を渡される。見れば、きっとずっと捨てずに取っておいたであろう髙島屋の包み紙に包まれていたタッパの中に、さらに半紙で包まれたしんこ巻きが3本。包み紙にはひ孫(我が娘)のためのポチ袋がセロハンテープで貼られていた。私はもう、なんだか胸がいっぱいになってしまって、心の中で泣いたなあ。この小包の可愛さは絶対に祖母でなくては作れない可愛さで、祖母の長く生きてきた歴史や、行き方そのものが物体になって現れたようなもので、本当に感動してしまった。それに加えて、みかんや柿、サツマイモ、そば米(名産)など言われるがままにカバンに詰め込んだら、空港で測ってびっくり、総量が7キロになっていた。おばあちゃん、ありがとう。お陰で私は元気です。
 急いで家に帰ると、近所に住む写真家の平野太呂さんが来ていて、さっそく「はやしのお好み焼き」をおすそ分け。さて、また東京で頑張ろうではないか。

10月26日(月)

 今日は実家から一歩も出ずに入稿作業。家事、育児をなんにもせずに仕事だけに没頭できるとはなんという贅沢か! 足元には娘が「寄り添う毛」と呼ぶ、トイプーのきなこが確かにぴったりと寄り添ってくれている。なんという幸せか! 書いて、時々そのまま寝たり、母がお茶を入れてくれたりして過ごす。あー、もしかしてリモートワークが主流になるのならば、たまに帰省してのこれ、できるんじゃないか? ダメです、娘もいるし…。私が帰るまで両親が待ち構えていたらしき、メール設定の変更やら、電子マネーへの還付やら、オンライン上の手続きを色々と済ませて、役に立った気分。

10月25日(日)

 小説家の朝吹真理子さんの講演会にお邪魔した後、夜にこれまた久しぶりに中高時代の友達に会う。そのうちの一人はなんと高校の卒業式以来で、ずっと会いたかった友達で、なんだかもう興奮してしまった。実に25年ぶりだというのに、あっという間に教室にいる自分に戻って、脳内では4人とも制服を着ていた。中高一貫校だから6年分の思い出を共有はしているけれど、感じ方はもちろんそれぞれだから、時を経て答え合わせをしているようだったり、25年という長い年月が瞬間的に縮んで、時空が歪むような不思議で幸せな感覚があった。生きているだけで、いい。くだらない思い出話に花を咲かせて笑いながらも、心の中でそんな風に思った。話していて久しぶりに思い出したことといえば、中1のときに泊まりで海洋研修に行ったとき、海に引っ掛けて魚柄のパジャマを買ったこととか、パンの自動販売機に手をはさまれた友達がいたとか、本当にくだらないことだったけれど、お腹を抱えて笑った。

10月24日(土)

 お正月ぶり、実にほぼ10か月ぶりに実家のある徳島へ帰る。こんなにも実家に帰らないなんて、ロンドンで暮らしていた時以来だ。いや、それでも両親が遊びに来たりはしていたので、こんなに直に会っていないのはやっぱり初めてた。しかも今回は少しだけ仕事関連で帰るので、娘を置いて一人での帰省。100%、子供の気分で帰る。わーい、徳島だー。嬉しいな。夜は講演会で徳島へ来ていた小説家の朝吹真理子さん夫婦とお寿司。真理子さんと一緒に、故郷のなじみの店でご飯を食べられるとはこれまた嬉しい。張り切って正装していた両親と、帰省でカジュアルな私との装いの差よ。徳島の方言やB級グルメ、阿波踊り、炭水化物の重ね食べ、剣山に眠る秘宝の話などを話して食べて、本当に楽しい夜だった。帰宅し、これまた10か月ぶりに我が家のアイドル、がっしり体型のトイプードル、きなこと狂喜乱舞の再会。ただいま、徳島!

10月23日(金)

 ひえー、もう金! 今日は短めのやつ2つと長いやつ1つ、つまり締め切りが3つある。朝からせっせと入稿し、放課後に事務所へやってきた娘の髪の毛をどうにかこうにかお団子にしてバレエへ送り出す。帰りは同じバレエ教室に通う、友達のもっちゃんが車で娘を送ってきてくれて非常に助かりました。友よ、神! 娘がバレエへ行っている間に、近所に住むママ友のさゆりと、さゆりのヘルプで上京していたさゆりママが2人で事務所へ立ち寄ってくれた。THE SHEで売っている<サオ>のバッグを愛用してくれているさゆりママが2つ目を購入してくれるとのことで、あれこれとおすすめを説明する。2人が帰る時間になり、離れがたくてそのままふらふらと一緒に外へ出て、なぜかさゆりの家まで送って行き、そのまま上がりこんで、さゆりママがさゆり家族にせっせと作ったであろう、貴重な作り置きご飯をまんまと持たせてもらい、「原稿頑張って」と励まされて帰宅。みなさんのおかげで生かされている私だなあとしみじみ。少しおしゃべりしただけでバイバイしたからか、実の娘でもないのに、非常にさゆりママロス。「次にさゆりをヘルプしに来た時は絶対に前もって教えてください。私もご飯食べにくるんで。」と図々しくお願いしておいた。70歳のさゆりママ、聞けばもう10年ヒップホップダンスをやっていて、最近はBTSやBLACK PINKを踊っているらしい。なんて素晴らしいことなんだろう! ご飯だけじゃなくて、元気までもりもりともらった。一緒に煮魚やら炊き込み御飯やら煮物やらを食べた娘は「美味しいから、またさゆりママにもらってね!」と何度も言っていた。

10月22日(木)

 今日は化粧品会社の方たちとランチミーティング。久しぶりに平日からゆっくりと前菜、メイン、ワゴンデザートと食べてちょっと幸せです。コロナが落ち着いて両親が上京してきた時に、また一緒に行きたい場所ができた。質問されたことに答えていると、自分でも改めて分かることがあって急いでメモをしようと思ったのに、満腹になったらもう何だったのか忘れてしまった。恐るべし、満腹中枢。打ち合わせが終わってから、近くの店舗でおすすめの基礎化粧品などを教えてもらい、早速購入。肌が強いことをいいことに、あんまり肌の手入れを熱心にしてないが、そろそろ口のたるみや目の下のクマなどが気になってきた。来月は美肌強化月間と体脂肪撲滅月間と自炊強化月間にしたい。大忙しだな…。

10月21日

 午前中は新規プロジェクトの打ち合わせ。ずっとお会いしたかった人に話を聞けて、途中で何度か泣きそうになったがこういう時にマスクは便利だなと思った。自分がこれだと思った社会活動を、文字どおりに命懸けで、でも自分の楽しさを忘れずに、実践している人だった。私も私のやり方で頑張らなくてはと元気になる。午後からはサチとTHE SHEの打ち合わせをして、娘の下校時間までに帰宅。

10月20日(火)

 今日はお母さんの誕生日。夜に家族LINEをビデオ通話にして、皆でハッピーバースデーを歌う。私と娘はこの歌をハモれるので、目配せでどちらがどの音程を歌うかを合図し合う。実家の近くに「オシグリ」というケーキ屋さんがあって、昔から誕生日やクリスマスのお祝いごとはいつもそこで買っている。母は愛すべき天然で、本当にかわいい女性だ。かわいくて、実はけっこうたくましい。母のように愛情深く子育てできているだろうかと考える時があるが、いつだってかなわないなあと思うことばかりだ。私なんてと、と自尊心が低下しても最後の最後には、両親に育んでもらった私はきっと大丈夫だという気持ちになれる。それは本当に幸運なことだ。66歳、ゾロ目。これからもますますかわいい人生を!

10月19日(月)

 午前中、やっと娘の運動会が開催された。まさかの月曜日午前中のため保護者は少なく、生徒も自分の出番が終われば教室で待機というコロナ対策スタイル。色々と限られた中で精一杯の運動会を進めてくれた先生と6年生たちに感謝。毎年、徒競走の際、ゴール横に先生と6年生が6名くらいぴったりとついていて、絶対にミスジャッジをするまいとそれはそれは真剣に見ている。赤組か白組か。勝利に関わる限り、1点たりとも間違えないという気合がいつも嬉しい。毎年欠かさず応援に来てくれている妹もありがとう。昼からはコムデギャルソン本社でショーを観せていただき、そのままスタジオ入りして撮影と月曜から慌ただしくも充実した1日であった。

10月18日(日)

 娘が少年消防団の活動で、どでかいサツマイモを収穫してきたので、料理研究家でママ友の野口真紀さんにお勧めしてもらった、横浜中華街の「照宝」の2段重ねせいろを使って、お芋の他にもいろんな野菜を蒸して食べる。ヘルシーで簡単で美味しかった。

10月17日(土)

 朝6時、運動会の延期決定。はー、また延期かぁと二度寝をキメていたら、8時にピーンポーンと家のチャイムが鳴る。「え…この時間に…誰…だ、れ? アーーーーー、延期でも土曜授業だったー!」。娘のお友達のお迎えチャイムで思い出す始末。焦って泣きそうになる娘を数秒で着替えさえ、寝起きから10分かからない時間で送り出す。セ、セーフ(多分)。学校が近いというのはよいことだ。夜はママ友かおりさんと子供たち3人で家ご飯。娘たちのテストやらなんやらが終わったら食べようと約束していたのである。K-POPで踊りまくり、おしゃべりして、楽しい週末の夜でした。

10月16日(金)

 原稿を書いたり、絵コンテを描いたり、展示会に行ったりといつも通りの平日。お友達のあやえちゃんが待望の第一子を出産。まだたったの10年だし、一人しか生んではいないのだが、実体験を持って送る標語はコレだ。「大丈夫、赤子はなにも覚えてない」。いやもう第一子ってハラハラドキドキで、ついつい根詰めたり、生真面目に頑張りすぎてしまうところがある。サボるほうが難しいというか。でも、サボれるときはどんどんサボっていい! そんなことをLINEでやりとりした。さて、明日の運動会は開催されるのであろうか。

10月15日(木)

 午後から撮影。久しぶりのモデルの吉倉あおいちゃんに会う。いつも元気でお茶目でかわいい。本当にかわいいって正義だよなぁ。聞けばまだ25歳。10歳の時にスカウトされたというから、経歴は長い。だから頼もしさもあるのね。時々、撮った写真をまじまじと見ながら「この写真、パパにそっくり…っていうかパパ!」と言っていた。お父さんもカッコんだろうねえ。撮影が巻きで終わり、ものすごく久しぶりに伊勢丹に立ち寄る。母に誕生日プレゼントを買おうとして、お会計の時点で財布を持っていないことに気づく。最近はもっぱら電子マネーで財布がないということに夜まで気づかないとは。しょんぼりしながら帰宅。

10月14日(水)

 朝から、スタイリストの高橋さんがTHE SHEのリースに来てくれたので、その対応。これまでは、リースに行く立場のみだったから、いつも新鮮。これがなぜどう可愛いのかをしゃべり倒す(すみません)。お昼に近くの馴染みのカフェへ行ったら、人がたくさん。もうすっかりと賑わいが戻ったとのこと。今日は朝から仕事が捗ったので、食後に少し読書。ああ、幸せ。
 夜は娘と以前から約束していた、くら寿司へ行く。お目当ては鬼滅の刃の「びっくらポン」。5皿食べるとオンライン上でガチャガチャができるというシステムで、当たり外れがあり、当たればガチャガチャがひとつ出てくる。前に一度訪れた時は2回に1度くらいの割合で当たりが出たが、今回は全然出ない。4回トライしても外れたあたりで明らかに腹が立ってたし、いっぱいだ。娘の「ああ、また外れたよう」という悲しそうな顔を見ては、なにくそ!と決して美味しいとは言い難いお寿司を頬張るために、自分の胃袋を鼓舞する。次は(食いしん坊でたくさん食べる)じいじを連れてこようと娘が言う。せっかく上京してきた時にくら寿司というのもどうだろうか。撮影現場でアシスタントたちに聞けば、「『鬼滅の刃』仕立てで当たりが出にくくしてると思います」とのこと。痩せたいアラフォーに余計なカロリーをどかどかと摂取させるとは、信じ難し、くら寿司、この男!(漫画の台詞を抜擢)シャリ少なめ、お皿が2枚ついてくる寿司ネタ(と言っても200円)でなんとか5回目のガチャまでたどり着き、最後の最後でやっと当たりが出た。カプセルを開けると、娘の推しである柱、みつりちゃんの缶バッジで、大喜び。それを側で見ていた、サラリーマンの方が「よかったらこれもあげるよ〜」とカプセルをくれる。「わーっ、ありがとうございます!」とキューブを開いたら、またみつりちゃん。すごく嬉しくて好意をありがたく思って、開いた後に、ああ…どうせなら…他のがよかった…な?と思ってしまうから人間っていうのは、欲望というものは実に罪深いという話をしながら、夜風に吹かれて家に戻った。

10月13日(火)

 今週は撮影が2本。それに向けての下準備の日。合間で、娘が運動会のエイサー踊りで使う白い靴下と黒いTシャツを買いに行く。週末まででいいよねーと思っていたら、明日のリハーサルでも使うという。落とし穴! 夕方の打ち合わせ終わりで、近所の無印に行けばいいやと余裕をぶっこいていたのだが、コロナのせいでまさかの短縮営業。シャッターに虚しく、11-21時と営業時間が記されている。おのれ、コロナめ! というわけで急いでタクシーをぶっ飛ばし、他店舗へ行き、事なきを得た。小学校の持ち物で前日に言われても…というもののNo.1は図工で使うカップ麺の空容器。いや、ないですー、やたら滅多に家で食べるもんじゃないと思うのだが。お菓子の空容器しかり。その都度、コンビニに走り、私の夜食と化するという構図。

10月12日(月)

 今日は午後から千駄木で取材。古い家屋を味のあるアトリエにして仕事をしているデザイナーを訪ね、なんだかちょっと旅に来たような感覚に。ここのところ、低気圧が続いていることもあって、だるい、眠い、疲れがたまっていると言っている人がたくさんいる。分かります。そんな時はもう全部低気圧のせいにして、栄養のあるものを食べて、のん気に笑って、ぐーぐー寝てしまうに限る! のん気って、本当に生きていく上で欠かせないことだと思うなあ。

10月11日(日)

 NETFLIXで配信が始まった『エミリー、パリへ行く』を一気観。小難しくないストーリーと、知ってる場所のオンパレードで、すいすいと観てしまった。あー、パリが恋しい。カフェ・ド・フロールでショコラが飲みたい。夜は『鬼滅の刃』のアニメ再放送を楽しむ。まあ、これだってNETFLIXでいつでも観えるに、TV放映があると急にやったーとなって、TVの前に座ってしまう。私は漫画から入った口なので、アニメで見るとまた、新鮮。映像美がすごいなー、しかし。手掛けた人のインタビューとか読んでみたいな。もうすぐ映画が始まるが、無限列車のエピソードはとっくに漫画では終わっているし、佳境でもないし、今更なーと思っていたが、映画館で観るとすごそうだなと考えを改める。推しの柱は、22巻を経て伊黒さん。下の世代ならカナヲ。ここ最近は娘と一緒にお風呂に入りながら、漫画を一冊持ち込み、どちらがうまく感情を込めてセリフを言えるかを競っている。一度、妹の前で2人してやってみたところ、娘の圧勝だと言われた。悔しい。そして、妹が「ところで、2人には恥ずかしいって言葉がないの?(笑)」と一言。なるほど! 考えたこともなかったな!

10月10日(土)

 本来なら娘の運動会の日であったが、あいにくの雨模様で延期決定。昼過ぎまでダラダラと過ごし、いつも通りにバレエ教室へ送っていく。運動会がとにかく大好きで騎馬戦やらリレーやらでいつも大興奮している。6年生の男子がリレーで負けて悔し泣きしているのを見てつられ泣きしたり、1年生の玉入れが可愛くて泣いたり、高学年の子達が低学年の子達のお世話をしている様子を見て泣いたり、とにかく始終、じわじわと泣いている。今年はコロナもあり、競技は少なくて時間も短いが、それでもやっぱり楽しみだ。徒競走はタイム別で男女混合。つまり組が遅くなるほどにスピードが上がっていくのだが、近所に住む、娘と同級生のトキオくんという男の子がいつも最終組にいて、毎年1位だ。いつも我が子並みに声援を送っているんだが、会場ですれ違う時、「あ、ねえ、徒競走見てくれた?」などと誇らしげに声をかけてくれるのがもう本当に可愛くて、可愛くて。息子もいいなあ。娘は運動音痴なので徒競走では大概、悔しそう。その鬱憤を晴らすがごとく、大張り切りでダンスを踊っている姿が尊い。君たちは未来だ、と思う。来週末は雨が降りませんように。

10月9日(金)

 新しいTHE SHE magazineのアップ作業。今週はアシスタントのえりちゃんが体調不良で離脱。サチとアラフォー2人組に不安が募る。いやいや、そんなことも言っていられないね、私が今、一番興味があるのは動画の編集。時間を見つけて、そろそろ本格的に始めたい。今回は<カミング オブ エイジ>といういうNYの新しいブランド。こんな時代だから、新しい、かわいい、だけであっという間に消費されて終わらせるのは嫌だなと、つくづく思う。言葉少なにビジュアルだけで見せる世界観はかっこいいし、圧倒的だ。だから一緒に仕事をするフォトグラファー、スタイリスト、ヘアメイクの皆さんをとても尊敬している。と同時に、消費に真摯に向き合うには、やっぱり言葉も大切だと最近、つくづく思う。どんなバランスが楽しいだろう、意味があるだろう、などと考えながら、また奥歯を噛み締めていたのか、顔のコリが酷い。
 創刊以来、欠かさずに『週刊文春 WOMAN』を読んでいる。岡村ちゃんがオードリー・タンにインタビューするってなんだかすごくいいなあと思って楽しみにしていて、じっくりと一冊読めるまで置いてあった。オードリーが、これから人類は外に出かける時はマスクをすることが生活として当たり前になるというようなことを言ってて、なんだか彼女が言うと覚悟が決まるなあ。何故、日本ではなくて台湾で彼女のような存在が活躍できるのかということを考えたりした。

10月8日(木)

 今日は朝から、入稿。本当は事務所で書きたかったが、雨の中、塾へテストを受けに行く娘のことを考えると、がんばって〜と直接顔を見て送り出そうかなと思い、自宅作業に。学校から戻り、最後に見直しをすれば?言ったのに、まあまあ漫画を読んでいた(怒)。自宅→カフェ→自宅と場所を変えながら、最後がなかなか終わらずに、待ち合わせへ向かうタクシーの中でフィニッシュ。もう…いい加減にしろ…俺…と思いながら、夜は友達とキノコ鍋。喋りに喋って解散。

10月7日(水)

 今季は当たり前だがパリコレ取材はできず、いろんなブランドのオンライン配信をチェックする日々。エルメスからはショーが始まる前にちょっとびっくりするほどの美しいお花とともにイメージブックを送っていただいたり、プラダのオンラインショーの後にはミウッチャ・プラダとラフ・シモンズ(マイ・ヒーローズ)の対談を食い入るように見たり、ブランドによっては店舗に集まってオンラインショーを皆で鑑賞したりと様々な楽しみ方をした。そして、今日は今のところだけれど、唯一のリアルショーへ出かけた。sacaiが小田原にある、杉本博司さんが設計した、小田原文化財団 江之浦測候所を会場にしてショーを行い、それを世界発信するとのことで、ご招待いただいたからである。ショー開始は17時。14時40分に表参道に車が迎えに来てくれるということで、敬愛するスタイリストの金子夏子さん、飯田珠緒さんと3人で乗り込む。本当なら今頃パリコレが終わって、ボンマルシェでお土産買っている頃だよねとか、こんなにパリに行けないならセバスチャン・ゴダーユの塩チョコキャラメルを10枚くらい買っていればよかった(私の発言)とか、他愛もない雑談が楽しい。台風接近中ということで小田原に向かう車中でポツポツと窓を雨が濡らす。神奈川へ入ったあたりから、どんどんと緑深くなっていき、海も見えて、わあ、自然だー海だ海だ!と嬉しくて車内で一人、はしゃぐ。思えば、コロナが始まってから6ヶ月、大自然に身を置いていない。ショーは生憎の雨だけれども、ソーシャルディスタンスのために設置されたアクリルボックスの中に座席があるため、寒いけれども濡れずに外で観る。場所も相まって、雨の中のショーもなかなかに幻想的だった。思いの外、早く帰宅でき、娘を見てくれていた妹と3人でご飯。

10月6日(火)

 打ち合わせを幾つかこなした後に、週に一度の筋トレへ。相変わらず、腹筋は強いが背面が弱い。背中と裏ももとお尻を鍛えて満足。骨盤を整えてもらうとすぐに視界がカッとクリアになる。つまり血流がとてもよくなる。毎日、家でもやればいいけれどできない。背面ではなく、己の弱さと対峙しろと言いたい。

10月5日(月)

 朝からささっと髪の毛を切ってすっきり。本当は今、前髪とサイド少しだけオレンジにしているインナーカラーの分量を増やして、派手にピンクにしたかったのだけど、やんわりと止められる。もう何年もKilicoのJIROさんに切ってもらっていて、全幅の信頼をおいているので、はーいと素直に聞いた。
 事務所に戻り、THE SHE magazineの新しい記事UPの準備。たくさんの人に読んでもらえますように。私はADのくまちゃんにきてもらった、この<ライト>のストライプのナイトドレスをまずは購入。ECサイトは運営しているけれど、消費者目線で同じように同じ手法で買うようにしている。そうして初めて分かることがたくさんある。THE SHEをやるにあたり、絶対的に守っていることがあって、それは自分だけにはどんなに小さな嘘もつかないこと、ごまかさないこと。自分たちが本当に好きで本当に買いたいものだけしかECサイトにはアップしないこと、自分が本当にこれだ!と思うことしか書かないこと。小説家の村田沙耶香さんと朝吹真理子さんのトークショーを聴きに行ったことがあって、村田さんが小説は自分にとって教会。祈りを捧げる場所。だから絶対に自分に嘘がつけない。こっちの方が売れそう、受けそうと欲を出しても、もしくはこの表現は読者を傷つけてしまうかもしれないと躊躇しても、ここは自分にとっての教会だから自分を裏切らない。」ということを話していて、ものすごくおこがましいかもしれないし、媒体の意味も全然違うのだけれど、思いは同じだなあと思った。そんなわけでずっと前にサチと一緒に買い付けて、商品が届いて、撮影をして記事とECサイトをアップしてから、ワクワクしながらポチッとしている。ECサイトの商品説明も、まあ、数行で終わることかもしれないんだけど、書いてるうちに楽しくなってしまって、自分も買い物している気分で、気がついたらとんでもない文字数になっているけれど、みんな笑って読んでくれているようなのでよかった。次は<エクストリーム カシミア>のネイビーTシャツかなと思っていたら売り切れてた!  わー。ありがとうございます、私も買いたかったー、ありがとうございますの輪廻。

10月4日(日)

 今日も起きたら11時で、ソファーで寝ていた。デジャブ? 早川義夫さんの『女ともだち』を読み始める。ランチに出かけたら、店内はすっかりハロウィン仕様になっていた。ハッピーハロウィン! 絵を描くことだ大好きな娘が、その店で開催されていたハロウィンの絵描きコンテストなるものに参加したいとのことで、食後にコーヒーを2杯お代わりするくらいに待つ。提出したところ、まず参加賞として20パーセント引きの券をくれたと誇らしげに席に帰ってきた。掃除、娘の勉強に付き合う、一緒に休憩、ダラダラするの繰り返しであっという間に晩御飯の時間。豚汁を作りながら、来週のためにほうれん草とひき肉のカレーも煮込む。大量に切ったほうれん草があっという間に小さく炒められていくところを見るのが結構好きだ。あの一瞬で存在が小さく、でも濃くなっていくあの感じ。あとはミルクティを小さい鍋で作っているときの、沸騰ぎりぎりの牛乳の表層部分。わーっと大勢の小さな妖精が広場中央に向かって走り寄ってくる感じがする。それは、古代エジプトのコロシアムみたいな広場。まあ、色がそうなんだろうな…というか、誰かとこの思いを共有できたら、ジャンプして抱きついた上で、きつく抱きしめると思う。

10月3日(土)

 朝起きたら11時。家族はとっくに朝ご飯をすませていた。久しぶりにぐっすり寝て、いい気持ちと言いたいところだが、ソファで寝落ちしてしまってなんか首が痛い。朝型生活に変えたいのだが、家族が寝静まった後に一人で本を読んだり、ときたまNetflixを観たり、考え事をする時間が好き。私にとっては深夜はとても優しい時間。長年、学習塾を営んでいる両親も夜型だし、私もずっとこのまま夜型な気がしてきた。娘がもっともっと小さい頃は、誰にも邪魔されずに集中して原稿が書けるのが早朝だけだったから、5時に起きていたような。まあ、大体、娘と一緒に寝落ちしていたが、あれはあれで確かに健康的であった。ママ友に聞いたのだが、息子と同じ小学校に通う子供のお母さんが、とても厳しく自己管理ができる人で、朝5時に起床する娘のため、自分は2時だか3時に起きてランニングと朝ご飯の準備をすませるらしい。すごすぎる…。
 娘をバレエに送り込んだ後で、ママ友のかおりさんとお茶。娘の勉強がああでこうでまったくねえーどうすりゃいいのだの、そもそも日本の教育制度っていうのはだの、40代の女性の生き方ってさーだのなんやかんやおしゃべりしてすっきり。夜ご飯は焼き鳥にした。

