9月24日(火)
時差ボケもあり、早朝からすっきりと目が覚める。近くのお気に入りのカフェに行ってクロワッサンと目玉焼きとカフェラテと思っていたが、起きてみたら日本時間で三連休明けの午後。目眩をおこしそうなほどにメールが来ており、朝からまさかの日本から持ち込んだ虎の子のカップラーメンを食べてしまう…。美食の街で何をやっているんだ、私は!! 午後のDiorのショーを皮切りにいくつかショーやプレゼンテーションを取材。行く先々で知り合いとおしゃべりしたり、素敵なファッショニスタを探したり。パリコレが始まったんだなーと実感。夜は某モード雑誌編集部と就職した初代アシスタントのかおりんが撮影帰りに数日パリコレに来ており、せっかくだからと晩御飯を食べることに。編集者のさくらさんと3人で1区のポトフ屋へ。大きなお皿にとろとろの牛肉と野菜が山盛りで、パリのおでんと呼ばれている。仕事や子育て、そしてくだらない話も含めてわいわいとおしゃべりを楽しんで解散。
9月23日(月)
(瞬きする間に1ヶ月が過ぎてしまったけれど振り返り)9時35分の便でパリへ。飛行機に乗る直前にギリギリパッキングを終わらせて、機中ぐっすり眠る予定。映画館で観ようと思って見逃していた『ソウルの春』に着手。「ソウルの春」とは、朴正煕大統領が暗殺された1979年10月26日の直後から、翌1980年5月までの民主化の機運が盛り上がった時期を指すのだが、この映画は主に暗殺されるまでを追っている。KPOPに端を切り、Kエンターテイメントにファッション、ビューティ、そして今やハングル語に韓国の歴史にのめり込んでいる私。韓国語の先生にも「これはかおりさん、見るべきですよ」と言われた。先生が教えている20代の若者たちもこんなに悔しい映画はないとの感想で、もちろん、歴史上の出来事として結末は知っているので多少の覚悟が必要だが、ご飯を食べながら見始める。結論としては……本当に映画館で見なくてよかった!! 私、こんな悲劇をじっくりと見られない。なぜなら幼少期から父の「映画はハッピーエンドたれ」的な教えが根付いているから。しかしこれは多少の肉付けはされているものの、現実に起こった出来事であり、胸につまるものがあった(トラウマ級に)。調べたいことがあったらすぐに調べたいので、最近は自分の首を絞めていると思いながらも機上も必ずWi-Fiを繋いでしまう。映画を見るのを止めて、途中でグーグルを開いたらまったく繋がらない。そういえばいつも飛行中に2時間くらい繋がりにくい時間があり、よりによって今ー!!!と1人で悶絶。さらにはキャビンアテンダントさんにいつ繋がりますかと聞く始末。その節はご迷惑をおかけしました。そんなこんなで現地時間の夕方遅くにホテル到着。東京とはうってかわって寒いパリ。
9月11日(水)
来週末に迫った娘の中学校の生徒祭。娘はダンス部に入っており、2日に渡りダンスを披露する。それぞれの衣装を揃える必要があるのだけどいくつかこれは….どこで買えば良いのだ….?と難しいものもあり、基本的にはストリート系のファッションを好む娘にとっては1回着て終わりそうなものも多数。竹下通り口にあるWE GOや向かいにあるKPOP系ファッションを取り揃える店へ買いに行った。ついでに?娘はいちご飴とタピオカミルクティを堪能して帰宅。
9月2日〜9月8日
時差ボケを引きずりながら9月が明けた。3週間の滞在&加齢のせいで今回はちょっと酷い。9月2日 いつもより日程の早まった東京コレクションを見に行った後、午後から撮影。コレクション会場で席が近くなった友達のよっちゃんとなぜだか子供たちの眼科の話で白熱し、どえらいリアルな目線のままショーを観ることとなった。9月3日 長年パーソナルトレーニングをお願いしているキエちゃんがめでたく独立、ピラティスと筋トレのジムLUKE STUDIO. R MOTION を開いたため、早速新しいジムへお邪魔する。キエちゃんは元宝塚の男役という麗しきルックスとめちゃくちゃ真面目で勉強熱心なところが魅力。いつも楽しくレッスンを受けている。仕事と家事の両立は諦めているけれど、仕事と運動の両立は頑張りたい。夕方はドがつくほどの円安時に華麗にNYを拠点にするため旅立ったスタイリストケイ子さんが帰国しているため、打ち合わせをかねてお茶。いつ会っても学びがある。9月4日 ロンドン時代からの友達、マスイユウとSPUR編集部のノビコさん、ナユタとクイックランチ。2時間でわーっと近況報告と情報交換をして別れる。最後は結局、オシャレとはという哲学的な話になって皆、ふわふわと考え事をしながら各自、仕事へと戻った。9月5日 最近気になっていた企業があったのだけど、偶然にもとある編集部からインタビューしてみませんか?とお誘いがあり、社長に取材できることになった。会話したことがインスタのストーリーズの広告で流れてくるのは怖いけど、こういうラッキーな引き寄せは大歓迎。大きく頷く金言がたくさんあって楽しい時間だった。その後、原稿を1本やっつけて、夜は週に1度のお楽しみ、韓国語の語学学校へと足を運ぶ。오늘도 너무 재미있었습니다. 9月6日 朝イチと21時に2本のオンラインミーティングあり。後者は仲良しの瑠美とのミーティングだったため、気づけば1時間40分も雑談したのちにスタート。金曜ということもあってそんな余裕もまた少し嬉しい。最後は瑠美の子供たちが喧嘩を始めたため強制終了に笑。9月7日と8日 夏休みの大変な宿題と生徒祭の準備、始まったばかりの2学期の対応で大変なのは承知なのだが、あまりに娘のダラダラしていること&小言を言い続けなければいけないストレス、そしてここ最近、ずっとワンオペ状態が当たり前になっていたことについに爆発して公然と家出。私のオアシス、笹塚の砂風呂パシルプティでどっしりと汗をかき、事務所でネットフリックスを見て爆睡。すっきりツルツルで翌日に帰宅。
8月20日(火)
長いと思った3週間の旅もいよいよ最終日。いやー終わってみればあっという間だ。午前中のユーロスターでロンドンへ戻り、最後の晩餐をまたもやユキさんに作ってもらうという幸せ。色とりどりのサラダとボロネーゼをたらふく食べてヒースロー空港へ。夜の便に乗り、無事に21日の夕方、東京へ戻った。娘のいる友達たちに喧嘩しなかった?とよく聞かれたのだけど、ほぼなかったなぁ。13歳、しれーっと感情をあまり表に出さない娘だけれど、むしろ旅の途中はいつもより甘えん坊でぼそっと小声で「ママ…..大好き….」などと伝えてくれてかわいかった。また一所懸命働いて、地味な日々を慈しみ、生活を整えて、目標に向かって前進し、とたくさん羅列したけれど、とにかく来年もきっとまた来よう。
8月19日(月)
昨日あたりから珍しく喉が痛く嫌な予感。絶対に風邪だけは引くわけにはいかぬ!ロンドンに行ったら必ず買う、若干、いやかなり?ケミカルで強い風邪薬のレムシップに頼る。溶かして飲むレモン味の風邪薬で、まあ、だいたい風邪の引き始めはこれさえ飲めば一晩で治るから頼りにしている。家族へのお土産にすることもあるくらい。パリ最終日はホテル近くのリュクサンブール公園で犬を眺めたり、ボンマルシェの食品館でお土産を買ったり、最後にクスクスを食べに行ったりした。娘はクスクスをとても気に入って初日に食べて、2回くればよかったと悔しそう。これからきっと何度でも食べに来れるよ。大きくなってもたまには2人で旅しよう。
8月18日(土)
朝早起きして娘の待望であったヴェルサイユ宮殿へ。ここは娘のイマジナリーフレンドでセントバーナードのお姫様、マフラーの実家(という設定)。いつも以上に私と娘の間で空想話が大盛り上がり。マフラーの母ブローチ、姉のスカーフなど家族総出でお出迎えしてくれましたとさ。さらにマリーアントワネットと娘が同じ誕生日、さらにマリア テレジアと私が同じ誕生日ということで、「万が一、母娘生まれ変わりなのだとしたらなんでまあ極東にねえ…」などと言いながらも勝手に縁を感じている。アントワネットたちがどうかは分からないけれど、来世もまた家族で生まれよう、娘よ。今回はいろんな思いを馳せながらプティトリアノンまで足を伸ばし、隅々まで堪能した。ちなみにここにアンジェリーナがレストランとカフェで入っており、パリに比べて俄然空いているのでモンブランを食べるなら絶対こっちがおすすめ。ホテルに戻り、そろそろ焦ってきた夏休みの宿題に取り掛かるような取り掛からないような中途半端な娘に腹を立てながら仕事。夜はサムギョプサルを食べに行った。映画の学校に通いながらここでバイトをしているという日本人の女の子にお肉を焼いてもらいながら、いろんな話をした。聞けば、フランスは邦画がとても人気で、日本では見向きもされないような小さな作品もいいものならばどんどん受け入れられている。自分もその配給に携わってたくさんいい映画を紹介したいのだとか。その夢、きっと叶いますように。ずっと女性誌で仕事をしてきて、子供も娘で、いつも思うのは世界中の女の子たちが幸せであってほしい。その幸せとは、自分がやりたい仕事で稼ぎ、自立して生活することを土台にしてほしい。向いでもしゃもしゃとお肉を食べながら聞いていた娘はどんな風に感じただろうか。
8月17日(土)
娘に歴史的建築物や名所を見せようと意気込んでいたが、うーん、まあ、くらいにめちゃくちゃ乗り気なわけではなく、私も13歳ならそんなもんだったかと思い、結局この日も街をぶらぶら。運動音痴だがスポーツ観戦は大好きでオリンピックを熱心に見ていた娘と、せっかくなのでオリンピックの公式グッズを買いに行くことに。私もあの可愛らしい帽子のマスコットが大好き。フランス革命にかぶられ、自由の象徴となったフリジア帽を元に作られたフリージュちゃんだ。歳を重ねて、自分が生活や人生に何より「自由」を求めているのだなと分かったこともあり、娘同様、買う気満々で乗り込む。フリージュ人形、記念ボールペン、Tシャツ、ノート、ペッツ(あのお菓子の)、ピンバッジなどを手に入れて、ほくほく気分でそのままシャンゼリーゼ通りへ。その勢いでセフォラに行き、娘にSNSでバズってる!と教えてもらったコスメなどを購入。晩御飯はフォーと生春巻き、娘はタピオカミルクティまで飲んでホテルに戻る。今日も楽しい1日だったな〜。
8月16日(金)
パリの人々はバカンスで不在、オリンピックとパラリンピックの間で観光客もまばら。とはいえ2つを統合するなれば期間中だからなのか街の至る所に警察がいて、ジプシーは皆無。街も人ものんびりとしていて、なんてピースフルなパリだろう!いつもファッションウィーク中の滞在だから街全体が忙しく混み合っていたのだなあと実感する。どちらもいいけどね。昨日は着いてすぐに、ホテル近くの”ステーキ食堂”アントレコート へ。相変わらずの大行列、そしてその行列の横で流しの演奏をする人たち。娘もここのステーキを気に入った様子で何より。今日はお昼前くらいから行動開始。ホテルはいつも左岸を選ぶのだけど、今回もサンジェルマンデプレとサンシュルピスの間あたりを選定。ぶらぶらと散歩していると、日本のコミックを大量に売っている本屋を発見。大興奮の娘は推し漫画のフランス語バージョンを買うことができてとっても嬉しそう。パリまで来ても漫画なのねえ。ゆっくりとパレロワイヤルまで散歩したり、マカロン買ったりしていたらもう夜。えびワンタン麺の美味しいミラマで軽くご飯を食べて今日はおしまい。
8月15日(木)
本当は朝からパリへ移動しようと思っていたけれど、もう一日語学学校へ行きたいと娘が言ったため、ユーロスターを夕方に変更。そんなに楽しかったなら嬉しいことだ。朝、トランク2つをユキさんと美奈さんに家に預け、娘を語学学校へ送り込み、私だけフラットへ帰宅。10時から韓国語の先生とオンラインでレッスン。「オレンマニエヨ〜」と挨拶しながら、なかなかにインターナショナルな日だなとにんまり。日本語、英語、韓国語、フランス語。一日で4つの言語を喋ったり、聞いたり。わー、これから先はこんな風に生活して仕事するのも理想的だなとしばし妄想に浸る。でも妄想では終わらせたくない。それはさておき、韓国語の授業が終わってからフラットを軽く掃除してチェックアウト。そこからまたトランクをひとつガラガラと押して、娘の語学学校へ向かう。我ながらまだ体力があるわ。ユーロスター乗り場にあるプレタマンジェで娘とサンドイッチとジュースを選んでいたら、店員さんが「僕のおすすめはこれだよ」と飲み物を渡してくれる。見ればキューカンバー&クールミントと書いてある炭酸水。本当はアップルタイザーを買おうと思っていたが「せっかくだから飲んでみたい!」と娘。思った以上にきゅうりだったけど、すっきりと爽やかなお味でした。こういうちょっとしたやりとりや交流が娘の記憶には大きく残るのかもしれないと思った出来事だった。そしてアムステルダム同様、あっという間にパリへ到着。
8月14日(水)
ロンドン在住中に、8日間連続でバンクシーが新作を発表。今日の場所は? もう盗まれちゃったぞ! 今回の作品の意味はなんだ?と連日、ニュースやSNSで大騒ぎに。新作をすぐに見に行けるなんて滅多にない体験だから見たいと娘も言うので、まだ盗まれたり他の場所に保管されたりされていない作品を見に出かけた。イーディス・グローヴにあるなんてことない住宅街の壁に描かれた象はすでに落書きされていたけれど、大きなグラフィティでちょっと感動。我らと同じように場所を見つけ出した人たちがにんまりしながら写真を撮っている。実際に見て思うのは、やっぱりバンクシーはチームだよなあということ。なぜなら入念な場所選びが見て取れるから。これはそれなりの人数で熱心にロケハンしないと絶対に無理だろうねえと思うほど絶妙な場所に描かれている。移動して、昨日出没したばかりの連作のラストを見にロンドン動物園へ。ついこの前、来たばかりなので変化がよく分かる。エントランスの白いシャッターに描かれた大きな作品は一夜にしてアクリルで保護され、右隣には警備員、左隣には嬉しそうにTVインタビューに答える園長。見物人もたくさんいた。夜はまたアンナと集合してロンドン最後の晩餐。明日の夕方からはパリだ!
8月13日(火)
娘の語学学校終わりに、またユキさん&美奈さんの家へお邪魔する。今日は東京から編集者の先輩で夏休みを利用してロンドンへ来たシホさんと夫の谷岡さんもいる。楽しいお茶の時間が終わっても私と娘はそのまま居座り、今日はたんまりとシーフードドリアを食べさせてもらってから帰宅。だめだ…私、ロンドンにいたら際限なく太る!!!!