10月2日(金)

NIZIUが帰国した際に、まるで犯罪者?と驚くほど徹底的に顔を隠していてびっくりしたのだが、韓流に詳しいファンにしてみればこれは当たり前のことで、大概、ヘアスタイルやカラーを変えているため、それを隠しているだけとのこと。なるほど。知ってはいたが、これほどとは! と驚く。その隠し方によって、誰々は多分変わってない、誰々は大幅に変えたからフーディ+帽子だなどとネット上でも憶測が流れていて、なるほど面白いなーと思っていたら、デビュー曲&ビジュアルが解禁。皆の推測がほぼ当たっていた。打ち合わせの後、銀座線で渋谷→バスというコースの間にある「渋そば」でちくわ天そばを食べようと訪れたら、なんと再開発のために閉店していた!  移転でもなく閉店。実は今週、アシスタンツとご飯を食べた時、渋そばがなくなったらしいという話になり、いやいやーこの前食べたよなどと話したばかり。朝、撮影前におにぎりを買える便利な場所でもあったので、皆、結構思い入れがあった。噂通りになくなっていた。ショックです。速攻で皆にLINEし、悲しさを共有する。あんなちゃんに至っては渡英前にもう一度食べるつもりだったのにとのこと。どんだけ。ショックがデカすぎて、どうしてもあの特段美味しくもない、だけどクセになるそばを食べたくて、渋そばにちょっと似ている、小田急線駅前にある箱根そばへ行ってしまう。ちくわ天そばを食べながら、『鬼滅の刃』の最新刊を読んで泣いた。涙ぐむとかではなく、目から涙がしたたり落ちて手のひらで拭うくらいに泣いた。伊黒さんの「鬼のいない平和な世界でもう一度人間に生まれかわれたら 今度は必ず君に好きだと伝える」で嗚咽した。うん、分かる。私もそうする。今日は新しい<モリーゴダード>の真っ赤でボリュームあるスカートを穿いていた。結構派手な格好で、仕事の合間に蕎麦屋のチェーン店でちくわ天そばを食べながら漫画を読み、嗚咽するアラフォーの女性がいたら、それは大概、私です。

10月1日(木)

朝から携帯が行方不明でなかなか出かけられない。確か…昨日は寝る寸前まで携帯で漫画を読んで気が付いたら意識がなくなっていたような…。散々探し回った結果、ベッド脇に並んでいる子供のぬいぐるみゾーンから救出。カメラマンのあけみにTHE SHEの物撮りをお願いして、スタジオのある曙橋へ9時から行く予定が、私だけ遅刻。曙橋には美味しい韓国料理屋がたくさんあって、あけちゃんのお勧めのお店でランチ。大好物の参鶏湯を食べる。辛いものが苦手で、すぐに首の後ろとか額に汗が滴り落ちるから、食べられるものが限られる。それを皆が知ってるメンバーだったので、これはかおり、多分大丈夫、これはダメ、などとアドバイスしてもらいながら、結局、付け合わせの副菜でじっとりと汗をかく。ああ、韓国語を勉強してハングル語が読めるようになりたいなー。その後、雑誌『LEE』の取材のため、六本木へ。WWD記者の廣田悠子ちゃんと久しぶりに会う。今日は夜の娘のいろいろが夫担当なので、事務所へ戻って仕事。途中、ちょっとだけ仮眠と思ったらびっくりするくらいソファで寝てしまい、明日も早いのでこのまま泊まることに。疲れが溜まってきたなぁ…。
原宿のパンケーキ屋エッグスンシングス前を通りながら、思うことあり。香港の若き民主活動家の周庭さんが以前、どうして日本のテレビは「好物はトンカツ」「バスケ大好き」などの情報は本当に必要ですか? 過去の言論やスタンスの方が重要だと思うというようなツイートをしていて、なんだか恥ずかしくなってしまった。本当にそうだね。過去に選挙速報を見ながら、時々そういうプロフィールにワハハと反応してしまっていた自分が恥ずかしい。

9月30日(水)

朝から、出版社時代の先輩からの相談事を受けるため、三茶のまめヒコへ。コロナの緊急事態宣言が出てからずっと行ってなかったので、本当に久しぶり。先輩に会うのもものすごーく久しぶりだったけれど、思い出してくれて嬉しかった。その後、事務所へ戻り、THE SHE magazineの原稿やら、SPURの校了やらに取り掛かる。さよなら9月、ありがとう。

9月29日(火)

9時半から、スタイリストの井伊ちゃん、プレスの枝さんと事務所で打ち合わせ。新しいプロジェクトについて話す。14時から別の打ち合わせがあり、急いで青山一丁目へ。と思ったら、15時からだった。グッスン。まあ、遅刻するよりはまし。その後に週1の筋トレへ。肩と首がまたありえないくらいに凝っていた。「ここまで首が凝っているってことは、多分ここのなんとかかんとか筋が…」とパーソナルトレーナーのきえちゃんに左顎の付け根をぐいっと押されたら、声を出すことができないくらいの激痛。本気で泣くかと思った、というか少し泣いた。私を黙らせるには顎の付け根と覚えておいてほしい。夜は新旧アシスタンツ3人と一緒にご飯。一人目のアシスタントだったかおりんは結婚、二人目のアンナちゃんは無事にビザが取れて再度、渡英とお祝い&激励のご飯会。みんなでキノコ鍋を食べに行き、最後は結局、それぞれの恋話に。みんな、大切なうちの子だなあとおっかさん気分で帰路につく。かおりんはとても気のつく人でこういう場に必ず、いつも何か小さなお土産ものを持ってきてくれる。旦那さんと長野に行ってきたとかで、お茶をくれたのだが、自分よりも年下の2人には洒落たティーパックを渡し、私には健康と美容のための「えんめい茶」をくれた。おいっ! でも、ありがとよ!

9月28日(月)

 日曜日に働いたので、月曜は代休としてのんびりとしようと思ったが、意外と雑務に追われて1日があっという間に終わる。月曜日の夕方は、子供の習い事のため駒沢公園付近で2時間ほど待ち時間があって、いつもイノダコーヒーで作業をする。コンセントもあるし、机も広くていい。本当は本を読めたら1番いいんだけれど、結局パソコンに向かっている。アシスタントのえりちゃんと遠隔で作業を続けていたら、まさかのパソコンに水をぶちまけて使えなくなりました…との連絡が。おいっ!  私のパソコンを貸すから来てねと話していたが、友達のを借りられたので大丈夫ですとの連絡。なんだよ、待っていたのに…。そしてその後、自転車に乗っていてすっ転んだらしい。えりちゃんのついてない日。生霊の怨念じゃない…? お願いだからパソコンだけは避けてもらって…などと話して、まあ、これで厄を払ったと思いたいね。娘の習い事が終わって、バス停まで秋の夜風を感じながら歩く。保育園の年長さんの頃から通っているのだが、19時35分発のバスからいつの間にか19時12分のバスに間に合うようになっていた。こういう小さな成長と驚きがじんわりと心を温めてくれる。バス停での待ち時間に、違う行き先のバスが来たら、それが立ち去るまで息を止める、阻止するためにお互いに笑わせて噴きださせる、という遊びをずっとしてきたが、その暇なく最短時間でバスに乗れるようになった。そこだけは、ちょっと寂しい。

9月27日(日)

朝から事務所にてTHE SHEの秋物の撮影。どれも可愛くて、本当に自分たちが好きなものばかりでわくわくする。撮影はよく一緒に仕事をしている上澤友香さん。好きなように、上ちゃんらしく撮ってほしいとリクエスト。皆で朝ご飯を食べている時に、またも信じられないニュースを耳にした。人には人の地獄がある。SNSが主流になった今はそれがさらに見えにくい世の中だ。見えているもの、聞こえてくるものがその人のすべてではないと改めて、思う。だからこそ、もっともっと想像力を大きくして、他者に優しくありたいと思う。ニュースを目にするのも辛いから目に入ってくるだけにとどめているけど、いい加減に自宅前の報道はやめてほしい。
2020年がもう早く終わってほしいという意識があるのか、珍しくこんな時期から来年の手帳を買ってしまった。ここ1,2年、googleカレンダーに移行できそうだったり、ほぼ日の手帳を試したりしたのだが、結局、スマイソンのsohoに逆戻り。日本サイトから買うとすごく高くて(酷い…)、本国サイトから購入。まあ、それでも十分高いのだけれど、毎日持ち歩く紙が上質で、私の好きな薄いブルーというのも気分が上がるし、メモがたくさんできるスペースがあるのもいい。今年もあと3ヶ月強。小さな幸せをちょっとずつ積み重ねて、どんな時もユーモアを忘れず、自分らしくがんばろうと改めて。

9月26日(土)

月に一度のお料理教室。ママ友で料理研究家の野口マキさんに、今日はローストビーフと根菜のぎゅうぎゅう焼き、桃のブッラータを教わる。年末のパーティに最適なメニューとのこと。ああ。もうそんな季節か。ローストビーフがとびきりに美味しかったが、再現できるかは自信なし。顔なじみの皆と近況報告しつつの楽しい会。明日、事務所で撮影をするので、娘と事務所泊。夕方に2人してわりとがっつり昼寝をしてしまい、秋の夜風に吹かれながら遅めの夕飯&散歩へ出かける。私は川上弘美さんの新刊『三度目の恋』、娘はクロスワード雑誌を片手にファミレスへ。戻り、2人でNETFLIXで『エノーラ・ホルムズの事件簿』を鑑賞。エノーラの母親が料理や裁縫を教える代わりに、読書や決闘の仕方を教えてくれたというくだりがあり、「ちょっとママっぽいね」と言われる。

9月25日(金)

当たり前だが3連休後であっちゅう間に金曜日。稼働日が少なすぎて焦る。昼からサチと展示会へ行き、築地本願寺に併設されているカフェで遅いランチ。やたらとモダン和食推しで、アボカドサーモンのお茶漬けを食べる。アボカドいらない、普通にうめ茶漬けをおくれ。もしくは普通に鮭茶漬けでいいよ。しかし景色が最高によくて、人通りの少ない、雨に少し濡れた築地本願寺がとても美しくて、しばしうっとりと見入ってしまう。例年ならそろそろパリに行ってる頃だね、馴染みのあの店でカフェラテ飲みたいねなんて話していたら、寺がだんだんグランパレに見えてきた。こんなに長く、と言っても半年だけれど、東京にい続けるのはいつぶりだろう。娘の出産ー1歳以来か。

9月24日(木)

THE SHEの新しいコンテンツupのため、朝からPC前に張り付いている。コロナ後、明らかに外を歩く時間が減ったのでずっと座って作業していると以前にも増して血流の滞りを感じる。カフェオレは大好きだけどコーヒーは苦くて飲めない。カフェオレも飲みすぎるとムカムカするし……というわけで最近はお茶のほかに、茅乃屋のお出汁にちょっとだけ出汁醤油を加えたものを飲んでいる。温まるし、満足感もあって、結構よい。事務所に着いたらセージを焚く→猫ポット(黒い方)にだし汁を入れる、がなんとなく最近の仕事前のルーティン。あとは、ヨモギなどを入れた布袋を、電子レンジでチンすると温まるというホッカイロのようなものがあってこれをお腹の上に置いたり、肩を温めたりするとかなり巡りが良くなって気持ちいい。
夕方からサチと2人で展示会へ。その後に少しカフェで打ち合わせをしていたらあっという間に、娘の塾のお迎えの時間。瞬きをしている合間に1日が終わったような感覚だ。

9月21日(月)

 ホテル一泊のなにが嬉しいって、朝食が豪華で美味しいところ。それなのに、今、ダイエットが必須な体なので、日和ってヘルシーセットを頼んでしまう。野菜ジュース、カフェラテ、カスピ海ヨーグルト、フルーツ。パンはひとつだけで我慢した。妹はパンケーキ、娘はお粥が大好きなので和定食。私が明太子が好物だと知っていて、美味しいから一口食べてと言われるが、こちら、洋食満喫中なので食べ合わせが悪い。でも熱心にお誘いくださるので、ありがたくいただくことにした。明太子のしょっぱさをカフェオレで流し込む。
 ホテル横にある日枝神社へお参りに行く。おみくじを引いたり、絵馬を書いたり、お守りを買ったりした。お宮参りの参拝客がたくさん。きっとこの赤ちゃんたちが生まれた時はコロナがもっと大変だったことだろう。お母さんたちお疲れさまでした、そしておチビちゃんたち、ようこそ、この世へ。君たちは未来だ。
 ホテルへ戻るとなにやら報道陣が集まっている。後から聞けば菅首相が総理官邸から朝ご飯を食べに来ているらしい。チェックアウトした後もまだ報道陣も野次馬もそこにいた。ご苦労様です。その後は娘がどうしてもろくろを回してみたいということで予約してあった陶芸教室へ。約2時間の待ち時間、妹とお茶。妹はかなりの漫画好きで、長年、漫画雑誌を数冊併読していた。最近、やっと最後の雑誌を卒業したというので素直におめでとうと言っておいた。小学校3年生くらいから漫画を読み始めた記憶がある。1冊目は完全に絵の可愛さだけで選んだ、『ジョージィ!』。井沢満原作、いがらしゆみこ作画。ある年齢になってから気づいたことだが、兄弟間の恋愛(血は繋がらず)に同性愛、監禁、薬物づけと、まあとんでもない物語で、到底10歳の読むものではなかったねというのも、今や鉄板の笑い話。久しぶりに読んでみようかな。いとこのお兄ちゃんに全巻もらって嬉しかったテニス漫画『フィフティーン・ラブ』やら、高校生がモデルになっていく話『ナチュラル』など、かなりマイナーで妹としか盛り上がれない漫画も多々あって、たかが漫画だけど、妹がいてよかったなーとお姉ちゃんは思った。自己肯定力が下がりそうになった時にはいつだって、両親と妹、祖父母が育んでくれた私の根っこみたいなものに立ち返れば、私は大丈夫だと思える。それはとてもありがたいことだと思う。

9月20日(日)

娘と妹と都内ホテルで一泊。特にどこかへ出かけるわけでもなく、部屋とロビーでひたすらのんびり。時々作業をしたり、本を読んだり、UNOをしたり。妹が『ストレンジャーシングス』を観ていないというので、一緒にパソコンでシリーズ1から見返してみたり。夜は美味しい和食を食べて、両親とLINEのビデオ通話でおしゃべり。ああ、徳島に帰れるのはいつになることやら。人混みのあるところにはまったく行かなかったので体感はないが、報道を見る限りではGO TOキャンペーンを利用しての旅行で観光地はごった返しているとのこと。大丈夫だろうか。インフルエンザとコロナと冬。どうか感染が下火になって今年を終えられますように、と願う。

9月19日(土)

 4連休スタート。入稿は抱えているが、楽しもう! すごくしょうもないのだけれど、最近練習している、というかいつの間にかできるようになっていたJ.Y.パークのモノマネで、娘のバレエ教室終わりに、娘の友達に「また会えて嬉しいです」ということにはまっている。文字にすると本当にしょうもないが、まあまあウケるので今日も言った。そしてもうひとつ子供達と一緒に楽しんでいるものといえば、やはり『鬼滅の刃』である。私はカナヲ推し。これまたどうでもいいが、娘が話を聞かずに漫画を読んでいたり、私のことを「どんけつ」とバカにした時などに、両手両足を大きく広げて娘に飛びかかるという技があり、鬼滅風に「慈母の扇風 大の字の舞」と名前をつけている。楽しい。そして娘に頼んで「ペン柱」にしてもらった(写真あり)。バレエレッスン後に娘と一緒に髪の毛を切ってから帰宅。

9月18日(金)

入稿という名の登山中。今日中に3つの山に登りきる必要があるのに、スニーカーで入山してしまい、軽装備すぎて寒く、山小屋に篭っている。そんな状況が続いたが、それどころではない。凍傷寸前で無事に下山。それにしても微熱が出ただけで念のため取材をリスケしなくてはいけないご時世だ。念には念を入れ、健康でいなくては。

9月17日(木)

今日は撮影2本立て。ロケバスの大島さんをのぞき、アシスタントちゃん達を含めてスタッフ皆が女性。珍しい。朝からやんややんや言いながら撮影をして、今の時代にあった「かわいい」の置き所を探る。さあ、4連休までラストスパート!

9月16日(水)

フォーシーズンズホテル大手町にて、大好きな後輩編集者のなゆたと朝ご飯。ブレックファーストミーティングとかそういうパワフルなやつではなく、単純に子を小学校に送り出した足で迎えて、仕事にも差し障らない時間に近況報告をしあうというやつ。コロナ後、めっきりと通らなくなったエリアだが、久しぶりに来たら新しいオフィス群やホテルがなんだかツルピカのまま乱立していて、人は全然おらず、駅からの道すがら、不安な気持ちになった。午後からは取材が1本。今週は取材が多いなー。

9月14日(月)

昼からアートディレクターのくまちゃんと打ち合わせ。コロナ後、対面の打ち合わせは、本題に入る前に最近どう?から始まって話しておきたい事柄が多すぎてどうしても雑談が多くなる。結果、打ち合わせが長引く。でもやっぱりアイデアも広がる。人に会って取材したり、リサーチしたり、話したりしていたいなあ。今週は4連休前で、締め切りも取材も撮影もぎゅうぎゅうの団子状態。乗り切ろう!

9月13日(日)

少年消防団の訓練を終えた娘と一緒にミスタードーナツで朝ご飯。その後は掃除、洗濯、昼寝、漫画などをちょこまかと繰り返し、夕方、学校のクラブ活動に手芸部を選んだ娘とともに、来週の課題である「スイーツデコ」のための材料を買いに行く。絵を描いたり工作をするのが大好きな娘らしいクラブ活動のチョイス。そして母には絶対にないチョイス。父に似たのかな。小さな手芸屋さんやらダイソーやら100均ショップを週末ごとに訪れ、ファンシーなボタンやらビーズやらカラフルな紙粘土を見てはニコニコと嬉しそうな娘を見ると、私も嬉しい。(でも勉強もしてよね、というのは親のエゴか…。)夕飯は早い時間から家族で回転寿司。

9月12日(土)

 娘のバレエレッスン終了後、もっちゃんの新居へお邪魔することに。もう随分と付き合いも長くなり、そもそも娘のバレエ教室ももっちゃんに教えてもらって通い始めたのだったな。ママ友のかおりさん母娘とともに行ってきた。もっちゃんはTHE SHEでもたくさん買い物をしてくれていて、その日は買ってくれたツナギを着てくれていたし、玄関を入ればセージが飾ってあり、リビングルームのソファにはサオのクッションを置いてくれていた。ありがとう、ありがとう。3親子共々、NIZIUにはまっており、皆でNIZIUの初地上波を見守ろうということになった。「2曲は歌ってほしい。せめてBaby, I’m a star.も歌ってほしい。」とか「どんな衣装だろ?」とか言いながら、ダンスの振りをおさらい。準備万端である。リマちゃんがラップで「聴いてずっとずっと、your favarite song」とかましたあたりでなんだか気持ちが高揚し、涙が出そうになったのを必死で隠した。娘たちにまぎれて私もTVの前で踊ったが、観客から「SHIZYU」がいるな、などと声が上がったけれど完全に無視。楽しい夜でした。

9月11日(金)

 今日は午前中は比較的のんびりで、午後から打ち合わせ、夕方は娘の習い事の送迎。あー、やっと週末だ! やった!

9月10日(木)

 朝から、いくつかの書店で撮影。本と洋服、大好きなものに囲まれての撮影は楽しかった。久しぶりにメイクのUDAさんに会って、アイラインとまぶたの端にガツンと色を乗せたいという話をしたら、柿色がおすすめだというので早速探しに行き、購入。最近また、ちょっと色を乗せるメイクが楽しくて、嬉しい。人は歳を重ねるたびにこうして派手になっていくのだろうか。撮影後に急いで、打ち合わせへ。原宿のオーバカナルで打ち合わせをしたのだが、外を眺めると、明治神宮のもこもこと立派な緑が目に入り、「あれ?私、今、避暑地にいるかな?」と口に出してしまうほど、癒された。

9月9日(水)

 今日は自宅作業のち、月曜の撮影の写真セレクトのため渋谷へ。渋谷での打ち合わせは西村フルーツパーラーが好き。駅近でテーブルが広く、フルーツが美味しい♡ 写真の上がりがよかったので、原稿も気合を入れて書かねば。夜の風がすうっと肌寒くなって、もう秋だなぁ。芦田愛菜ちゃんが先日、10月9日公開の映画『星の子』の完成披露イベントで「信じる」ということに対しての持論を語っていた。聡明でしっかりしているのはもちろん知っていたが、ちょっと驚きの回答で唸ってしまった。誰かがつぶやいていたけれど、一体全体、何回生まれ変わったらあの若さであんな発言ができるのか。思わず前世に思いを馳せてしまうほどに達観した意見だった。同じくkemioくんが最近、全く誰とも恋をしてなくて凹むという話をSNS上でしていた。”裸の運動会(SEXのことです)に未出場な自分に焦りを感じるって(コメントで)書かれている人が多かったんだけど、自分の気持ちに嘘ついて無理やり参加する競技ではないの。この種目はきっと体以上に心への傷を負う可能性が高いから、どうか周りのボイスや雑音にBluetoothするんじゃなくて、完全ノイズキャンセリングからの自分の素直な気持ち、自分の心のボイスだけにコネクトしてほしいの”(@mkemio インスタストーリーより)と書いていた。その他にも自分の気持ちを吐露していたのだが、できる限り、誰も傷つけたくないという気持ちの元に書かれる言葉が、今の時代に本当に響く感じがし、この独特の言い回しも含めて、ああ、私、やっぱりこの人のファンだわ!と再確認した。ストーリーは何度もスクショして保管した。

9月8日(火)

 今日は雑誌『GINZA』の連載取材へ。朝、ドタバタと出かけた娘が、鍵と子供携帯を忘れていることを発見。下校時間に少しだけ間に合わないため、鍵をこっそりと隠し場所に入れておこうと思ったのに、それを今度は私が忘れるという痛恨のミス。登校後、覚えてた。午前中に取材の予習中、覚えてた。出かける前にシャワーした後、覚えてた。メイクしてる時、覚えてた。その後、取材先に着く3分前まで忘れてた!私のバカ! 一体全体、どういうことなのか。何度も忘れないうちに入れておこう、いや、まあ忘れるわけないか、出かけるときに入れようなどと繰り返す思考。結局、あっさりと忘れている現実。そしてそこからどうすればいいのかという現実, too。取材を抜けるわけにもいかず、アシスタントのえりちゃんに鍵をピックアップしに来てもらい、自宅へ届けてもらうという連携プレー(どこがだ..)でことなきを得たが、危ないところであった。うちは共働きでお互いの両親も都外に住んでいる。思えば娘が保育園時代は、やれ熱だ、怪我だなどと予想外のピンチが降りかかり、その度になんとかどうにかしてきた。ふー、現場力が鍛えられた気がするね。家族が大切、でも私にとっては仕事も大切。家族というチームプレーで乗り切りながら、仕事を楽しんでやり続けたい気持ちは変わらない。とかなんとか言って、今日のは凡ミスであった…。

9月7日(月)

今日は台風10号が九州に接近。東京でも大雨になるとの予測もあり、そういう日はだいたいが撮影。編集者にあるまじき、雨女。そんな時に限って2本立て。朝はSPUR12月号の撮影で、モデルが3人。ヘアメイクを待っている間にどんどん空が黒くなってきて焦ったが、撮り始める頃にはすっかり晴れた。ほっと一安心。気がつけば現場で1番年上になっている。年下のスタッフからたくさんの新しいことを吸収できるのが、また嬉しい。3時間も巻いて順調に終わり、今日はスタジオと同じビルの地下にある蕎麦屋「土山人」で絶対にすだち蕎麦を食べようと思っていたのに、月曜日がお休み。ガクッ。もう絶対、月曜日にここで撮影しないぞ(コラ)! 2本目は夕方から物撮り。途中から習い事を終えた娘も合流。平日、夕方遅めとなると参加せざるをえない。被服の学校ででデザインを勉強していたスタイリストの夢ちゃんに描いてもらったデザイン画を初めて目にし、感銘を受けた模様。娘の中では、体の描き方、ポーズが新鮮だったようだ。家に戻ってからも開いては何かを考えて閉じてを繰り返していた。今日は、月曜日からよく働いた。

9月6日(日)

今日はどこかへ出かけようと思っていたが、あまりに暑いので結局、近所を散歩したり図書館へ行ったりといつも通りの週末。途中、何度か夕立にあう。不安定なお天気、秋の空。夜はスタイリストのケイコさんと作戦会議。仲間と一緒に、ひらめいたことや感性を、着実に形にしていける今と未来でありたい。

9月5日(土)

待ってました、週末。ちょこちょこと短い打ち合わせを2つほどしたり、マッサージに行ったり。台風が心配だ。大きな被害がありませんように。気になっていた古着屋に寄り、デスクの下に敷くラグを買う。

9月4日(金)