8月12日(月)
今日はグリンパークを散策した後、ロンドンに来たらなんだかんだでいつも立ち寄るウールスリー で朝ご飯。そういえばまだ一度もフルイングリッシュブレクファストを食べてなかった!と、薄いミルクティとカリカリのトーストと共に堪能。夕方からロンドンに住んでいた頃からの友人、ミホと子供達2人とヴィクトリアパークで集合してピクニック。手持ちのおやつを持ち寄って、適当に家にあるブランケットを敷いて気ままに何時間もおしゃべりした。なんて豊かな時間だろうか。ロンドンに住んでいた頃に実感したのは、東京に比べて、お金がなくても幸せに過ごせる時間が圧倒的に多かったこと。この気軽なピクニックはその最たるものだ。ロンドンも豊かな時間もミホも全然変わらない。きっと東京で多忙極めているであろう、同じくロンドン仲間の瑠美にピクニックの様子をLINEしたら「忘れちゃいけないもの、忘れたくないもの、忘れられないもの、全部が詰まってるね」との返事。本当にその通りだなーと思って、フラットに帰ってからもその文言を何度か見返した。ほぼ20年前に出会ったロンドンの友達たちは今でも私の人生の宝。
8月11日(日)
ホテルの朝ごはんに間に合わないほどに、娘が爆睡。こんなことなら朝ご飯付きのプランにしなきゃよかったよーと言う私の器、またシルバニアファミリーに戻っているぞ。週末の運河は観光客だけではなく、地元の人たちがボートを出してお酒やおつまみを楽しみながら行き来している姿が面白かった。初めて触れる文化だ。家からほぼパンツ一丁でサラミやらハムをお皿に乗せたお父さんとその子供たちが飛び出してきて、そのまま家の前のボートに乗り、まるで自転車に乗るくらいの気楽さで運河を下って行った。私は娘とポテトフライを食べながらその姿を追ったり、カモメやカモにポテトをお裾分けしたりしてしばらくの間、座っていた。いくつか古着屋やお土産ショップを覗きながら街を散策して、夜早めにロンドンへ戻った。
8月10日(土)
娘の語学学校のない週末を使って、アムステルダム一泊二日の旅へ。私も初めての街なのでワクワク。とりあえず定番のアンネの隠れ家とゴッホ美術館、アムステルダム国立美術館は予約してきた。あとはぶらぶらと街歩きを楽しめたらいいな〜くらいの気持ちで、疲れを溜めないように楽しむつもり。ホテルは運河のすぐ横で、周りに可愛いお店がたくさんあるホクストンホテルアムステルダム にした。チェックインした後に早速ゴッホ美術館とアンネの隠れ家へ。ゴッホのひまわりをはじめ、名画を細やかな筆圧の違いまでを近くで堪能できるのが嬉しい。アンネの隠れ家は展示を見終わる頃に思わず涙がこぼれた。その隣で、当時のアンネと同い年の娘も色々と考え入っている。見るのは辛い場所だけど、やっぱり来てよかったと思う。売店には世界約70国で翻訳されている『アンネの日記』がずらりと並んでいる。もう一度読みたいなと娘。文庫本を手に取ると950円と買いてあるけど、色々と乗っかっている上に円安の今、現地のユーロで計算すると1750円。おお…これは…日本に帰ってからじゃダメ?と問うてしまう、器の大きさがシルバニアファミリーサイズになっていた私だったが、今、ここで読むから意味があるという娘に、確かにそうだと頷いて購入。夜は洒落たレストランに出かけようと思っていたんだが、娘が撃沈。結局、ホテルのルームサービスになってしまったけれど、せめてオランダらしいものにしようと、ムール貝とフレンチフライ、サラダにした。ホテルの灯りが映し出された運河の水面がとても綺麗で、1時間くらい窓辺で佇んでいた気がする。そんなのんびりと過ぎる夜も旅のいいところ。
8月9日(金)
今日も今日とて夕食をご馳走になるため、ゆきさんと美奈さんのお宅へお邪魔する。速攻でソファで横になる娘は、まるで実家に帰ってきたかのようにくつろいでいる。娘のリクエストにより、今日は海鮮丼!それに天ぷらと卵焼き、ローストビーフのサラダまで。娘が明らかに日本にいる時よりもがっつりとご飯を食べており、喜ばしくもあるが我が家事を反省する事態である。夜遅くまで美味しすぎるご飯とワイワイ楽しい会話、シンプルだけど幸せが詰まっている。寝る前に娘が心から「今日はいい一日だったなあ」と呟いているのが可愛かった。
8月8日(木)
夜、事前に日本から予約していた『Spirited Away (千と千尋の神隠し)』を観に行く。残念ながら日本では観えなかったので初! あの映像をどんな風に実写化しているんだろう。舞台は演劇の聖地、ウエストエンドにあり、1904年オープンという歴史のある劇場、ロンドン・コロシアムだ。日本語のまま上映されるのも異例のことだとか。中に入ると「入り口」「お手洗いはこちら」などの表示が日本語に変わっている。開演前に軽く楽しめるバーのメニューにはおにぎりやお寿司、お弁当。お酒のつまみはかき餅。そこからもうワクワクする。劇場内にもぐるりと提灯がぶら下げられていた。繰り返し何度も観た大好きな映画を、こうやってロンドンで舞台として楽しむのは格別。しかも去年、「千と千尋の神隠しにおけるサブキャラクターのメッセージ性」という自主研究を夏休みの課題にしていた娘と一緒に(笑)。日本で、1人の宮崎駿という天才の頭の中で生まれたファンタジー、つまり無形のものが形となり、海を超えて人の心に届く。心躍らずにはいられない、Made in Japanの輸出。物語はもちろんだが、その背景に感じ入るものがあった。観終わり、さっそくhuluの「舞台『千と千尋の神隠し』ロンドンへ飛ぶ」というドキュメンタリーも堪能。
8月7日(水)
朝起きて軽く朝ご飯を食べ、8時30分に地下鉄に乗って9時に語学学校へ送り込んで13時のお迎えまで、近くのカフェで仕事。家だとやれ洗い物だ、洗濯だ、あー掃除してないーとか仕事以外の邪念(いや、邪念で名はいんだけども)、気になることが目の前にあって集中できなかったりする。いやー、なんだ、この圧倒的で心地よい集中力。ふと窓の外に目をやると愛するロンドンなわけだから、さらにモチベーションが上がるというもの。目の前のタスクに追われて忘れがちなロングスパンの目標についてもじっくり向き合える。はー、この時間、プライスレス。夜は元アシスタントでロンドン在住のアンナが会いに来てくれる。30代、仕事に子育てにめちゃくちゃ忙しかった日々を共に駆け抜け、そして支えてくれた恩人だ。何度も娘を保育園や学童にお迎えに行ってもらった。アシスタント業とは別なので、もちろんバイト代も渡していたっけな。アンナは成長した娘の姿を見て目を細めていた。その後、3人でレバノン料理を食べながら、やんややんやと仕事と人生の話をする。アンナのロンドン移住話を聞いて娘が「私の悩みなんて実にちっぽけ」と呟いていたのがちょっとおかしかった。1人で異国の地に住み、好きな仕事をする。そりゃ逞しくなるしかないよねー。アンナのロンドン生活に幸あれ。
8月6日(火)
今日も13時に語学学校が終わり、そのまま最寄駅のスーパーでちょこちょこ買い物してどっぷり昼寝。まだ時差ボケがなおらずに深々と眠ってしまう。どんなことでも抗えない、時差ボケ特有のあの引き摺り込まれるような睡魔、ちょっと気持ちいいと思ってしまうのは私だけ?夜はロンドンに家族で引っ越してきたチサさん宅へお邪魔させてもらう。娘と同世代の娘ちゃんが3人ということで、中学生トークを聞きながらとっても美味しいカレーを食べさせてもらった。チサさんと2人で迎え来る50代の生き方について話したかったんだけどその隙なく、それはまた次回へ持ち越し。楽しい夜をありがとう。
8月5日(月)
今日からいよいよ、娘の語学学校がスタート。団体での留学やサマーキャンプではなく、13歳で通える場所って意外と少ない。調べた結果、私が20年前に半年ほど通ったところへ行くことに。その旨をメールで伝えたら「あら〜、じゃあリピーターのディスカウントしておくわね」とのお返事。言ってみるもんだわ。20年前と大きくは変わっておらず、そこにまた英国らしさを感じる。13歳は送り迎えがマストということで、東京でもロンドンでもやってることは同じだなと思いながらも、やがて来る終わりを思うと早くも切ない。無事に1日目の授業を終えた後、歩いてサウスケンジントンまで行き、タイ料理屋でランチ→お茶。ここでもVPNを駆使してオリンピック観戦。外はお天気もよく短い夏を楽しむロンドナーで溢れている。今日の小さな幸せは天井が窓になってるタクシーに乗ったこと。お天気がいい日のヨーロッパでこのタイプの車に出くわすとウキウキして、いつも写真を撮ってしまう。ホテルをチェックアウトして、フラットへ移動。語学学校中のフラットはエアビーで見つけた、West Hamsted徒歩3分という便利な物件。南にある語学学校からは離れているのだけれど、この場所を選んだのは私の人生のメンターである美奈さん、そして大人気のケーキ屋Lanka を営む夫のユキさんの店と自宅まで歩いて行けるから。ホストのJooにそう連絡したところ、「私もLankaの忠実な顧客なのよ、かれこれもう10年は通っているかしら。おすすめは抹茶のショートケーキよ」とのことでなんだが不思議な縁。娘からは謎の?屋根裏部屋付きの家がいいとリクエストが来ていたのだが、フラット仕様でベッドルームが中二階にあるのでそれもまあ、一応クリア。夜は早速、美奈さんとユキさんの家にお邪魔して、近所のおすすめのトルコ料理へ。はー、トルコ料理も久しぶりだー。フムス、ラムや牛のグリルが本当に美味しい。娘も初日からすっかりと2人に懐き、幸せな気分で帰宅。
8月4日(日)
娘が2匹のウサギのぬいぐるみを持ってきたのだが(幼い…)、ホテルの方がハウスキーピングの度に一緒にベッドに寄り添って寝かせたり、片手をあげたていたりと動かしてくれている。帰る度、今日はどうなっているかな〜とワクワク。ホテルステイ最後の夜は「FROZEN」のミュージカルを観に行く。邦題「アナと雪の女王」、保育園時代の娘の相手をして一体全体どれだけ歌い、セリフを言い合ってきたことだろうか。たまにはエルサがやりたかったが、基本的にアナ役ばかりを担当していた。「FROZEN」は子供向けかと思いきや、あまりの歌の上手さと会場の一体感、工夫ある舞台装置で、大人も心から楽しめた。エルサ、かっこいい〜! The past is in the past.の歌詞が好き。実質、お初ロンドンの娘をあれこれ連れて行こうとするも特に観光に興味があるわけでない…という状態にもどかしさも感じていたが、ミュージカルは楽しかった模様。まあでも確かに観光名所なんて別にそこまで…という年頃だよね。昔のことすぎて忘れていた。帰りに中華街に寄って帰宅。
8月3日(土)
娘と2人でロンドンに来るのは12年振り。確か前回は冬休みで、会社勤めの夫に合わせると飛行機代が高くなるという理由で、2歳数ヶ月の娘と2人で先に来た記憶がある。「14時間の飛行機、よく2歳児とトランク抱えて行くねー!」と驚かれたけど、意外とへっちゃらだった。娘はまったく覚えていないそうだけれど、そりゃそうか。幼い娘と傘をさして歩いたロンドンも良かったが、13歳の娘と歩くロンドンは、当たり前だけれどただひたすら楽しくて嬉しい。今日はスピタルフィールズマーケットへ。古着をじっくり見たかったけれどイマイチ欲しいものもなく、娘が1枚メッシュTシャツとピンバッジを見つけたくらい。元々スポーツが大好きな私とオリンピックにめちゃくちゃハマった娘。買い物もそこそこに、スピタルフィールズのど真ん中のベンチに座り込み、柔道団体戦を鑑賞。あのルーレットはあり? どんな疑惑も持たれないような、アナログなやつがよくない? などと言いながらがっくりと肩を落としてホテルへ戻る。3日目にして早速、夕飯は近くの中華料理屋へ。焼きそばと卵スープが劇的に沁みる〜。
8月2日(金)
娘の語学学校が始まるまでのホテルステイ、今回はベイカーストリート近くのドーセットスクエアホテル にした。可愛らしい壁紙や家具、朝食場所で娘が喜びそう、歩いてすぐリージェンツパークで散歩できることなどが理由。初日は撃沈したため、すっきりと朝の7時に起床。シリアルやフルーツ、ミルクたっぷりの紅茶を飲んでロンドンを実感。ホテルを出て外気を吸い込むたびに「はわわーロンドンの匂いがする〜」と大喜びする私と、それを冷ややかに見る娘。今回の滞在を機に娘に買ったKodakのコンパクトカメラを片手に、公園へ。ロンドンを愛する大きな理由のひとつは、やっぱり広大な公園が美しいこと。そして、人がそれぞれ本当に自由気ままにその場所を楽しんでいること。2人でぶらぶら散歩して池の白鳥やカモを激写。その後、マリルボーン・ハイストリートに移動し、ロンドンで1番好きなチョコレート屋ロココチョコ でシーソルトミルクチョコを1枚買い、向いにあるこれまたお気に入りのチーズ屋さんラフロマージュリー に立ち寄り、すぐ近くの愛する本屋ダウントブックス へ。ここでは日本作家の英語翻訳本と、もうかれこれ20年くらい愛用し続けているエコバッグを購入するのが習慣。今回はサチの分も買った。つまりマリルボーン・ハイストリートは私の好きが詰まった通り。一角曲がればお惣菜の美味しいオトレンギ があり、マドレーヌを必ず食べるべきSt.JOHN がある。娘と一緒に歩くことができて嬉しいな。あー、住みたい。サマージャンボ宝くじ一等&前後賞が当たったらアパートメントの一室が買いたい。この通りか、もしくはプリモローズヒルがいいな。この日もまだイマイチ時差ぼけがなおらず、夕食は無念の?ルームサービス。
8月1日(木)
この日から毎日ロンドン滞在記を綴る予定が、どうにもこうにもサイトへアクセスできずに2週間が過ぎてしまった(涙)。パリに移動した矢先からなぜかすんなりと入れるようになったのでアップしたいと思う。
今日から3週間、娘と2人でロンドン生活。エアビーでキッチン付きのフラットを10泊ほど借りているため、サトウのご飯やらお味噌汁やら、ロンドンの友人たちへのお土産(主にコンビニの限定お菓子とシートパック)を詰め込み、トランク3つで旅立つ。いつもスンッとしている思春期真っ盛りの娘もテンション高め。いざ行かん!と飛行機に乗り込むと、私の席に日本人女性が座っている。おそらく御年75ー80歳くらい。多分、席を間違っていらっしゃいますと話しかけたのをきっかけにおしゃべりするようになった。お友達とツアーで来るはずがもたもたしている間に締切りになってしまい、結局、1人で1日早くロンドンへ行くことになったのだと言う。名前はミツコさん。「空港からホテルまでの道順が分からないのよね〜。でも空港からタクシーで中心地まで行くのは高いでしょ。もし電車で行くなら後をついて行ってもいいかしら?」という。1人でなんたる大冒険!! もちろん一緒に行きましょうとお誘いして、機内14時間がスタート。ミツコさんはちっとも英語が喋れないけれど、近くのオランダ人女性と写真を見せ合ったり、図書館で借りてきたというロンドンガイド本を指さしておすすめを聞いたりと果敢にコミュニケーションを取っている。時々「ちょっと英語に訳してくれる?」とお願いされ、3人で話したりもした。飛行機を降りるときにその女性がミツコさんに「色々日本のことを教えてくれてありがとう。いい旅を。そしていい人生を。」と言っているのを見てこちらがじんわりと温かい気持ちになる。結局、ミツコさんは切符の買い方もクレジットカードの使い方もホテルの位置も知らず(笑)、ホテルで食べられそうな夕飯も買ってパティンドン駅でタクシーに乗るまで見送り、お別れ。「どうにかなると思ってたけど危なかったわ〜。泣きべそかくとこだった」と笑っていた。LINEは交換したが「Wi-fi繋げられるかなー。ミツコさん大丈夫かな」と娘も心配していた。翌日、お友達と合流するまで1人でバスに乗って楽しそうに観光している写真が送られてきた。たくましい。見習うべきことがたくさんある。そんなこんなで?無事にロンドンにつき、娘の語学学校が始まるまでのホテルにチェックイン。夕飯もそこそこに爆睡。
7月8日(月)
THE SHE marketが無事に終了。私は途中、事情があってあまり店頭に立てなかったのだけれど、それでもたくさんのお客様に会えてとても楽しかった。来ていただいた皆様、ありがとうございました! 七夕は東京都知事選で、いろんなことを調べ、思い、考えた1日だった。それにしても近所の投票所に行くまで、片道ほんの5分。用事を済ませて5時頃に歩いたにも関わらず、滝汗。日本の夏、大丈夫か(いや、大丈夫ではない)。中2の娘が思春期真っ只中で、日々、自分の存在意義や理想と現実のギャップに思い悩んでいる。なんでも話してくれるから助かるけれど、まさに壁打ちの壁状態。いつも答えや少しのヒントがそこにあればいいのだけれど。
7月1日(月)
2024年下半期がスタート。早くもスタート。8月1日から3週間ヨーロッパなため、色々な色々を色々とすっきり終わらせよう、と思ったけれど、今日は朝から心配事やトラブルが勃発。あわあわと冷や汗をかいたり、パソコンを叩きまくったり、心を痛めたりしながら1日が終わる。ふー。好きなお香を炊いて、エプソムソルトをドバドバと入れまくったお風呂に入って寝よう。と、思ったのにソファで寝落ち。
6月29日(土)
結局6月は初日と最後しか書けなかった自分に平手打ちしながら、今日とついでに昨日、そして色々振り返り。THE SHE marketの初日に来てくださった皆さま、ありがとうございました。いつものお客様も、インスタを見て遠くから来てくださったお客様も、お会いできて嬉しかったです。昨日、設営を少し手伝ってから娘を成城学園前の歯医者に迎えに行ったのだけど、月末の金曜・大雨・小田急線の運休が重なって目黒のポップアップ会場からほぼほぼ2時間かかってびっくり。ちょっとした旅の気分を味わうほど。おかげで大好きな「バスで読書」を存分に楽しんだのでまあ、いいか。昔よく通った中華料理屋に行くと「あら、来てくれたってことは今日は歯医者さん?」と覚えてくれている店員さん。ほっこりと嬉しい気持ちになった。無事に期末テストを終えた娘はお小遣いで漫画をたんまりと買い込んで帰宅。私は実に17年ぶりという「働きマン」(!!)のコミックを購入。コミック未収録の話をまとめたものだとか。本は紙で読みたいが、漫画は数年前からウェブに移行したというのに、娘につられてついつい。そして夜は男子バレーをライブで見る!と意気込んでいたのだけれど、いつの間にか会場がフィリピンからポーランドに移り、木曜深夜に終わっていた。ガクーッ。民放の録画スケジュールに騙された!せっかくU-NEXT民なのにぃ。近づく都知事選を憂いたり、アメリカ大統領選の討論会のあまりの酷さにびっくりしたり。そんなことをしている間に梅雨と猛暑と7月がやってくる。色々あるけど白黒つけすぎずにstay in the middleで、それなりの荷物を抱えながら、やっぱり明日も前を向いて歩きたい。そんな気持ち。明日もTHE SHE marketでお待ちしてます。
6月1日(日)
今日は最推し(娘)の中学校の運動会。驚くほど運動音痴なため、前日に不安で、ストレスが溜まりすぎて涙ぐんでいた。思い起こせば去年もそうだったな。進級、まだ慣れないクラスと授業、先生、そこへきて運動会の準備があり、さらに今年は部活を転部し、通っている塾でもテストがあるという状況。疲れが溜まりに溜まっていた様子で、家ではほぼ寝ていたような……。最推しの鬼門、5月末だった!通っている中学校は考えや思いを自分の言葉で外に伝えるということに重きを置いているから、私も生徒たちのスピーチを聞く機会がある。体育祭のリーダーを務める3年生の1人が「こうやって楽しい体育大会ができたのは、運動があまり好きじゃない、得意じゃないという友達たちの我慢や頑張りがあってこそだと思うんです。だから、一緒に頑張ってくれてありがとう!」と話していた。思慮深く優しい人柄が出ているし、その着眼点は素晴らしいと思ってとても感銘を受けた。クラス1足が遅い娘が参加するクラス全員リレーで、娘が無事に走り終えた時には崩れ落ちるほど安堵した(大袈裟)。
5月末は私も忙しく、気合いの入る大切な撮影も無事に終わって気持ちも晴れやか。6月はウキウキとした気分で前進しよう〜。
5月23日(木)
今日は仕事を猛烈に終わらせて、週一回、楽しみな韓国語のレッスンへ。まったくのちんぷんかんぷんだったハングル語も今日で一通りすべて学習し、次からはいよいよ会話へと進む。語学が好きなので細やかな発音まで知りたいと思い、ハングル語の読み書きの習得に時間をかけた。終盤になって、わー、この文字の成り立ちは、文字の習得無くしては正しい発音に結びつかないなあと深く理解したので満足。今日は苦手な満月なのでとっとと寝ようかとも思ったが、夜がフリーの木曜日。思いたって下北沢で上映中の映画『悪は存在しない』を観る。最初はパンフレットの字の色がTHE SHEと同じだ♡などと呑気に席に着いたのだが、一体全体、あれ、なあに? 会話劇や音楽を楽しんでいたら体験したことのない終わり方で頭かち割られた気分。考察や、どういうことなの?という誰かとの会話すらしちゃダメなんだろうなーという新しさ。封じ込めのエンドロール。目が冴えきってしまい、気がつけば苦手な満月の下、家まで40分歩いて帰る。生ぬるい空気と広がる静寂、朝型に憧れ続けながら、やっぱりこの季節の夜はいいな〜とにんまりしてしまった。
5月22日(水)
NHKの朝ドラを毎日欠かさず見ている。今週の『虎に翼』、号泣ポイントが多すぎて頬が湿るよ。久保田先輩の「女は結婚すれば弁護士の仕事も家の事も満点を求められる。絶対満点なんてないのに」のセリフに、家事−10点の私が号泣。その昔、私も両立なんてできるわけがないという意味で「No Pain, No Gain」と言われ、長い年月を超えて胸に突き刺さり続けたことを久しぶりに思い出したわ。本来は名言なのだとは思うが、以来、大嫌いな言葉になってしまった。そして今日ですよ。TVの前で戦争、反対! 戦争、反対!ぎゃおおおおんとまた泣いた私である。今もなお続く女性の息苦しさ、繰り返される戦争。寅子の時代から比べて格段に裕福で便利な世の中になったけれど、実は世の中はさほど進んでいないのかもしれない。はて。私にできることとはなんだろうか。同じくして今、遅ればせながら読んでいる本が『母親になって後悔してる』だ。イスラエルの社会学者が、母親となってみたらば、社会に背負わされる重荷に押しつぶされたと苦しむ23人にインタビューした本である。子供を愛している。それでも母でない人生を想う、という言葉が染み入る内容だ。机の上に置かれた本を娘がじっと見ているので「いや、これは社会学の本であってだな…つまりはね…」とあたふた説明をする。「他にタイトルなかったのかよ〜ん」とふざけて泣き真似をする君のことは深く、深く、どこまでも深く愛しているのだよ。それは紛れもない真実。その上で改めて男女平等とは、今必要なエンパワメントとはと、思いを馳せる。
5月16日(木)
昼から対談のまとめ取材。もう何十年もやってきたことだけれど、初めて会う人から自分の知らないことを聞かせてもらうのは本当に楽しい。原稿も頑張って書かねば。取材が盛り上がり、時間が大幅に押したのでいくつか展示会に行き損ねた。18時からの韓国語レッスン前にカフェに入り、復習。初めて本格的に習うハングル語はとても興味深い。なんというか、規則のしっかりある言葉でそれを理解すればどう変換されても読めるようになる感じ。あなた、理系ね?と思わずハングル語に話しかけそうになる。発音がいいと褒められるのは嬉しいが、おそらく配信ドラマをたくさん見ているからだろう。どんな時間にも無駄はない!ないぞ!
5月15日(水)
20代の頃、ロンドンで出会った友達、よっちゃんと集合して用事を済ませたのちにランチ。よっちゃんとは自分たち自身も子供も同い年だ。折にふれてキャッチアップしてはそれぞれの喜びも悲しみも苦労も希望も、なんでも話し合える大好きな友達で、今日もあれやこれやと話は尽きず。新しいことを始めないとねという話をしている3分後にはピラティスの予約を終えていた君がやっぱり大好き。事務所に戻り、オンラインミーティングをこなしてから帰宅。家作業に切り替えたところで、こちらも宿題があまりできていないとのことで塾を別の曜日に振り替えた(怒)娘が帰ってきた。夜にも一本オンラインでの打ち合わせがあり、今日は朝から晩まで喋ってばかり。ここしばらく逡巡していたことを手帳に書き出してすっきり。
5月13日(月)
1週間ほど前からとにかくだるくて眠くてなんじゃこりゃ!と思っていたが、「太陽フローラ」のせいだったのかーとSNSで知る。今日は誕生日。前日が祖母の命日で、今年は法事もあったため、久しぶりに実家で年を重ねることに。両親が47年なんてあっという間だったというのを聞いて、ひゃーっと思う。でも案外、人生はそんなものなのかもしれない。とりあえず100歳までは元気で過ごす予定だから、まだ折り返し地点にも来ていない。やってみたいことも行ってみたいことも知りたいこともたくさん。
5月6日(月)
今年はのんびりとしたゴールデンウィーク。中の平日は娘の学校があり、私も撮影があり、いつも通り。娘が保育園の頃は平日も休みにして、家族で海外旅行へ行ったこともあるが、それももう随分と昔だ。娘が学校を休みたくないタイプだから当分はなさそう。(真面目…私なら休むわ…) そして中二ともなれば友達とのお出かけもぐんと増えて、部活もあるから、気がつけば一人の時間が増えている。部屋を片付けたり昼寝したり読書したり。昼過ぎまでどっぷり寝る日もあって、出不精のGW。さらに予定がない日の娘もまったく出かけずに家で漫画を読んでいるもんだから、眩しいばかりの5月初旬のお天気を窓の中から目を細めて見るくらい。夫と3人で近所に晩御飯を食べに行き、本屋に寄るくらいが精一杯か。夕方あたりからずんずんと元気になってきて夜中にめっちゃ元気ー!というこの夜型生活をどうにかしたいのだけどな。
4月26日(金)
旧知の仲で仕事でもたくさんお世話になってPRのよしみが退社するとのことで、22時半からの送別会2次会に呼んでもらった。場所は西麻布のスナック。こちとら基本、出不精&夜は基本、家で娘とご飯&お酒飲めないというわけで、この環境が久しぶりすぎて到着と同時に「レアキャラが来たー笑」と言われる始末。そしてそういう場での振る舞いにブランクがあり過ぎて喧騒の中でぼーっとする始末。それでもそのPR会社のたくさんのOGの皆さんや、仲良しメンツがいて楽しかった。よしみお疲れ様&これからもよろしく、大好きよ。
4月23日(火)
娘が漫画『ブルーロック』にドがつくほどハマっている。劇場版をいち早く見たい&グッズを買いたいというので、先週末に一緒に行ってきたばかり。映画を観てうっかり私も虜になり、あっという間にコミックを読破。キャラクター作りが上手いのね。あと、日本には圧倒的なフォワードが必要というサッカーファンなら誰しもが思うことから物語が大きく、奇想天外に膨らんでいるところが面白い。娘は千切くんファンで、グッズをちくちくと集めている。ガチャガチャ回したり、一番くじ引いたり、特典目当てでポップアップに出かけたり。「これは悪徳商法だぁ!」「自分で稼ぐようになってから推し活を堪能しろーい」さらには「千切くんは絵だから。お金落としても得するのはおじさん」などと身も蓋もないことを言いながら、お小遣いの使いすぎを止めている。本人は「GWにじいじとばあば、来るから〜」と呑気なもの。これまで一人っこのせいかあまり欲もなく、誕生日もクリスマスも特にどうしても欲しいものはないなどと言っていたから、まあ、いいのか、な?どうだろうか。最新刊をお風呂で一緒に読もうなどと言ってくるあたり、まだまだ可愛いもの。全裸で膝を寄せ合って一冊の漫画を読み、汗を流している。
4月22日(月)
先々週、そして先週末にゆるゆると家事をしながら、コーチェラのルセラフィムのステージを見た。K-POPという現象そのものを考察中の身として楽しみにしていたのである。宮脇咲良は彼女が初めてAKB48のセンターを務めた「君はメロディー」からずっと見ているし、リーダのチェウォンとは撮影も共にしているから、まるで娘を見守るかのような、祈るような気持ち。果敢に生歌で勝負した彼女たちを襲った恐ろしいほどの批判に驚いたが、それに臆することなく、2回目のステージでは曲名の通りにフェアレスな精神で批判をはねのけて、力強い姿を見せた彼女たちに涙したのは私だけではないはず。立派。誰がなんと言おうと私は応援する! それにしたってHKT48にいた頃の咲良ちゃんがですよ、今を牽引するK-POPアイドルの一人としてコーチェラの舞台に立つだなんて、一体全体誰が予想できただろうか。旧体制に留まらず、リスクを背負って勝負し、努力したものだけが見える世界を彼女は見せてくれたと思うと書きながらまた泣きそう。いつかじっくりとインタビューしてみたい女性の一人。彼女って風の時代を体現している人だと思うから。
4月6日(土)
妹、甥っ子のおにぎり、水曜日から妹のヘルプに来ていた母、そして週末に上京してきた父と家族大集合。娘と夫も加わり、父75歳の誕生日ご飯会。孫2人に囲まれて嬉しそう。元々垂れ目で、ただTVを見ているだけなのに、時々、おにぎりに「じいじ、ねんね」と言われてしまうというネタを持ち合わせているが、さらに目尻が下がりっぱなし。大変気の合う、大好きという一言では言い表せない存在の父。父にして、親友のようで、メンター。そこに重なるように、私も歳を重ねて強くたくましくなったためか、最近は父がものすごく可愛らしく見えることがある。それはおにぎりに感じる愛らしさと同レベルであり、妹にそう話すと「それは相当やな」と笑われた。元気でいてくれることが兎にも角にもありがたい。
4月2日(火)
娘との韓国旅行、最終日。13歳、さすがのフットワークの軽さ、なにを提案しても「行ってみよ!やってみよ!」と頼もしい旅のお供。小さな頃からいろんな国を旅してきたけれど、中学生になってまた楽しさが違ってきたなあと実感。今回は自分のものはSHIMIHAZE BEAUTYのアイテムとケロケロケロッピのソックス、娘とお揃いにした500円のビーズ指輪くらいで、あとは娘の雑貨やら洋服やらを詰め込んで帰宅。さて、明日からまたもりもりと働こう!
4月1日(月)
新年度!新たなるスタートを切った皆様、おめでとうございます。3月はいろんなことを深々と考え込む時間が多かったから、4月はルンルン気分で外に出たい。いや、後向きな訳ではなくて、過渡期だなと思うことがいろいろある。後ろを振り向かずにいかに新天地に飛べるか、目の前のことをコツコツとこなしながらも目標をどこに定めるか。そんなことを考えていた。こういう時間が私には多分必要で、それをよく知っているSACHIが「いつも通りに答え見つかるんじゃない?」と、タイ料理ランチを共にしながら言ってくれたので安心はしている。先週の金曜日から2日まで、娘と2人で韓国に来ている。ここにもヒントはたくさん。挑戦してみたいことはまだまだたくさんある。
3月14日(木)
11日に帰国した次の日から2日間連続、朝から夕方までずっと撮影で、時差ぼけがひどい。SACHIともよく話すのだけど、歳を重ねるたびに時差ぼけはひどくなっていく。しかし、あの時差ぼけ特有の如何にもこうにも眠くて我慢などできるはずがない!という状態から、布団に入った直後の気持ちよさが大好きだ。撮影終わりにその抗えない眠気が来て、事務所で1時間仮眠。その後に久しぶりの筋トレに行こうとしたら、起きたら4時間経過。トレーナーのきえちゃんから何度か着信があり、心配をかけてしまった。
3月8日(金)
パリコレの後に愛する街、ロンドンへ。いくつか打ち合わせとリサーチをしつつ、のんびりと過ごす。今日は元アシスタントで、今、拠点をロンドンへ移しているアンナちゃんと晩ご飯。選んだのは、ギリシャ料理「レモニア」。コロナ禍の大変なときから単身ロンドンに渡り、立派に生活して仕事をして、一回りも二回りも成長したんなあと親のような気持ちに。独立したらアシスタントたちは皆、友達で大切な後輩でちょっと身内気分。大好きな街で大切な女の子とじっくりと話して、ご飯を食べて、ハグしてまたね!と言い合えた、とてもよい日。
2月29日(木)〜 3月6日(水)
パリコレクションのショーを見つつ、展示会に行ったり、街や店をぶらぶらと歩いたり。日常を離れることで、時折、深々と考える時間も取れてクリアになることもいくつかあった。東京では夜に友達や仕事仲間と外でご飯を食べることが頻繁ではない分、パリでじっくりとご飯を食べられる日々もよかったな。これからやりたいこととやるべきことなどを、美しい街を歩きながら整理する時間がとても好き。
2月28日(木)
離陸まで我慢できずに爆睡。今回も安定のギリギリ機内食一食&映画一本&トイレ一回でパリに到着。世界って狭い。寝て起きたらパリ。ラッキーな体質。しかも半年ほどなくなっていたカルティエのタンクが出てきた。愛用歴20年ほどの古いリモアなので、中の布が少し破れており、その中に隠れていたのだ。出てきた時は思わず「わぁーっ」と大声を上げた。幸先がいいね、うふふと出かけて行った時こそ落とし穴あり。まさかのトランク取り違えでホテルに到着後、すぐに空港へ逆戻り。そんな時、国際線専用のカスタマーセンターなどまったく電話が繋がらずに当てにならず。荷物の紛失専門のメールアドレスにメールを送ってやりとりなど、なくてもよかった経験値が上がる。さて、気を取り直してパリ。
2月27日(火)
出張前日は外仕事を入れずに家で作業&パッキング。長引く咳をやっつけるために薬局で喉にピャッと直接噴射する系の薬を買ったところ、劇的に改善。ひとまずほっ。娘の勉強に付き合ったまま、原稿を仕上げるなどして、結局ほぼ徹夜のまま、空港へ。
2月26日(月)
*2月28日-3月12日でパリ・ロンドン出張。なぜか投稿画面に入れず、日記が更新できず涙。無事に帰国したので覚えている限りでふりかえる。出張2日前&撮影にも関わらず、体調絶不調。検査してみるとコロナでもインフルでもなかったが、久しぶりにマスクをして仕事へ。一夜漬け主義(ヤメロ)の娘の期末テストも始まり、いまだにリビングで勉強している娘に付き合い、夜中まで一緒に起きている。おかげで全然、風邪が回復しない(涙)
2月20日(火)
え、あまりにも暖かすぎる。小春日和というか、すでに春本番というか、「GWどうだった?」と言い合っている頃の気候。月に2度ほど訪れるクライアントの会社に、いつもと違う路線で向かうと、思った以上に電車を降りてから会社の最寄り出口はの道のりが遠い。やばい、遅れる〜とダッシュで向かうと、びっくりするくらい汗だく。そしてそんな日に限ってハンカチを忘れる。恥ずかしい。私の得意技、荷物を探すふりをしてこっそり布トートで拭う作戦か…と思ったが、小さな打ち合わせ室でそれも叶わず。やばい!と思ったら余計に汗が出るという悪循環。はーやだやだ。先日も普段あまり使わない日比谷線に乗り、虎ノ門ヒルズ駅で銀座線に乗り換え。これがめちゃくちゃ遠い。私の感覚では乗り換えレベルではなく、表示するのやめてーと思った。今日は時間があるから一駅歩こう〜、あっちのスーパーの方が魚新鮮だからちょっと遠いけど歩くか〜レベル。しかしiPhoneのフィットネスアプリの歩数を稼ぐためにのしのしと歩いた。今日は気温上昇&低気圧&生理でとにかく眠い。
2月19日(月)
今日は締切が2つ。お昼からTHE SHE WEB STOREの物撮りに参加。もうすぐ入荷予定の色々がとても可愛くて、楽しみ! 今ってこんな気分だよね〜をSACHIと確かめ合う。娘の塾のお迎えの時間まで事務所で事務作業を色々とやってすっきり。夜は待ちに待った『私の夫と結婚して』15話をお風呂で堪能。
2月18日(日)
期末テストを控えた娘が勉強はあまりせずとも遊びに行く勇気もなく、1日中家にいるため、私も溜まった家事をこなす。バスの中の次にお風呂で本を読むか配信を観るのが大好きで、最近の私的、お風呂ベストフレンドは、エプソムソルト(無香)をどさどさ2杯+薬用ホットタブ重炭酸湯Classic3粒+クナイプバスソルト(香りは色々)。ふーーーーという深呼吸と共に1日の疲れが一気に取れる。最高!いつかバスグッズも作りたいなあ。
2月17日(土)
入稿をすっきりと終わらせている、爽快な週末。夫が海外出張中ということもあり、娘二人とぐーたらと昼まで寝る。いや、別に夫がいても寝るんだが。昨晩、漫画『凪のお暇』最新刊が出たので、久しぶりに一巻から読み直してしまい、寝るのも遅くなってしまった。ここ最近、漫画はすべて電子書籍で買っている。ちょろっとチェックした時に、あなたの新刊という欄にお知らせマークがある時の嬉しさったら!!! きゃーっ、なになに?と開ける時のワクワクったら!!! 娘は私と違い、本棚にコツコツと漫画を集めている。漫画、書籍、写真集になんやらかんやら。自分の本は極力、事務所に移したけれど、本棚がぎゅうぎゅう。宝くじが当たったら、巨大な本棚を置ける家が欲しい。夜は娘とぶらぶらのんびり散歩がてら、駅前まで出てお好み焼きを食べた。夜風も冷たすぎず、くだらないおしゃべりが楽しくて、とてもよい夜。
2月16日(金)
朝からどっしりと椅子に座りっぱなしで入稿。途中、母と電話で来週の『私の夫と結婚して』のラスト配信がいかに楽しみかを語り合う。そして私は『殺人者のパラドックス』も着手。次から次へと韓国ドラマの充実っぷりは本当にすごい。ノムチョア!