今日も引き続き、ひたすらに入稿作業day。1日中、引きこもって作業ができるのがラッキーと思うほどに外は暑そう。事務所にいるとき、時々、Uber Eatを利用するのだがコロナのこともあり、対面で受け取らずに玄関の前に置いてもらうシステムにしている。お届けしましたと携帯にお知らせがきたら、玄関を開けて商品を取る。引きこもっているせいか、なんとなく自分が檻に入れられたゴリラな感じがしてくる。たまたまオーダーしたものがチョップドサラダだから、余計に。もしゃもしゃと食べて、書く。休憩時間に本棚へ行き、ちょっと確かめたいことがあって、村上春樹の『海辺のカフカ』下巻を手に取る。「啓示とは日常性の縁を飛び越えること」との一文が好きで、心に染み入って、携帯にメモする。自己啓発本もビジネス書もほぼほぼ読まない。本を読んであっという間に答えが見つかるのが好きではないから。いつも答えはいつも小説の中にある。時間はかかって見つけることのほうが好きだから。
夕方、学校帰りで事務所へ来るはずの娘が待てど暮らせど来ない。子供携帯をりんりん鳴らしても出ない。焦って家へ戻ろうかとしたときに「ちょっとボケーッとしてた。むにゃむにゃ」的な感じで電話がかかってきた頃にはすでにバレエのレッスンには間に合わない。キーッ。コンニャローッとなったが、夜は家族で隣町まで美味しいピザを食べに行き、楽しい金曜日の締めに。終わりよければすべてよしってことで。

9月3日(木)

ぐええ、気を抜くとすぐに1日が終わってしまう。セプテンバー、時の流れが早すぎやしないだろうか。今日は以前、仕事でとてもお世話になった方と3,4年振り?にお会いしてランチ。聡明で優しくてチャーミングで、憧れの女性だ。新しいお仕事をとても楽しんでいらっしゃって、聞いていてとてもワクワクした。会えて嬉しかったなーと思いながら、ふわふわした気持ちで30分ほどウォーキングがてらに徒歩移動したら、びっくりするくらいに汗だく。まだまだ夏だね。事務所に戻って、ひたすら入稿作業の日。

9月2日(水)

魚座の満月。午前中は家で作業、昼間に外へ出たら恐ろしく暑い。分かったよ、もう少しだけ一緒にいよう、夏。今日は久しぶりに先輩編集者ののびこさんとランチ。久しぶりすぎて話題が尽きず、話したかったことの四分の一も話せなかったんじゃないかと思う。次はもっとゆっくりねと言って別れる。今日は掴めそうで掴めないことがあって、時々ハッとするんだけどメモを取るまでもなかったり、終始、ふわふわとしていた。夜、エイミー・ワインハウスのドキュメンタリームービーがNETFLIXにあがっており、久しぶりに何気なく見たら切なくて、切なくて泣いてしまった。

9月1日(火)

ハロー、セプテンバー! 実り多き、1ヶ月となりますように。娘の新学期も始まって生活もしゃんとして、朝はもう風が涼しい。わあ、秋だなあと思うと、ちょっと切なくなってしまった。しかし毎年思うのだが、夏って長すぎてももういいわー!とか言われて、昨今じゃ危険なほどの暑さでイライラされて、短ければそれはそれで叱られて。好きがゆえの憎しみ。夏の持つ光と影。私は、少しずつ衣の枚数が増えていく秋が好きだな。今月はファッションとサスティナビリティの企画や取材が2つほどあり、頭の片隅でずーっと考えたり、調べたりしている。0か100どちらかが難しい課題であり、なにをもってサスティナビリティと定義するかも難しい。そしてその手法ですら恐ろしく早く進んでいくため、流行と捉えられかねないのも懸念材料。でもファッションの楽しさも、地球環境への責任感も、両方とも諦めたくはない。打ち合わせが終わり、外苑前から表参道までぶらぶら歩く。今、やりたいこと、やるべきことの整理で、頭がパンパンなので出来るだけ歩きたいと思っている。夜も歩こうと思っていたのに、不覚にも娘とともに寝落ち。

8月31日(月)

さようなら、8月。娘の夏休みも終了。今日は自宅、事務所、習い事近くのコメダ珈琲店と、場所を変えながらの作業と入稿。8月が終わるのはいつもちょっと寂しいが、今年は思い出のつまった徳島そごうの閉館日でもある。涙。幼少の頃は祖母や母と一緒に買い物へ出かけたし、父と甘味を食べに行ったし、中高生時代は友達と一緒に通ったり待ち合わせしたりデートしたり。上京してからも、徳島へ戻るたびに家族と足を運んだ場所。思い出がありすぎて、閉店するまでにありがとうとさようならを伝えるために本気で帰ろうと思っていたが、コロナのせいで断念。なにか特別なものがあるわけではないのだけれど、当たり前にそこにあったもの。私が勝手に徳島につけているキャッチフレーズがあって、それは「なんにもないけど、ぜんぶある」で、徳島そごうは象徴だったのに…涙。母や友達から送られてきた徳島そごう最後の日の写真を眺めながら、ちょっと寂しい8月最終日。東京育ちの友達はとしまえん閉園に泣いていた。今日は寂しくても、思い出はずっと心を温めてくれるはずだから、9月も頑張ろう!

8月30日(日)

ロンドンで暮らしていた、元アシスタントのアンナちゃんがビザ申請のため、一時帰国。2週間の隔離生活を終えて、フォトグラファーのウエちゃん家に来るという情報を聞きつけ、アンナに会いに行きつつ、また猫を触りに行く。困らせない程度に行くと言ったものの、3日後にはもう再訪しているという図々しさ。エヘ。アンナちゃんもしばらく会っておらず、コロナ禍中でロンドンも大変だろうと心配したが元気そう。とにかくファッションセンスにとびきり長けている子で、なんというか、センスが歩いてる、くらいおしゃれな子。それでいてとにかく真面目で、きっちりと地味な作業をコツコツできる。編集者という肩書きも、実に広義である今だから、きっと彼女なりの働き方や強みを見つけていくんだろう。後輩たち、年下の女性たちが少しでも自由に、自分のやりたいことができる環境を作っていけたらいいなと思う。

8月29日(土)

今日は久しぶりにゴットハンド、曲さんのマッサージ。身体中アロマオイルづけになる勢いで身も心もがっつりとほぐしてもらう。帰りは奥沢から駒沢公園を抜けて1時間ほど歩く。まだまだ日差しが暑くて、夏休み気分を味わえたなー。ところが気づかぬうちに疲れが溜まっていたのか好転反応著しく、そのあとは思いっきり眠ってしまい、あまり記憶がない。

8月28日(金)

昨日書き忘れたことをひとつ。近所にフォトグラファー同士のカップル、ヤス君とウエちゃんが引っ越してきて、保護猫を飼い始めたので娘と2人で会いに行ってきた。うちは家族が猫アレルギーで猫とは一緒に暮らせないため、じっくりと猫と触れ合えるのはありがたい。それにしても子猫のかわいいこと、かわいいこと。何をどうやってもこうやっても、ふにゃふにゃでかわいい。ヤス君もウエちゃんも一応、後輩であるのでそれなりに気を使ってくれていたが、また来た…と困らせたり、居留守を使われない程度には会いに行くつもり満々です(遠慮しろ…)。よく通う図書館の近くというのも、またいいね。というわけでドタバタした金曜日ではあったけれど、子猫の可愛さ(しかも2匹)の鮮明な記憶により、今日も1日、ニコニコ。と思っていたら、安倍首相辞任のニュースで驚いた。

8月27日(木)

 今日はプロデューサーのサチと、次の春夏シーズンのコレクションを幾つか見るべく展示会へ。2021年春、世の中はどんな風になっているだろうか。くよくよはするけれど、基本的には楽観的なので、なんの根拠もないが少しは明るい気がしている。データで見れば、アパレルも出版も厳しいのだろうけれど、それでもやっぱりファッションの意味やパワーを信じているし、編集者としてその時代にあった媒体や企画で、少しでも新しいことに、楽しんで取り組むという姿勢もきっと変わらない。あとはコツコツやるだけだ。今年に入り、連載コラムなど、書く仕事が増えている。ビジュアル作りのディレクションの方が動き回って体力を消耗すると思っていたが、書き仕事の方がよっぽど疲れることがよく分かった。それまではビジュアルのディレクション仕事がぐわっと増えた時期で、そうするとあーもっと取材したいな、原稿書きたいなと思い、今はあー、がっつりととことんビジュアルを作り続けたいなと思う。ない物ねだりで欲張りかもしれないが、それも自分だ。占い師に「前世はアスリートでひたすら走り続けて一つのことだけを繰り返して深めていった人生だったから、この世では面白そう、やりたい! と思ったことは色々やった方がいい。」と言われて妙に納得したことがある。フリーランス向き。 話はかなり逸れたが、今日見たブランドの春夏コレクションが可愛くて、ワクワクした。

8月26日(水)

 ホテルニューオータニ、プール2回券つきのプラン。日本庭園を見ながら朝ご飯を食べ、食後に庭を散歩。ああ、気持ち良い。午前中にひと泳ぎするプランだからか、チェックアウトは14時。いいですね。のんびり。ひとしきり急ぎのメールなどを送って、夕方から旧後楽園、東京ドームシティへ。会社員時代に企画が浮かばなくなったらバッティングセンターで打ちっぱなしか、ジェットコースターに乗っていたことを思い出す。あと、徹夜明けにラクーアで一晩過ごしてそのまま取材とか。懐かしいよ。同僚と近くの焼肉屋でぐだぐだ喋ったり。そしてここにはムーミンカフェというものがあり、娘がムーミンが大好きだった3歳くらいの頃に、たまに連れてきていたという思い出もあるなあ。しかし、今の東京の夏休みの遊園地、暑すぎて夕方からじゃないと無理! 隣接されているゲームセンターへ立ち寄る。ルーレットクレーンゲームがけっこう得意で、うっかりと巨大なシナモン(サンリオ)を獲得してしまう。娘、大喜び。そんなこんなで超短い夏休みも終了。娘は何度も「あああ、終わってほしくないー」と言っていた。「それよりも楽しかったー、また来よう〜」の方が読後がいいよ、などと話しながらドロドロに疲れて帰宅。

8月25日(火)

 東京を一歩たりとも出ない8月。夏休みも結局、取らずに終わりそう。夏休み最終週の娘と、絶賛リモートワーク続行中の妹と3人で都内ホテルで一泊することにした。一泊二日なのに娘が自分用の小さなトランクを持っていくと言って聞かない。原稿は抱えちゃってるんだけれども…。俗に言う「ワーケーション」というやつだ。3部、3時間交代制のプールで遊び、プールサイドでスムージーを飲み、時々パソコンを開き(涙)、部屋に戻って昼間からお風呂。ああ、プール後のけだるくて眠たい感じ、夏だなー。夜はベタにステーキ。夏よ、行かないでで。ずっと一緒にいられないのは分かってるつもり、でも、もう少しだけ側にいさせて。

8月24日(月)

今日も今日とて入稿と、撮影準備、下調べ。今日から2学期がスタートという学校も多いようだが、我が娘は9月1日までお休み。そのため、家やら習い事近くのカフェやらで業務をこなす。私の本棚から松田奈緒子先生の『重版出来』を取り出して読んでいた娘と、休憩時間にhuluでドラマ版を観た。観ながら、会社員編集者時代を思い出す。校閲部のベテラン校正さん(と呼んでいた)はどんな編集者よりも言葉のプロで、恐ろしいほどの知性と知識で、書いた原稿の事実関係やら、言葉の言い回しをチェックしてくれる。鹿角さんというオシャレでお茶目で、いい加減な赤入れをしてしまったときに真っ赤になってブチ切れるという、皆が大好きな校正さんのことを思い出した。元気かな、鹿角さん。私もよく「わったなベーーーー!!!!」と編集部の後部席から大声で呼び出しをくらい、叱られていたのだけど、鹿角さんたちに今夜はなにが食べたいかとリクエストを聞き、入稿時期に一緒にお弁当を食べながら、言葉のいろんなことを教えてもらう時間が大好きだった。編集部で深夜まで一人作業が続き、お腹が空きすぎて、校正さんたちが自分のデスクの茶筒の中にある飴をこっそり2,3粒勝手にもらい、次の日に慌てて補充するとか。当時お気に入りだった、タイダイ染めのリーバイスレッドデニムを穿いて、徹夜明けにふらふらで歩いていたら、あまりの激務とストレスで「渡部さんが…お漏らしをしている…」と勘違いされて心配されたこととか(どんなキャラだ)。ろくな思い出しかない気がしてきたけれど、今も編集者という仕事を続けていられることは幸せだ。あの頃とは仕事の範囲も随分と広大になったなー。それはそれで楽しくてやりがいがあるし、あの常に雑誌という媒体のページ制作にだけ没頭していた日々も楽しかった。どんな風に広がったり変化したりするかは分からないけれど、死ぬまで働いていたいなあと思いながら、原稿の神様が降りてこないぜ、月曜日。

8月23日(日)

なんだかイライラしたり、ぼーっとしたり、冴えない日曜日であった。こんな時こそ筋トレだ! ウォーキングだ!と思うだけ思って、あっという間に寝た。

8月22日(土)

 11時から、ママ友で料理研究家の野口マキさんのお料理教室に参加。コロナで長らく開催されていなかったので、一緒にレッスンを受けるママ友たちにも久々に会う。今回は「蒸し料理」。一緒に手を動かすのではなく、マキさんが作っているところを見て、メモして学ぶ方式。出来上がったら皆でテーブルを囲み、おしゃべりしながら食べるのが、これまた楽しい。お料理教室終了後にさっそく、おすすめの蒸し器をポチり。長芋の上に海老のすり身を乗せたもの、あとは子供が好きそうなコーンを乗せたシュウマイを、さっそく家でも作ってみたい。あー、広いキッチンがほしいな。毎日せっせと料理をしてから言え!と自分でツッコミを入れつつ、コロナ&猛暑で住みたい場所や家も今後、かなり変化があるのではないか。つい最近も東京の土地の値段が下がっているとか、都心のオフィスに空室が目立つとか。それはそうだろう。私はフリーランス生活も長いので、働き方にそこまで大きな変化はない。Zoomを使う機会が増えたくらいだろうか。話は逸れたが、もともと、終の住処概念があまりなく、気がついたらこんなところでこんな風に住んでいた、という自由な感じで生きていけたらいいのにとは思う。
料理教室からの流れで、近所に住む、保育園からの友達3家族で集まって晩御飯。本当はサクッと外食しようかと思ったのだが、どこも満席。ねえ、コロナってもう終わったの?? 子供も今年で10歳。3歳の頃からの付き合いで、それぞれに個性も得意分野もはっきりしてきたが、皆、今も男女関係なく仲良しだ。親も子も、いつまでもいつまでも仲良くできたら嬉しい。一緒にご飯を食べたママ友のともちゃんが熱心にこの日記のようなコラムのような雑記を読んでくれているようだが、彼女は私の友達の中で1番せっかち。オリンピックに向けて導入され始めた、ロンドンタクシーにヒントを得たちょっと大型のタクシーが日本でも主流になってきた。私、話に出るまで全く気付きもしなかったのだが、そのタクシーの自動ドアは、旧式のパカンと開くドアよりも、遅くゆっくりとスライドするらしい。言われてみれば、確かに…。ともちゃんはその時間が我慢できずに、閉まる前に走り出すよう運転手さんに頼んでしまうとか。このエピソードが大好きで、タクシーのドアが目の前でスライドするたびにともちゃんのことを思い出してしまう。ああ、そういえばTHE SHEを立ち上げた時も、いの一番に買い物をしてくれたね、どうもありがとう。君が好きだ。君の家族も好きだ。いつまでも友達でいてね。

8月21日(金)

 今日は朝から撮影。物撮りで、気心知れているメンツのため、子連れ出勤。スタジオの片隅に即席、勉強机を作ってもらっていたが、もちろんそんなに勉強をするわけもなく、娘は合間でNIZIUの「MAKE YOU HAPPY」を踊って撮ってもらったり、連れてきたぬいぐるみの鳥たちを撮ってもらったりしていた。いつも遊んでもらってありがとうございます。最寄り駅からスタジオまで徒歩でほのの10分強であるにも関わらず、子供が一緒だと危険を感じる暑さ。東京に住めなくなる未来も近そうな気がしてくるくらいだ。ついつい軽井沢の物件など見てしまったりしては、妄想してしまう。というか夏の1ヶ月だけ避暑地で暮らしたいなあ(夢)。
撮影終わりで一件、展示会へ。いただいたコールドプレスジュースをグビッと飲んだらジンジャーが効いていて、ハワイやロンドン、パリの朝を思い出した。久しぶりに編集者の先輩、あつこさんや仲良しのプレスのあきちゃん、カトーさんたちと立ち話。あー、旅に出たいーと思ったけど、ちょっと誰かと話するだけでも楽しい。小さな幸せが得意でよかった。

8月20日(木)

娘の夏休みもまだ続く。朝から晩まで一緒にいる日も多く、それはそれで楽しいのだが、なにせ遠出できない2020年夏。近所で新鮮に勉強したり遊んだりしたいものだと思い、今日は朝から図書館でお互いに勉強&仕事をすることに。リモートワーク中のサラリーマンらしき人も多く、なかなかに争奪戦であった。事務所近所の図書館は2時間入れ替わり制。よおし、2時間だと思うと、集中力も半端なくあがってよい。娘は宿題の壁新聞を書いたり、時折、本棚へ足を運んだりしていた模様。昔から図書館が大好きで、図書館のような家に住みたいとずっと夢見ていた。あ、今も夢見ている。それにしても涼しくて、本たくさん読めて、お金かからなくて、改めて図書館は天国。
近くのお蕎麦やさんで昼ご飯を食べ、公園の遊具を冷やかして、事務所へ戻る。アシスタントのえりちゃんが「ITZYの新曲、もうPV見ましたか?」と誘ってくるもんだから、皆でyoutubeで鑑賞。いやはやしかし、その世界観はもちろんのこと、ヘアメイク、ファッション、方向性、スキル。韓国のガールズグループは考察すればするほどにワクワクする。職業柄、気になると深々と掘り下げてしまうため、もうね、ここにハマると睡眠時間を脅かしてくる事態になりかねないというか、とっくになっている。沼!沼です! いつかこの考察を原稿にしたい。最近、年下の編集者の女の子たちとこの話題で盛り上がることが多くて楽しい。
とりあえず目標の勉強&仕事を終えたところで、感染対策を万全にしつつ、渋谷PARCOへ。オタク道まっしぐらの娘はここの6階が大好き。ポケモンセンターで小さいぬいぐるみを買い、ジャンプショップで漫画の複写原稿を眺め、「鬼滅の刃」のキャラクターグッズについて考察したりと楽しそう。家族で回転寿司を食べて帰宅。

8月19日(水)

集中力の低下が著しい。暑さのせいにしてしまおうかと思ったのだが、やはり40を過ぎて体力も落ちているのだろうか。体力お化けとして名を轟かしていたのに…。5年ほど前、怒涛の撮影→パリコレ取材で疲れが溜まり、パリで膀胱炎を発症。たまたま入った薬局が自然派で「なんとかの茎の粉末」をカプセルにしたもの、そしてクランベリーを飲めば治ると言われ、確かになんとなく治ったのでそのままにしていたらば、後日、帰国してから菌が逆流し、急性腎盂炎になった。ぎっくり腰かと思うほどに腰が痛く、熱があっという間に40度近く上がった。パリ滞在中にgoogleで「膀胱炎 フランス語」と検索したとき、片腰だけが痛く、急な高熱が重なったらまずいと書いてあったのを斜め読みしていたことが功を奏し、速攻で救急病院に駆け込んだ。「入院ですね」「明日撮影なので無理なんです」「・・・・」「終わったら来ます。あの、入院だなんて思わなくて準備もしてきてないし、子供もおりますし。」「・・・。じゃあ、点滴しておきます。」などの押し問答があり、出産以外で初めて点滴をして、その効き目に驚いた記憶がある。そして初めてということに仕事仲間に驚かれた記憶もある。あと、医者に「トイレの後、前から後ろへふいていますか。」と問われ、フラッフラなのに「はあっ?ふいているに決まってるじゃないですか!!!」と立ち上がらんばかりに怒ったことも…。子供じゃないのよ。 などと言うことを思い出しながら、鉄剤を飲んだ水曜日。毎年、この猛暑がくるんだもの、筋トレと鉄分強化だなー。

8月18日(火)

夕方、娘がバレエのレッスン後にファミレスで勉強がしたいというので付き合う。そういうことに憧れる時期なのだろうか。私も付き合ってパソコンを開いて仕事。切羽詰まった入稿時、寝たら終わる入稿時、深夜のファミレスに駆け込んで仕上げるのが好きなのだけれど、最近はコロナの影響もあり、みんな早仕舞い。眠らない街、東京も最近は快眠中だね。健康かもしれない。

8月17日(月)

朝から取材。はじめてMIYASHITAPARKの中に入る。オリンピックは延期だが、こうやってそれに合わせてオープンした(してしまった?)複合施設というのはなんだかこう複雑な気持ちが混じるなぁ。私は大学からの上京組で東京育ちではないが、それでも明治通りの宮下公園付近にはそれなりの思い出もある。それこそ雑誌でスナップしたり、街行く人たちのおしゃれを観察したり、裏原宿ファッションに身を包んで歩いてみたり。90年代後半、宮下公園にほど近い歩道橋を境にして、渋谷系ギャルと原宿系ストリートガールにテリトリーが分かれるとも言われていて、よく考察したもんだ。そんなことを思い出したりしながら、取材を終えて事務所へ戻る。夕方から、サチと2人で、オランダのブランドの人たちと、オンラインミーティング。お互いの状況を話したり、打ち合わせをしたりと楽しい時間。これまではパリのマレ地区にある、彼女たちのプレスルームを訪れていたことが遠い昔のよう。ホテル近くのカフェで2人で朝ご飯を食べてからてくてく歩いて会いに行っていたのが懐かしい。塩入りバターとジャムをはさんだバケットと生搾りのオレンジジュースとカフェラテ。食べたいなー。灼熱の、でもなく、うだるような、でもなく、もはや危険を感じるほどの痛い暑さの東京から、ぴんと張り詰めた、鼻の頭がツンとするパリの寒い朝を思い出した日。思い出があれば、心だけは飛んでいける。

8月16日(日)

 8月16日、日曜日だけれどお盆明け。愛する我が故郷、徳島では阿波踊り明け。15日の最終日、踊り子たちは踊りに踊り抜き、街には人で溢れかえり、まさに踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆ならというやつで、観光客の皆さんも一緒になって踊って、みんな笑顔で、ものすごく幸せな気持ちになる。毎年、その幸せな熱気の中に身を置いて、しばし黙祷し、心の底から世界平和を願って夏を終える準備を徐々に始める感じなのである。そして16日。通常営業が始まるのだが、街中に特設された桟敷きの枠組みがどんどん外されるのを横目に呆然としたり、街にも人にもまだ余韻が残っていて、なんだが皆がまだぼ〜っとしている。「ああ、また1年待つのか…」という呆然。そして「でも楽しかったからまた1年頑張ろう」という切り替え。自分もダメージを受けつつも、そういう街の顔を見るのがすごく好きだったのに。コロナめ…。毎年、家族一家総出で踊っている友達に「夏が終わらん!」と連絡をしてみたら、「もう終わらせずに1周させることにした」と言ってて、なぜかけっこう、ぐっときた。よし、もう1周がんばろ。

8月15日(土)

黙祷。
夏バテなのか、疲れが溜まったのか夜までほぼ寝て過ごしてしまう。例年なら阿波踊り最終日。踊り子たちであふれかえった街中で、お囃子を耳にしながら心の中で「戦争反対。世界よ、平和に。」と唱えながら黙祷することを長年、恒例にしている。今年は東京にて。
どうか、幸せで。

8月14日(金)

昨日、書き忘れたことをひとつ。『タッチ』やら『ラフ』を読んでいるとすごく引っかかることがある。それはギャグやオチで「ブス」という言葉がけっこう出てくること。昔は自分も特になにも思わずに流していたのだと思うと恐ろしいことだ。今はとてもじゃないがそうはならない。あからさまにルッキズムを批判したり、ギャグに使ったり、そして自虐するのももうとっくの昔の時代遅れだ。ダサいという言葉が嫌いだけれど、これはもうダサい以外の何物でもない。過去の黒歴史として社会全体で葬り去るべきだ。
THE SHEの梱包作業をしたり、荷物に入れるお手紙を書いたり、今日は細々とした作業で1日が過ぎていく。夜は娘と一緒に金曜ロードショーで『となりのトトロ』を観る。17回目の再放送だとか。とてつもなくすごいことだ。私なんてもう、ほぼセリフまで覚えてしまっているほどだ。さつきとメイのお父さんに惚れている。知性の塊で、ユーモアがあり、男らしさをひけらかさない。書物をしている時のタンクトップ姿はあまりにもセクシーすぎやしないか。『魔女の宅急便』のキキのお父さんも好きだ。冒頭のシーンで「いつの間にかこんなに大きくなって。」とキキを抱きかかえるシーンはいつ見ても泣いてしまう。

8月13日(木)