2月15日(木)
家族3人LINEで、娘からのメッセージに「ワハハ」と返したら、「パパかよ」「何歳?」との返事。「え、46歳」と答えつつ、「ふ、古い?」と聞いたらば、「ガチ古」「古代」との答え。き、気をつけます。
2月14日(水)
今日はバレンタイデーか。なんだか世の中、しんとしていて忘れ去られているような気がするのは私だけ? ランチの後のコーヒーにハート型のクッキーが添えられていたくらいだな。近所のスーパーマーケットは早々と3月3日ひな祭りへとターゲットを移している。娘から夫へのチョコ贈呈を見届けて、終了。
2月13日(火)
久しぶりにSACHIとキャッチアップ。出張などを挟んで会っていない時間が長いと、会うなり「今日、話したいこといっぱいある」とお互いが言うことからスタートする。もちろんTHE SHEのこれからについての打ち合わせのために会っているのだが、あっちゃこっちゃに話が飛んで、話題が絶えず。こんな風にずっと仲良く生きていきたいもんだと思う。
2月12日(月)
は〜、毎週が三連休ならいいのになぁ。弁当作りのない3日目の朝、最高。一足先に歯の矯正が始まった娘に続き、2末−3月半ばの出張が終われば、私もスタート。最近、ふとした時に思い出すのが、とても丁寧で優しい担当の歯科医の言葉選び。詳細なレントゲン写真やら数字化したデータを見ながら、「お母様は奥歯の噛み合わせは完璧ですから治す必要はありませんねえ。ただ右の前歯に段差があります。」(つまり出っ歯ということですな?←私の心の声) 「下の歯はですねえ、同じ年齢の方の平均に比べて、非常に顎が発達していらっしゃるので」(つまりアゴが出ちゃっている、しゃくれておるのですね?)という具合。相手を傷つけずに説得するあの口調、癖になっている。
2月11日(日)
久しぶりの三連休というわけで、2日目の今日、朝から近所の酵素浴とよもぎ蒸しをダブルできめてやった!! 爽快。
2月9日(金)
いつもはありとあらゆる配信のサブスクリプションにお世話になっているため、滅多にテレビを見なくなってしまった。しかし、今は、宮藤官九郎の脚本を愛する娘と毎週金曜日に『不適切にもほどがある』をとびきり楽しみにしている。ドラマが終わったら脚本本を買うという流れだ。私がおそらく最も繰り返し観たドラマ『白い巨塔』は今、小説を読み返しているところだ。登校中の娘から「え!財前が子持ちなんだが!!」「鵜飼が意外と若い」などと声が届く。後は「君!! そろそろ風呂に入りたまえ!!!」と東教授の真似をしたり、「こう見えて嘘と尻餅はついたことがおまへんのやで〜」と財前又一のセリフを言い合ったり。あー、楽し。さて三連休だ。
2月7日(水)
今日まで中学校が受験休みの娘。他の学校は旅行に行けるほどにのんびりらしいが、我が娘は膨大な課題と提出物を抱えている。しかし、ギリギリまでやらない。誰に似た!! 無論、自分で、だからこそ余計に腹が立つ。結局深夜まで付き合うこととなるが、夫はさっさと寝るタイプ。それにもまた勝手に腹が立つ。私の母も洗濯したり掃除したりしながら起きてくれていたなあと思い出したりもする。お母さん、ありがとう。昼間にインターホンが鳴り、出た娘が「近所の人かも。柿田めいさん?と言ってるよ」と言う。え、なんだろ!引っ越してきた方かな?と急いで玄関を開けたら「書き留めです」といつもの郵便配達の方。二人で大笑いした。こういう瞬間をいつまでも覚えておきたいと思った。
2月6日(火)
久しぶりの大雪予報。そんな日はたいがいロケ予定という編集者としてけしからん雨女の私。予定より早めのスケジュールに切り替えて、無事、雪が降り出す11時前には終了&解散。ところが落とし穴はこの後にあり、なんと娘の塾がクラス替えのテストを決行するという。ここの先生たちは数学に魅せられた、根っからの数字オタク。大雪より問題解きたいよね?という頭なのだろうね、帰りの時間は早くなったものの授業があるとな。ちょうど受験期間で中学校が休みの娘と、夕方から完全に人の流れと反する形で新宿へ。2人できゃっきゃ言いながら到着したはいいが、2時間後の19時過ぎ。めちゃ積もってる。近くのカフェで仕事をしていたため、そこまで歩いてきてねとLINEしたら「ビニール傘を誰かが持って行っちゃってボロボロのしか残ってない」との返事。歩いて片道10分足らずを歩いて迎えに行き、すでにびしょびしょ。人気の少ない路地は積雪5cmといったところか。それでもきゃっきゃ言い合って帰るほどの余裕はあった。電車で渋谷に着き、そこからバスに乗ったのが間違い。最寄り駅から歩くのも怖いねと、家の前に着くバスに乗ってしまったのが、もう一度言うが、大間違い。走り出した途端に運転手さんから「終点(といってもさほど遠くない)まで3-4時間かかる見込みです。そしてこれが最終バスです」とのアナウンス。さらに「こういう事情ですので降りたい方は途中でも遠慮なくおっしゃってください」とのこと。途中、我慢しきれなくなった一人の男性が果敢にも降りようとする。ぴいーっと扉が開いた先に見えるのは、暗闇の中、横殴りに降る雪。上から下ではなくて、完全に右から左状態。しかも雷。いつもは20分足らずで着くところまで、ほぼ3時間かけて帰ったとさ。
2月4日(日)
立春の日曜日は部屋 掃除と入稿で暮れていった。
2月3日(土)
家族で恵方巻きを食べ、豆を巻いた。今年はスタイリストで仲良しの友達の夢乃が穴八幡宮で一陽来復のお札を買ってきてくれたので、ありがたく貼らせていただく。日付が変わる12時ちょうどに、部屋の中心から見て、その年によいと言われる方角のなるべく高い位置に張り付ける。緊張する行事である。剥がれてもいけない、遅れてもいけない。30秒前から狙いをつけた場所の下に置いた椅子に登り、手を添えてスタンバイOK。無事に貼れました。
2月1日(木)
朝5時45分ピックアップでロケへ。現場でああでもないこうでもないと皆で相談しながら撮影するのはファッション誌の編集をし始めてもうすぐ25年(!!)になるけれど、ずっと楽しい。天職かどうかは分からないけれど、大好きなことを仕事にできているのはありがたいことだ。愛を込めていろんなページや企画、ビジュアルを作り続けていたいなあと思う。順調に終わって皆でお弁当を食べて解散。そのまま筋トレへ。今日の私、エライ!
1月31日(水)
大好きな先輩編集者2人と松陰神社の「ル・ゴダーユ」でランチ。仕事とプライベートとこれからの生き方についてたくさん喋って楽しい時間。1月のいい締めくくりとなった。
1月29日(月)
漫画家の芦原妃名子さんの訃報に触れ、今日はなにをしていても1日、心が沈む。さまざまな意見や立場や工程があると思うけれど、0→1にする仕事、原作者が1番尊重されるべきである。それに尽きる。そしてSNSの難しさについても、仲の良い仕事仲間とも意見を交わした。自分はやらない。誰かを攻撃したり、誰かを傷つける愚痴をこぼしたりしない。それしかできないけれど、でも、やらない。
1月27日(土)
月に一度、甥っ子のおにぎりが事務所に泊まりにくる日。今回は娘も参加して、皆でKPOPを踊ったり、散歩がてらランチに行ったり、四谷のおもちゃ美術館に行ったり。甥っ子優先のスケジュールだったけれど、娘は「おにぎりって本当に可愛い」と溺愛しているため、嬉々としてお世話をしていた。ありがとう。途中ですれ違った消防車とパトカーに夢中のおにぎりに、どちらの車に乗った方々もしっかりと敬礼したり、手を振ったりしてくれた。世の中、ニュースやインターネットの画面を通じて目を覆いたくなるような辛いこともあるけれど、同時に、いつもの毎日にはこんなにも愛と好意が溢れているんだと思った。
1月22日(月)
スタジオ撮影。今日ご一緒したタレント兼モデルの女性は、ファッションが大好きなことが伝わってくる、プロらしいポージングを繰り返してくれて、とても嬉しい気持ちになった。性格も良し、朗らか。聞けば4月いっぱいまでお休みなく仕事が入っているとか。納得。夕方から1本打ち合わせで喋り倒して、声がガラガラ。
1月21日(日)
予報虚しく雪は降らず、とんでもない低気圧のみということで、本当にこの低気圧が苦手で一向に起きられない。ひたすらに寝て日曜日が終わってしまい、予定していた掃除も滞っている。まあ、それも来週への体力温存と活力ということでよしとしよう。
1月20日(土)
午前中、以前住んでいた街の歯医者さんへ娘と行く。娘の矯正が始まるのに合わせて、私も以前から気になっていた一部を治す予定。先生の話を聞きながら、娘に終わる時には高校生だねーと言いながら、あれ?もしや自分は50歳か?となる。歌って踊れて歯の綺麗な50歳を目指します。なんのこっちゃ。帰りに駅前でランチとお茶。よくここで原稿書いたなーとか、娘と待ち合わせしたなーとか思い出いっぱいの街。定期的に歯医者ついでに戻ってこられるのは嬉しいな。本屋で2人とも本を買い足して、スーパーに寄って帰宅。寒いから、夜は鍋。私の愛する『白い巨塔』を久しぶりに娘と一緒に見直す。唐沢寿明バージョンです。そうしているうちにこれまた何度目かわからないが、誰かに貸したまま返ってこない小説を再度、ポチり。
1月19日(金)
今年の目標(色々あるけど)、なるべく座らない。仕事柄もあるが、座りっぱなしの生活って太るし体固まるし、いいことがない。と思っているのにデスクワークに追われる金曜日。夕方、筋トレに行ったけれど「体がかたまりすぎているんで、今日はほぐします」とストレッチとマッサージで終わる始末……。夜はヨガ。1ヶ月間、寺小屋に篭って運動合宿とかしたいなあー(無理)。
1月18日(木)
朝一で初めてご一緒するフォトグラファーさんとのオンライン打ち合わせ。ギリギリになってしまい、鏡を見たら割としっかり寝癖がついている。急いで蒸したタオルを頭に置き、なんとかかんとか直したのちにカメラをオンにしたら、相手も寝癖爆発で思わず笑ってしまった。利便性と引き換えのオンラインミーティングの罠である。昼からシャネルの展示会へ行き、美しい洋服と楽しいおしゃべりをした後、事務所へ戻る。今年はずっと置き去りにしてきたお金の勉強を頑張るつもり。早速保険の見直しなどしてもらい、急いで帰宅。
1月17日(水)
7時に娘を送り出した後、うっかりソファで二度寝。曇り空ばかりの寒い冬が苦手。なんとか締め切りを終えて、今日は出版社勤め時代の同期、千ちゃんと娘の3人で横アリにて推し活。はー、元気出るわー。
1月16日(火)
朝から夕方まで撮影。夜は入稿。今日もよく働いた。
1月15日(月)
比較的のんびりとした月曜日。夕方にカット&カラーリング。うっかりメガネで来てしまい、切ってもらってる間、なにがどうなっているかあまり分からず。仕上がってから確認。夜、娘の塾のお迎えに行き、帰宅。寒いので晩御飯は海鮮鍋。
1月14日(日)
寝ぼすけ親子、ホテルで目を覚ますと安定の11時。急いで支度をしてチェックアウトし、まずは1番の目的である伏見稲荷大社へ。お天気も回復して清々しく、稲荷(娘のイマジナリーフレンド)も嬉しそう。鉄火と小巻という従姉妹にも久しぶりに会った。しょっちゅう娘の学校の木を整えている、庭師&茶道の神様である稲荷のおじいさんも一緒に実家でくつろぐ。実は稲荷のお父さんはたぬきで、散々結婚には反対されたが、最終的には、このおじいさんもフェレットとの悲恋があるために許された。稲荷のお母さんってさ、伝統的な実家を背景にしながらも、当時は前衛的な女性だったよねえ。いやでもお父さんの実家も「狐かい!」ってびっくりしてたはず。←すべて、まあ、架空の話なんだが、我々にとっては日常会話に過ぎず、そんなことを話しながらてくてくと歩いたり、おみくじを引いたり、絵馬を書いたり。帰りに食べ歩きをして四条に戻り、昨日見かけた子豚カフェへ。こちらはリアル。子豚たち、ずっと咀嚼して尻尾を振り回して可愛かった。最後にもう一回、錦市場で食べて、新幹線で帰京。
1月13日(土)
旅行に来たからには早起きしてさっと朝食を出かけて朝一から行動! という人に憧れを抱きつつ、結局、むにゃむにゃと10時ごろに起き始めて部屋でゆっくり朝風呂に入る私たち。まあ、休日だしね、いいか。今回の宿泊は利便性を第一に考えてACE HOTELにした。近くのイノダコーヒー本店で私はカフェオレ、娘はミルクティー。ミックスサンドイッチを半分こ。その後、錦市場へ行き、食べ歩き。お天気が悪かったので伏見稲荷は明日にして、今日は四条〜清水寺コースをてくてくと歩く。箸置きやらキーホルダーやら、ちょこまかと買い物をして嬉しそうな娘。清水寺でおみくじを引くと、私は大吉、娘は凶。ガチンコで凹みまくる娘に「私の運、あげるから!!」と焦る私。夕方から急に冷え込み、みぞれ混じりの雨に。スウェットの下がまさかのタンクトップ1枚だった娘! 中学生だから荷造りを自分でやらせたのが裏目に出たか…。急遽、防寒用の下着を買い足して、ホテルへ戻る。
1月12日(金)
1週間ほど夫が出張で不在。私も娘もうっかり寝坊したらどうしようという不安から怖い夢ばかり見る。いつまでも甘えてごめんだけど、母に朝6時に電話して! と頼んだ。昼から再来週の撮影の打ち合わせに行き、帰りに花を買おうとして渋谷の小さな花屋をのぞく。ここは特段おしゃれなわけでもなんでもないのだけれど、おじいさんが一人で切り盛りしてらっしゃって、いい意味で昔ながらのブーケに味がある。そしておじいさんが可愛い。お年寄りが大好きな娘もファン。ただ難点はわりと高確率で座ってお昼寝をしていらっしゃる。もちろん、今日も。というわけで起こさずにそっと店を離れて渋谷からバスで帰宅。帰宅した娘と急いで準備をして新幹線に乗り、京都へ二人旅。娘のイマジナリーフレンドである白ギツネの女の子「いなり」の実家(という設定)、伏見稲荷を訪れるのが目的。喪中があけたので、1年前の受験のお礼も兼ねていくことにした。イマジナリーフレンズ、つまりは想像上の存在なのだけれど、しかし、彼女にとって、そして今や私にとっても大切な存在だ。いつの間にか、当たり前のように旅の目的にまでなっていることに驚く。娘の大海原のような想像力は私の誇り。
1月11日(木)
今年一発目の撮影、とあるブランドのキービジュアルをいつものメンバーで撮ってきた。帰りに展示会に寄って帰宅。連日、冬休みの宿題をギリギリでやったうちのギリギリガールズ(古い&複数ではない)が夕方から制服とアウターを着たまま、ベッドで朝まで就寝!信じられないわー若いわね。私も昔は余裕でデニムパンツで寝てたけど、もう無理だわ。というか制服で寝ないで…(涙)。おかげで夜は集中して原稿書き。
1月10日(水)
今日から仕事、本格始動。6時起きの日々も始動。睡眠時間が少なくて起きられるか不安だったのだろうか、追いかけられる夢を見る。展示会→合間に筋トレ→プレゼン。さあ、1月も頑張るぞ! 今月の仕事以外の密かな目標は、毎日、細切れでもいいから有酸素運動をすることに決定。今日も長年お世話になっているトレーナーのきえちゃん(元タカラジェンヌ)に筋トレの合間に有酸素運動を入れて欲しいとお願いした。もうダメかも…と思ってからメラメラとやる気になり、怒りと根性でやり遂げてスッキリというメニューが大好き笑。きえちゃんにも「かおりさんはものすごく体力があるから、限界まで体を動かすことがいいのかもですねえ」と言われた。わたしゃ、子供か!と自分でつっこんだ次第。クライアントの皆さんと少し先のトレンドについて語り合ったり、娘を塾に迎えに行く道すがら、新しいアイデアを見つけたりとワクワクする1日だった。
1月9日(火)
23時に寝て6時に起きると宣言しておきながら、すでにこの時間である。明日から学校が始まる娘の宿題が終わらずに怒り心頭。あれほど早めにやれと言ったのにと怒り心頭。誰に似た? 無論、私……というわけで自分を見ているようでますます腹が立つ。先に寝るわけにもいかず、ジロリと睨みながら、私も仕事を進めた。今日、嬉しかったことは夕方に久しぶりにオンラインでヨガをしたこと。今年は股関節と太もも、お尻がカチコチに固まりすぎないよう励みたい。つまりは座りすぎなんだよな。フランス新首相に史上最年少34歳、同性愛者を公表しているアタル氏が選ばれたことも、久しぶりに嬉しいニュースだった。
1月8日(月)
ショートスリーパーに長年憧れを持ちながらも、やっぱり長い睡眠時間の確保が大切。そして深夜に読書したり映画を観るのも好き。冬休み最終日、たっぷりとお昼まで寝かせてもらって満足。娘の学校が始まる10日からは2306(23時に寝て6時に起きる)を守りたいな。最近、映画に興味が出てきた娘と一緒にその日の気分でおすすめの1本を観るのが楽しい。13歳でも楽しめるもので、あんまりお色気シーンがないもの。ちなみに恋愛ものはあんまり…というリクエストももらっている。お正月は『オーシャンズ8』や『アルゴ』など。KPOPの考察も共にしている我ら、次はミン・ヒジンが影響を受けたという岩井俊二監督の作品にしようかと話している。そこから「Ditto」を読み解くのも面白いかなと。まずは『LOVE LETTER』かな。恋愛要素はあるけれど…。
1月7日(日)
徳島から父親の運転する車に娘、妹、甥と乗って新神戸へ。車には5人までしか乗れないので、母は一人バスで神戸まで来てくれた。皆で最後にお茶を飲み、そこから新幹線に乗って帰京。甥っ子、おにぎりはおやつをたらふく食べ、新大阪あたりでどっぷりと深い眠りにつき、お利口さんで初の新幹線の旅を終えた。「しんかんせん、はやいね。あ、またきたよ、しんかんせんバイバーイ。いってらっしゃいー」と覚えたての言葉を並べて興奮していた。東京駅で妹たちと別れ、娘がお年玉でCDを買うというので渋谷のタワレコへ行ったら、予想以上に疲れてしまい、七草粥を作る気力がなくて断念。すまん…。
1月6日(土)
里帰り最終日。いつもの甘味とお好み焼きを食べて、お墓参りをして、思い残すことはなし。
1月5日(金)
羽田空港発着便が200便ほど欠航で、もれなく私の帰りの便も飛ばなくなった。これはまずい…。すぐに予約変更したものの、いつまた欠航したり、遅れたりするか分からないため、バス→新幹線に切り替えることに。娘、妹、2歳の甥っ子と4人で帰省。果たしてどうなることやら…。
1月4日(木)
4日ともなると、仕事始めがひたひたと後ろに迫ってくる感じ。それを振り切るように、今日から実家へ帰省。羽田空港はまだ欠航も100便以上、滑走路も半分だけという状態でどうなることかと思ったけれど、1時間半遅れで無事に飛んだ。皆で食卓を囲みながら、この気楽で、幸せで、楽しいお正月休みに地震が来たんだと思うと、本当に胸が苦しい。令和6年はもう初っ端から色々ありすぎ、失格! もう令和7年にしよう!なんて声を見つけて、なるほどねえと思ったり。被災地のために自分が何ができるか、すべきか。この前、NYに住んでいる友達にイスラエルとパレスチナの報道について教えてもらったとき、地球に住んでいる以上、当事者じゃないということはないんだよねという話をしたことも思い出した。今日の癒しは娘と甥っ子のおにぎりが仲睦まじく遊んでいたこと、老犬きなこが娘の膝の上で寝ていたこと。
1月3日(水)