仕事をしてはいるが、世間的にはお盆真っ最中で、私も今年はいつもより比較的に緩やか。阿波踊りもなく、実家にも帰れないからお墓参りにも行けず、中高時代の友人たちとの同窓会もない。ない!できない!とばかり言ってないで、なにかこう至極私的な「お盆の恒例行事」をしたいなーと思っていたところ、目にしたのがこちらのニュース。甲子園高校野球交流試合の開幕日である8月10日から「あだち充夏祭り」としてあだち充の全作品のデジタル版が解禁。しかも17日までは『タッチ』の全話が無料! ありがとうございます!!! お盆帰省中に、実家に置いてある漫画をソファに寝っころがって読む、の恒例行事が実行できます。どうしてもひとつだけ言われたら、不動のNo.1漫画は『スラムダンク』だが、『タッチ』は初めて自分で買って揃えた漫画だし、実家に帰ったら、なんだかんだであだち充先生の漫画を見返している。あだち充漫画の主人公のような人(不器用で天邪鬼で誠実で優しくて同性に人気がある)と結婚したいと思っていたな。早速「サンデー」のアプリをダウンロードして読む。小説は何としても紙で読みたいが、漫画はもうお手の物だ。デジタルなら心震える場面や名台詞をスクショできるのもいい。『タッチ』は17日まで無料だしなーと油断し、気がついたらなぜか『ラフ』も『H2』も買ってしまった。大人買いである。実家に帰れば全部あるのに。1番泣けるのは『H2』の29巻であることを覚えていて、先に購入。そしてやはり、号泣。ああ、あだち先生のおかげで今年も”お盆”を感じられました。散財、本望であります。アプリの「サンデーうぇぶり」のランキングを確認したら、1位が『タッチ』、3位が『H2』だった。漫画は日本の宝です。

8月12日(水)

今日はTHE SHEの記事をいくつかアップする日。午前中に1本打ち合わせをした後は、事務所に引きこもって作業と入稿。マガジンにも書いたけれど、酷暑の8月にもかかわらず、ファッション産業のルールに則り、ショップにはSALE品と秋物が並んでいる。今年は特に長梅雨で本格的な夏は始まったばかりなのに。これは売り手や業界の都合で、全然、社会とか買い手の目線じゃないことに、ずっとジレンマを抱えていた。でもファッションが好きだし、ただイライラしてたって何も始まらないし、なにか行動に移して、ポジティブに転換したい。思い返せばまだTHE SHEという名前も決まらぬ頃から、日本における8月のファッションのあり方について、切々とサチに話していたように思う。「暑すぎて涼しいもの買いたいのに全然売ってないから、古着のワンピースばっかり買ってるわ。季節に合わせて需要のある企画をやりたいね。8月のワンピースとかさ。街で着やすいように半袖を主にしたいね。」みたいな話だ。今時期にTシャツー? もう夏服いらないよー。という声が多かったらどうしようかと思ったけれど、UPするなり、とてもたくさんの反響をいただいて、ホッとするやら、嬉しいやら。ありがとうございました。
別に反骨精神丸出しで生きていくわけではないけれど、既存のルールを疑って、ぶっ壊していく立ち位置ではいたいなと思う。壊して作る。そして、小さくてもいいから、常に新しいことにトライしていく。仕事における自分の中での約束事を再確認できた日だった。

8月11日(火)

 今日は早朝より撮影。久々に4時台にロケバスがピックアップに来る。大型のマイクロバスに乗客は8人まで。換気とソーシャルディスタンスを踏まえた、コロナ後の新しいルールだ。気心知れた、でもちゃんと緊張感もある撮影はあっという間に終わり、お昼前には自宅に到着。娘はまだ夏休み真っ盛りなので、家族内でやりくりする必要がある。去年までは娘が一人で先に徳島へ帰り、じいじばあばと3人でそれはそれは楽しそうに、田舎の夏休みを満喫していた。私は、毎日送られてくる写真を肴に、ここぞとばかりに朝から晩まで仕事したり、友人と晩御飯に出かけたり。あー、来年の夏はまたそんな風にできていますように。夕方から娘をバレエ教室に送っていくと、次の発表会が来年の夏に開催予定というお知らせが来る。あら、本当? 開催できるのだろうか…できていますように。ってことはオリンピックはどうなる??
3月からずっとテレワーク中の妹が、明日はうちの事務所で作業するとのことで泊まりにくる。嬉しい。妹と会うのも久しぶり。娘も大はしゃぎしている。3人でまたもや「NIZIプロ」大会。それぞれが好きな場面やら、好きな課題曲やらで大いに盛り上がる。この日のためではないが、コツコツと練習を重ねてきたMAKE YOU HAPPYを娘とともに踊って歌ってみたところ、妹が大爆笑していた。いや、そういう類のエンターテイメントではないのだが。まあ、妹が楽しいなら、お姉ちゃんは嬉しいよ。

8月10日(月)

今日は地元、徳島の友達の誕生日。そん、おめでとう。徳島県民にとっては8月12−15日が1年で1番大切な阿波踊り。毎年、だいたいこのそんの誕生日からそわそわし始め、いつもヤフーニュースに「猛暑を気遣い、白熊にリンゴ入り氷のプレゼント」という類の動物園のほんわかニュースが載り、お盆前に必死で仕事にけりをつけて飛行機に飛び乗るというのがお決まり。今年はない。生まれて初めて、ない。コロナめ…どうしてくれよう…というわけで日記もおろそかになってしまった1週間(言い訳)だけれど、仕方ないよ、だって阿波踊りがないんだ。

8月9日(日)

モーリシャス沖合で、日本の海運会社が初秋する大型貨物船が座礁したことにずっと胸が苦しい1日だった。周辺の珊瑚礁をはじめ、壊滅的な環境汚染が広がっているとのこと。この事態、日本がどんな風に対処するのか、原因はなんだったのか、あの美しい海がどうなってしまうのか、注意深く見ていきたいと思う。

8月8日(土)

 8月8日末広がり。今日は朝から撮影。物撮りを少人数で。今日は珍しく女子ばっかりの現場だ。長丁場なので午後に差し掛かったあたりから、90’sのJ-POPをBGMにして、カラオケに行けないストレスをここにぶつける。フォトグラファーのあけみちゃんとは、15年前、ロンドンで暮らした頃からの友達でもある。撮影終了後に久々、2人でご飯へ。ロンドンでも東京でも一緒に仕事して、遊んで、深々話して、長い時間を過ごした大切な人。感情に関しては、絶対とか永遠ってないのだと思うけれど、きっと年を重ねてもずっといろんなことを共有しながら、一緒に生きていけるのだろうなと思える人だ。ロンドン時代の友達は、結構、今でも仲がいい。ロンドンに住んで間もない頃、驚いたのは、自分の誕生日会をその辺のパブなどで自分で開催すること。そして、その人が直接知らずとも、その人の友達の知り合いやら、同僚やら、なんやらかんやらが「おめでとうー」と集まってくる。だからだろうか。友達の友達は皆、友達というムードがあり、ロンドンを離れた後でも、実際には同時期のロンドンで暮らしてなくても、「ロンドン友達」が結構できた気がする。なにを隠そう、サチもその一人。ああ、それにしてもロンドンで暮らした1年半は本当に楽しかった。東京の方が遊びの幅も場所も、断然広くて多いのだが、お金が全然なくても、思いっきり楽しめてしまうあのロンドンの豊かさ。住まなければ得られなかった大切な友達、そして、言葉や習慣にもありがとうと思いながら、あけみちゃんと夏の夜を歩いた。

8月7日(金)

 メダカの金ちゃん瀕死による娘号泣事件を聞きつけた、ライター仲間のもりこが生まれたばかりのメダカの卵をくれるというので、そそくさともりこの家近くまで卵をちょうだいしに行く。久しぶりに会ったもりこは変わらず元気そうで、ニコニコしていたので嬉しかった。なにより、気持ちが嬉しかった。次はゆっくり会いたいな。 世の中は明日からお盆休みだというのに、入稿やらなんやらが立て込んでいて、ドタバタの金曜日。明日の撮影はギリギリまで予定変更があり、今日締め切りの原稿は終わらない。はーふーはーふー、深呼吸。
 子供を連れて打ち合わせに行ったのだが、もうあまりに暑いし、電車はコロナが心配だしで、もう今日はいいやと思い、タクシーに頼る。涼しい。なにかのニュースで見たのだが、オリンピックが開催されていたらこの炎天下の中で競歩などが行われていたという。いや、無理でしょう…。タクシーに揺られながら、ふとパリのタクシーのことを思い出す。たまに天井全部が窓になっているタイプのタクシーがあって、それに乗れたらすっごく嬉しかった。ぐんぐん進む景色の中に空や雲がついてくるっていうのはとても清々しくて、乗ったらいつもカメラを上に向けて撮っていた。ここのところはパリもuber移動が多くなったのでご無沙汰しているが。というか、次は一体いつパリへ行けるのだろうか。

8月6日(木)

 黙祷。戦争反対。
 2年間、リビングの水槽ですいすいと泳いでいたメダカの金ちゃんが死んだ。昨夜、いろいろを終えてソファでゴロゴロしていたら、娘が「ママー!!! 金ちゃんの様子が変だよー!!! フラフラしてるし、目が見えてないのか浮き草にぶつかっているよ。」と半泣きで報告に来た。冬に「金ちゃん、死んだー!」→冬眠ということは繰り返していたのだが、さすがに真夏なのでそれはなさそう。目視すると、確かに泳ぎがおぼつかない。メダカとはいえ、娘にとってみては思い入れのある大切な大切なペット。瀕死状態を目にし、昨夜は号泣につぐ号泣。瞼を真っ赤に腫らしていた。水槽の前で、「金ちゃん、私の家に来てくれてありがとう。うちでよかった? 後悔はない? 天国に行ってね。地獄に行かないでね。ああああ、水草に絡まってる。ギュエーーーーーーーン」。水槽を直視できないときは、画用紙に「金ちゃんありがとう、大好きだよ」とメッセージ入りのイラストを描いていた。まだ、死んでないぞ! 朝起きて死んじゃっていても、最後にお別れできたからいいね?と言い聞かせてベッドへ運ぶ。案の定、今朝、死んでしまっていた。これは1日荒れるかなと思ったが、意外にも静かに死を受け入れて、庭に埋めていた。代わりに買っていた球根を鉢に植えて、新しい生をお世話することにした。予想以上にあっけらかんとしていて、「金ちゃんには水槽の外の世界を見てほしいから、そっと心の中で連れて行くことにする。井の中の蛙大海を知らずというし」などと張り切っている。諺の意味はちょっと違うけれど、子供って逞しいなと思った1日であった。

8月5日(水)

 世界規模によるコロナの大流行中に、ヨルダンの爆破。日々、舞い込んでくる倒産のニュース、そして、自然被害。嫌だけれど、今年はまだまだとんでもないことが起こりそうな気がして仕方がない。朝起きて、ニュースサイトを開くたびに、少しずつ、知らぬ間にストレスが備蓄されていると思う。それで人はイライラしたり、攻撃的になったり、疲れが溜まったり、ちょっとした鬱状態になったりしていく気がする。心と体と脳は繋がっているから、鬱々としてきたら、精力的に体を動かすことにしている。縄跳び100回とか、Youtubeでひなちゃんねるの腹筋とか、NIZIUの「MAKE YOU HAPPY」踊るとか、黙々と歩くとか。そうしたらちょっとだけすっきりとして、前向きになれるから。「筋肉は裏切らない。」、間違いないと思うな。

8月4日(火)

 夏休みに入り、朝から晩まで子供と一緒。小学4年生は学童がないのだ。おのずと自宅での作業が増え、緊急事態制限の日々を思い出す。リビングの机で2人横並びで座り、私は仕事、子は勉強や工作。仕事の効率はもちろん下がるが仕方ない。洗濯機を回し、回し終わるまでにコンテを書き終える!とか、お風呂が沸くまでに企画書を書く!などとちょっとしたゲーム?を混ぜていって、両立。しかし長すぎた梅雨が明けて、洗濯物の乾くこと、乾くこと。気持ちいいな。

8月3日(月)

  暑い暑い暑い。もうデニムが穿けないよ。つなぎかワンピースばかりだ。今日は昼から夏休みに入った娘を連れて事務所へ。途中で図書館に寄り、娘の本を5冊借り、ついでに私も『風とともに去りぬ』を借りる。そういえば、小説でしっかり読んだことがなかったな。娘の選書を待ちながらブラブラして目に止まった本をさくっと借りる。この方法で読む本も結構いい。本屋でブラブラとはまた違ったチョイスになり、楽しい。事務所へ行くとサチがいて、娘が虹プロ始まりでハマったTWICEとITZYのPVを3人で見る。ITZYの方がクールでカッコよくてのしのし前に進む感じの女性像なのね。3人合致で生き方ならこっちかなーなどと言いながら、娘の創作ダンスを2人のJ.Y.PARKが見守る構図に。仕事に一区切りつけて、夕方から娘と2人でジブリの『もののけ姫』を映画館で観る。人ごみを避けて月曜日に行くと決めていて、その通りに空いていてよかった。いつも通り、ポップコーンペアセット(ポップコーン1つとドリンク2つ)を買って館内へ。ソーシャルディスタンスで一席空けて座っているため、意外と遠い。娘の席に置いたポップコーンを、左手を大きく伸ばして取る。そんな中、「ママ、手繋いでー!」と怖がる娘から声がかかる。左手に取ったポップコーンを右手に持ち替えて、左手を娘に差し出す。となると、右手に掴んだポップコーンをそのまま口に持っていき、指の隙間からワイルドにムシャムシャ食べるしかないという状態に。初体験だ。映画が終わった後には、まあまあの数のポップコーンが床に落ちていた。

8月2日(日)

 今日は朝から夜までパジャマのまま、汗だくになって掃除。ふー。以上。

8月1日(土)

 ハロー、8月。今年は夏休みも花火も阿波踊りも田舎帰省もなーんもないけれど、君と楽しく付き合いたい気持ちは変わらない。だから、いきなり猛暑はやめてよね。今日は、昼から打ち合わせと筋トレ。<ケーシーオー>のハットをかぶり、マスクをつけて、完全防備。これ、外で会っても誰も分かりやしないな。電車には乗らずウォーキングも兼ねて、小一時間歩く。いつの間にやらミヤシタパークも完成している。続々とオープンしているのはいただいたメールなどでチェックしているのだが、まだ実際には訪れていない。しかしながら、渋谷駅近辺の景色も様変わりしたな。オリンピックは開催されなかったけれど、オリンピックに合わせた商業施設は次々とオープン。明治通りをてくてく歩きながら、わあ、行き交う人はみんなマスク姿なんだなんて、改めて思いながらふと前方を見ると、<SOPH.>の看板広告が目にはいる。「まいったな。2020」。うん、うん、本当にそうだね。今週の漫画:ついに「1122(いいふうふ)」(渡辺ペコ)が完結。なるほど、そういう結末か。余白がありすぎて、もしや続編ありなのか? でも、登場する女性たちのセリフに思わず涙が出る、そんな漫画でした。数日前は共感、共感って言いすぎるのはどうなんだろうと書いたが、やっぱり、共感って大切なのだな。というか、共感の概念すら、細分化される時代なんじゃないだろうか。という取り留めのないことをぼんやり考えながら、8月が始まった。

7月31日(金)

さよなら、7月。ありがとう。この前、なにかの記事で1年の本当の幕開けは1月1日じゃなくて節分だから、8月は折り返し地点だと書いてあった。おお、ホッとするのはなぜだろうか。とんでもない2020年だけれど、よし、後半もコツコツと頑張ろう。

7月30日(木)

 今日は馬喰横山町のスタジオにて撮影。基本的になるべく出歩かない昨今、電車を乗り継いで、馴染みのない街へ行くともう旅した気分である。問屋街がたくさんあって、ちょっと面白そう。今回は時間がなかったけれど、次回は散策してみたいな。スタイリストのゆめちゃんは撮影後に浅草でペリカンのパンを買って帰ると言ってた。それもいいね。人は行動を制限されると鬱々となることもあるけれど、その中で、ユーモアの心を忘れずに、小さくてもいいからいかに楽しさを見出せるかということは大切。この前、ハーパーズバザーのウェブ企画で内田也哉子さんにインタビューする機会があった。「自由とは自分の心が決めることで、そのボーダーラインさえも捉え方次第ですよね。」という話になり、本当にその通りだと思う。どんな時でも心は自由でいたいな。
 最後の打ち合わせを終えて、時間に少し余裕のある日だったため、原宿から渋谷を抜けて1時間ほど歩く。歩きながらいろんなことを思い出したり、考えたりしながら、街を通り過ぎていく時間が好きだ。趣味と言えるほどのものはなにもなく、あ、趣味は仕事なのだけれど、今、趣味はなに?と聞かれたら散歩と答えたい。

7月29日(水)

 今日は昼から事務所作業。撮影し終えた写真を並べて、どんな風にデザインしようかなーとか、どんな見出しつけようかなーと考える時間もまた楽しい。コロナのせいで随分と両親に会えていないし、生まれ故郷の徳島に帰れていない。しょっ中、LINEしたり、電話で話したりはしているが、今年は阿波踊りもなく、帰省しない夏休みなんて(涙)。実家にはきなこという名のトイプードルがいる。時々、トリマーさんにカットをしてもらっていて、散髪後に記念撮影がある。そして、何匹かのワンコたちをまとめたインスタグラムがあがる。それを母が「どの子がきなこでしょーか?」とLINEしてくる。これが密かな楽しみで、まさかそんなうちの子を間違えるわけがないでしょうと思いながら、一匹、ものっすごく似ている子がいるので注意が必要だ。間違えようものなら、家族全員から非難を浴びる。季節折々の挿絵の前にちょこんと座って、きっと「おすわりよ、きなちゃん」とか言われたりしながら写真に写っているかと思うとちょっと笑える。きなこは驚くほど母性が強く、私が里帰り出産した時から東京へ帰るまで、彼女は娘を本気で育てていた。いや、本当に。小さな赤ん坊を踏まない、ぎりぎりの場所で寝ていたり、犬なので耳がよく、娘が泣き出す5秒前に察知して私に知らせにきた。朝から晩まで24時間、いつも側に寄り添い、時々育児疲れで爆睡していた。帰京前夜、きなこに「ありがとうね、お世話になりました」と言いながらその背中の巻き毛に顔をうっぷして号泣した(マジ)。今では娘に「きなこ、お座りっ!」などと言われているが、とびきりに仲良し。学校での工作はだいたいきなこを作って帰ってくる。ちなみに写真の1番下段の右端がきなこです。

7月28日(火)

 朝から夕方まで、撮影。換気、マスク、ソーシャルディスタンス、消毒、飲食を共にしない、少人数制。コロナ対策をした上での撮影は、まだまだ続きそうだ。でも、アイデアのある、丁寧なよき撮影だった。帰りはフォトグラファーの小川くんに事務所まで送ってもらう。夜は、娘が学校で50文字の漢字テストがあるというので、問題を作る。これは私と娘の恒例行事。物語の中に、いかに習得すべき漢字やら、メッセージやら、笑を入れ込んで、楽しくテスト勉強ができるか。腕の見せどころなのだが、こだわりすぎると下手に時間がかかって問題が出来上がる前に、娘の就寝時間が来ても困るため、ぐわっとひと思いに書く。学期末、これを終えると、ああ、娘の休みがくるなーという感じ。今年は旅行も花火もお祭りもないけれど、娘にとって楽しい夏休みにしたいな。

7月27日(月)

 利権、横流し、情報操作、沈黙。ここのところのニュースを見るたびに、世の中はどうであれ、できるだけ自分は、本質的なところでは矛盾を抱えずに生きていきたいなと思う。それからよく思い出すのは、村上春樹さんがエルサレム賞授賞式で行った、あの有名なスピーチ。「高く、堅い壁と、それにあたって砕ける卵があれば、私は常に卵の側に立つ。しかも、たとえ壁がどんなに正しくて、卵がどんなに間違っていようとも、私は卵の側に立つのです。」の1文は、折に触れて、生きていく上での指針になっている。豊かさの基準を間違えないようにしたい。いや、正しいか間違っているかは人それぞれだけれど、自分にとっての豊かさ、社会や人との関わり方に、自分自身が納得して生きていたいな。

7月26日(日)

 今日は出版社時代の同期、千ちゃんとまりと久しぶりの集合である。もう20年を超えての付き合いになると思うと感慨深い。新卒の同期入社は10人。会社員のまま、フリーランス、形を変えながら8人は今も編集者のまま。3人いた男子は今は皆、それぞれに編集長になっている。私も会社員のままで編集者を続けていたらどうなっていたかなと思ったことが1度もなくて、本当に組織に向いていないのだと思う。同期とも後輩とも仲が良くて、「仲良くするな!ライバルなんだから!」と上司に叱られたことがあるのを思い出した。当時、3人とも三軒茶屋とか池尻辺りに住んでいて、朝から晩まで思いっきり働いた上で、夜中にしょっ中、富ヶ谷界隈で集まり、たくさんのことを話した。仕事も恋愛も、本当にたくさん。励まして、励まされて、笑って、泣いて、人生の多くのことを共有し合ってるんじゃないだろうか。住む場所も仕事の環境も色々変わったが、今も変わらずに会える時間が本当に尊い。他の同期たちとも未だにとても仲が良くて、すごく恵まれていると思っている。胸いっぱいの希望を持って社会に飛び込んで、思いっきり現実に突き落とされるあのひよっこ時代を共にした絆は思った以上に強い。今日はお互いの近況報告をしつつランチを食べ、鬼才の漫画家、上村一夫の展示を観て、早めに解散。コロナが落ち着いたら、またゆっくり話そう。

7月25日(土)

 4連休だが特に大きな予定も入れず、少しの外出以外は家にいる。そしてミスセブンティーン候補者のプロフィールを引きずっている。長所に「場の空気が読める」とか「共感能力が高い」などという言葉が並んでいた。いつの間に、前途ある若い女の子たちに、こんなことが長所だと言わせる世の中になってしまったのだろうか。これって下手したら同調圧力に繋がらないだろうかと思ってしまう。そして、出た、共感。世の中、共感の嵐である。もちろん、大切。自分が世の中に出すものが独りよがりなのはカッコ悪いし、世の中と繋がっていないのも嫌だけれど、昨今、共感にプライオリティを置きすぎてやしないだろうか。かくいう私も2,3年くらい前は「今は共感こそ1番大切」と思っていたところがあるのだが、最近はちょっと違う。そこを重視しすぎると、多様性へ向き合う姿勢がカッコだけになりそうな気がするのである。そして静かに個性を押さえつけてしまうような、同調圧力に繋がってしまうような気がするのである。とにかくティーンエイジャーのプロフィールの長所欄にそんな言葉が並ばない世の中にしたいなあと思いながら、武田砂鉄さんの『わかりやすさの罪』を買いに本屋へ行った。Just be yourself. That’s enough.ってJ.Y. PARKさんも虹プロでリマちゃんに言ってたねと思いながら。

7月24日(金)

 UPしたと思っていたが、プレビューを改めて見返したら空白。なにかの暗示だろうか…。なにを書いたかはもちろん、どんな1日であったかももはやおぼろげ。2時間コースのマッサージ後、50分ウォーキングし、汗だくで帰宅。3年ぶりくらいに、もう何度目か分からないくらいだけれど、SEX and the CITY を観ている。英語の勉強も、NYのことも、女性の多様な生き方も、とにかくもういろんなことをここから学び、笑って、泣いて、時に考え込み、私の20代に多大な影響を与えたであろうこのTVドラマシリーズ。気がつけば、キャリーたちよりも年上になっている。何度観ても、元気が出る。ということを書いたのを思い出し、再度、UP。

7月23日(木)

 世の中は4連休のスタート。7月中に自宅と事務所の大掃除を終えたいと目論んでいる。午後から、相棒のサチとアシスタントのエリちゃんと3人でTHE SHEの倉庫部屋を大掃除。掃除して段ボールを捨て整理したら、なんだかいい気が入ってきた感じ(単純)。今日はここまででいいか、というところで切り上げて、皆でランチ。ミスセブンティーン2020の最終候補が出揃い、投票が始まっているので、2人を誘って候補者の女の子たちをチェック。みんな、キラッキラで可愛い。未来そのものだ。毎年、彼女たちのプロフィールを読むのが好き。初っ端からエントリーNo.01の阿部苺菜実さんが、長所に「場の空気を読める」と書いており、「そんなことをこんな歳から長所にしちゃあダメだ!君は今の君のままでいいのだから!空気なんて読むな!」と声をかける(誰に?)。他にも短所「オタク。」←「きゃー、それは長所!長所なんだよっ!」とか趣味「入浴剤を集めること」←「私も♡」などと大盛り上がりでコメントする私を見て、アシスタントのエリちゃんが、心の中で、この人についてよかったのだろうか…と思っていたら申し訳ないと思う。3人で投票を終えて、解散。のびしろだらけの女の子たち、みんなみんな、輝いている。女子高生の本とか雑誌を作ってみたいなあ。大人と子供の間みたいな女の子たちのあの時間。やっぱりとても大切で、興味深い。ZINEでも作ろうかな。女子高生版流行語大賞も、毎年、とびきりに楽しみにしている。「ぴえん」の進化系が「ぱおん」なんて本当に最高。事務所の一室を掃除できたことで満足し、自宅は手つかずのまま、ぐーぐーと寝てしまった。

7月22日(水)