今日でお正月の三が日が終了。なんだか本当に気の休まらない、胸が苦しくなる3日間だったな。改めて小さくて確かな幸せをありがたいと思う。今日は昼過ぎから、娘の理科の宿題のフィールドワークに付き合う。親子で街のビルの大理石に鼻先まで顔をつけて観察していたり、柱の前でしゃがみ込んで写真を撮ったりして、周りから見たら不審者以外の何者でもない。しかし、いつも歩く道にもたくさんの発見があって楽しい。娘の中学校の教育から学ことはとても多い。まだ遠くまで出掛けていく夫と娘と別れ、一瞬だけ事務所へ。ちょこちょこと整理をして仕事始めに備える。帰りに合流し、明治神宮付近の屋台を冷やかして帰宅。1月は断捨離を頑張る予定。体重(これが最重要案件)、持ち物、そして色々な気持ち。余白を作って新しくてピカピカのエネルギーを呼び込みたいな。というか、早く寝ろ、私。
1月2日(火)
深々と配信ドラマを観て昼過ぎに起きる。寝正月、最高。夕方からぶらぶらと買い出しへ。娘のコートを見たり、化粧品を新調したり、お茶したり。お休みって最高。と思っていたら、羽田空港の事故のニュース。今年はお正月から災害に事故、一体全体どうしたのだろう。こんな時、SNSは諸刃の剣だなとつくづく思う。募金はここへ! 楽しい話は自粛すべき! 不謹慎だ! いやいや、今できることはいつも通りに生活して経済を回すこと! こういう応戦を見ることも気が重くなるし、募金先も自分で見定めて決めればいいと思うけれど。東日本大震災のとき、娘が4ヶ月足らずで、自分たちのことだけで、ストレスを溜めずに母乳を出すことに精一杯で募金しかできなかった。SNSから次々と流れてくる正義に、なんというか、とても落ち込んだことを覚えている。だから、自分がすべきことやできることをしっかりと、だけれどもこれこそが正しいと宣言することなく、淡々とやるつもりだ。人ぞれぞれの正義があるし、地獄がある。などとつらつら考えていたらもう2時。2024年の目標は早寝早起きなのに……。
1月1日(月)
2024年、新しい幕開け。去年は忙しさにかまけて置き去りにしてしまったこのコラムをまた、コツコツと更新していこうと思う。今日はお正月早々に大きな地震があり、心配だ。東京でも長く横揺れが続いた。どうか被害が今以上に大きくなりませんように。今年は喪中なので初詣にも行かずにおせちもなし。ただし、新年に変わる瞬間は毎年通りに家族皆でジャンプした。完全に夜型になってしまって昼頃にそろりそろりと起き始め、お雑煮とちょっとしたおかずを食べた後は、各自、ソファで漫画を読んだり、携帯をいじったり。私はなぜか何度目かの『梨泰院クラス』を観ている。今年はパク・セロイくらいの気合いで頑張りたいものである。地震もあって予定していたよりも遅くなったけれど、近所を少しだけ散歩。「家族・健康・仕事」、今年もこの3大柱に注力しながら、いつもユーモアを忘れずに、たくさんのチャレンジをしたい。*写真は年末に元同期と訪れたマツケンサンバカフェ。カフェオレですら、カフェ〜オレッ!になっていた。パスタはたたけボンゴ!レビアンコ。メニュー考えるの楽しそうだな。商魂たくましくも人を笑顔にするコンテンツの育ち方よ、あっぱれ。
11月28日(火)
チケットが当たったので、娘と2人でMAMA1日目へ行く。初参戦なので手持ちのカバンがA4サイズまでとは知らず、わりと直前までどデカいリュックを持った娘と焦りまくったがなんとか預ける場所を見つけて、東京ドームへ。席は遠かったけれども推しのライブも見えたし、推しが出てきたら感激で口を抑えてペンラを振る最推し(娘)のかわいさも確認できたし、楽しい夜でした。帰りに焼肉食べて、フルーツ飴食べて、完璧な夜。サランヘヨー。
11月19日(日)
娘と新大久保でデート。私はこの日よりついに韓国語の勉強をスタートし、その間の1時間、娘は先に街をぶらぶらと偵察していた。韓国語は、私の中で理解力という面でフランス語に近いものがあるのか、「デ!」(はい)と言おうとして「ウイ!」と言ってしまうことが多い。逆も然り。かの茨木のり子も(もというとおこがましいけれど)、ハングル語に大変興味を持ち、50手前で学習し始めたのだそう。その様子をまとめた「ハングルへの旅」という本がとても面白かった。今のこの韓流ブームを目にしたらきっと驚くだろうな。語学学校を出た後に娘と合流し、サムギョプサルを食べ、娘ご要望の系ピンスを食べ、化粧品を買って、ゲーセンで推しのポーチを手に入れて帰宅。
11月2日(木)
娘、13歳の誕生日。たまたま両親が上京中だったので、皆で集まってお誕生日会を開く。小さい頃から馴染みのスペイン料理屋へ。しかし大きくなったもんだ! 一緒に楽しく過ごしているけれど、丁寧な子育ては決して出来ていない。日々、仕事に追われているしなあ。それでもたくましく、優しく、多少親バカではあるかもしれないけれど、とてもいい人間に育っていて嬉しい。今年の誕生日プレゼントは推し活中のK-POPアイドルたちのCDでした。兎にも角にも楽しい1年を!
10月31日(火)
余裕で半袖のまま、10月末を迎えるとは思ってもみなかった。とはいえ、今日は富士山が目の前に大きく広がる朝霧高原にて撮影のため、さすがに寒いだろうと思い、4時前にロケバスに乗り込む際、あれやこれやと防寒グッズも持ち込む。ところがどっこい、Tシャツにスウェットで充分なほど暖かい。仕事とはいえ、都会を離れて壮大な景色の中、大きく深呼吸ができて気持ちよかった。東京に戻り、sacaiの展示会へ行って今日はおしまい。暖かい上に展示会はもう次の春夏シーズンの洋服で、ますます季節が分からなくなりそう。
10月26日(木)
暖冬予報は出ているが、末端冷え性であるがゆえ、今から”温活”を頑張りたいところ。いつも頭の中に情報(超絶くだらないもの含む)を詰め込み、ああでもないこうでもないと考えているからか、椅子に座りっぱなしで原稿を書いているからか、とにかく、末端冷え性がひどくなる一方だ。主に足。今年こそは霜焼けにならないぞ!と低すぎる目標を立てて、近所にできたばかりの酵素浴&よもぎ蒸しへ。酵素浴をしているときは漬物、よもぎ蒸しをしているときは小籠包になった気分。どちらもそれぞれ気持ちいい。酵素浴は驚くほど下半身が軽やかになる。よもぎ蒸しは内臓からあったまり、ほっかほかの状態が持続する。合間を見つけてコツコツ通いたい。
10月21-23日
以前はこのTHE SHEでオンラインバザーをやっていた+IPPO PROJECT。前回から引き続き、外苑前のヘアサロン、ツイギーのイベントスペースをお借りして開催した。いつも快く愛用品を出してくださる仕事仲間たちやファッション業界に携わる皆さんに励まされたり、勇気をもらったりして、半年に1度行う大切なバザーである。気づけばもう6回目。毎回、来てくださる常連の方もいるのがまた嬉しい。これは残っちゃうかなあ?と思う洋服も、あの人をずっと待っていたのかしらと思うほどぴったりの新しい持ち主のところへ旅立っていく。それを見るたびになんだか不思議な気持ちになったり、ワクワクしたり。とにもかくにも長く、長く続けたい。
10月4日ー10月8日
これまた3年半ぶりのロンドンへ。麗しのパリから愛しのロンドンへという言葉が浮かぶほど、ユーロスターを降りた瞬間に「愛しさと切なさと心強さ」を感じる私。第二の故郷、心のオアシス、私に真の自由を教えてくれた場所、ロンドン、ただいま! 大好きな本屋があるマリルボーンハイストリート界隈に宿を取り、1日平均2万歩歩き、大切な師匠である美奈さんに会い、夫のゆきさんのご飯を食べた。展覧会や美術館に行ったり、百貨店や小売業をリサーチしようと思ったのに、気がつけばほぼ毎日、人混みを極力避けて、広大な公園でさんさんと太陽を浴びながら紅茶を飲んでぼーーっとするだけの滞在になった。頭を空っぽにすることと歩くことが今、1番たりてないことだったのだなと思う。東京でお仕事をご一緒する機会があり、旦那さんの仕事の都合で3人の娘と共にロンドンで暮らすちささんとも久々の再会。とびきりにワーカホリックだったちささんは「なんであんなに働いていたのか今は理由が分からない」と言い、「今は人生の充電期間」だそう。なんだかいいなあ。やがてやってくる50代をどう生きるかを深々と話して解散。また来るね!
9月後半戦
振り返ってみれば、日々、ここに綴っておきたいたくさんのことがあったのに、ありすぎて振り返る暇がないという本末転倒な事態を反省したい。気を取り直し、かいつまんで記録!
中旬の週末には、娘の中学校の生徒祭へ。たまたま上京していた両親にも学校を案内できてよかった。小学校の頃とは違い、走り寄ってきたりニッコニコで手を振ったりということはなくて、終始、クールな塩対応。それもまた成長の証かしら。
18-20日で韓国出張。今だから書けるけれど、TWICEのツウィの撮影。準備が大変だったがそんなことは秒で忘れるくらいに楽しく、新鮮な撮影だった。韓国語、頑張りたいなあ。今回の出張は20代後半のロンドンライフを共にした瑠美と一緒だった。しょっちゅう、夜まで遊んでそのまま泊まりに行き、朝、一緒にオフィスに出勤していた仲。今回も、仕事→ホテルで仕事&おしゃべり→寝落ち。私たち、変わらないわね。でもあの自由だった日々が懐かしくもあった。
ここからが怒涛で撮影を5本やって27日から久しぶりのパリコレへ。円安に慄きつつも、コレクションと展示会を堪能。集中して半年先のことや世の中の流れを考えられるよき時間になった。普段はいろんなやりくりをしないと人と外食には行けないから、ここぞとばかりに友達や先輩とご飯を食べに行ったのも楽しかった。
9月7日(木)
朝、開店前の百貨店にてムービー撮影。時々機会のある、この開店前や閉店後の百貨店取材が好きだ。なぜかというと、いつもなら通らない裏口を通って店舗へ行くから。「挨拶はしっかりと、丁寧に!」などの標語が貼られた紙や、売り上げ達成の表彰、店から裏口へ入る時にそっとお辞儀をする店員さんなど、自分が普段見られない光景を見えるのが楽しい。今日はショップスタッフの女性が、被写体だったモデルさんの大ファンということで、撮影終わりに握手をしてもらっていた。そして、そのまま思わず大粒の涙を流した。それを見て私も、急になんだか母親の気分になってしまってこっそり後で涙を拭った。ムービーを撮ってくれた仲谷さんが帰り際にポツリと「彼女が今日のスタッフみんなの1日をいいものにしたね」と言っていたけど、本当にその通りだったなと。
表参道のやんもでスタイリストの飯田珠緒さんとご飯を食べて9末から行くパリコレの話をする。その後、オンラインと対面でミーティングを2つこなしてから、今、私の本当に大切な時間である1時間のヨガ。体硬いしポーズは不恰好だけど、とにかく大量の汗がかけて、体がほぐせて、頭を空っぽにできる、最高の1時間。そうそう、私が欲しかったのはこの時間ーと毎回、思う。しほちゃんいつもありがとう。
9月4日(月)
先週末から娘の二学期がスタートし、いつもの日常が戻ってきた。娘の中学校の宿題はちょっと特殊で、研究、考察、レポートの嵐。明確な締切と提出のルールがあり、最後の1週間は夏風邪を引きずりながら、こちらがやきもき。こんな教育、羨ましいなと思いつつ、私の夏を返せ!と言いたくなるほどやきもきした。また5時半起きでお弁当作りの毎日も戻ってきた…。頑張れ、私。
8月19日(土)ー27日(日)
おそらく4年ぶりに、ハワイへ行ってきた。メンバーは両親、私、娘の4人。物価高&円安のダブルパンチで大変だと聞いていたため、今回もキッチン付きの定宿へ。それでもいい、とにかくハワイの神様に抱きしめてもらいにきたという感じで、時折オンラインミーティングがあったり締め切りがあったりしたが、好きなように寝て遊んでぐーたらした。仕事が全部片付いてよーし、後半遊ぶぞーと思ったところでまさかの発熱。休むと風邪を引くフリーランスあるあるの事態だったが、コロナでもインフルでもなく、気の緩みからくる夏風邪。友達からデトックスできたね、とにかくのんびりしろってことだねと言われて本当にその通りだなと。特別なことをするわけでもなく、大いに読書して、オーガニックスーパーで買い物して、気が向いたら海でぷかぷか浮いて、皆で散歩して。頭を空っぽにして楽しめた。また来るね。
8月17日(木)
明後日からの旅行を控え、朝からドタバタしている。ところでこの夏にドがつくほどハマったのが、ICEBOX(グレープフルーツ味)にオロナミンCを注いで飲むこと。ケミカルな飲み物であることは承知の上で、①キンキンに冷えまくったオロナミンC ②その味が残る少し溶けた氷③途中で再度、オロナミンCを投入できるサイズ感④さほどカロリーがないなどの理由で、とにかくハマっている。お酒を一滴も飲めないので、仕事終わりや猛暑の外を歩き回った後に「いやーっ、この1杯のために生きている」と膝を打ち、ビールが美味しい人ってこんな感じなのかしらと想像している(多分違う)。娘にクセになると良くないよと言われながら、この暑すぎる東京の夏の密かな幸せを噛み締める毎日です。
8月12日(土)
夫の実家へ。仏壇に手を合わせ、散歩して、近所のペットショップへ行き、ひとしきり妄想して帰宅。娘が一向に夏休みの宿題を進めないためイライラが募る。
8月11日(金)
手帳を見ると15時からのYOGAの前にひらがなで「なにもいれない」と書き込んであってちょっと怖い。が、予定通りになにもいれず、家の掃除。明日からお盆、コロナ以来、久しぶりに徳島で阿波踊り三昧だと思っていたのに台風のせいで帰路が怪しくなり、色々と家族と話し合った結果、断念することに。しょんぼり。
8月9日(水)
今週は撮影はないが、入稿、入稿、入稿につぐ入稿。座りっぱなしでまた体がガッチガチである。夕方、滑り込みでGucciのイベントとメゾン・マルジェラのショップオープンへ顔を出し、塾帰りの娘と渋谷で待ち合わせて帰宅。驚くほどの蒸し暑さで、顔中ベタベタで家に戻り、私はソファで娘は自分の部屋のベッドに横になったが最後、台風を背後に感じまくる低血圧で、しばし深い眠りについてしまう。13日に3年ぶり?4年ぶり?の阿波踊りのため帰省予定だが、文字通りに、雲行きはかなり怪しい。
最近、Huluで始まったNiziプロ2を楽しみに観ている。それを発端にしてまたNiziプロ1を見返して胸が熱くなり、YoutubeでFirst Take版の「Make You Happy」を見てうっすら泣く←イマココ。特にリマちゃんのラップの「聞いて、聞いて、ずっと、ずっと、You are my favorite song!!」のfaのところが泣ける。デビューから努力に努力を重ねたことがよく分かる。JYPのオーディション番組はやっぱり、どこよりもエモいな。最近、楽しみにしていた「Are you next?」にはまりきれないのは、なんだかみんな仲が悪そうに見えるからかもしれないなと思った。先日、同じくK-POPアイドルの日本人、BillieのTSUKIちゃんにインタビューをした。(こちらからどうぞ )取材中に鳥肌が立ったり、涙が込み上げそうになるほど、彼女のど根性と努力にもまた、強く感銘を受けた。私、ここまで頑張り抜いたことが人生であるかなと己を恥じるほど。自分の力で海を渡って勝負する年下の女性たちに教えられることは多い。とにかく小さくまとまらない、幾つになっても捨て身覚悟でいつだってのしのしと外へ向かって踏み出す自分でありたい。今年は特にそう思うことが多いなあ。
8月7日(月)
お盆休み前のせわしない1週間の始まり。茹だるような暑さの街中ですら人が多くて、せかせかしている。私は朝からやんややんや言いながら、娘を学校の行事に送り出し、歯医者へ行った後に、娘を迎えに行き、昼ごはんを食べさせて夏期講習へ送り込む。これだけでもう汗だく。しかし、週末にたっぷりと寝たから元気。睡眠って本当に大切だと改めて思う、今日この頃。今度は娘の塾の近くにある新宿の3rdバーガーにてPCに向かう。ここ、ヘンテコな商談をしている自称?コンサルタントがギャンギャン喋っていたり、キャバ嬢のお二人が投資の話してたり、老人と清楚な女子大生(血縁関係は絶対になさそう)がハンバーガー食べていたりと、お願いだから仕事をさせてくれ!!!と思うほどにネタの宝庫。今日は造花越しにカウンターの向かい合わせになった女性が、「みなさ〜ん!! おっひさしぶりでーーーっす!」と元気満々にオンラインで打ち合わせをおっぱじめた。始めた、じゃなくて、おっぱじめた感じ、字面で伝わるだろうか。いやもう、聞き耳を立てる必要もなく、否が応でも会話が聞こえる距離。オンラインで全国津々浦々にいる会員の皆様になにかの営業トークと売り上げノルマの話をしているっぽい。「今日のゲストはーおはぐろさんです。なんとプラチナ会員で、月収が70万! もうね、がっぽがっぽです。でも仕事ですからね、稼いでなんぼですよ!!!」。出だしから目が、いや、耳が離せずに、勘弁してくれという状態。その後はゲストが話しているのか時々合いの手を入れるくらいだったのだが、最後に「皆さん、いいですか!私たちは強い! 女性は強い!! 頑張るぞーっ!!!」という鼓舞の場面で思わず、造花越しに私が「おーっ!!」と握り拳を突き上げそうになったし、なぜかちょっとだけ泣きそうになった。
夕方から夜にかけては、赤ん坊の時から可愛がっている従兄弟の子供が出場しているeSPORTSの高校生全国大会をyoutubeで視聴。しかも準決勝と決勝が実況付きで放映されるというもので、こちらも力が入る。残念ながら準優勝となったけれど、本当によく頑張った。というかeSPORTSの全国大会が開催されるなんて、誰が予想できただろうか。優勝スピーチを聞いていたら「夜遅くまで練習(ゲーム)をする僕を応援してくれてありがとう」とか「好きなことをやらせてくれて感謝している」というコメントが並び、私は泣きました。コラー!! ゲームばっかりしてるんじゃないわよー!! ってもう古いのよね、と改めて思った。
8月6日(日)
よくありません? あー太った、太った。体重計に乗るの怖い。と目を逸らし続けてるうちに気がついたらめっちゃ体重が増えてるやつ。このコラムもそれです、すみません、気がついたら猛暑の続く8月に突入していた。7月はポップアップに始まり、大袈裟ではなく命からがらの自宅の引っ越し(未だ、新居も片付かず)、大なり小なりミルフィーユ状態の仕事に娘の夏休みスタートと、本当に瞬き3回している間に過ぎ去った。中旬くらいになんだかモヤモヤしてきて、その原因が分からないので20年来の付き合いの占い師ミラさんのところへ駆け込む。まあ、一種のカウンセリングみたいなもんです、もう。で、開口一番言われたのは「ねえ、とにかく休んで。もうねえ、仕事も子育てもあれやらこれやらいっぱい積み上がりすぎて、このまま進んだら、ゴールがずれるよ。もしくは体壊して強制的に一時休止になるよ。根性と体力でこなしてるけど、思い切って休めばいいじゃん。サボって寝て遊んでよ」。はひー、まさにその通り。片付かぬ新居の如く、ぐちゃぐちゃな私。がんじがらめな心と体をほぐして秋を迎えよう。そう思ったらめちゃくちゃ楽になったのである。8月は遊ぼうと思う!
6月15日(木)
今日は朝からとあるブランドのリブランディング施策の撮影。気心知れた大好きな女性たちとの仕事である上に、モデルちゃんがカッコよくチャーミングで胸が熱くなり、「世界中のすべての女の子たちが幸せでありますように」と呟いた。スタイリストの百合子が隣で「いいね! それ、何回も言ってよ」と笑っていたな。幸せというのは人それぞれだけれど、私の勝手なイメージは、「世界中のすべての女の子たちが、自分自身がやりがいを感じる仕事でお金をちゃんと稼ぎ、自立して人生を送ること」かなあと中目黒川の上の曇り空を眺めがら思った。夜は元同期の親友、まちが事務所に来てくれて2人でUberを頼み、深夜までダラダラと有意義なことからくだらないこと(ほぼ後者)を喋り倒す。同じ編集部で机を並べていた20年前とちっとも変わっていないことが嬉しい夜。
6月13日(火)
今日はオンライン打ち合わせが4本、ヘビーな入稿が1本。昨日のヘッドスパがいきなり台無しいう感じでうんうんと唸りながら、座りっぱなし。時々、お香を炊いたり、ルームスプレーをシュッとしたり、ハンドクリームを塗ったりと香りでリラックス。今、1番気に入っているのは<アスティエ ・ド・ ヴィラット>のNARAというお香。発売された時にあっという間に完売してしまい、随分と長く入荷を待った。他にはAWAJIもお気に入り。大きなトレイの上にお気に入りの香りものばかりを陳列して、そこから選び取る時間も好き。THE SHE magazineでも香りものを出してみたいなあと思っている。
6月12日(月)
仕事終わり、娘の塾お迎え前の時間に久しぶりにヘッドスパへ滑り込む。いつもは頭皮が浮腫んでおり、首と肩がガチガチで、ここ最近で来たお客さんの中で1番すごいですと嬉しくない1番をいただく始末であったが、5月から始めたヨガと何とか時間を捻出している週1の筋トレのおかげか、「今日はかなりマシです!」と言われる。40も半ばになってくると、誰かの手に委ねるケアも必要よね〜とほくほくした気持ちで外に出て、ダッシュでお迎えへ。
6月11日(日)
娘をとある行事に送り込んだ後は1日フリー。フリーというか、娘を夫に任せて事務所で入稿作業。途中、代々木寄りの新宿にあるスタバで作業をしたのだけど、見渡す限りに勉強する人で溢れていた。さすがに覗き込むことはできないので定かではないが、学校や塾の勉強をしている学生に、英会話や資格の勉強をしている社会人がたくさん。その隣で時々、KPOP関連のTikTokを見る気まずさたるや……。入稿の神様が「いやー低気圧はつらいね」などと、またもやサボっており、筆の遅いこと、遅いこと。自己啓発本、HOW TO本は一切読まないが、集中力アップについて書いてある良書があれば手に取りそう。とほほ。
6月10日(土)
午後から娘と2人で、娘の一泊二日の学校行事のための買い物へ行く。小学生時代とは違って、羽織ものひとつ選ぶにも時間がかかる。やっとこんな風に一緒にショッピングができるようになったのね〜と少し嬉しい。いつもは制服で通っているので、本格的に初めて私服を披露するというわけなので、気合が入るってもんだ(私が)。家にあるそれなりに大きいイルカの形をした目覚まし時計を持っていくというが、はたしてどうなるか。娘は家に帰ってから、戦利品を夫に見せ、2人でコーディネートについてあれやこれやと話していた。そういえば買い物の途中、お茶でもしますか〜とカフェに立ち寄る。隣に座っていた若い女性が一人でミルクシェイクを飲んでいた。帰りがけ、そっと手を合わせて誰にも聞こえないくらいの声で「ごちそうさまでした」と言った。私はなぜだかとても幸せな気持ちになって、夜、眠りにつく間際までその仕草を思い出してはほんわかとした。それは今も持続している。もしかして神様かなにかだったのか….
6月9日(金)
今日は仕事の合間にヨガをやり、筋トレもやり、身も心もものすごくすっきりしている。やはり、多少なりとも体を動かす方が集中力もアップして、ポジティブに生活できるな。なんて分かっちゃいるけど、気がつけばソファにヘンテコな姿勢で寝転びながら携帯を見たり配信を見たり、お菓子食べたりしちゃうのよね〜(ヤメロ)。夜はなぜか勢いづいてDisny+に加入してしまい、娘と久方ぶりにアナ雪を観る。娘がまだ保育園に通っていた頃、世の中は空前のアナ雪ブームだった。娘がエルサ、私がアナという配役で一体全体何十回と劇中歌を歌い、セリフを言い、遊んだであろうか。私だってたまにはエルサがやりたかったのだが。その頃と変わったことと言えば、私がふざけてセリフを言ったり、口調を真似たりすると「やめな!」と言われること。そして、今のって英語だとなんて言ってるんだろうね?と巻き戻して英語&英語字幕で見ることだろうか。成長の証だね。しかし、久しぶりに見たにも関わらず、アナの歌とセリフ、ほぼ覚えていた。繰り返し練習することの重要性を妙なところで再確認。
6月8日(木)
昨日、長い1日であったと締めているが、その後に入稿を終わらせるはずがさすがに寝落ち。朝、原稿が書ききれずに、THE SHEのアートディレクターもお願いしているKUMAとの打ち合わせを1時間ずらしてもらう。KUMAが買ってきてくれた美味しいパニーニとカフェラテをいただきながら、雑談したり、真剣に打ち合わせしたり。まさかの干支が同じで一回りも年下だということを改めて知り、驚く。しっかりとして落ち着いているから、ちょっと年下の友達、くらいの気分でした。すまん、KUMA。原稿を終わらせて、昼からスタイリストのタマさんと展示会巡り。途中、「そんだけ原稿頑張ったんだからいいんじゃない?」と言ってもらって昼間からちょい高めのハンバーグ定食を平らげる。5つ展示会を周り、途中で色んな先輩たちと合流したり、お茶したり。楽しい1日だった。
6月7日(水)
今日も今日とて朝5時45分から娘のお弁当作り。これまで夜型代表のような生活だったため、強制的に朝型にするのはなかなかに難しい。娘が寝てからまた仕事に戻ったり、ネットフリックスなどの配信を楽しんだり(ヤメロ)。気がつけば1時ごろになってしまい、睡眠不足が続く。今日は娘送り出してからソファでうつらうつらとしてしまい、うっかりと撮影に30分も遅刻。今日は気心知れたカメラマン小川くんとじっくりと物撮り。「ごめん、弁当作った後に寝落ちしちゃった!」とLINEを送ると「お弁当お疲れ様です。それだけで尊敬します」との優しい返事に救われる。撮影しながら「ごめんねー、金曜日ともなると疲れが溜まっちゃってね〜」なんて言ったが、まだ水曜日だった。ライフスタイルブランドの撮影で、部屋の中でスプレーを持っている場面が撮りたくて、自分の手を入れたら黒い。もう日焼けしている。「いやいや、影を落としている照明のせいですよ」とまたもや小川くんは優しかったが、しっかりとレタッチをお願いする。その後にオンラインミーティングひとつやり、展示会を2つ回って、娘と娘の親友を塾に迎えに行く。はひー、長い1日であった&まだ週中か〜。
6月5日(月)
昼にスタイリスト夢乃が事務所に来る。3年ぶりにパリに行くとのことで、今の夢乃に読んでほしい本を2冊渡して送り出す。夕方からとあるブランドのキービジュアルのコーディネートチェック。久しぶりに会った、クライアントのなおみがものすごくすっきりと痩せていてとびきりきれいになっていた。聞けば、ささみを食べ、筋トレをしているらしい。やはり、筋肉は裏切らない。私も頑張ろうっと。
6月3日(土)
午前中から撮影。スタジオが事務所から徒歩の距離だったため、てくてくと歩いていく。梅雨前の曇り空、じめじめと湿気が高くて、汗はかくけど体は冷える。さらには低気圧続き。湿気が体内に溜まらないように、今月は特に運動したいなあ。週末の撮影だけれど、ふとスタジオを見ると、今日は年下の女性ばかり(この後、すぐに男性モデルが来たけれども)。かわいいかわいい後輩たち、皆に幸あれ!と思う、いつの間にか最年長になっていた私である。
6月2日(金)
スタイリストの飯田珠緒さんと1日、展示会巡り。タマさんが車を出してくれて、雨なのに快適。ずっとおしゃべりしながら秋の新作を色々とチェック。東京も「警報級大雨」と天気予報が脅すので、娘の塾をオンラインへと切り替える。いえーーーーいと大喜びの娘に多少イラッとしながら、これまたオンラインに切り替えたヨガのレッスンを受ける。最近、どうにもこうにも首と肩と股関節が凝り固まってしまい、じっくりとマンツーマンでヨガを教えてもらうことにした。まだ4回目だけれど、驚くほどに体が伸びて、身も心も解放できる1時間が楽しみで仕方がない。わー、これだよ、これこれ、私が欲しかった時間はこれ! そう思ってふと思い出したのが、そういえば事務所移転により、私の大好きな「バスの中で読書」ができていないということ。電車の中ではなくて、バスがいいんだよなー。チラチラと移りゆく景色を見ながらぼーっと揺られたり、また本に目を落としたり、時々、寝たり。今月はバスに乗ろう。実に地味でありながら、私の至福の時だから。
6月1日(木)
久しぶりに東京でCHANELのショーが開催された。目の前でコレクションをしっかりと見えて、パク・ソジンを近くで拝むことができて、日本中の顧客、シャネラーの方々をじっくりと観察して帰宅。あきはそろそろフルでパリコレにも行きたい。
5月のこと
どうしよう、3回まばたきする間に5月が終わってしまった……。まとめて振り返り、6月こそはコツコツと日々のあれこれを書き溜めたいと思う。
5月12日に大好きな祖母が亡くなった。冬に骨折してしまって以来、リハビリのために入院していて、やっと足が治ったところで逝ってしまった。それでも満100歳。長生きしてくれて、たくさんの幸せをくれて、ありがとう。その一言に尽きる。最後は私も立ち会えて、娘、孫、ひ孫に見守られて天国へいったおばあちゃん。あまりにも多くの思い出があるけれど、それはおばあちゃんが長生きしてくれたからに他ならない。100歳近くにして「老後のお金を残しておかないと心配」と口にしていて、私の12歳の娘(つまりひ孫)が「老後の概念とは何?」と笑っていた。いつだって前向きでポジティブ。弱音を吐いているところって、そういえば見たことも聞いたこともないかも。旅行もたくさん連れていってもらったし、私が上京してからは東京にも遊びに来てくれた。背の高い、私の父を見て「風呂屋の煙突」、25.5cmの私の靴にそっと足を入れて「子猫が住めそう」などと笑い、チャーミングというか、ちょい毒舌というか…(笑)。2月に私の娘が第一志望の中学校に合格したときは病室で大喜びしてくれた。100歳か、まだ折り返し地点にも来ていない。おばあちゃんを見習って元気に頑張るね。
おばあちゃんを看取り、天国へと送り出すまで約6日間。母が胃腸炎になり、1歳の甥っ子は40度の高熱を出し、私はぎっくり腰になって、治ると同時に46歳になった。カオスな数日だったな。あまりにカオスで誕生日のことを忘れていたけれど、東京に残っていた娘から朝イチでおめでとうのLINE。夫は後日、素敵なTシャツをくれたし、サチからもLINEをもらった。素敵な1年にしたい。
そしてお葬式を終え、予定よりも1日遅れで韓国出張へ。GUCCIのショー取材やら、撮影やら、スタッフでサムギョプサルを食べるやら。次回はもっとゆっくり行きたい。もうひとつ、私に負けず劣らず、いや、多分、私以上にカオスの毎日を送っていたのがSACHI。なぜなら、BIELOのデザイナー、ジョセフとタッグを組んで、BIELOの新しいカプセルコレクション、「BIELO SERIE N1」を作り上げたからである。拍手!!! 5月末にはプレス向けに発表も済ませたけれど、本当に大人のための「かわいい」が詰まったコレクションで、大盛況だった。これは、後日、THE SHE magazineで取り上げるので乞うご期待。ありがとう5月。
4月16日(日)
コロナ前にSACHIと行って以来、実に3年ぶり?の台湾へ。今年は今ある場所をしっかりとした拠点にしながらも、外へ外へと出て行きたい気分。そう思うの自ずと海外出張が増えてくるのが不思議。台湾なのにうっかり早く空港に着いちゃったよ〜と思いながら、入り口を見て愕然。ものっすごい数の、主に外国籍と見られる方々による、長蛇の列。確かに原宿近辺は観光客で溢れかえっているけれど、いつの間にこんなにもの人たちが日本に来てたの??と驚くほどの列。久しぶりの羽田空港をゆっくりチェックするかーなんて思っていたのに、さくっと朝ごはんを食べたら、早くも搭乗のアナウンス。
ああ、台湾。久しぶりだね、元気にしていた? お互い、色々と大変だったねえなどと心の中で挨拶を交わしながらホテルへ。ちょっと奮発して、大好きなマンダリンオリエンタル台北に宿泊。早速、油化街をぶらぶら歩いた後に、夜はこれまた久しぶり、グリーンピーススープで有名な雲南人和園へ。「3年ぶりに来たよー」、「アラー、嬉しいじゃない、懐かしいでしょう、ありがとうねえ」、「お母さんたち、お元気だった? お店が新しくなったね」などとわあわあと日本語で話して食べて、はー、いい夜だなと幸せな気持ちになったところで、財布の中の現金が足りない。オードリー・タンのイメージが強くなっていて当然、夜市以外はカードで支払えるものだと思っていたのが大間違い。今度は、「ごめん、現金取ってくる!」、「ちょっと身分証明書のコピー置いていくから待ってて」、「いいよ〜明日でいいよ〜」、「いやいや、ダメダメ」、「もう、お母さん怒るよ!大丈夫よ〜」などと押し問答?を繰り返した挙句、滞在期間中にお金を持ってくることでよいされ、帰される。久しぶりの台湾に謝りたい。そしてその優しさにお礼を言いたい。
4月15日(土)
今日はaespaのさいたまアリーナ公演に参戦。KPOPを考察すべく、いろんなアーティストの現場に行っている。当然、すべてのグループのペンライトを買えるわけではない。娘は非常にマナーよく、律儀に応援をするタイプなので、ペンラの代わりに握り拳を固く握り、周りのペンラと同じリズムで振っている。私はキャ〜ッ、冬子ぉぉぉ!などと大声を上げたり、音楽に合わせて「NEXT!! LEVEL!! YOー」などとノリノリで踊ったりしては、娘に脇腹を肘でつつかれていた。どちらが親だか分からない。隣の席は、大学生か、新卒社会人くらいの若い2人の男性で、そんな娘を不憫に思ったのか、「これ、使う?」と2本使いしていたペンラのうちの1本をそっと貸してくれた。優しい。私はじーんとしてしまって、aespaのみんなも、ここに今日集まったみんなも全員が幸せでありますようにと願いながら、踊った。貸してもらったペンライトは、薄暗い会場のパイプ椅子の上で、ぼんやりと青白い光を放っていて、なんというか、そのケミカルな光の美しさをずっと覚えていたいと思いながら、また、踊った。つまり、踊りに踊って帰宅。
4月12日(水)
早朝のお弁当作りが始まり、3日目。小学校時代からずっと弁当を作り続けてきたベタラン私立組からは「ま、慣れたら起きて30分で完成だね」と教えられたが、その域に達するのはまだまだ先のよう。てんやわんやで、多いかな、少ないかな、バランスはどうかな、喜ぶかな、などと考えながら詰める。なにを入れてほしい?と聞いたら、回答が「かぶ」であった。大好きだもんねえ。今週は打ち合わせと締め切りも連打で、夕方にデスクにおでこを打ちつけて寝てしまったりして。
4月8日(土)
娘の中学校入学式。真新しい制服、ちょっと緊張した横顔、それでもたくましい足取りでさっさと教室に入っていく娘。本当におめでとう。実り豊かな3年間となりますように。私もお弁当作り、頑張ります。式とオリエンテーションを終えた娘を迎えに行くと、早速、お友達と楽しそうにおしゃべりをしていた。親としては、コミュニケーション能力は小学校高学年でぐんと伸びた感覚があり、心配はしていなかったけど、それでも、やっぱりほっとした。夜は抽選を引き当てた、BLACKPINKの東京ドーム公演へ。4人ともがプロ中のプロで、洗練されたプロフェッショナルなライブだった。そしてまあ、本当にこれまた360度、どこから見ても美しい姿。どれだけの努力の上に成り立っているのか。私もちょっと体鍛え直さないとなと思いながらも、終えてすぐ、娘と2人で焼肉を食べながら考察タイム。世代を超えて共通した意見としては、ブルピンはとにかくプロ!最初から最後まで磨き上げたプロの舞台を堪能できる。でも、ステージ上も見ている側も、思わず涙が込み上げてくるような”エモさ”は俄然、TWICEが上。どちらもそれぞれ、とっても楽しいことは同じだけれど。あとは事務所別のライブ運営やら衣装やらなんやら話しながら、ジュージューと肉を焼く、楽しい時間だった。
4月3日(月)