 明日から連休だが、娘は学校。不要不急の外出は控えるようにとのことだが、登校日。なんだかなぁ…。仕事柄だとは思うが、広範囲に渡り好奇心が強く、常に新しいこと、面白いこと、社会でなにが起きているのかを頭の中に入れておきたいタイプ。貪欲にそうしているというよりは、多分、もうそういう生き方とか生活の仕方が染み付いているのだと思う。そうしてるうちに、おお、きっと世の中はこんな風になっていくんじゃないかなーとか、次にくるのはこれだなーとか、今、注目すべきはこういう人たちだなーとか、まあ当たらない時もあるかもしれないけれどズレることもあまりなく、ちょっと先のことが見えたりする。だから行ったことのない場所に行き、触れたことのない文化に触れることは大切。カッ!っと目を見開くような発見があったり、後からじわじわと「あ、分かった!」と膝を打つことがある。編集者は自分一人で考え抜くというよりは、人や物やことにたくさん接して発見していくタイプなのだと思う。コロナも第二波が来ようとしているのか、すでに来ているのか分からないけれど、今ほどにちょっと先のことが見えないことはないなあと、改めて思いながら仕事をしている。「今」とか「時代」を追いかけて、追いかけて、追いかけ続けている間に「普遍」が見えてくるタイプ。どんなに時が経っても古くならないものよりも、時が経って古くなったけどあの時ってこうだったよねー!って猛烈に思い出してもらうものを作る方が、私は好きなのかもしれない。前日、取材で訪れたアトリエに90年代の雑誌が置いてあって、めくるたびにワーワー言いながら懐かしい!わあ、こういうの着てた!これ好きだった! この時、ああだったよねーとか言いながら皆で盛り上がって、その時の高揚感が未だに残っているからかもしれないな。まあ、だからこそ「普遍」を作れる人たちに対する憧れと尊敬の念もあるのだが。いずれにせよ、数年先に、きっとあの時、コロナで大変だったよねという時が来るはずだ。とにかく経験と直感を大切にしながら、今、できることをしようなどと、取り留めもなく考えながら、家と近くのカフェで粛々と仕事をした1日であった。

7月21日(火)

 1週間前から寝違えたのかなんなのか、ギックリ首とまではいかないが、ずっと首が痛い。入稿を終え、やっとこさトレーニングへ行き、トレーナーのきえちゃんに体を見てもらう。「左肩、亜脱臼してますよ。よくここまで頑張りましたね…。」と驚かれ、「うん、私、頑張り屋。」と素直に受け入れておいた。当たり前だが、左肩が変になると、そこから首、背中、右太もも付け根、お尻とどんどん体が硬くなり、歪む。ああ、自分を労わろう。
 久しぶりに会った時、「あれ〜、なんか太った?」とか悪気なくズケズケ言う人が苦手。自分が言われても嫌だけど、一緒にいる人が言われてもすごく腹が立つ。すぐに「あなたに関係ないと思うし、失礼だし、太ってない」と噛みついてしまう。失礼極まりないと思うんだよな。外見、体型について茶化していいのは本人だけで、いくら本人が言ってるからといって、それに便乗もしてはならない!と改めて思うことがあった。そういう無神経さってどこからくるのだろうか。
 そして断食の本を読みながら、とんかつを食べるという矛盾極まりない行為。Go To施策は始まるが、自粛要請は出るという事態よりはマシかと思うけれども。
 

7月20日(月)

 朝から夜まで、入稿作業。夕方、原宿へ出かけ、敬愛する先輩でスタイリストの金子夏子さんと打ち合わせ。いつの間にか原宿の『オーバカナル』が場所を変えて復活している。懐かしい…大学生の頃、よく通ったな。A.P.C.とかZuccaとかヘルムートラングとかX-girlとかサイラスとか着てさ。あの頃の私は元気だろうか? 時々そういう風に昔の自分を思うときがある。いや、もちろん自分なんだけど…ずっとあのままその場所にいる私のような感覚というかなんというか。違う次元ではあの私はあのままで生き続けているような。あのとき選べなかった人生も実はそれはそれでどこかで続いているような。想像の世界とはまた違うんだけども。いつかしっかり言語化しよう。夏子さんと仕事の話もさることながら久しぶりにお茶をしながら、いろんな話をした。私の仕事のフィールドには、カッコよくてチャーミングで自由でパワフルで、人として本当に素敵な女性の先輩がたくさんいる。それは本当にありがたくて、ラッキーなことだ。私も先輩たちと同じように、少しでも年下の女の子たちのお手本や助けになれているといいのだけれど。まだまだ、頑張らねば。
 夜、ママ友のかおりさんとLINEでやりとり。夏休み、どうするの?とか昨今のニュースとか、子供の話とか色々話していたら、かおりさんが、とにかく生きよう! と送ってきた。ああ、2020年ってなんだか本当にそういう年だなあと思って、寝る前にもう一度、LINEのその文字を見返した。
 

7月19日(日)

 娘と、お泊り中のいしちゃんが起きてきて、皆で朝ご飯。パン、おにぎり、コーンスープ、ハムエッグにウィンナー、フルーツ、オレンジジュースと簡単な朝ご飯だけど、ゲストがいるとなんでこんなに楽しいんだろうね。皆でゼリーを作ろうかと言いながら、結局、少女たちはNETFLIXの『ときめきトゥナイト』に夢中に。懐かしいな。りぼん世代の私です。時を経て、娘と娘の友達と観るとは感慨深いね。しかし、母親として2人を見守るというより、完全に仲間に入ってしまうこの癖をどうしたものか。NIZIUのPVを観ながら、「私、マコちゃんやる! 私はミイヒのパートがいい。え?ずるい、私もミイヒ!」などとフォーメーション争いに参加している私。クイズ、一体全体、どれが母親の言葉でしょうか?状態。中学生くらいになれば、「ちょっと! あっち行ってよ!」などと言われるのだろうか。また夏休み中にお泊まり会をする約束をして、いしちゃんは帰って行った。9歳、10歳とのガールズナイト、楽しかったな。

7月18日(土)

  娘がバレエへ行っている間、ママ友、かおりさんとお茶&おしゃべり。今日の話題はもっぱら娘のことだが、いやはや、同じような悩みがあるから、なんだかほっとする。そして携帯をぱっと開いたときに目にした、衝撃の訃報。改めて、人には人の地獄があり、それは見た目には全く分からないものだ。ましてやSNSなどによる発言なんかには、当たり前だが現れるものではない。強そうに見えて弱い人。幸せそうに見えて大きな悩みを抱えている人。自分が目にしているものだけが全てではなくて、人には人の地獄があるんだ(繰り返し)と思う。だからこそ、できる限り、人に優しくありたい。自分がされて嫌なことは人にしないというのももちろんだけれど、自分が嫌じゃなくても人にとっては思いっきり嫌なこともある。難しいけれど、想像力をなるだけ大きく働かせて、人に優しい人間でありたい。特にここ1,2年で強く思うことだ。
 バレエレッスンの後、娘と保育園時代からずっと仲良しのいしちゃんがお泊りに来る。NIZIU、TWICEとyoutubeを観て歌い踊り楽しそう。楽しそうというか完全に私も一員として参加させていただきました。今日は2人で特別に夜更かしするんだそうで、まあ、許す。NIZIプロの皆が暮らしていた韓国の宿舎に憧れており、寝室を女子寮と名付けてテントを張り、壁に布を貼り、まあ器用に改造していた。楽しくていいね。そこにはさすがに参加させてもらえませんでした。隣の部屋からきゃっきゃきゃっきゃと楽しそうな声が漏れてくる。女友達は本当にいいぞ。自分の人生にとって、かけがえのない人だぞ。ずっと仲良くしてね。

7月17日(金)

 今日はZoomでの打ち合わせが3本、入稿1本。コロナ、第2波、来てしまった? 思い返せばコロナは湿気に弱いから梅雨に入る日本は大丈夫そうだという予測は残念ながら外れていた。初めてのウィルスだから、軽症で終われば大丈夫というのも絶対に保証はないし、後遺症も疑われている。絶対にかかりたくないし、誰かにうつしてしまうのも怖い。このままのペースで行くと1ヶ月後には爆発的に増えているかもとの報道もあり、恐ろしい。雨続きで肌寒いので、夕飯はまさかのしゃぶしゃぶ。鍋。そして気分をあげたくてお花をたくさん買って、部屋に飾った。

7月16日(木)

 昼からサチとTHE SHEの秋冬シーズンの打ち合わせ。自分たちの打ち出し方にとことんこだわって、買いたいものをセレクトする。秋はやっぱりニットが着たくなる。「Tシャツの季節」の次はやっぱり「ニットの季節」がワクワクするな。夜になるとちょっと肌寒くなってきて、切なくなって、ニットが着たくなる季節。街の匂いも空気も少しずつ変わり始める頃。今年はコロナのこともあり、その頃がどんな気分なのかが掴みにくい。でもやっぱり、ニットは着たいなぁ。
久しぶりにお会いする、スタイリストの村山佳世子さんがTHE SHEへリースに来てくれて、とても嬉しかった。いつ会っても変わらず、穏やかでチャーミングで面白くて温かい。もう10年近くも前になるエピソードなのに、かおりちゃん、あの時あんな風に言ってたよね、とか、こんなことしてたよ、とか覚えてくれていて驚いた。

7月15日(水)

 昼からスタジオ撮影。思えば長らくロケ撮影をしていない。ちゃんと換気ができて、密にならずに距離を保って撮影でき、対策もしっかり練られているスタジオのみ。早朝からロケバスに揺られて目的地に行くのがちょっと懐かしいな。でも今は、無理せずに。GO TOしない。お昼も取り分け形式のケータリングはやめていて、毎回、お弁当にシフトしている。今日は大・大好きなチオベン。やったー。気がつけばもう7月の折り返しである。梅雨も長く、コロナ禍の影響もあり、夏休みがすぐそこ!という感じがしない。GO TOする気になれない。近場の温泉くらいには行きたいけれど…。というかGO TOキャンペーンに使われる税金をどうにか熊本の被災地のために使ってほしい。インパルス飛行に全然喜べないし、娘に見せる気もしなかったが、ここへきて、一所懸命働いてくださった看護婦さんたちの大量辞職の報道。やはりね。うーむ、やっぱりまだまだ閉塞的なムードは続くな。よし、こういう時はまずは小さな幸せを丁寧に探してみる。チオベンを食べた(2回目のやったー!)、笑いの絶えない撮影だった、オンライン打ち合わせで、大好きな先輩の顔を久しぶりに見た、娘とNIZIUのMake you happyの振り付けを覚え始めた、電車移動の際に座ってゆっくり読書できた、雑誌BAILAでTHE SHEの紹介をしてくださるのだが、推薦してくれたコメントが嬉しかった、新しく使い始めたファンデーションがいい調子(サチとお揃い)、京都に住む従兄弟家族とのラインのやりとりが楽しかった。よし、大丈夫。

7月14日(火)

 昼からサチと打ち合わせ。やるべきこと、やりたいこと、全部話して、ワクワクした。その後で<ラストフレーム>の展示会へ。新作バッグも非常に素敵でした。その後にもう一件、打ち合わせがあり、久しぶりに銀座へ。ほぼ4ヶ月ぶりの銀座は人が戻りきっておらず、お店も閑散としていた。
 夕飯を食べて娘が連絡袋から、配布物を出す。いやー、今日のハイライト(?)はここにあった。今年はコロナのせいでたくさんのPTA活動がなくなる中、学級委員だけが選出されるため、立候補するか否かというアンケートだった。と思いきや、よく見ると①立候補します。②希望なし。委員選出に関する全てをお任せいたします。選出された場合はお引き受けいたします。の2択だった。えええ、何? 最後の1文、何? そんなこと勝手に決めないでほしい。PTAの学級委員は学校や先生と、特に密に接する委員であり、日々の暮らしの時間の使い方に余裕があり、比較的いつでも頻繁に学校に行くことができ、我こそはと意欲を持っている方がやってくださるのがいいと思う。私は到底無理です、仕事の時間もバラバラで一定ではなく、急な取材や出張も多いし。他の委員ならまだしも、これはお引き受けいたしかねます…という選択肢はない。っていうか2択としておかしくないか? コロナに対する考えだって個々、違うだろうに。学校も好きだし、行事にはこぞって参加しているし、もちろん教育はなにより大切だと考えているから、できる限りで学校とも先生ともコミットしたいと思っているし、してきたつもりだ。時代はこんなにも変わっているのに、PTAという組織は本当に私の母の時代と何ら変わっていない気がする。どうして? めんどくさがっているわけじゃなくて、責任を持ってできないこと、そしてこの同調圧力が嫌なのだ。何だか素通りできないなあと思って、最後の1文を線で消し、「コロナにおける今の状況下において、仕事を持つ身としては学級委員を責任持って果たすことはできかねます。また、保護者会もままならぬ中、このような紙1枚で、立候補、もしくは選出された場合は引き受けますの2つだけしか選択がないのはおかしいのではないか、お引き受けますとまで半ば強制的に書かれていることに疑問を持ちます」と長々と書いてしまった。スルーしようかなとも思ったが、やっぱり、おかしいと思うことにはおかしいと言いたい。しかし、娘が嫌がるかなーと思って若干気弱になり、まずは2つ折りにして連絡袋に入れてみる。娘が気付いて読み始めた。う、ドキドキ。「すまんね、でもなんかおかしいよと思っちゃって。」と説明しようと思った矢先に、「さすが私のママ、かっけー!議論する女、かっけー!」とニコニコしてくれたのでほっとするやら、嬉しいやら。「こんなご意見いただきました、なんて放送委員会で流れないかな?」と娘。いや、それはさすがにない。でもそれくらい、オープンであるべきだとママも思うんだ。

7月13日(月)

 今日は夕方からZoom取材と対面取材。家に戻ると、娘が図書館で借りてきた本を机の上で、ソファの上で読んだ形跡がある。昨日、本当に久しぶりに図書館で行って本を借りて、少し日常が戻ってきた気がした。予約本を受け取るのみ→奥の本棚エリアに入れない→分散利用と、長い道のりだった。回覧席がソーシャルディスタンス仕様になっているくらいだろうか。15冊借りられるのだが、娘が12冊、自分が3冊の割合。娘は12冊中の3冊は私に選んでほしいという。誰かに本を勧めるのはとても難しいが、好きな人が好きな本を読むのは大好き。娘も同じような気持ちでいてくれたらいいな。今回は「三銃士」を選んだ。今日は比較的のんびりとした月曜日で、特筆することもない。家族でまた「Niziプロ」を観たくらいかな…。

7月12日(日)

 久しぶりに娘と2人で、伸び放題だった髪の毛を切りに行く。ずっとショートカットで、理想としては3週間に1度は切りたいところ。本当は金髪とか薄いピンクとか派手なヘアカラーにしたいのだが、いつも娘に反対されている。保守的。学校で浮いているのだろうか、私。ただでさえ洋服が派手なんだから、髪の毛くらいは大人しくしておいてほしいのだろうか。で、でも今年はPTA活動もないですし…。「そういう考えが人の個性をなくすのだぞ。」などと反発してみたりして、どっちが親なのか分からない状態。今回はインナーカラーを妥協点とし、前髪と片方の横髪の内側だけを明るいオレンジピンクっぽい色にした。娘は「髪の毛の色を抜くなんて、髪の毛がかわいそう!」とも言っていたが、それはどういう心理なのか。それからインナーカラーといえば、やはりグレード義太夫だ。私はショートカットだから免れていると信じたい。
 長年、代官山のkilicoのJIROさんに切ってもらっている。毎回、ほぼほぼお任せ。切りたいか、伸ばしたいか、カラーをどうするかだけを伝えて、あとはもう好きにしてください、という感じ。ピンクっぽい色にしたいと言ったらやんわりと却下された。なんていうか、いや、「それは似合わないよー」という強い否定はせずに、やんわりと方向性をずらすのがすごくうまい。だからこそ、全幅の信頼を置いている。あのやんわり会話術、見習いたい。娘なんて3歳の頃から切ってもらっている。生意気!!! JIROさんが「ちょっと世の中的に窮屈になったり、暗いムードが漂った時ほど、明るいカラーリングのオーダーが入るとのこと」。興味深い。しかし、週末に髪の毛を切ると、気持ちがすっきりと整っていい感じだ。来週も頑張ろう。

7月11日(土)

 午後から、サチと一緒に梱包作業。たくさん買っていただき、ありがたいです。今週末は締め切りがないので、NIZI projectを思う存分、楽しむ。特にハマっているのは、ダンストレーナーの2人が、練習生たちの本番のステージを固唾を飲んで見守っているコンテンツだ。YOUTUBEで「虹プロ トレーナー」と入れると出てくるはず。それはもう2人がとびきりに暖かい目で、時に興奮してギャーギャー言いながら、まるで我が子のように日本から来た練習生たちを応援している。「よくやったァァァー!」「ぎゃー、かわいい♡」「うちの子たちが1番上手♡」など、コメントのひとつ一つが愛情深くて嘘がなく、なんだかもう見ているこちらがニコニコしてしまう。複雑な歴史があることは承知の上で、それでも、エンターテイメントができることがあるんだなと、勇気づけられる。

7月10日(金)

 スタジオで撮影。今日はジュエリーと時計。コロナを経て、なんとジュエリーを買う人が増えているらしい。分かりやすく資産価値となるところもいいのだろう。私はパソコンで原稿を書くときに、喫茶店でも、事務所でも、わりとどこでも手の周りのアクセサリーを全部外して書く癖があり、これまでなくした数は数えたくない。以前、<メゾン・マルジェラ>から、4本指すべてにつけるリングがセット売りされていた。シンプルでコンセプチュアルで気に入って購入。1個なくし、2個なくし、3個なくしたところでバッグの底から1個見つけるというような状態で、確か1年後に再度、同じデザインをリピート買い。つまり、計8本。今、多分、手元に残っているのは2本…。はぁ…。そんな理由もあり、アクセサリーはほぼつけず、たまにこれぞと思うバングルとか、モチーフもののネックレスをするくらい。バングルも外すけど、さすがに大きいので失くさない(と思うが自信はない)。ちなみに、ピアスは開けていない。10代後半、父がせめて成人するまでは、ピアスの穴は空けないでほしいなぁなどと言っており、父のことが好きなので「はーい!」と2つ返事で承諾。とっくに何をどうしようが自分の責任という歳になっても、何だかタイミングを逃して空けずにいる。顔が濃くて鷲鼻、骨格もしっかりしているため、大ぶりのイヤリングなどをたまに試してみるが、まあ、似合わない。なんというか、顔が大渋滞を起こしている。交通整理はもちろん望めず、諦めている。今日、被写体として登場してくれた女優さんは、それはそれは透明感で溢れており、ジュエリーも人も輝いていた。はー、美しかった。

7月9日(木)

 今週は原稿を書いたり、Zoomで打ち合わせしたりと、家と事務所での作業が多かった。まだまだコロナの心配もあるわけで、世の中がどうであれ、できる限りで密な場所を避けるようにしている。引きこもり、「NIZIプロ」見て涙を流しながら、作業を続けている。次、カラオケに行けるようになったら、2PMの「I’ll Be Back.」と中島美嘉の「雪の華」を歌いたい。ちなみに、ニナちゃんの歌に感動してしまって、本家のPVをyoutubeに見に行ったのだが、コメント欄に同様のことがたくさん書き連ねられていた。ああ、私も思いは同じです。アイビッバーァァァクッ、きみが望むのならーぁっっ♪ 仕事をしろ!
 今日はTHE SHE magazineの新しいコンテンツもアップした。まずは誰に向けて原稿を書いているかというと、それは、まちがいなく、相棒でプロデューサーのサチである。自分自身がうまく書けたと思ってもダメで、遠くの誰かに、多くの皆さんに届けたいのはもちろんだけれど、サチに届かなければ、そのコンテンツは絶対にアップしない。一からやり直す。サチがバイイングをするときも多分同じで、必ず、一緒に選ぶようにしてくれているから、同じ気持ちでいてくれるのだろう。どちらがどのパートを担当するというわけではなく、できる限りで一緒にやる。
 思えば、40歳になった頃、3年前。仕事は見た目には順調だったかもしれないが、自分としては、ものすごく焦りがあった。今、自分がいる世界というのが特殊で小さくて、ここを一歩でたら、私はなにもできないんじゃないかという焦り。編集者は仕事の幅が良くも悪くも、ものすごく広い。企画を考える、取材したいことや人を探してアポを入れる、絵コンテを描く、一緒に組むスタッフを考える、撮影準備をする、現場を仕切る、お弁当を手配する(得意)、写真を選ぶ、レイアウトデザインを考える、原稿を書く、色校をチェックする、校了するなどなど。最近はイベントに参入したり、トークショーをしたりも。それぞれに得意な箇所があると思うが、自分の強みとは? どんな風に自分のアウトプットが社会と、人と繋がっていけるのか? これまでの主戦場はファッションだけど、ライフスタイルもビューティも、教育も、いろんなことを書いたり、企画したりしたい。でも、専門性は? もう、とにかくその頃の日記を読み返すと苦しいほどに悩んで、葛藤していた。これまで自分が積み上げてきたものがガラガラと崩れそうな勢いで。そこからは内省に次ぐ内省で、本当に辛かったけれど、「その愛すべき雑食の精神で、自分のフィルターを通してつかんだ仕事をなんでもやってみればいいと思う。」と言ってもらったこととか、実際に一歩新しい世界へ踏み出してみたら、まだまだできることがあると思えたこととか、編集者という仕事の枠をぐっと広げてみようと決意できたりとか。ちょっとずつ、ちょっとずつ、トンネルから抜け出す作業をしてきたように思う。自分の仕事はここまでと自分でリミットを決めずに、しなやかでいる。そして、やっぱり原稿を書くのが好きだから、重きを置いて、続ける。そんな風にして、すごくフレッシュな気持ちで、また、愛する仕事に向き合えているのはありがたい。THE SHEもしかり。新しいことを楽しんで、いろいろやっているから、発見が次々とある。
 今日はすぐにサチから「SUPER!!!」とお褒めいただいたので、無事にアップしました。ありがとう、私の心の編集長。さて、明日の撮影も当たり前に頑張ろう、楽しもう、泥臭くも着実に結果に残そう。(あとちょっとだけ「NIZIプロ」見てから…。)

7月8日(水)

 朝からニュースを見るたびに、雨の被害に胸が痛くなる。人は自然には勝てないのだけれど、とにかく、被害がこれ以上広がらないように祈るばかりだ。そして、募金やボランティアなど、自分ができることをしっかり見極めて行動したい。東日本大震災の時に感じたことがある。当時、娘が生後4ヶ月。ストレスや不安を抱えずに、健康で母乳を出すこと、つまりこの小さな命を守ることで精一杯。SNSを開けば、ボランティアへ行った、食料物資を運んだと多くの人たちがポストを上げる。私には、精一杯の募金しかできることはなく、こみ上げる罪悪感。なんというかその画面の中の「正義感」に押しつぶされるような感じがあって辛かった覚えがある。でも、声高らかに募金をしました!  あなたもしましょうと言うのもなんだか違うなあとか。そもそも、個人のインスタも鍵をかけていたし、活発にSNSをするタイプでもなく、と悶々としたことを覚えている。心は被災地へ寄せ、まずは自分の置かれた生活、仕事を頑張る。それで身近な誰かを幸せにして、経済を回す。まずはそれで、いいのかもしれないと思ったりもする。でも、しっかりと支援が届く方法を、自分の見極めた方法で探して、行動に移す。目的が同じであれば、それぞれのやり方でよいのだと思う。兎にも角にも、早く雨がやみますように。

7月7日(火)

 七夕。七夕ってかなりの確率で雨だと思うのは、気のせいか。1年に1回しか会えないんだから、会わせてやってよ。しかし1年に1回しか会えない恋人って、それならもうずっと会えない方が辛くないんじゃないのか。いや、でも1回でも会えるなら…。仕事をしろ!
 今日は自宅で黙々と作業、打ち合わせ、入稿準備。そして夜、ドハマりしそうで色々に支障をきたしそうだから観るのをやめていた「NIZI project」をスタートしてしまう。娘からも観たいとずっとリクエストされており、もう結果は出ているのだが、遅ればせながらスタート。友達たちに「かおちゃん、絶対泣く」だの「令和のアサヤンだぞ」だのレコメンドが多すぎて。えー、そんなにー?と言いながら見始めたら、しょっぱなの合格者のところで号泣。ほんまやー。タイムラグがあるので今更なんだが、ミイヒちゃんの素質がすごそう。アヤカちゃんのかわいさの伸び代がすごい。マコちゃんは女ウケも抜群で、こういう子は愛されるスターになるだろう、とか、目線がもう、J.Y.パークさん側の中年です。そして娘が後ろで超真剣に自作ダンスを繰り返すので、爆笑しないように細心の注意を払いながら、「いいです。」「こっちに来てください。(合格のサイン)」などと言う。娘が何度も「リマちゃんのお父さんのゼブラってさ、」と言うので「ジブラね。ゼブラはシマウマな。」と返す。そのうちに不意に「キリンてなんだったっけ?」などと聞いてくるので、気が抜けない。ジラフだぞ。
 しかしながら、映画しかり、芸能しかり、韓国のエンターテイメントの勢いはすごいな。虹プロを観て思ったんだけど、アイドル像が違う。男性目線がない。ありのままの自分でいい。媚びない強さがガールズパワーに繋がっていて、すごくいいな。歌もダンスも本格派で勝負したい女の子たちは、海を渡って韓国を目指すんだね。
 


 

7月6日(月)

 月曜日からヘトヘトだ。仕事を愛しているし、子育ても当然、目一杯やりたい。となると家事は後回しになるのだけれど、もう、それでいいや!と開き直れるようになった2020年。ヘトヘトというか、ヘットヘト。今日はやれ英語の習い事だ、やれ塾の宿題だと送迎したり、勉強に付き合ったりしながら、パソコン上で打ち合わせしたり、メールの返事をしたり。日曜は娘とたくさん遊びたい! となると月曜日のしわ寄せがすごくなるってことにやっと気づいた。サラダ記念日ではないが、なに記念日だろ。疲労記念日? いやだぞ! そして寝かせる前に、明日、学校で体力テストがあるんだと娘が言うんで、反復横跳びのレクチャー。笑えるほどに運動神経が悪い我が娘、今年こそは少しでもポイントを上げたいとのことで、これはもう、身体能力の高さが自慢、体力の鬼と呼ばれる私の出番である。リビングの床にガムテープを3本貼り、短時間ではあるが、特訓した。めちゃくちゃ真剣に見本を見せていたら、汗だく。「腰を落としてー!体幹ブラさずにー! 上半身は動かないようにー!右足出しても、重心は真ん中! それーっ!」ぜーぜー。いやちょっともう、前日に言うのやめてね。さすがの体力の鬼も、ちょっと40超えて体力落ちてきてるしね。ガムテープ、貼ったままで寝るよ、もう。明日、学校に行く前に、もう一回復習だ。

7月5日(日)

 今日は昼から1日、娘と思いっきり遊ぶ日と2人で決めていた。本当は遊園地へ行きたかったのだが、あいにくの雨なのと電車に乗るのが憚られて断念。予定を変更して、映画館でジブリを観よう!ということで、『千と千尋の神隠し』を観てきた。娘と2人で過去のジブリ映画を映画館で観るのはなかなかによかった。コロナ後に初めて行ったが、一席空けての着席。何度観ても、千がはくにもらったおにぎりを号泣しながら食べるシーンで、私も号泣。そして千が顔なしに「私の欲しいものはあなたには絶対に出せないよ」と正面から言い切る強さ、そしてそれに狼狽しまくる顔なしの両方に涙。上映後に、「自分が欲しいものが分からないのも、自分が好きだと思った人の欲しいものが分からないのも、本当に辛いよね。顔なしにはこれから幸せになってほしいんだ」と言ったら、娘は「顔なしは心の声が小さすぎるんだよね。」と答えた。次は『もののけ姫』を観る約束をした。その後は気になってた小さな観葉植物を買ったり、娘のレインコートと夏のパジャマを新調したり、サンリオを覗いたり、切れていたヘアオイルや気になってた「アムリターラ」のラベンダー石鹸を買ったりと2人で買い物を楽しむ。いやはや、楽しい。大人になってもさあ、たまにはママと一緒に買い物してよねとついお願いしてしまった。そういえばこれまたコロナ後に、初めて百貨店の化粧品売り場を通ったのだが、すべてのカウンターにビニールがかけられていて、テスター禁止になっていた。これは大変だ。特にメイクアップアイテムは、さぞかし売り上げに響くだろうなあ。そういえば、私もオンラインで珍しく濃紺のクリームアイシャドーをポチったのだけれど、実際につけてみたら、完全に、2,3発殴られた後のボクサーになっていた。シクシク。

7月4日(土)

 早々の寝落ちからぐっすり寝て、すっきりとした気分で起床。いや、本当に睡眠は大切。仕事やら家事やら色々終えて、深夜にぼーっと考え事をしたり、Netflix観たり、本を読んだり、漫画を読みながらお風呂に入ったり、あの人は元気かなと考えたり、たりたりたり。なんていうか、都会の深夜は優しい感じがする。田舎の深夜はもうちょっとワイルドだ。虫は鳴くし、むわんと夏の匂いが広がる。深夜は大好きな時間だけれど、やっぱりぐっすり早寝したほうが、そりゃすっきりはするね。
 遅めの朝ご飯を近所のミスタードーナツで。最近、娘の食欲がすごい。背が小さくて華奢なので、どんどん食べろ!私はカフェオレをちびちび飲みながら、若林恵さんの『次世代ガバメント-小さくて大きい政府のつくり方』に着手。娘は隣で『エスパー魔美』を読んでいた。午後はひたすら娘の勉強に付き合う、昼寝、掃除の繰り返し。掃除が全然、終わらない。3日間くらい、掃除休暇をいただきたい。でも、夕飯もしっかり栄養のある和食を作れて満足。夜はまた一人カラオケ状態でウォーキングを楽しみ、途中で迷子になったが無事に生還。温泉の素とバスソルト、発汗タブレットと入浴剤をトリプルできめて、漫画を読みながら、ゆっくり入浴。あああああ、最高。至福。こういう、地味だけど私的小さな幸せのある(切羽詰まった〆切のない)週末が大好きである。

7月3日(金)

 今日は秋冬シーズンのルックブック撮影。スチールとムービーの両方。今年の秋は一体全体、街は、暮らしはどうなっているのだろうかと思いながら、撮影した。プレス担当のあやえちゃんのお腹にいるベイビーはちょうどその頃に生まれてくる。自粛生活に入らずに家族が立ち会えるといいね。撮影終わりで事務所へ戻り、入稿。バスに乗って事務所へやってきた娘と、横並びで座って一緒に勉強&仕事。そして、脱稿。わー、久しぶりになにも急ぎの入稿やら撮影やらが入らない週末だ!と思ったら、思いっきり寝落ち。今日1番楽しみにしていた温泉の素を入れての入浴を逃す。

7月2日(木)

 今日はなんだか1日中、フィジカル的にず〜んとした日だった。頭が重い、ダルい。そんな日は無理せずいこう、極力サボろう。難しいけれど。午後から THE SHEのプラットフォームのデザインを担当してくれているクマちゃんと、構造、技術面を担当してくれているツッチーを交えてミーティング。クマちゃんに「日記に書いてあった、ハンカチがなくてマスクで汗を拭いた話がすごく面白かったです」と言われ、そういえばトートバッグでも拭いたことがあることを思い出した。打ち合わせに遅刻して、「すみません!!!」と席に着いたら、顔から汗が噴き出してきた。恥ずかしくなってハンカチを探したら忘れてきている。汗は止まらない。手で拭くには心もとない。遅刻した手前、すぐにトイレに行くのも憚れる。落ち着け!と思えば思うほど汗が出る。この時だけは己の新陳代謝の良さを呪う。その時、目の端に飛び込んできたのは布バッグである。布、発見! 荷物を出すフリをして、思い切って布バッグでぐいぐいと大胆に汗を拭き取ってやった。布バッグ愛好家でよかったと思う瞬間である。嘘だ、いい加減にしろ、私! クマちゃんはまだ笑ってくれるだろうか。さすがにドン引きするだろうか。多分、これを読んだ母が頭を抱えていると思う。
 そして、コロナ感染者の数字である。昨日、小池百合子が「60人台に乗せると聞いています」とかなんとか言ってたところで嫌な予感はしていたが。特に策もなく、経済を止めるわけにもいかず、このままなんとなーくやり過ごしていくのか。自粛→自衛に変わった矢先にこれだ。withコロナなんてキャッチーな?言葉で誤魔化していくと大変なことになりそうだ。国は何もしてくれないから、都に政策はないからと、個々人で考えていくしかないということが加速するのだろうか。うーむ。兎にも角にも、有権者が皆、選挙へ行ってほしいと願う。
 

7月1日(水)

 午前中から都内スタジオで物撮り撮影。久々に早い時間に電車に乗った。当たり前のように満員電車なのだな。つり革を持つのもちょっと怖い。香水はほぼつけないけれど、お香とかエッセンシャルオイルとかバスオイルとかキャンドルとか香水より少しだけ体から距離のある香りを色々と楽しむのは好きだ。本のしおり代わりに、サンタ マリア ノヴェッラの紙のお香を挟んでいる。バッグをガサゴソしたときとか、本を開いたときに香ってきて、落ち着く。電車の中でむわ〜んとした湿気に包まれてしまうときは、本を広げてスーハースーハーして耐えている。最近はマスクをしているから、そんなこともできないのだが。ちなみに紙のお香は引き続き、しおりとして次の本にスライドするときもあれば、事務所で焚いて煙にしてしまうときもある。煙になるとまたこれがいい香り。紙だから余計に儚くて切なくてよい。お香に書かれたアルファベットがじんわりと焼けていくのを、ぼーっと見るのも好き。多分、本棚にある本の幾つかには挟まったままになっているはずで、何年か先に読み返したときに発見するのを楽しみに待っている。
 終わってしまうのがもったいなくて少しずつ観ていたNETFLIXの『ザ・クラウン』シーズン3を見終えてしまった。

6月30日(火)

 もう6月も終わり。2020年上半期が終わり。2月で3年続いた大殺界が開け、THE SHEを始め、コロナ禍という未曾有の事態はあったものの、個人的には前に進めている気がする。後半も私らしくいこう。日々、真面目に頑張る。結局のところ、これに尽きる。ユーモアを忘れずに、注意を向ければ自分の周りに必ずある小さな幸せを意識して、とにかく真面目に頑張る。
 最近、家族が寝静まった後にJ-POPを聴きながら、一人カラオケ状態でウォーキングするのにはまっている。昨日なんてサザンが流れ始めたもんだから、もうどこまでも行けそうな気がしちゃった(行くな!)。『希望の轍』のイントロで、思わず右拳を突き上げて「ヘイ!」と言ってた。完全に危ないやつである。深夜にウォーキングをしていると、大型犬を多頭連れたお散歩に出くわす率が高い。グレードデンとか、ハスキーとかグレートピレネーマウンテンドッグとか。偶然を装うふりをして、思いっきり意図的に近づき、触らせてもらう。はあああ、可愛いよう。夏の夜に獣の匂いが混じる。「お昼間だとびっくりしちゃうでしょう? だからいつも夜なの。」という飼い主さんが多かった。深夜は幽霊と大型犬の時間なのだ。
 

6月29日(月)

 今日は午前中からいくつかの打ち合わせやらアポイントやらをやっつけて、久しぶりに、大好きな先輩編集者の垂井さんとランチへ。私はkemioくんの大ファンなのだが、垂井さんもそうだということが発覚。彼の著書「ウチら棺桶まで永遠のランウェイ」は、冒頭に「ウチら」と入っていることがなによりすごいという話で盛り上がる。彼の言葉はどれも人の痛みを分かろうとする優しさが根底にある。そしてこれはkemioくん世代の特徴なのだと思うのだが、半径5m圏内にいる身近な人たち(つまりウチら)と、ずっと先の社会全体、ひいては地球を同時に大切にしている感覚がある。多様性が進む中、誰一人として傷つけない言葉は難しいのだけれど、誰一人として傷つけたくないと心に置いて言葉を放つことが大切なのだなと思う。今は、分かってくれる人だけ分かってくれればいいという時代ではない。まずは自分たちが幸せであることが重要ということは理解はできるのだが、そうじゃない時は周りにも優しくできないというのはやっぱり嫌だし、自分たちが傷つかないためには周りに迷惑をかけてもいいというのも嫌だな。自分に正直でありさえすれば、誰かを傷つけることも仕方ないという考え方も好きではない。
 そういえば日曜日に、石橋静河ちゃんが出ている『未練の幽霊と怪物』のオンライン上演を観る。机の上に置かれた舞台が面白い。そしてセリフとはまた別次元で強い思いを伝えるダンスに魅了される。吉本ばななの『体は全部知っている』という本のタイトルを思い出したりしながら観た。

6月28日(日)

 朝からTHE SHEの新商品のための撮影。カット数は多かったが、スムーズに進む。東北沢にあるスタジオで撮ったのだが、目の前に「千里眼」という人気のラーメン屋がある。今日も1日中、わらわらとたくさんの人が並んでいた。ラーメン好きのアシスタントえりちゃんと、カメラマンのイッチーが口を揃えてあそこは「マシマシ系ですよ」という。「二郎系ですよ」とも。つまりはトッピングをどんどん追加していくということ。「ラーメン二郎」の「インスパイア系」か? 違うのかも。 ラーメン好きの間ではおなじみのフレーズがいろいろとあるらしく、調べてみたら面白い。行列に並び、店内へ入って注文し、実際に口をつける瞬間を「着丼」というらしい。へー。例:今日は意外と人が少なかったので、着丼まで10分かからなかった。ほー。スープが切れそうになったときに継ぎ足すことは「追い炊き」。わはは。ああ、楽しい。
 スタジオに集合してみたら、プロデューサーのサチとTシャツがお揃いだった。かれこれ早15年くらいの付き合いになるが、好きなもののテイストが酷似しているため、よくある現象。それ持ってる! とか色違いさっき買った! とか、携帯ケースとキーホルダーのキャラクターがカブるとか。出張先で洗面所をシェアしてみたら、日焼け止めとシャンプーがまったく一緒とか。お土産に渡したヘアオイルを、数日前に彼女もお土産として友達にあげていたとか。いや、とにかくこんなエピソードは山のようにあるくらい、驚くほどカブる。THE SHEを一緒に始めてから気づいたのだが、当然、一緒に歩いているときに、街で目にする人の「お、あの人の格好、かわいいな」もほぼ同じ。サチがすごいのは、「ねえ、さっちゃん、あの人のさあ…」と私が話しかけたときには、もう横にいない。その人のところの側に行って「あの、それどこで買いました?」と聞いている。出張先のパリでも、何度もスススーと近寄り、にこやかに質問していた。「インドだよ」と言われてしょんぼりして帰ってくるとか。そして何日か後には調べ上げて買い付け先を見つけているとか。かわいいものへの飽くなき探究心。バイヤーってすごい。私も彼女もずっとずっとその時代に合う「かわいい」を探し続けてきた。私はどちらかというと編集者として「かわいい」の概念や哲学、その裏側にあるものや歴史、手にした時の人の感情、そしてそれをビジュアル化した先に見えるもの、言葉にして伝える方法などをつらつらと頭と心で考え続けてきたタイプだが、サチはバイヤーとして、「かわいい」をそれはもう直球ストレートに探してきて、ポンと目の前に置く。その説得力たるや。これまで感性は酷似しているがアプローチが全然違った2人が一緒にやるから、THE SHEはおもしろいんじゃないかと思う。手前味噌ではあるが。サチは私の自慢の親友であり、THE SHEの要なのである。

6月27日(土)

 10時過ぎくらいまでぐーぐーと寝て、いい気持ち。昼間は、塾の宿題に付き合う。今はとにかく「やりたいことの前にやるべきことをやる」を習慣化させたいなあと思いながら、思いっきり、自分に跳ね返ってくる。自分はどうなんだ? 子育ては本当にブーメランな局面が多々、ある。私はけっこう気が長い。だけれど6月は、珍しくも、なんだかキーっとなったり、イライラしたり。娘とぶつかって泣いたり、なんだか大変だったな。特に後半。梅雨も低気圧も星の逆行も日食も苦手である。今日、久々にマッサージに行ったら、恐ろしく頭がむくんでましたよと言われた。なにごと!!!  帰りにエストニアの陶芸の鳥笛を見つけて、そのまま連れて帰る。尻尾部分が吹き口になっている。夜、道を歩きながら吹いてみたら、実にのんきにプップーと鳴いた。のんきは大事。

6月26日(金)

 今週もよく働きました。今日の撮影は、主役となる被写体の方も撮影スタッフもクライアントさんもみんながハッピーそうで、幸せな仕事だった。ありがとうございます、よき金曜日。最後のアポである、7月上旬撮影のコーディネート下見へ行った後、娘の習い事のお迎えに遅れて、駅から猛ダッシュ。着く頃には顔面がびしょびしょになっていた。明らかにバレエ教室の先生の顔がぎょ!ってなってたもんな。ハンカチを家に忘れ、マスクで拭く。いい加減にしろ、私! 夕方過ぎから蒸し蒸しと湿度が高く、不快といえば不快だが、なんだか夏が近づいてきたんだなあと季節の変わり目に少しワクワクする。夏の夜は特に好きだ。夏の夜のぬるま湯のような空気と匂いが好きだ。特に湿った土の匂いが。田舎育ちの証かな、すごく落ち着く。ああいう香りの香水があればいいのにな。この季節になると毎年感じているが、枕草子と同じで、私も夏は夜だし、冬は朝が好きだ。平安時代からこんなにも時が流れているのに、人が同じことを好きでいられるのは尊いな。仕事ではいつだって、ほんの少しでもいいから常に新しいことをしたいと思っている。価値観も固定概念に縛られずに変えていきたいと思っている。そうやって暮らしていると、なんていうか、普遍なものやことに対しての尊さが増していくという矛盾。
 そういえば交通機関、特に電車を使っての移動をまだなるべく控えていて、久しぶりに乗ったら、割ともう普通に人がいる。感染者は増加傾向にあるのだし、気を緩めずにいかねば。

6月25日(木)

 今週1番比重の重かった原稿を終えた。脱稿、最高! つまりは軽めのものは残っているということだけれど、でも、はー、すっきり。明日の撮影とインタビューの下調べなどをしながらも、今宵は、少しのんびりと過ごす。言葉や文章を書くのも読むのも、そして歌うのも好きだけれど、好きだからこそ、言語化できない気持ちや目に見えないもののために生きているんだなと思うときがある。矛盾しているけれど。矛盾といえば、6月23日売りのSPURで、よく一緒に仕事をするスタイリストさんたち5人にインタビューをする企画を担当した。大好きな先輩の飯田珠緒さんが、「かおりちゃん、今、私は矛盾と戦っているんだよね。」という話をしてくれた(詳しくは誌面にて)。分かる、分かると共感する話がたくさん聞けたのだけど、中でも、「前に進まなくてはいけないことは分かっていながらも、思い出のために生きている部分もある」と言っていて、なんて美しいというか、素敵なことなんだろうと思った。今でも時々、ふと思い出すし、もしかしたら何十年経っても私を支えてくれるようなフレーズになるなあと思った。なんというか、解決できなかったこと、後悔したこと、それから自分の中の業というものに触れて苦しかったこと、傷つけたり傷ついたりしたことを無理やり忘れなくてもよくて、決して後ろ向きではなく、ちゃんと抱えて生きていったっていいんだよなと思わせてくれた。大好きな先輩から聞けたこともきっと大きかったのだろう。時々LINEでは話しているけど、随分と会っていない。会いたいな、タマさん。

6月24日(水)

 ぎゃっ、もう水曜日。早い。恐ろしい。これ、本当に毎週言ってる。今日は在宅でひたすらに入稿。娘が4時間授業で戻ってきた後、ご近所に住む娘の友達も連れて、バスで事務所へ。バスの前の席できゃっきゃと話している女の子たちの小さな頭を見ていると、かわいくて、かわいくて、なんだが涙が出そうになった。この子たちにどんな将来を手渡せるのだろうか。頑張らなくては。意思を背中で見せて、心で寄り添い、いつ何時とも味方だと口に出して伝える。娘たちが本当の自由というものを理解して、体感して、自分でやりたいことを選べる環境を作りたい。君たちは、未来だから。目元と心をじんわりと熱くさせながら、そんなことを考えた。娘の友達が言う。「私さ、すぐ人を好きになっちゃうんだよね。小学校に入ってからもう10人いる。新しいクラスでも、隣の席に座って名字が同じ子を好きになった。なんか可愛いんだよねー」。おおお、新鮮! うちの娘はそういうことまったく言わないから。「その前に好きだった子は、私が好きんだってことが学年中にばれちゃってやめた」。ほーほー、なるほど。「春(娘)って好きな子いないよね。黙ってるだけかも。でも自分と同じようなタイプを好きになりそうだよねー。」ほー、そうですか、そうですか。あの手のタイプ、2人ってなかなかに大変そうじゃない? わはは。などと、娘の友だちと恋バナ?に花を咲かせる。その流れで本棚から『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』を取り出し、帰りのバスから着手。そして、入稿が終わらない。うー。

6月23日(火)

 沖縄慰霊の日。合掌。そして、愛する妹の誕生日。おめでとう。午後から、久しぶりにジュエリーブランドのリース下見へ。外資系ブランドは、まだまだリモートワークが続き、出社日が限られているとのこと。出版社も同じで、外資は引き続き在宅、時々集まって会議というスタイルがまだ続きそうだ。一方で、友達の話によれば基本的にリモートはもう禁止、国内出張にもバンバン出かけているという企業(外資じゃない)もあり、かなり個人差を感じる。すっかりと元通りなシーンに出くわすと、「人は悲しいくらい忘れていく生き物」とミスチルも歌ってる、と思う。思うだけじゃなく、時々、人にも言って失笑される。下見の後、ハーパーズ バザー編集部のまきこさんとスタイリストのレナさんと打ち合わせがてら、お茶。いやはや、直接会って、同じ空間で同じものを見たり、同じ香りを感じたりしながら人と触れ合うのはやっぱり、いいね。会話の間合いとか、つけている指輪を触る手とか、仕草、会話以外の音のようなものとか。これまで当たり前にあったものを失って、またこうして触れることができたものたちは、一段と尊く感じる。コロナ禍の影響で、移動が少なくなって便利になった側面もあり、仮想空間はどんどん進んでいくのかもしれないが、その中でやはりアナログも大切にしていきたい。帰り道、千代田線のホームで「かおりさんっっ!」と呼ぶ声がする。声の主は今はフリーでPRの仕事をしているあきちゃん。彼女は、様々なアーティストの絵柄や写真を使ったマスクを販売するThe Maskというプロジェクトを立ち上げた。私もそこで、大好きな鈴木親さんの写真のマスクを買ったのだが、偶然にも今日はお揃い。なんだか嬉しかった。一緒に電車に乗り、少しの時間で近況を報告し合う。明日はまた1日、引きこもって原稿だ!

6月22日(月)

 今日は朝から撮影。今週は3本撮影が入っていて、仕事のペースは、徐々にコロナ禍前の生活に戻りつつある。今日は気の置けないスタッフ&物撮りなので、穏やかに順調に進む。今日は、フォトグラファー以外、皆、女性。昼ごはん休憩中に『愛していると言ってくれ』のトヨエツがめちゃくちゃかっこよかったという話になる。世の中でこの再放送が話題になる前、この日記にはすでに書いたのだが、私は自粛生活中の夜な夜なの作業中にすでに、アマゾンプライムにて全エピソードを見終わっている。スタイリストアシスタントの薫ちゃんと、新幹線でお母さんを見送るシーンがいかに号泣できるかという話で盛り上がる。世代を超えて、皆で共感できて、わいわい話せるって尊い。だから、ベストセラーも読むし、はやりのドラマもなるべく観るし、J-POPは歌う。
 最近は娘と一緒に『グーニーズ』、『インディー・ジョーンズ』3部作、『バック・トゥ・ザ・フィーチャー』など私も子供の頃に楽しんだ映画と一緒に観ている。時折、誰かと「最初に映画館で観た映画ってなに?」という話になることがある。私は父に連れられて小学1年生のときに観た『ランボー怒りの脱出2』だ。まさかの2。正確に言うなれば、『ルパン三世 カリオストロの城』との2本立て。父はルパンを観せたかったと言い訳をしているが、名台詞「いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です。」そのままに、私の心は完全にルパンではなく、ランボーにもっていかれた。おーい、小1に観せる映画じゃないぞ、父! でもその後も、映画好きでオーディオルームまで作ってしまった父とは一緒にたくさん映画を観た。「ここのこの、低音の響きがいい!音、いいだろ?」とかなんとか言いながら、飛行機が飛ぶシーンを、娘に何度も観せる父が愛おしく、「すごーい!」とよく付き合ったものだ。父はハッピーエンドしか嫌だ、最後まで観て損した気がするというわけで、メジャーどころの痛快な映画ばかり。完全なる反動+都会にかぶれて、一人暮らしを始めた大学生の頃は単館モノとか、カルチャー色の強いものに傾倒した時期もあったけ。夏休みに帰省できたら、また一緒に父と映画を観よう。

6月21日(日)

 昨晩、土曜の夜ということで気が大きくなり、Netflixでマイケル・ジョーダンのドキュメンタリー『LAST DANCE』を一話観た後、家族が寝静まってから、さらに『GET DOWN』を久しぶりに見返してしまい、気がついたら4時。えー。Netflixの競合は地上波でもなければ、Amazon Primeでもなく睡眠なんだとか。上手いこと言う。正解。というか、寝ろ! 午前中は掃除したり、娘の勉強に付き合ったりしながら、昼ごはんを食べた直後に昼寝。やーん、食べてすぐに寝たらいかん。14時からまた、近所の酒井家と公園でバレーボール。楽しい。実は明日から酒井家の一員にして、私の大切な友達、さゆりを誘い、ついに断食をスタートさせることにした。まずは、1日3食、寝かし玄米と味噌汁にするのを3日間。一人だとサボりそうなので、近所のさゆりを巻き込んだのである。今日は最後の晩餐とばかりに行きつけの蕎麦屋で外食。満足です。思い残すことなく、粗食に入らせていただきます。今日は父の日、大好きなお父さん、いつもありがとう!