3月31日から4日間、コロナや受験で長い間帰れていなかった実家へ。今や立派な老犬にして娘の育ての親、愛犬のきなことも久々の再会。いや、本当に育ての親。病院から連れて帰ってきたその瞬間から、里帰り出産を終えて東京に戻るまで、きなこは娘のそばを片時も離れずに世話をしていた。持ち前の聴力で、「ふえーん」と娘が泣き出す「ふ」の2秒前には私のところへ駆けつけ、「私の赤ん坊が泣いている。なぜ、あなたは気づかない? 乳を出せ」と催促した。沐浴の時間は小さな風呂のヘリに顎を乗せて観察していたし、寝ている時はお包みの横で自分も寝ていた。なんというか冗談抜きで私にとってほやほやの赤ん坊の育ての同志で、東京に戻る前日、きなこのふわふわの背中に顔面を押し付けて、巻き毛がびしょびしょになるまでおいおいと泣いた。「あのモチコロがこんなに大きくなって….」と思っているかどうかは分からないが、今回もぴったりとくっついていた。そして娘から犬用のマカロンやプリンをもらい、大変に幸せそうにがっついていた。お願いだから、長生きしてね。
3月26日(日)
事務所の引っ越し当日、まさかの大雨。それでも、気持ちは晴れやか。娘の進学に合わせて、私も心機一転、頑張るぞー。
3月24日(金)
娘、祝! 小学校卒業。卒業式に行ったら受付で両親への手紙なるものを渡された。これは今読んだらやばいやつと思い、そっとバッグにしまって会場へ。将来、なりたい人というお題の習字がずらりと飾られている。「社員」「NASA」「CA」「アナウンサー」など12歳の夢をひとつずつ見るのはとても楽しく興味深いものだった。娘は職業ではなくて「篤実」と書いてあって、渋いなーでも娘らしいなーと思わずニコリ。世田谷区の公立小学校に通った6年間、先生も生徒も、どの行事も本当に一生懸命で清々しく、こちらが何度も勇気と感動をもらった。男女問わずにたくさんの学友にも恵まれて楽しく過ごせたことがなによりも幸せだ。両親への手紙は丁寧な字でびっしりと感謝の気持ちが書かれていた。「お母さん(普段はママと呼ぶのに)、どんなに忙しくてもいつも私の話を聞いてくれて、遊びに連れて行ってくれてありがとう。 お父さん、いつも遅くまで仕事を頑張っているのに朝は私が学校に行くために起きてくれてありがとう。」なるほど…なんか私の方が役割がお父さんっぽいなと思いつつ、いやいや、そういう固定概念から壊していこう!と解釈を変えた。来月からお弁当生活なので、朝の弱い私が「朝担」。ドキドキ。
3月21日(火)
天赦日かつ一粒万倍日ということで、非常に縁起がよい日らしいが、そんな日に愛する両親が上京。私としてはさらに縁起よし。一緒に娘が通うことになる中学校近辺を散歩したり、食事したりと楽しい1日。両親も4月からは生活習慣が変わり、これまでより頻繁に上京できることになる。たくさん親孝行したいもんだなと思いながら、娘の英語塾の場所をまずは知らせる私。これで急な送迎もバッチリ〜。
3月16日(木)
2ヶ月に1回のお約束、妹の散髪を理由に、甥っ子のおにぎりがやってきた。1歳4ヶ月になったおにぎり、世の中の人間全員が「ママ」、全動物と果物が「にゃあにゃ」。見渡す限りに「ママ」がいて幸せそうである。どこへ出かけても愛想よく「ママァ〜」と話しかけている。4月からは保育園へ通うおにぎりの新生活に幸あれ。
3月13日(月)
3月11日から3日間、+IPPO PROJECTのリアルバザーを開催。少しでも多く寄付ができるよう、いつものメンバーで楽しく頑張った。今回もたくさんの洋服提供の協力をいただき、感謝。そして、たくさんの方に来ていただけて、感謝。長く、長く続けていきたい。
3月7日(火)
千葉での撮影を終え、夜は娘と共にKPOPダンス教室へ。今をときめくNew Jeansで、中でも特に大好きな曲『Ditto』のクラスをチョイス。いやー、そんなに踊れないだろうなーと思いながら参加したが、想像を絶するくらいに踊れなかった。違う、そこじゃない!とツッコミが各方面から入りそうではあるが、負けず嫌いに火がつきそう。しかし、近年稀に見るほどの発汗っぷりと達成感で足取り軽く帰宅。
3月4日(土)
娘の卒業レクリエーションへ参加。大はしゃぎで玉入れやらドッジボールやらに励む小6の子供たちを見て、こちらまでニコニコとしてしまう。運動が苦手な娘に代わり、私が参加したかったよ。こちとら小学1年から高校3年までずっとドッジボールが大好きだったが、他のスポーツと違って、ドッジって大人になってからやったことがない。やりたい。昔みたいに開脚ジャンプで避けられなくなっていたらショック。そういえばドッジボールってどういう由来なんだろとふと思って調べてみた。ドッジ=DODGE、身をかわす意味からきているらしい。ほうほう。大正6年からあるらしい。
3月2日(木)
さて、3月。今月の目標①断捨離②ダイエット 今日はオンラインの打ち合わせの後、アシスタンツのERINA&EBIとともに展示会を周り、渋谷PARCOで開催が始まるTOGAのエキシビションへ。久しぶりにデザイナーの古田さんに会って、近況報告。夜はこれまた久しぶりに元同期で親友のマチとご飯。娘の受験も終わったし、暖かくなってきたし、3月は外へ、外へと出かけていきたい。
2月25日(日)
かれこれ10年ほど、年2ペースくらいで通っている占いへ。タロット占いなのだけど、カードを引いても引いても疲労のカード。疲れているから休もう、癒しが必要、などなど。大忙しだった1月、娘の受験の2月。思い当たることがたくさん。というわけで2月はできる限りでのんびりした。4月から始まる娘の進学に合わせ、事務所の引っ越しも。まずはゆっくり休んで、新生活に備えたい。
2月13日(月)
娘進学に合わせて、事務所も引っ越し予定。取材を終えた後、いくつか物件を見に行く。この日見たところはイマイチだったが、不動産屋さんとつい話こみ、3月あたりからまた不動産市場が大きく動き始めているとか、在宅での仕事を見込んで1LDK物件がとにかく大人気とか、2本目の取材かというくらいに話を聞かせてもらって終了。街に活気が戻ることは嬉しいことだが、さて、実際のところはどうなるか。
2月8日(水)
昨年の秋からコツコツと準備を進めていた撮影、当日。初めての取り組みということもあり、いつもより楽しみも不安も倍。でもやっぱり「初めて」はいい。この撮影が娘の受験日とどん被りしそうな時もあったが、最終的にはほぼ念力でここまでずらした(笑)。運がよい。拍子抜けするほど順調に進み、無事に終了。
2月4日(土)
中学受験の全日程を終えたところで、夫、帰還(怒)。この日は、大本命の合否を夕方に控えていた。合否発表の画面へアクセスすると、受験番号の下にパスワードを入れよとの指示がある。パ、パスワード….はて….出願時に確かに設定した記憶が蘇ってきたが、緊張と焦りで頭が真っ白。浮かんでこない。後日、ママ友に聞くと「いや、普通はメモるから」とのことだったので大いに反省はしたいと思います。なんとかパスワードを思い出して、いざ入力。娘は見事、合格していた。腰が抜けるとはまさにこのこと、というような状態で這うようにして、頭の片隅で気にしながらも昼寝をかましている娘に結果を伝えにいく。いやー、本当によく頑張った。完璧な並走にはほど遠い母であったからか、最後は冷静に、時にがむしゃらに自走したと思う。終わってみればお祭りのような1週間であった。
2月3日(金)
昨日、今日とほぼ横ばいの第一希望の受験を無事に受け、お昼には全日程が終了。お疲れさま〜と昼ご飯を食べているときに昨日受けた学校の不合格が判明。うっすらと涙を溜めながら耐える娘を静かに見守りつつ、「今日の方が本命だし!! 一校は受かってるし、痛くも痒くもないね〜」などと明るく言いながらも、食べるパスタの味がしない。それはただ娘への気持ちで胸がいっぱいなだけなのだが、もしかしてコロナ!!!???と不安になる。くっ、夫め….。その後は2人でずっと我慢していたスラムダンク劇場版を観るため、二子玉の映画館へ。ほわ〜、娘と夜に映画だなんていつぶりだろう? 受験が始まる前、「どこに受かろうが落ちようが、あなたは私が世界一大好きなお饅頭だからね! 」と何度も伝えた。これは幼少の頃から言い続けているフレーズだ。小6でいつの間にか大人びた娘も、私にとってはいつまでも小さな頃のぷくぷくほっぺのおまんじゅうのままなのである。でも、大本命の合否を控えてはいるが、決戦を終えて夜風に吹かれる、お饅頭はひと回り成長して見えた。
2月1日(水)
朝、ふと壁にかかったカレンダーを見ると、「0」と書き込んである。おお、本当に本番なんだ〜と感慨深く思いながら、5時15分に娘を起こす。朝、軽く計算問題をこなし、頭を働かせてから出発せよいう、塾の先生の言いつけ通りに過ごす。昨日のうちに、当日の朝、なにを食べたいと聞くと「モロヘイヤのお吸い物」という返答。渋すぎだろう。まだ薄暗いうちから出発し、無事に送り込む。もうここまできたら、健康に無事送り込めてほっとした。さて終わるまで4時間半。近くのドトールに座り、共に中学受験をしているママ友にLINEをしてお互いに健闘を祈ったり、家族に無事送り込んだよ〜と連絡をしたり。さあ、自分も朝ごはんを食べるかーと思ってもそわそわしすぎて食欲がない。鉄の胃腸を持ち合わせるこの私が、昨日からお腹を下し気味。それでは仕事でもするかと思ってもパソコンを開いてもまったく捗らない。持ってきた本も読めやしない。Twitterを開き、#中学受験2023をエゴサして、同じ気持ちのお父さんやお母さんの呟きを見るくらいしかできないという始末。仕方がないので、娘の代わりに、まだ捕まえたことのないポケモンを探しに歩き回った。受験を終えて出てきた娘と合流、明るくお疲れ〜と出迎えて、午後に受ける学校へ移動。途中、お蕎麦を食べて、いざ2校目へ。私はまたカフェに入るがまったく仕事ができず、そわそわしたりぼーっとしたり、ポケモンを捕まえたりして過ごす。当日のうちに合否の出る学校を受けていたため、夜は夜でそわそわの極みである。急に顔面蒼白で隅から隅まで部屋を片付けたり、パソコンの前で10分、足踏みするなど、奇行を繰り返したのち、2030、無事に第二志望、合格を確認。感動して泣いてしまった。夫と家族、そしてSACHIに報告。お風呂から出てきた娘に報告したら「わあ、合格って本当にあるんだねえ」としみじみ。頑張ってきた甲斐があったね〜と一安心。怒涛の1日すぎて、娘と一緒に21時過ぎには寝落ち。
1月31日(火)
1月は、身も心も近年稀に見るせわしなさ。大好きだった義理父とのお別れや、迫り来る娘の中学受験。迫り来るというか、1月にはまずは埼玉で受験に慣れるという本番もありました。日々の仕事をなんとかこなしつつ、どこかふわふわと地に足のつかない1ヶ月だった。10日はキャンペーンビジュアルの撮影。11日、娘と2人で朝から埼玉の学校へ。朝、急に娘が社会のテキストを見直したいと言い始めた。えーと、ちょっと待ってねーと探すが見当たらない。そのまま電車に乗ると、学校へ近づくにつれて明らかに増えていく受験生たち。娘の目の前に座った男の子がどうやら同じ塾に通っていたようで、テキストを見直している。娘が目配せで「ママ、これだよ」と訴えてくる。人生で初めてひったくりという犯罪を犯しそうになったというのは嘘だが、羨ましそうな目でじっとりと前方を見つめる母娘。中学校に着き、「よーし、受かるよ!! 楽しんでこーい」とガッツポーズで送り込み、娘のたくましい足取りを見ながらじんわりと涙が込み上げてくる。そして待機場所の食堂の寒いこと、寒いこと。ふと横を見ると、膝掛けにネックウォーマー、ホッカイロと準備万端のお母さんたち。みんな、一体全体、どこで情報収集してくるわけ….と早くも敗北宣言である。お昼に1戦目を終えて出てきた娘を満面の笑みで迎えたはいいものの、「ママ、受験票2枚必要だったのに一枚持っていったでしょう…」と言われる。絶句する私。「本部に連れて行かれて再発行したんだからね!」と苦笑する娘。「ま、それも含めて練習だから〜!」と言い訳にならない言い訳をしながら、帰宅。(無事、合格はしていた) それ以降は撮影や入稿をこなしながら、さあ、いよいよ2月1日からの中学受験本番の決戦へ。 と思っていたら、夫がまさかの数日前にうっすらと抗原検査で陽性反応。多忙が続いており、ほぼ会社にいたため、私も娘も濃厚接触者にすらならなかったことが不幸中の幸い。しかし、ここで夫は隔離生活に突入、中学受験の送迎やケアはできずに、私のワンオペが決定。さ、さあ、気を取り直して、緊張と不安で一睡もできないまま、もう一度書くが、中学受験本番の決戦へ。
1月9日(月)
今週は撮影がいくつかあり、私が不在の間、娘のお世話をしに母が10日間ほど来てくれることに。ありがたや。いつまでも甘えて申し訳ないと思いつつ、母の顔を見るとほっとする。娘も実に嬉しそう。
1月5日(木)
(なぜか文字が消えてしまっていた)ぼちぼち仕事始め。オンラインミーティングが2つ、撮影のコーディネート下見が1つ。年末年始を跨いで原宿へ行ったら、外国人観光客が随分と戻ってきているように感じた。皆、両手にたくさんのショッピングバッグを抱えて嬉しそう。円安に加えてSALE中、「や、やすいーーー!!!」と思う人もたくさんいるのだろうね。街に活気が戻るのはいいことだと思う。
1月2日(月)
あけましておめでとうございます。さあ2023年! 今年はウサギの如く、ピョンピョンと軽やかな気分で元気に前進したい。中学受験を控えた娘のいる今年、お正月気分ゼロ。大晦日も今日も、普通に「塾弁」作り。元旦は少しゆっくり寝て、近所の神社へお参り。以上、お正月終わりです。呑気にお笑いを観て爆笑している娘にちょいちょい「勉強しろい!」と声かけつつ、夫と本番へ向けての確認事項、役割分担などを話す元旦であった。新しい配信ものを観る気にはなれず、掃除をしながらケプラーを生んだオーディション番組『ガールズプラネット999』を観て、号泣。2月から始まる「ボーイズプラネット」もここまで感情移入できるのだろうか。i-LAND組がいるので応援したい。一方で娘も、塾のテキストではなく、敬愛する宮藤官九郎作品を見直しているようだ(怒)。勉強の合間や食事時間(受験中は許可)に『俺の家の話』を観る。→以前、買った脚本を丁寧に見返し、付箋を貼ったり、マーカーペンで線を引いたりと、まあ、熱心なこと。どこに線を引いているの?と問うたら、ドラマで曖昧だった箇所、好きなセリフ、きっと役者がアドリブで演技をしたと思われる箇所だそう。いや、だから見直す内容が….(怒)。「こんなに人を幸せにする話を作るなんてすごいよ…」と娘。そのままちょろちょろと『あまちゃん』へ移行。最終回、まさかの紅白だったんだよと娘に教えながらNHKオンデマンドで見返したら、まさかの私が号泣。
1番近いところでは娘を幸せにできているか。アシスタントたちをはじめ、一緒に働く年下の女性たちの支えになっているか。先輩たちが教えてくれたみたいにかっこよく強く洒脱に社会と交わっているか、社会貢献しているか。作るもの、書くことがほんの少しでもどこかの女性たちのハッピーのかけらやなにかのきっかけになっていますように。軽い気持ちで見返したエンターテイメントから、私の変わらぬ軸である「ガールズエンパワメント」熱を燃やしに燃やしている年始。2023年も元気に頑張るぞ〜。
12月24日(土)
サンタの役目を卒業して2年目のクリスマス。夜に家族でご飯とケーキを食べるのみ。楽だわ〜。娘は明日から冬季講習会。今年の冬はクリスマスもお正月もないねえ。頑張れ、受験生!!
12月19日(月)
今年最後のロケへ。つやつやの冬晴れ。無事に素晴らしいビジュアルを撮ることができて満足、さあ帰ろう〜とロケバスに乗ったらば、なんと霜が快晴のために一気に溶けて、車輪が完全にぬかるみにはまるというアクシデントが発生。人生は罠だらけ。しかしそれもまた一種のエンタメのように笑えるスタッフに感謝。
12月16日(金)
妹が久方ぶりに一人でヘアサロンへ出掛けていった間に、私とおにぎりもお出かけ。夕方に近所の公園へ。ボールを蹴ったり、幾度となく滑り台を滑った後に、おにぎりは砂場で鎮座した。それはそれは険しい顔つきで砂にずっぽりと手を埋め、手のひらを上に上げたときに指に残る砂を不思議そうに見つめる。手で砂をつかみ、丹念にタイツの上にかける。靴にもかける。手を大きく動かして砂をならしてみたと思えば、また手を埋める。あまりの真剣さにこちらまで歯茎を食いしばっておにぎりを観察してしまう。初めての砂場?かどうかは定かではないが、初めてっていいなあ〜と感心する。私もこんな風に新しいことを楽しみたいな〜と数日前も感じたことがまた頭に浮かぶ。神様のお告げなのか?