6月20日(土)

 今日は「一粒万倍日」と「天赦日」が重なるスーパーウルトララッキーデーだったそうで、ツイッターのトレンドにまでなっていた。そんな日とは知らず、すごく信頼しているふみちゃんの占いの予約を取っていた私、なんだか強運なんじゃないか! 占いって心のマッサージだと思っている。今日も、納得して現状を把握して背中を後押ししてもらって帰ってきた。空いた時間で、サンタ・マリア・ノヴェッラのポプリと紙のお香も買えてニコニコ。今宵もバスソルトをどばどば入れて、お風呂でデットクスといこう。

6月19日(金)

 金曜日だ、やっほー! 今日はZoom打ち合わせと対面打ち合わせが混在。まだ慣れず、スケジュールが組みづらい。対面打ち合わせが終わった直後に、受付横に設置された簡易的な椅子に座って、こそこそとZoomを立ち上げる。いや、それはGoogle Meetだった。ツールも様々だ。打ち合わせを3本終え、16時にやっと昼ご飯。渋谷駅の銀座線を降りたところにある、しぶそばでちくわ天そばを食べる。えー、デジャブ? 昨日と同じ。とほほ。せめてカフェにしろと言いたいところだが、そば屋のほうが好きかも、喫茶店のほうが落ち着くし。コロナ禍以降、初めて立ち寄ったが、カウンターが一人一人仕切られた状態に変わっていたため、そばをすすりながら、一蘭のラーメンを思い出す始末。大学生で上京した頃から、温かい麺類を食べると涙が出そうになることがある。発端は「焼きそばUFO」。幼少の頃に夏になると訪れた徳島の海の家の思い出と、焼きそばUFOの味が直結している。海で遊んだ後にパクパクと食べ、お腹いっぱいで寝転んだときの心地よい気だるさや、隣で食べている妹のかわいいぽんぽこのお腹や、家族のそばで安心しきって入眠しそうな感覚、さらには亡き祖父母との小旅行などを思い出し、懐かしくて泣いてしまう。今は泣きそうになるとぐっとこらえるコツを掴んでいるのだが、妊娠中はいろんなホルモンが崩壊していたのだろう。すすってものの10秒で号泣していたな。焼きそばはもちろん、ラーメン、うどん、そば、にゅう麺、そしてパッタイまでダメだった。温かい麺類というだけで全滅だったということを思い出し、ちょっぴり泣きそうになった。

6月18日(木)

 低気圧。本当に嫌い。今日の低気圧はけっこう、しんどい。なんか気になって星回りを調べたら、水星が逆行してるとのこと。それでいろんなことが停滞する時期らしい。あらあら。思い当たることがある。こんな日は、バスソルトたっぷり入れたお風呂に入ってさっさと寝るにかぎるね。今日の小さな幸せは、15時までランチを食べ損ねた代わりに、娘が家に戻る前に駅前のそば屋(富士そば系)でちくわ天そばを食べながら読書できたこと。アシスタントのえりちゃんがめきめきとたくましくなってきたこと。今日もバスに乗れたこと。

6月17日(水)

 一ヶ月くらい、コンタクトをつけるとゴロゴロしたり、まぶたが腫れたりしていた。ものもらいだろうと思って、自粛中は病院も遠ざけていたのだが、そろそろ行かねばと眼科へ足を運ぶ。健康すぎて?2年くらい病院へ行っておらず、そういえば…と思ったら案の定、保険証のありかが分からない。えっと、パリへ出張へ行った時に財布を入れ替えて…ダメだ、思い当たらない。まさかの自腹。次は金曜日と言われているが、まだ見つかっていない。はあ…(ため息)。コンタクト禁止令が出ており、連日、家でしかかけない眼鏡をかけている。視力がかなり悪く、相当の瓶底。たまにふざけて友達に「今、瓶底メガネ、すっぴん、パジャマで入稿中でーす」などと送ると「誰?」と言われるほどに目が小さくなる。どんなにテクノロジーが進化しても、レンズはシュッと薄くはならぬのですか? 瓶底メガネにマスクなどしようものなら、街中で知り合いとすれ違ってもほぼバレない。点眼に飲み薬にと抗生物質生活。

6月16日(火)

 今朝もバスの中でWEB版朝日新聞を読んでいたら、いきなり「史上最高バーカ」という文字が飛び込んでくる。驚き、読み返すと「ポスト・アマゾン、国内回帰が生んだ「史上最高パーカ」であった。パーカか、なんだ。バーカに見えるって私の心が淀んでいるのだろうか。本屋ををぶらぶらと歩き、偶然に目に飛び込んでくる帯文ってそのときの自分の気持ちを表しているような気がする。「帯文占い」である。違うかも。最近、特に心に沁みたのは、堀越英美著『スゴ母列伝』に寄せられた、武田砂鉄さんの帯文。「人間にとって最も大切なのは、「私はこう思う」を邪魔されないこと。そして、邪魔しないこと。」いやもう、本当にその通りすぎて、もう! 正論でねじ伏せるのとか、本当に嫌。散々、誘導しておいて「自分の意思でしょ」的なのも嫌。それから、どう思う?と聞いてはくるけど、それ、人格否定でしょというくらいに滅多斬りしてくるのも、嫌。好きな人が望む自分に無理やりなろうとして手に入れる幸せって、続かないと思う。理想論だけれど、好きな人が自分らしさを好きになってくれることが大切だと思う。
 そして「パーカ」だ。ファッションの原稿をずっと書き続けてきたけれど、いつの間にか「パーカ」は「フーディ」に取って代わられた。「スパッツ」は「レギンス」になり、「えんじ色」は「バーガンディ」になった。10年くらい前にコレクションスナップの原稿を書きながら、「レギンスってー。えらいおしゃれな言い方だな。スパッツでしょ、要は」などと思っていたのに、もう当たり前のように日常でレギンスって言ってる。まあ、スパッツは和製英語ですから、正しくはレギンスで正解なのだが。
 

6月15日(月)

 15日の日記をまたもや、こんな時間に書いている。昨日は寝落ちしてしまった。母から「日記が更新されていないけど、忙しくて体調を崩しているんじゃ…」とのLINEが入る。お母さん、私は元気です。今日(15日)は娘を学校へ送り出した足でバスに乗り、事務所へ。このバスに揺られる45分は、私の幸福な時間である。地味だが本当のことなので仕方がない。コロナ禍を経て、車内の窓は開けっ放し。暑いからガンガンに冷房がかかっている。走り出すと、ぬるま風と強い冷房のミルフィーユ状態だ。これが世間の言う「ニューノーマル」か。「新しい日常」という和訳がいいな。「新しい普通」はダメ、「普通という概念」撲滅運動中なので受け入れがたい。というかもう、「東京アラート」しかり、横文字じゃなくてよくない? バスに乗り、まず、i-Padを取り出して、WEB版の朝日新聞を読む。「指が逃れぬ仮想幸福 「どうぶつの森」で気づく劇的変化」という記事を見つけた。ああ、なんてよい見出し。指が逃れぬのかー、なるほどなぁ。ゲームは、小学生の頃のスーパーマリオ以来、まったくハマったことがなくて携帯でもあまりやらないので、この感覚は体感したことがない。ちょっと羨ましくなっちゃった。そのあと、読みかけの本を読んだり、NETFLIXを観たり、うとうとしているうちに事務所最寄りのバス停に着く。ああ、今日はもう少し渋滞してくれたっていいのよ。
 しかし、あっという間に日差しが強くなった。地黒で肌が強く、赤くならずにあっという間に日焼けする。例年、GW後のロケ撮影で早くもかなり黒くなり、「週末、海に行ったの?」と言われ、「いや、ロケやってただけ!仕事だよ」と答えるのが恒例行事。ちゃんと日焼け止めを塗ろうと思うも、大体、7月あたりで諦めかけている。今年は自粛生活のため、まだ保っているとは思う。多分だけど。KkCoのハットも手に入れたし。1977年生まれで安室奈美恵と同い年で、『sweet 19 blues』を19歳で歌っていたことが自慢。ギャル文化とは程遠いところにいたが、時代を並走してきた身としては、日サロブームなど、肌を焼くことが持てはやされる風潮があって、なんかちょっと救われたかも。勝手に日焼けしちゃうだけだけど。今も日焼けサロンってまだあるのかな? 今年こそ、美白に精を出してみたいところ。←弱気。 

6月14日(日)

 低気圧しんどいぞ。ソファでぐうぐう昼寝をしたぞ。今日は以上です。

6月12日(土)

 今日は目覚まし時計をセットせずに、たっぷりと寝る。昼はほぼ3ヶ月ぶりに、保育園の頃からずっと仲良しのママ友とランチ。我々母親も、お互いの娘も名前がそれぞれに同じという奇跡。つまり、かおりのママ友であるかおりさんは身長170cmでスタイル抜群で、とびきりの美人。それでいて、男勝りの竹を割ったような性格でたくましく、とても気が合う。大好きな女性だ。小学校は離れてしまったが、娘が通っているバレエ教室はずっと同じ。時間が合うときは土曜日に娘たちがレッスンを受けている間に、近くの喫茶店でお茶をするのが恒例。今週はあんなことがあった、こんなことがあった、娘がどうで、家族がこうで、仕事があれや、PTAがこれや、やれあのスニーカーが可愛い、やれ今の髪型似合ってるなどと、ものすごくいろんなことをしゃべって、共感して、笑って、泣いて、励まし合う。ああ、もうレッスンが終わってしまうけど、もうちょっと話したいねというときは、娘たちも連れて近くのファミレスへ場所を移し、さらに話す。それはなんというか、「我々、今週も頑張りました、お疲れ様でしたー!」と思えるご褒美のような時間だ。かおりさん、今日は久しぶりに楽しかったね。また来週もお茶できるといいな。娘たちはどんな女性になっていくんだろう。2人でなんやかんや言いながら、成長を見守っていこうね。そして、ずっと、ずっと友達でいよう。

6月11日(金)

 今日は一日中、入稿に次ぐ入稿でデスクに座り続けた。お尻が痛いよ。合間に、久々に体重計に乗ったら、とんでもない数字を叩き出した。随分前に買ったものだから、きっと壊れているんだ。うん、そうだそうだ。そう思ってアマゾンで新しい体重計とついでに縄跳びをポチる。今、パーソナルトレーナーのきえちゃんと一緒に筋トレに励んでおり、「かおりさんは筋肉がつきやすいから、とりあえず体重は無視してください。筋肉は重いので。体重計に乗らなくていいです、まずは。」と言われたのに乗った。それにしたって…な数字だったから壊れているに違いない。うんうん。さらに鏡を見たら、なーんか口角が下がっている気がするのだ。これまたエステシャンのまきこちゃんが「マスクで口周りをずっと隠すからでしょうかね。緊張感がなくなるのか、口元がたるんでしまうケースが増えてるんですよ」と言っていたのを思い出す。えー、ちょっと!  顔も筋トレしないと。アエイウエオアオ、アメンボアカイナ、アイウエオー! 
 THE SHE magazineの新しい記事の入稿を終え、娘と近くのファミレスへ。帰り際に雨が降る。「わわ、ちょっと雨宿りしよう!」と声をかけるも、隣で雨よ止め的な呪文をブツブツと唱えている。唱えながら、勇敢に雨の中へ一歩踏み出した。「私がお願いしているのだから、すぐに止むわよ」っぽい堂々たる態度で進むので、母親として彼女の夢を壊すわけにはいかず、ひーひー言いながら隣を歩く。最近、娘の空想に付き合い過ぎて、私も現実と空想の境界線がぐんにゃりとしてきたところもあり、もしかして、本当に止んだりして…と歩いたことが仇となり、家に着く頃には2人してずぶ濡れになっていた。

6月11日(木)

 少4の壁というものにぶち当りつつある。少1の壁に大騒ぎしていた頃、働く先輩ママが「少4の壁」なるものもあるので覚悟せよと言っていたが、これか! 学童が3年生で終わってしまった。しかも今はイレギュラーな分散登校、給食なし。あっちゅう間に家に帰ってくる。幸いにしてフリーランスゆえ、仕事をしつつ、なんとか対応できているが会社員のお母さんはどうやって切り抜けているのか。今日は、外での仕事が夕方6時からの打ち合わせ1本。夜の子供のいろいろは夫担当の曜日で、わりと余裕をかましていた。仕事をすべて在宅で乗り切り、昼ご飯を食べさせて、仕事をする横で勉強をさせる。娘が塾へ行くための用意をしてから一足先に出る。そんな段取りをしていたが、まさかの局地的豪雨。一人では行かせるのが不安になり、打ち合わせへ遅れての参加をお願いした。予定変更から、まあ、今思い出すと恥ずかしくなるくらいにドタバタして、結果、携帯とマスクを忘れて電車に飛び乗る。通行人からの「あの人、マスクしてない」という痛い視線。さらに電車の中に傘を忘れ、最終的に、まあまあずぶ濡れの状態で、30分遅刻して編集部に到着。受付がすでに閉まっていて入れず、直接、携帯に電話して入れてもらおうとしたら、携帯を忘れていたことに気づく。結果的に40分遅刻。ああ、凹む。娘がもっと小さかった時も、急な発熱やら怪我やらで仕事のスケジュールがうまく運ばず、でも子供のせいにはしたくないし、一緒にいてやりたいし、もうどうしていいか分からなくて悔し涙を流したこともある。そんな時、先輩編集者の中川さんが「いろいろジレンマがあって悔しい思いも苦しい思いもするけどさ、母親になるって決めたのは自分だもんね。」と言ってくれてすごく楽になったことを、ずーっと宝物のように心に留めてある。そうだな、全部、自分で決めたんだ。子育てだけじゃなくて、今起きていることのすべてが誰のせいでもなくて、自分でしたこと、決めたことなのだと思う。雨に濡れて歩きながら花屋を見つけた。帰り道に、花でも買って落ち着こうと考えていたことを、深夜になって思い出した。つまりは買えてない。目の端に映る花瓶の花は、そろそろ枯れそう。それでも打ち合わせは楽しかったし、家族も元気だ。枯れゆく花もまた美しい。

6月10日(水)

 もう水曜! 先週も同じことを思ったが、もう水曜! あわわ。一週間が恐ろしく早い。今日は久しぶりにスタジオ撮影。コロナ自粛中、書き仕事はあったものの、撮影はストップしていたから、ああ、日常が戻りつつあるのだなと思った。皆でああでもない、こうでもないと言いながら、新しいビジュアルを作り上げていく作業はとても楽しい。その後、代官山へ移動し、1本インタビューを終えて、帰宅。学校終わりの娘と近所のミスタードーナツへ。ずっと読めてなかった『文學界』5月号に掲載されている鼎談連載、朝吹真理子さん、綿矢りささん、村田沙耶香さんの「深夜二時から始まる話」を読む。朝吹さんとは月に1回、GINZAの連載「朝吹真理子のデザイナー訪問記」でご一緒しているのだが、この鼎談がめちゃくちゃ面白かった。何度もププッと吹き出したり、ニヤニヤしたり。私は小説ってこの世で1番クリエーティブなものだと思っているから、小説家のおしゃべりをこんなにも聴けるなんて嬉しい。その後、昨日発表された「2020年サンリオキャラクター大賞」を詳しくチェック。昨年は6年ぶりにハローキティが首位奪還し、看板キャラとしての面目を保ったのだが、今年はいかに。結果は、シナモロールが2017、2018年に続いて1位。おめでとうございます。2位はポムポムプリン、3位はポチャッコ。上位3名は皆、犬のキャラクターだ。私の推しキャラ、ケロケロケロッピは11位。KIRIMIちゃん.は17位。お疲れ様でした。引き続き、応援します。興味深かったのは、ヨーロッパではクロミやYOSHIKITTYというゴスっぽいキャラが人気だったこと、総合順位では16位だったアヒルのペックルがなぜか香港で1位だったこと。この辺はちょっと深堀りしたいところである。そこそこ忙しいはずなのに、一体なにをやってるんだ、私は!

6月9日(火)

 寝落ち。9日分の日記を10日に書いてしまっている。保育園に愛娘を送り込んだ後、この日記を漫画連載のように楽しんで読んでるとメッセージをくれたえりこちゃん、すまん。まさかの日経と並行読みしているらしいけど、大丈夫か(笑)。 今日もNHKの番組の黒人コミュニティー描写の酷さや、政治家の「民度」発言やら、顎が外れっぱなしになるかと思うくらいに唖然としたり、腹が立ったりしているが、とにもかくにも、ツイッターで広がるハッシュタグ通り、#伊藤詩織氏を支持します、に尽きる。顔を出し、実名を出し、過去のとんでもないトラウマと闘い、利権やメディア、ひいては法律や国家にも立ち向かう彼女を心から尊敬している。傍観するだけじゃなくて、一緒になって闘いたいと思う。こともあろうに、同性からもありえない誹謗中傷を受けている。なぜ?どうして? どういう心情や脳みその回路でそうなるのかは、どうしても想像が追いつかないが、とにかく「女の敵は女」などと言ってる暇はないのである。この言葉自体を撲滅したい。私がこの世から撲滅したいものはいくつかあって、まず一つ目はこの「女の敵は女」に代表されるような「VS構図」の撲滅。「私立女子校出身女子VS地方公立共学校女子」、「保育園ママVS幼稚園ママ」、「可愛い派VSかっこいい派」、「専業主婦VSワーキングママ」などなどなど。カテゴリー分けして戦わせるの、やめろ! そもそもカテゴリーに押し込めるのもやめろ! そうだ、2つ目は「女性に対するカテゴリー分け」。これも撲滅! 他にも「同調圧力」、「普通という概念」、「女性から仕事を取り上げようとする環境と男」など、並列して撲滅運動をし続けている。私は、20代から女性ファッション雑誌の編集部を中心に、仕事をしてきた。意見と信念を持ってのしのし歩き、仕事に没頭する、自立した女性の先輩たちをたくさん知っている。私も先輩たちに習い、当たり前のようにそうしてきたけれど、世の中を見渡せば、それがいかに恵まれた環境だったのかと痛感する。私も私なりのやり方で、強固なシスターフッドを築いていきたい。拳を握りしめながらそんなことを思った1日であった。

6月8日(月)

 う…、ただいま深夜の2時37分。眠りにつく娘と一緒に本を読んで寝落ちからの生還。0623の法則はどうした!  娘が5歳くらいまでは読み聞かせやら、つらつらと想像に任せて口をついて出る物語を作って聞かせたりしていたが、ここ最近は大人が読む本を一緒に読んでいる。娘が尊敬する宮沢賢治や『魔女の宅急便』全6巻、トーン・テレヘンの『ハリネズミの願い』など。去年の秋かな、筒井康隆の『バブリング創世記』が復刊したときにふと見せてみたら、「ドンドンはドンドコの父なり。ドンドンの…」と音読しながら「こういう風な天才がいるんだね」と目を見開いて楽しんでいたのを思い出した。当時、娘は8歳。8歳の子供にもそんな風に思わせる筒井康隆は娘の言う通り、まごうことなく天才なのだ。そんな我々の今宵の課題図書は、シーグリッド・ヌーネスの『友だち』。大の犬好きにして、グレードデンの「デン吉」というイマジナリーフレンズ(空想の友だち)を持つ娘と読み始めてみた。アポロという老犬が亡き飼い主を偲び、孤独を抱える描写で、娘はひたすらに「デン吉」を撫でて慰めていた。客観的に見ると、ベッドに入った眠そうな子供が、手を空中に伸ばして左右に小さく振っているという図。娘の大海原のような空想力よ、永遠なれ。

6月7日(日)

 昨日の久々のボディマッサージで、昼過ぎまで眠かったり、だるかったり。好転反応ってやつだ。どれだけ不摂生していたのか。とほほ。娘が生まれる前、雑誌の取材で1週間ほど、伊豆高原にあるやすらぎの里という断食施設で断食をしたことがある。その時の好転反応もすごかったな。ついてすぐカウンセリングがあり、顔つきを見ただけで「かおりさんは断食自体は2日間で大丈夫です。それよりも、情報を次から次へと頭に詰め込みすぎているので、ここにいる間は、なるべく情報収集をしないようにしてみてください。新聞や雑誌、本を控えましょう」と言われて驚いたことを思い出した。お、お見通しすぎる!っていうかどんな顔! そんなわけで、持ち込んでいたゲラ以外はなるべく読まないようにした。朝夕にヨガや瞑想があり、温泉もあり、好転反応による頭痛がしたときは部屋でゴロゴロ昼寝したりして、気がつけば1週間で体重もけっこう落ちたが、身体中の凝りが一気になくなったことがなにより気持ちよかった。身も心も最高にデトックスできた。ああ、デトックスって大好きな言葉だわ。また行きたいなぁ……。本棚に置いてある漫画が『美味しんぼ』だったな。絶対にそこで読みたくないやつだよ。そろそろまた、自宅で取り組めるジュースクレンズや酵素ジュース断食やらなくては。なぜなら、今、これを書きながらパンツのジッパーを半分下げているからだ。由々しき事態である。負けず嫌いのくせに、チョコレートの誘惑にはすぐ負ける。完敗続き。6月中に1週間やるとここに誓う。

6月6日(土)

 待ち望んだ週末。今日は絶対、仕事しないぞと誓ったそばから、11時から1本Zoomで打ち合わせがあったことを思い出す。でも、久々に仕事をするフォトグラファーの小川くんとも話せて嬉しかった。12時に家を出て、娘を皮膚科に連れていく。診察→薬の受け取り→お昼ご飯を終えて、娘のZoomバレエレッスンのために、14時にはパソコン前に戻らねばならぬ。土曜日なのでわりと混んでいて、薬局を出た時点で13時20分。今日はどうしてもラーメンが食べたいという娘の願望に従い、家から徒歩5分のラーメン屋さんに入る。う、こんな日に限って混んでるんだよなぁ。1杯のラーメンを2人で分け合い、ダッシュで帰宅。やんややんやと急かし、レオタードに着替えさせて、Zoomを立ち上げたところでレッスンが15時と気づくというオチ。もー、いい加減にしろ、私! 娘を産んで10年半。良妻賢母とやらに近づく気配はみえない。
 そして今日はモーレツに楽しみに待っていた「テルーチェ」でのボディマッサージの日だ。いつも担当してくれるゴッドハンド、まきこちゃんと久しぶりにいろんな話をしたかったのに「かおりさん、今日は体の調子どうですか?」と聞かれ、「『瞳はダイヤモンド』だけど、私の首肩もダイヤモンド状態だね。」というくだらない受け答えをするのみで、速攻で『夢の中へ』。予想通り、恐ろしく凝っていたらしいが、おかげですっきりほぐれてリセットできました。満月にぴったり。
 帰り道、考え事をしたくてぶらぶらと歩く。歩いているとアイデアが浮かんだり、悩んでいたことを掴めたりする。その昔、大学を卒業してすぐに就職した出版社は御茶ノ水にあって、絵コンテや企画が浮かばないとき、ささっと編集部を抜け出して、東京ドームシティアトラクションズ(旧後楽園遊園地)へ行った。1回だけジェットコースターに乗ったり、バッティングセンターで打ちっぱなしをしたりしながら、アイデアを深めようとしていたことを思い出す。三軒茶屋駅の世田谷線線路沿いあたりで、雨が降ってきた。隣を急ぎ足で通り抜ける、1組の大学生くらいの若いカップル。彼氏が「ちょっと急いで帰ろう。濡れないほうがいいよ。ゆかりちゃん、可愛いから。」と彼女の手を引っ張る。なんて微笑ましい……、あなたたちの恋、尊いよ、彼氏の言葉、最高にかっこいいよ、などと借景ならぬ”借ドキドキ”しつつ、かおりは一人、濡れながら歩き続けた。『傘がない』。 

6月5日(金)

 今日はTHE SHEにたくさんの注文を頂いたため、プロデューサーのサチと私のアシスタントのエリナちゃんとせっせと梱包作業。ひとつずつ、小さなお手紙を入れる作業が楽しい。仕事やら夕飯やらいろいろ終えて家族が寝静まった後に、日記を書くのが日課になってきた。日記といっても実際の出来事をつぶさに書き綴るというよりは、頭に巡った気持ちとか思いとか、それを元に思い出したこととかを書くので、半分は頭の中の日記。中学生くらいの頃かな、熱心に日記をつけていたことがあり、それをなぜか友達に読んでもらいたくて手渡していた記憶がある。典子、元気かな? 随分と付き合ってもらった気がする。時を経てありがとう&ほぼ迷惑行為、ごめんよ。小学校6年生のとき、両親と妹と4人で家族交換日記なるものもしていた。今も残っているが、ほんの2週間ほどで皆が筆を置いていたのは笑える思い出だ。
 最近、事務所にせっせと観葉植物を増やしている。葉が乾燥しないようにせっせと水を吹きかけ、土を触って湿り気がなくなっていれば水をやる。新芽を見つけては目を細める。植物が愛しすぎる。言いたくはないが、と、歳をとった証であろうか。あー、今日も朝から晩までよく働いた。バスソルットたっぷりのお風呂に浸かりながら、読みかけの「週刊文春」を読んで寝よう。

6月4日(木)

 朝6時に起きて、原稿を1本入れる。テープ起こしをするといつも自分の声が低くて、なんだか恥ずかしくなるんだよな。そして時に、取材対象者よりも私の方がしゃべってることがある。なんなの、それ。しかし、やっぱり人について書くのは格別に楽しい。
 お昼前から、今1番気になっていたバッグ&スカーフのブランド「LASTFRAME」のショールームを訪ねる。あまりのかわいさと、ものづくりの背景に触れてテンションがブチ上がり、興奮しすぎて喋り過ぎ、途中で早くも声がガラガラになってしまった。反省。本当におしゃべりなんだから……。絶妙な色合わせとかフォルムの面白さから、大好きなロンドンの街が頭をよぎる。デザイナーの奥出さんにそう言うと、「そうなんですよ、なぜかロンドンですごく評判がいいんですよねー」とのこと。「このバッグの後ろ側に今、OASIS(発音はオエイシス)が見えました!」と続けると、「いや、それは見えないっすね。」とのこと。ですね、失礼しました。それにしても、真摯にものづくりと対峙しているブランドや人と接すると嬉しくなる。ワクワクする。ドキドキする。ファッションは時に軽薄に見られたり、表面だけの上滑りなものに思われたりする。「ファッションピープル」がものすごくネガティブな言葉として使われるように。でも私はファッションという概念を、哲学を愛している。ファッションを作り上げる人たちの真摯な姿勢も、チャーミングな人柄も、超オタクなこだわりも愛している。そこに群がるだけの実態のない人たちは無視だけどね。誰になんと思われようと、好きなことは好きだと言って生きていきたいな。そのためには、ファッションととにかく真摯に向き合っていかなくちゃな。
 そして今日は、出版社勤務時代の同期、瑞穂から、2人の愛娘のお下がりが届く。うちの娘はそれをいつもとびきりに楽しみに待っていて、ニッコニコの笑顔で、1枚1枚手に取っては胸にあてていた。今まで履いたことがないちょっと大人っぽいショートブーツに特にワクワクしたようで、TVを観ている間もずっと履いていた。コラ! 瑞穂、いつもありがとう。

6月3日(水)

 もう水曜!早い! 今日は娘が、ほぼ3ヶ月ぶりに学校へ。久しぶりに友達に会えて、新しい先生とたくさん話して、大好きな図書室へ寄って帰ってきた。分散登校のため、昼からの登校。上履きがいつの間にやら小さくなっていて、登校のおよそ30分前に、近所の用具屋へ猛ダッシュで買いに行った。こんな母ですまん。汗だくで帰宅後、急いで名前を記す際、うっかり去年の学年とクラスを書いてしまう。「あああ、ちょっとぉ、3から4に直すの難しくない?」と娘が笑っている。「いや、大丈夫。ほら、見て、ちょっと星印みたいでよくない? エヘ。」とごまかす。こんな母ですまん。「ママ、しかも全部ひらがなじゃん。私、もう4年生だよ」(娘)。「おお、確かに。えーと。どうしよう…」(母)。「いいよ、いいよ。先生、読みやすいだろうしね。」(娘)。こんな母ですまん。送り出して、そのまま Zoom打ち合わせへ突入。夫がリビングから顔を出し、娘が忘れた筆箱を振っている。「!!!!」(追いかけて、渡して! のジェスチャー)。娘の学校も習い事も私の仕事もいろいろとイレギュラーな6月。学校の登校は忘れててすまん!ではすまんので、気を引き締めないと。というか、夫に託そう。 娘が戻るまでの間に、久々に原宿で打ち合わせと筋トレ。約2ヶ月ぶりの原宿は、大行列だったタピオカミルクティ屋が三軒も潰れていて驚いた。

6月2日(火)

 どうしよう、もう大学4年生なのに卒業の単位が足りない。それなのにどの講義の登録すら忘れてる、どうしよう! 卒論やってない、やばい! という夢を見て目が覚めた。もう43歳なのに。この夢、よく見るんだよな、一体、何歳まで見るつもりなのか。コロナ禍中、悪夢にうなされる人が増えているという記事を読んだ。振り返ってみれば、私もそうだった。特に4月上旬。気が張っていたけれど、初めての事態にかなり不安だったのだろうな。もう内容は思い出せなくてメモしとけばよかったと後悔するけれど、毎夜、ヘンテコで怖い夢をたくさん見た。
6月は日本はもちろん、世界中においてコロナによる健康被害とそれにまつわる精神的被害、経済的被害もまだまだ続く。そんな時だからなのか、そんなこと関係なく歴史はくり返されているだけなのか、ジョージ・フロイドさんの死をきっかけにした抗議活動が大きなうねりをあげている。こんなにSNSが盛んなのに、盛んだから? 遠く離れていると正しい情報が掴みにくい。地上波の報道もツイッターの書き込みもどちらも鵜呑みにできないところのあるご時世だ。抗議と暴動の違いは? 暴動は誰が主導しているのか? 怒りに身を任せた暴動や略奪行為はどこまでが本当なのか? できるだけ真実を掴み取って考えたい。#BLACKLIVESMATTER、I CAN’T BREATHE。黒人コミュニティの人々がアメリカで受けてきた差別を、日本で生まれ育った私が本当に心から理解できなくても、勉強して、想像して心を寄せることはできる。差別は人として最低の行為だと娘に教えることはできる。無関心と、関心だけあっての静観は両方とも罪深い。長引きそうなコロナのことなども重なって、処理しきれない不安や怒りが夢に出るのかもしれないな。心も体も脳も全部繋がってる。
 想像力は優しさだ。そう思って生きてきたけれど、全然、口ばっかりだった自分がいて、自分の不甲斐なさにとことん落ち込んだこともある。大切な人や気持ちをなくしてしまった後悔は、きっと、一生、抱えて生きていくのだと思う。心と頭の両方でしっかり考えて、自分とは違う大切な他人を傷つけずに生きたい。などと奥歯を噛み締めながら考える日々。顎の凝り方が尋常ではない。

6月1日(月)

 13時、THE SHEのグランドオープン!!! あー、なんとかオープンできたー。昨日というか今朝のぎりっぎりまで、KkCoとのコラボについての原稿をああでもない、こうでもないとうんうん言いながら書いてるうちに、そうか、こういうことがやりたかったんだと再認識して書き上げたところで、寝落ち。寝落ち中に、相棒のサチと電話をしたらしいが、ほぼ記憶なし。しっかりハキハキとしゃべっていたそうで怖い。低気圧、そして疲れからか結膜炎になっちゃって気分もどんよりだったけれど、オープンしましたのお知らせをすると同時に、本当にいろんな人たちからおめでとう、見たよ、インスタフォローしたよ、がんばってねと温かいメッセージを頂いて、泣いた。泣いたら結膜炎がかゆくなったけれど、嬉しくて何度も泣いた。人は一人では生きていけなくて、自分の周りにいる人たちに生かされているんだと実感した日だった。2020年6月1日、本当に幸せな日でした。幼少の頃から、母が「人の幸せを素直に喜び、人の不幸せを一緒に悲める人であれ」と言っていたことを思い出す。お母さん、ほんまにその通りやな。肝に銘じてるつもりやったけど、ほんまにほれって大切なことやな。私も私の周りにおってくれるみんなみたいに、ほういう人でありたいと思うわ(阿波弁)。

5月31日(日)

 アンチ・レイシズム! 私の知っているアメリカはほんの一部に過ぎないのだなと痛感する。政治も歴史もしっかり調べて勉強して、情報を正しくキャッチして(あまり報道されないことが1番怖いけれどね。)、自分の頭で考えて、意見を口にする。そして、小さなことでもいいから行動する。#BlackLivesMatter。肌の色や生まれた環境、性別による差別はもうやめにしよう。どんな小さな差別だって、次の世代に残したくない。日本で生きるクルド人の人たちの状況にも憤りを感じる。人種差別は遠い世界の話なんかじゃないし、実際、身近で起こってる。さらに言えば、起こってなくても想像すべきだ。もっと細部まで知りたいし、知らなければ。今は近所の本屋がまだ開いてないから、まずはアマゾンで本を何冊か買う。専門的じゃないから、深くは知らないからと口をつぐんだままでいることは違うと思う。知識を得れば、自分で生き方を選択することができる。
 ブルーインパルスによる医療従事者への感謝のフライトは、誰が決めたことなんだろう。それは適切な税金の使い方なのだろうか、医療の現場になにか役立ったのだろうか。周りの人たちみたいに、すごいぞ、かっこいいぞ、ありがとう!とは到底思えなくて、私は違う方法で感謝の意を伝えたいと思ったな。
 ファッションは、時代の最先端を行くべき分野だ。だから、今は特に、政治や社会と切り離したファッションなんて、ファッションじゃないと思うんだ。ファッションは哲学であり、文化そのものだから。最後の段落にファッションが4回も出てきて、通常は、言葉が重なりすぎてますって赤が入るところだけれど、日記だからこのままでいきます。そんな5月31日日曜日を経て、明日は6月のスタートだ。THE SHEの本格的なオープンの日、さあ、また前を向いて頑張ります。

5月30日(土)

 しまった! 娘がとびきり久しぶりに、近所のお友達の家に泊まりに行き、今だとばかりにNETFLIXとマイケル・ジョーダンのドキュメンタリーを見続けていたら、12時過ぎてる! 急いでパソコンを取り、これを書いている。いやしかし、面白い。中学3年生くらいかな? 膝下で切ったスウェットパンツに、アディダスのユーイングのバッシュを履いていた覚えがある。バレーボール部だったけれどね。そして今日は近所に住む酒井家と、近所の公園でバレーボールで遊んだ。最後は2対2で10点マッチ。「子供相手に大人気ないぞ!」と言われながら、渾身のアタックをお見舞いする。幼少の頃から、負けず嫌いだ。何歳になってもなおらないなこれは、と思いながら、勝ちました。イエイ。遊びも仕事も、「負けるが勝ち」はこれまでも、これからも、多分、ずっと苦手な生き方だということをそろそろ自覚しよう。

5月29日(金)

5月、最後の金曜日は晴れやかな青空となった。WRYTEのタイダイ染めのカフタンドレスをやっと着る。午前中から、GINZAwebの連載を担当してくれている、タケちゃんとやり取り。メールのちょっとした言葉に元気をもらう。出版社は違えど、同じ年に就職をした同期だ。いつもずっと一緒にいたわけじゃないけれど、お互いの苦楽も想像できて、励みになる大切な存在だなーと改めて思う。
今日は大きな入稿がひと段落。お天気同様、気分も晴れやか。TO DOを細々とこなしながら、夜の6時を待つ。今日は、2ヶ月ちょっとぶりに世田谷の名店「千里」にて、娘の保育園時代から家族ぐるみで仲良しの酒井家と一緒に焼肉。ああ、幸せ。田舎者で単純な性格だから、誕生日は焼肉か、お寿司を食べてカラオケに行けたらそれでいいタイプ。ああ、焼肉、幸せ。ラストオーダー7時、8時閉店とまだまだ通常業務には戻らないけれど、久々にお店のお父さんたちと話ができて嬉しかったな。戻り、娘と一緒にAKB48のドキュメンタリー「彼女たちは涙の後になにを見る?」を鑑賞。ああ、最高! あっちゃーん!!! かわいいは、正義だ。

5月28日(木)

 やばい! 23時46分!  毎日更新を早くもミスってなるものか。今日は低気圧がしんどかったな。今日の小さな幸せは、娘が私よりもいっぱいトンカツを食べて、猫柄のスカートの下のお腹がはち切れんばかりに膨れていたこと。そしてそれをものすごく自慢そうにしていたのが、可愛かったこと。仕事の合間に、今村夏子の『木になった亜沙』をやっと読み始めたこと。アマゾンプライムで『あまちゃん』の紅白編を観て、2回目にも関わらず変わらずに胸が熱くなったこと。

5月27日(水)

 まだプレオープンにも関わらず、早くもTHE SHEへご注文が相次いでいる。嬉しい。サチと2人でキャッキャ言いながら梱包作業。朝からうおーっと仕事しているつもりだが、学校へ行けぬ娘を隣に置いてやんややんや言いながらやってると、あっという間に日が暮れる。恐ろしい。昨晩も娘が寝た後に作業を残していたのに、一緒に寝落ちしてしまった。寝るな!寝ると死ぬぞー状態なのにもかかわらずである。しかし、AtoZにも書いたのだが、6時起床23時就寝の生活リズムが心身ともに元気だと感じている。集中力もポジティブなエナジーも持続するし、交感神経と副交感神経がちゃんと切り替わるのだ。
 THE SHEのブランド名も、暗号のように0623にするという案があった。由来を聞かれたら上記のようなことを話す。いいねー!なんてサチと2人で納得していたのだが、本格始動し始めてパリへ出張に行った時、この0623案はあっけなく消滅する。同じく出張に来ていた、某メゾンブランドPRで、長年の友達であるしづかと大好きな中華料理屋の「ミラマ」で晩御飯を食べた。海老ワンタン麺をすすりながら、0623案について得意げに喋ったらば、5歳ほど年下の彼女の返事はこうであった。
 「重いよ……。」
ええー!!! まさかの返答である。お、重いってなによーっ、コンニャローっ、しづかだって40歳越えたら、身をもってわ・か・る・か・ら!「いや、だからそれが重いって。」……なるほど。
 というわけで立ち消えた「0623」は妹の誕生日ということもあり、今だ大切な数字であることには変わりない。したことないけど、ロト6をやる機会があったら記入したい数字だ。
 しーちゃん、元気かな? また早く、あの味の薄くてゴムみたいな麺で、東京でいくらでももっと美味しいのがあるのにパリに着いたらいの一番に行っちゃうミラマで、一緒に海老ワンタン麺食べたいね。デザートにマンゴー食べたいね。エルサが、劇中歌(英語バージョン)で「PAST IS IN THE PAST.(過去は過去だわっ)」と力強く歌っている。あえて直訳ね。手袋を脱ぎ捨てて前を向いて進むのはかっこよく、好きなシーンであり、好きなフレーズだ。でもこんな風に些細なことだけれど、あの時のあの味とか、あの時見たあの景色とか、あの時感じたあの気持ち、そういう思い出が思わぬところで心を温めてくれたりもする。これはコロナ禍中において改めて再確認したことだ。あ、なんだか話が逸れて、お得意のセンチメンタルジャーニーしてしまったけれど、しーちゃん、パリでまた「ミラマ」に行こうね!

5月26日(火)

 自粛生活は終わりを告げようとしているが、今日も一歩も外へ出ていない。子供がいて慎重になっているところもあるが、締め切りに追われて篭っているだけという噂もある。締め切り…、重なるとやっかいだがなくなると寂しい。締め切りがあるからこそ、仕事が進む。ああ、締め切りのない人生なんて!と強がる夜9時。「自粛が明けたら、どこ行きたい? なにしたい?」と聞かれる機会が何度もあった。色々あるが、カラオケに行きたい。1曲目はあいみょんの『君はロックなんか聴かない』、締めは井上陽水の『帰れない2人』と決めている。これまで1曲目はユーミンの『DESTINY』が多かったんだけど(どうでもいい)。 
 娘が生まれてから、ママ友&パパ友と子供達でカラオケへ行くという機会が増えた。夕方5時半から夕飯を食べ、7時にカラオケボックスへ移動するというコースである。大勢で集まると、しっかり者のママ友たちは夕食時に気がつくとさっとお皿を配ったり、ぱぱっと料理を取り分けたり、ちゃちゃっと片付けたりする。私は昔から、こういう場で絶望的に気が利かない。もう諦めている。ほら、ひと昔前なら、「男女グループでBBQに行った時、好きになってしまう女子の行動BEST10」的なやつ。全滅だと落ち込んだりもしたけれど、43歳、開き直って、私は元気です。というよりもそんな私をいつも笑って許してくれるママ友たち、ありがとう。私の見せ場というか担当は、カラオケボックスにある。大人の選曲にも盛り上がれるが、子供の選曲にも同じように盛り上がれる。アルコール片手に話し込みたい大人たち、子供の世話は私に任せろ!どうせお酒飲めないしね! というわけで、子供たちと米津玄師や髭ダンやあいみょんや KingGnuを熱唱するのは最高に楽しい。今のところ、全部一緒に歌えるのが自慢だ。みんな楽しそうに一生懸命歌って踊って本当に可愛いのだ。ポップっていいなー。皆で歌えるって最高だな。部活はずっとバレーボール部だったけど、もし戻れるなら合唱部もいいな。合唱部の先生もいいな。これが今朝、シャワーを浴びながら考えたことである。

5月25日(月)

緊急事態宣言、解除。ほっとするやら、まだまだ心配だと思うやら、まだ断捨離が終わってないと焦るやら。やらやら。あ、違う、やれやれ。政治に対して、怒りまくった2ヶ月だった。東日本大震災の時も、蓋が開いてそれまで隠していたものが溢れ出てきた感じがあったが、今回はさらに酷いのではないか。開き直りに驚くやら、恐怖を感じるやら。断っておくが、私は日本が好きだ。いろんな国を旅したり、短期間暮らしたりしながらも、やっぱり住むのは日本が1番だなと思ってきた。治安が良くて、ご飯が美味しくて、清潔で。歴史とたくさんの流行が共存し続ける街。だけど、がっかりしたり、腹が立ったり、驚くことが多すぎる。政府には頼れないから、溢れ出てくる情報を正しくつかみ、自分で考えて行動する。それは大切なことだが、どんどん個人主義になっていくのはどうなんだろう。なにより、政治に対する言及は避ける、沈黙こそ優雅、という風潮にはNO!と言いたい。いや、言う。NO! などと思いながら、落ち着いてアイスでも食べようと冷凍庫を開けたら、昨日、コンビニで使ったらしきがま口の財布が一緒に凍っていた。

5月24日(日)

 ついにTHE SHEのプレオープン日。メンバー内のメールが日中飛び交っている。昨日の新月から始めるか、今日の大安から始めるか迷ったあの日が懐かしい。昨日にしてたら大変なことだったぞ! だけど月の動きを気にするのは好きだ。もっと詳しくなりたいと思っている。幼少の頃から結構霊感が強く、直感力が働くほう。頭で考えるより先に心が動く。そんな風にして生きてきたように思う。仕事をし始めてからは忙しく、第六感を使う暇がなくなり、徐々に薄れてきたのだが、40代はその失われつつあった霊感を取り戻すことを目標にしております。世の中には絶対に理屈では説明できない不思議なことがあって、私はそれを信じている。とか言うと不思議ちゃん扱いされるので、今日のところはこの辺で。だけど、説明のつかない気持ちとか、見通しの立たないことがあるから生きているんだと思ったりするんだ。
 とはいえ、THE SHEの見通しはマジで立たないとやばい。プロデューサーのサチと構想約1年半かな?ほぼ毎週、こうしよう、ああしようと会って話して、一緒に出張に行って、作業で籠って、時には挫折しそうになったり、喧嘩したりしながらようやくここまで辿り着いた。さっちゃん、ありがとね、これからもよろしく。そして力を貸してくださったすべての方に感謝します。さあ、世の中も「ニューノーマル」に生まれ変わるこの瞬間、私も新しいこの試みを楽しんで前に進みたい。

5月23日(土)

 ほぼ徹夜のため、自宅のソファで目覚める。ひどいもんである。前、娘が学校で家族についての詩を書いたことがあった。書き出しが「お母さんは仕事をたくさんしている。てつやだからねむいとブツブツ言っている朝がある」で、我ながらなんという母親像だと。PTAの集まりがあったとき、先生の計らいで子供たちによる「お母さんのいいところ」が一言ずつ壁に貼ってあった。「毎日、美味しいご飯を作ってくれてありがとう」とか「いつも僕のお世話をしてくれるところ」とかが可愛らしい子供の字で並び、涙もろいのでちょっとウルウルして読むと同時に、あ、これはちょっと、私、どうなってる?とドキドキ。案の定というかなんというか、大きなしっかりとした字で「めちゃくちゃ面白い」と書かれていた。自分を褒めたい。徹夜、涙もろいときて思い出したが、今週はNETLFIXやAmazonprimeでドラマや映画を流しながら夜な夜なの作業をこなした。TBSドラマ『愛していると言ってくれ』を久々に観て、ちょっとびっくりするくらい号泣した。仕事しろ!

5月22日(金)

 昨日、THE SHEのサイトについて、最終的な打ち合わせ。アートディレクターのくまちゃんとサイト内の構造をお願いしているツッチー、相棒のプロデューサーのサチ、そしてアシストのエリナちゃんの5人が事務所に集合。こんな人数で集まるの、本当に久しぶりだ。約2ヶ月ぶりだっだ。休憩中はツッチーが持ってきてくれたプリンを食べながらくらだない話をしたりして。やっぱり楽しい。ところでZoom飲みとかいうのがどうも性に合わず、仲良い友達もやってなさそうで、だから仲良いんだろうなと思ったりしてこのまましないまま、自粛も明けそうだ。自分の頭だけで考えるのも好きだが、自分のできないこと、知らないことをできる人、知ってるたちと話をするのは面白い。気づきがたくさんあって、それは小さなことでも幸せな気持ちになる。新しい価値観を見つけること、そうだったのか!と発見すること、初めてのことはいくつになっても尊い。人はみんな違う。みんな違ってみんないいというやつだ。このサイトもモノやコトを紹介してるけれど、どれもやっぱりヒトを感じるものでありたい。などと考えながら、オープンに向けて、そして、重なりまくる締め切りをこなすために金曜なのにほぼ徹夜。何やってんだか…。

5月21日(木)

 公開する日記は、日々の暮らしの中で、もう二度と会えなくなってしまった人に向けて、今日、こんなことがあったよ、とか、こんな風に考えたんだ、を届かないことは分かっていて、書くようなものなのかもしれない。拙くとも自分の言葉で書こう。今日も運動オンチの娘と公園でドッジボールの練習。楽しい。私が小学生の時は、外で男子に混じってドッジボールとかサッカーとか手打ちをするのが大好きだった。あれ、手打ちって方言なのかな? 今、グーグル検索してみたら蕎麦の打ち方と出た。違います、ルールは野球と同じで、ワンバウンドさせて投げたドッジボールを、バットの代わりに肘裏で打つというスポーツ。スポーツ?遊び? 手打ちのことを30年ぶりくらいに思い出したかもしれない。

5月20日(水)

 Zoom打ち合わせのため、オレンジ色のグロスに手を伸ばす。直前にすぐぬれるようデスクに常備してあるのだ。コロナ、自粛生活関係なく、普段からあまりメイクはしない。保湿して、マスカラをささっとつけて、リップをぬるだけ。時々、アイライナーを目尻にピッピとするだけ。ショートカットだから乾ききらないまま外に出て、現場に着く頃に乾いているという有り様。空白の2ヶ月、猫の化粧ポーチの出番もまったくなく、しまい込んだまま。だけど最近、実は、とてもメイクに興味がある。雑誌『VERY』の2013年11月号で「お化粧が楽しかったあの頃の気持ち、思い出そうよ」という企画があった。娘もまだまだ手のかかる4歳で、はっとさせられたことを思い出した。こちとら、『VERY』的な素敵な奥様要素は皆無だが、そのタイトルは今でもものすごく心に残っている。さらに今年2月の「KANEBO」のリニューアルが響いた。モテるとか誰かのためとかじゃなく、自分のために施すメイク。自由だ。パリコレ取材で一緒になった、スタイリストの丸山佑香ちゃんがモードな着こなしに、ピンクのアイメイクをとびきり自分らしくプラスしていたことにも影響を受けた。2月下旬にパリでセフォラに行った時もマーク ジェイコブスとか、リアーナがディレクションするフェンティとか、日本未上陸のコスメラインもかなり楽しかったな。ビューティの概念はここ1年でとびきりに進化したと思う。これまでよく目にした「美しくなろうと思うあなたはもう美しい」的な精神論とか、そういう全肯定に見せかけた外からのジャッジはいらない。自分の気持ちを高揚させるための戦略的なメイクがいいと思うんだ。自分の顔くらい、好きにさせろい! という精神でいきましょう。というわけで、インスタや雑誌で見かけて気になったアイテムをポチポチ買った。自粛&入稿続きですっぴん+瓶底メガネの毎日だが、使える日が楽しみだ。

5月19日(火)

 今月は皆で集まっての撮影はなし。リモート撮影が1本、あとは取材。毎日、朝から晩まで仕事、家事、育児の繰り返し。もちろん、教育についての心配事もあるけれど、9歳の娘とこんなにも一緒にいられるのは嬉しい。読書や工作が好きで、ちょっと驚くほど超インドア派の娘は、かなりの運動音痴である。私は昔から体育が大好きで、身体能力はかなり高いのに、なぜ。父に似てしまったか。自粛生活中、「ママスパルタ運動教室」と名づけて、公園で運動をしている。ボールを投げる時、蹴る時、受ける時、変なタイミングで「むむう!」「はうわーっ」などと変な声を出す。そんな娘を「世田谷のシャラポワ」と愛でている。

5月18日(月)

 朝8時起床。自粛生活中に次々と増えた観葉植物に水をやり、免疫力アップのために死ぬほど苦いプロポリス原液をスポイトから飲む。ブラジルのアマゾン産。これは雑誌『GINZA』の撮影時に、ヘアアーティストのKENICHIくんから教えて貰った代物だ。買ってすぐの頃、コップに水を入れてそこに垂らして飲もうとしたら、コップにこびりつき安易に取れないほどに原液が膜を張った。洗いきれずにコップを捨てようかと思うほどに、だ。それを見て効果を確信し、毎朝、おえっとか、にがっとか、まずっとか言いながら飲んでいる。
 4、5月と基本的に、ずっと家か事務所にいた。引きこもり体質なので、わりと余裕。平日の昼間から娘と一緒にパウンドケーキを焼いたりして、非常事態を身をもって感じたなぁ。変わり種でいうと、パリ出張中に買ってきた手作りの石鹸キッドを試した。石鹸なんて本当に簡単に作れるんだなー。白と緑のオレンジの輪切りみたいな形と、ハート形の2種類を作った。作業中は楽しかったが、お風呂で試すのをすっかり忘れ、洗面台の横でほんのりと汗をかく感じで溶けかけていた。ごめん、石鹸。

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2020