12月15日(木)
上京から丸3日間、入稿という険しい登山を登りきり、リフトで下山したら、妹と甥っ子が泊まりにきた。私の癒しのほぼすべて、おにぎり。1歳を迎え、歩くようになったおにぎり。私がTHE MOTTO HOUSEで買った赤のレギンス姿が金太郎のようなおにぎり。KeplerのWADADAを踊ると奇声を上げて喜んでくれるおにぎり。どのおにぎりも愛おしい。
12月11日(日)
母が用事で大阪に行くことが決まっていたため、父と2人で日曜日を過ごすことにした。まず朝4時に起きて一緒にフランスVSイングランド戦観戦。試合終了とともにそそくさと布団に戻り、二度寝。お昼に母が用意してくれていたおでんを食べた後、行きつけのおまんじゅう屋へ。その後、久しぶりに2人でカラオケに行き、気がつけば2時間半も歌っていた。途中で「絶対に歌ったら泣くと思う歌で泣かない選手権」というのを開催し、2人して歌っては泣くを繰り返す。いい大人が何をやっているんだか…。色々と歌ったが、時代や解釈は違えど、大概、泣きのスイッチが入るのが「母親の愛」を歌ったものであった。いやー何事にも学びがある(ない)。
12月10日(土)
100歳近いけれどまだまだ元気な祖母が骨折をして入院してしまったので、急遽、週末に実家へ一人で帰ることに。急遽すぎて金曜日の深夜に、事務所で入稿やら配送準備やらやっていたら、W杯が2戦ともPK。興奮しすぎて眠れずにほぼ徹夜で飛行機に乗る。久しぶりの実家。空は広く、緑たっぷりで、両親ともずっと一緒で久しぶりに頭の中を空っぽにしてのんびりした。幸いに祖母も元気そう。夜は行きつけのお寿司屋さんに連れて行ってもらった。モロッコが1点取ったところで視聴を諦め、4時からのイングランドVSフランスに備える。父と2人でもぞもぞ起きて早朝からサッカー観戦。残念ながら愛するイングランドチームは負けてしまったが、父との観戦が1番楽しい。終わった瞬間に2人して布団に逆戻りで二度寝。いやあ、実家はやっぱり最高!
12月9日(金)
入稿のスケジュールが大渋滞で朝から晩まで書いていたら、もう12月も10日になってしまった。入稿・取材・サッカー観戦・育児・時々、家事で10日間なんて一瞬。人生は短いなあ。8日の夜に取材でとあるアイドルのデビュー公演を観に行った。始まりは尊い。大きく、小さく、まだまだこれからたくさんの「初めて」を経験するぞと思う45歳。そう思うと人生は長いなあ。そんなことをぼーっと考えているうちにきっと2022年は終わっていく。先日、久しぶりに一緒にご飯を食べた友人からもらったクッキーが美しくて美味しくてハッピーな気持ちになった。ホリデーシーズン到来。私もTHE SHE webshopでたんまりギフトを買う予定。
11月28日(月)
両親が帰ってしまい、寂しい。一方、代休の娘が文字通り、泥のように寝ている。受験勉強、学習発表会で疲れMAXなのだろうねえ。今日は思う存分寝かせることに。とか何とか言ってたら、昼まで寝てご飯を食べ、夕方から夜までまた寝てしまった。その後、急いで三の酉へ行き、熊手を新調。今年も家内安全、商売繁盛で! いつも結局最終日になってしまうぎりぎりガールズ。梨泰院の事故があってから、娘を連れての人混みは特に敏感になる。
11月27日(日)
私の大切な甥っ子、おにぎり、1歳のお誕生日会。娘とは違い、ただひたすら可愛がればよいだけだから、私にとっては100%癒し成分でできているおにぎり。いつもかわいくて元気でありがとう。1歳も平和に楽しくね。ゆっくり大きくなるんだよ。早すぎると、かおちゃん、寂しいからね。恒例の餅を背負って盛大に泣いていたおにぎりにたくさんの幸あれ。夜はUberを頼んで、皆でサッカー観戦をした。
11月26日(土)
娘、小学校最後の学習発表会。コロナ感染予防対策のため、各家庭から一人の出席ということでたまには夫に席を譲り、Youtube配信で観る。小学6年生が作ったとは思えない素晴らしいクウォリティの劇と演奏に、TV前で号泣。みんな大きくなって…。毎日、下校後もオンラインでやりとりを重ねて脚本を手直ししたり、すべてを自分たちでプロデュースしていた。正直「勉強を…しろ…(怒)」と思ったこともあったが、脱帽の出来栄えだった。帰ってきた娘を褒めちぎる。私もますます頑張らなくては!と勇気をもらえるものだった。明日は甥、おにぎりの一歳の誕生日。今日から両親が上京している。母は一足先に妹の家で準備のお手伝い、父は私のところへ来てくれて一緒に夕飯。サッカー談義で盛り上がる。
11月24日(木)
日本の勝利で湧いている。昨夜、よく一緒にスポーツ観戦を楽しんでいた中高時代の男友達から、「日本、勝ったぞ〜!」と連絡あり。普段、お互いの誕生日におめでとうと言い合うくらいだが、スポーツの歴史的瞬間はいつもどちらかから連絡をして喜びを分かち合っている。旧友っていいね。ドーハの悲劇、14歳。ドーハの歓喜、45歳。答え合わせに一体全体、何十年を要するのだと笑った。でも、生きている間に起こる万事がこんな風に「あの時のあればこれのためだったのか」と納得できるのではないかとも思った。能天気かもしれないけれど。長生きしたいものです。今日は夕方から事務所で本の配送。たくさんの皆さんに買っていただいて嬉しいです。夜、SACHIと長電話。
11月23日(木)
冷たい雨が降り続ける、勤労感謝の日。朝から娘を模試の会場に送り込んで、お茶の水駅近くで3時間のフリータイム。雨で散歩はできないし、ちょっと奮発して山の上ホテルで朝ご飯。わあ、幸せ。美しいサラダとフルーツ、丁寧に淹れられたカフェラテ、小ぶりのクロワッサンを食べた。近くのカフェに移動してどっしりとパソコンの前に座り、ぼーっと考え事をしたり、調べ物をしたり。原稿は1文字も書けずにお迎えの時間。2人でフォーを食べて、30分だけ模試お疲れ様のゲームセンタータイム。山積みにされたチョコレートの山をクレーンで崩すゲームを見つけた。私も娘も大好きなリンツチョコ。正直、子供の教育に良くないのではと思うくらいにお金を注ぎ込んで、無事にゲット。「いいんだよ、ママはこのために働いているんだから〜」とかなんとか言いながら。違うし、そういう問題ではない。今日はTHE SHE magazine発信の「BOOK」枠をローンチ。早速買ってくださってありがとうございます。今日、ふわふわと掴んだ耳と心に残った言葉「なにをするかではなく、なにをしないか」「野心を点火」「推し疲れ」。今夜はW杯、日本戦だ。すごく楽しみなのに、スタジアム建設、性的少数者への人権問題など、心に引っかかることが多すぎる。スポーツ観戦が大好きなのに、オリンピックの癒着や利権もそうだし、過度な体罰や旧体制もそうだし、げんなりしたり腹が立つことがたくさんあって悲しい。もっと純粋にスポーツを楽しみたいのに。そうやってまた”頭の中果てのない一人旅”が続く中、まさかの(と言ったらごめんだけど)日本、勝利!わー嬉しい! 人間は矛盾という海を生きている。
11月22日(火)
今日は朝から長丁場のスタジオ撮影。夏に一緒に仕事をしたメンズモデルのエミールと2度目の撮影。そういえばNYに帰ると言ってた記憶があり、NYはどうだった?と聞いたらばなんと結婚式を挙げてきたのだとか。めでたい。奥さんはフォトグラファーで、ともに東京で新生活をスタートしたそう。若きカップルにたくさんの幸あれ。新生活の場に東京を選んでくれてありがとうね。気心知れたクライアント&スタッフのため、順調に和やかに撮影が進んでいた夕方4時、近所に住む娘の親友のママ、あやこさんからLINE。娘が家の鍵を忘れ、家にお邪魔しているらしい。「私、もうすぐ仕事終わって帰るから預かるよ〜」と言ってもらったが、今日は塾の日。くっ、あれだけ朝確認したのに…。布バッグを借り、筆箱のみで塾へ行ってもらう。撮影後、事務所に立ち寄り、小一時間ほど作業をして帰宅。駅前で買い物を済ませ、ダッシュで帰宅してオンライン取材。なかなかにハードな1日であった。それは朝から予想していたため、今日も今日とてボトムは<エクストリーム カシミア>。今日はグレーのヨギー。これもまた名品。グレーのヨギーに水色のソックス、靴はBLOHM。下半身、全部、THE SHE。ERINAに写真を撮ってもらえばよかったな。アルゼンチンが負けちゃった!
11月21日(月)
朝っぱらからホテルでやいのやいのとメールを返したり、アポを入れたり。そして、娘の帰宅に合わせて帰京。トラの着ぐるみを被ったキティがたこ焼きの上に乗っているストラップ付きのボールペン(←情報量の多さたるや)を娘に、今や東京では買えなくなったカールを家族に買ってきた。一泊二日の出張中、出発からライブ、寝る時、新幹線、そしてこれを書いている今、ずっと<エクストリーム カシミア>のパンツをはいている。宣伝でもなんでもなく、紛れもない事実であり、これは本当に恐ろしいパンツなのだ。穿いたが最後、春が来るまで、毎日毎日、穿いてしまう。”24時間パンツ”。”週7パンツ”。穿くほどに、そして洗うほどに柔らかくふわふわになっていくのがまたすごい。高いけど、日割りしたら相当安い。それくらい穿いているし、もう1本狙ってる。最近、なんとなく読み返しているのが、山本文緒のエッセイと小説。『恋愛中毒』はもちろん大好き、『自転しながら公転する』も本当に素晴らしい本。もっとたくさんの作品を読みたかったな。遺作となる闘病日記も読了してしまった。新しい本やドラマより、今月はすでに見ているものに手が伸びる。少し、疲れが溜まっているのかもやしれないね。
11月20日(日)
仕事で大阪一泊。そして、元同期のせんちゃんと共に、京セラドームで開催されたセブンティーンのLIVEへ。私、本当にファンの人たちが推しに会う瞬間を見届けるのが好きすぎる。ずっと笑顔でいられるわー。しかし久しぶりの大阪、特に梅田のあたりは本当に高層ビルと商業施設が入り混じり、人もたくさん。都会ですなぁ。今回はお弁当を持たせて娘を塾に送り出してからの出張だったので、うろうろする時間はなく。取材後、ホテルでラグビー観戦からのサッカーW杯の開会式を見届けようかと思ったら途中で撃沈。あの宙に浮いていたマスコット、かわいいね。海外のW杯、深夜にある場合は夜の仕事のお供に最適。カタールはいい具合の時差だけど、もう体がついていかない可能性もあるなー。そこに4年という年月を感じる可能性は大きいが、果たしてどうだろうか。
11月19日(土)
週末。朝早起きして散歩しようと娘と約束していたが、2人ともぬくぬくと9時過ぎまで寝る。起きて近くのミスドで朝ご飯。子供ってどうしてミスドの汁そばが好きなのだろうか。「すみません、ピカチュウのドーナツは何時に買えますか?」と店員さんに聞いている年配のおじさまが2人。お孫さんに頼まれたのだろうか。40個、12時に入りますとのことで、これはまた争奪戦なのでしょうね。ピカチュウ、黄色いからすぐプリン味とかにされちゃうのだが、今年はどうなのか。ドーナツだけどプリン、ややこしや。今年中にしたいことは、掃除とダイエットなのだがなかなかやる気スイッチが入らない。
11月18日(金)
刻一刻と師走に近づいている気配がする。そんな中で我が家の受験生がまだのんびりしていてイライラするやら、こちらが焦るやら。壁に貼ったカレンダーに、1日が終わるごとに大きくバツをつけているんだが本人、それほど気にしておらず(怒)。昨日、塾に行っている時間に電話がかかり、ドキーっとしたら案の定、喉が痛いとのこと。作業途中で急いで家に戻り、まずは抗原検査。無事に陰性。とっとと寝かせる。秋花粉がひどいのでそれかも。今日は念の為学校も休んだので、私も家作業に切り替える。
11月17日(水)
「ねえちやんにたのまれて」の幸せな11文字をまだまだ噛み締めている水曜日(詳細は昨日の日記を)。今月はK-POPライブ、いわゆる”現場”が2本ほど入っていて、眼科へコンタクトを変えにいく。「できるだけ具体的に用途を言ってもらえると調整しやすいです」と言われ、「推したちの表情を細かく観察したい」とはなぜか恥ずかしくて言えず、「原稿を書く仕事をしてまして、記者会見の際などに表情を見る必要があるんです」とカッコつけてしまう。いや、それももちろん目的のひとつとして決して間違いではないのだけれども。年を重ねるたびにコンタクトの度数は弱めていったほうがよい、なぜなら明らかに疲れてくるから。ハードコンタクトは使っていくうちに少しずつ削れて度数が上がる。私の利き目は左目だった。そんな雑学?を入手しつつ、近くより遠くが見えるコンタクトに変えてもらう。視力が悪すぎて、まだ全然老眼は始まらないしね。就寝前にインスタをチラチラ見て、二の酉を逃したことを知る。
11月15日(火)
何事もなかったかのように日付を今日にワープ。10月はいつもより心も体もスローな感じで運気が悪かった気がする。パリからなにか連れて帰ってきてしまったかな?とも思い、10年来通っている占い師、ミラさんところに行ったりもした。占いって私にとってはほぼカウンセリング感覚で、非常にクリアになって帰ってきた。そんな中でせっせと作ったTHE SHE magazine0号も無事に校了。楽しい作業だった。そして11月は11-14日の4日間で3回目のポップアップ。来てくださったすべての皆様に感謝申し上げます。SACHIもERINAもお手伝いしてくれたMIKUちゃんもお疲れ様。
最終日の夕方、あと2時間くらいでポップアップも終わろうとしている時、携帯の画面を見ながら若い男性が入ってきた。ストリート系のおしゃれな格好をしていて、年齢は20代前半だったと思われる。女性ばかりのお客さんが溢れる中、少々居心地が悪そうに、「すみません、これって買えますか?」と携帯の画面を見せてくれた。そこに映っていたのは、THE SHE magazine 0号の表紙。多分、このサイトかSPUR.jpの記事がどちらかだと思う。「これだけください!」と言う。ものすごく嬉しくて10冊くらいプレゼントしたい気持ちを堪え、1冊ご購入いただいたのだけど、送り出しながら「どこかで見ていただいて来てくれたのですか?」と聞いた。すると、「姉ちゃんに頼まれて。」と恥ずかしそうに一言。”姉ちゃん”は仕事で来ることができずに、代わりに自分が買いに来たのだと言う。私、本当に泣きそうになるほど嬉しくて、あの瞬間の夜の色とか匂いとか、彼が持っていた携帯のストラップの色とか、その残像のすべてをジップロックに密封して保存したいと思った。”姉ちゃん”もありがとうございます。もしこの日記を見ることがあったならば、”姉ちゃん”がどうしても欲しいと思ってくれたことも、弟さんが一人で買いに来てくれたことも、私のこれからは絶対に明るいぞ!と確信できるほどに力になりましたと伝えたいです。ありがとうございました。
10月9日(日)
とある新しいプロジェクトのためにTHE SHEチームで撮影。年のせいなのか、U-NEXTで『ペントハウス2』を一気見したからか、時差ぼけがまったくなおらず。これは困ったぞ。
10月1日(土)
早朝からロケバスに乗り、パリ市内をぐるぐるしながら無事にロケ完了。コム・デ・ギャルソンのショーの後にいつものお土産を買ったり、撮影スタッフとお疲れ様のディナーをしたりであっという間に1日が終わる。街中の人たちはもうマスクはしてなかったけれど、地下鉄とショーの間だけは着装。念の為のPCRも陰性で、明日は帰国。いつもは深夜便にするのだけれど、今はまだ本数も減っているから、朝ご飯のみで空港だ!
9月28日(水)
2年半経っても相変わらずに入稿の締め切りを持ち込んでしまい、早朝3時に起きて入稿。日本時間の12時になんとか間に合わせて脱稿&脱力。撮影のためのフィッティングをしたり、ロケハンをしたり。今回は撮影できているためパリコレはあまり見に行けないが、今日はDRIES VAN NOTTENのショーへ。オンラインではなく、直接、モデルが歩くショーをパリで見るのも久しぶり。ただいま、パリ!の気持ちが高まる。そしてSACHIと一緒のパリが恋しい。
9月27日(火)
毎日が恐ろしいほどのスピードですぎていき、日記が止まっている(言い訳)。実に2年半ぶりにパリでの撮影のため、フライト。久しぶりすぎて何時間前に空港に着けばいいんだっけ?というレベルでいろんなことを忘れている。履歴書に特技は飛行機で寝ることと自信を持って書けるほどなので離陸を待たずして爆睡。共に行ったスタイリストのかよとおしゃべりしたり、前もってダウンロードしてあった『ナルコの神』を観たりしている間にあっという間にパリに到着。やはり世界は狭いと感じた(意味をはき間違えていることは自覚しています)。夜に馴染みのステーキ屋に行ったらいつも通りに混んでいて入れず。おー、戻ってきたぞ〜という感覚に。あまりに久しぶりすぎて何もかも忘れていそうだったけど、いざ着いてみたら2年半という時間もまったく感じなかった。
9月23日(金)
おそらく2年ぶりに夏祭りへ。娘がどうしても食べたかったというみかん飴、ぶどう飴、りんご飴(偏り方…)、そしてチョコバナナを食べて帰宅。人混みに押されても、異常に高くても夏祭りってなんでこんなに楽しいのだろう。娘と一緒に行くのもそろそろ最後かなあとノスタルジックな気持ちで帰宅。そこは以前、妹と2人で住んでいた街なのでノスタルジックさ倍増。
9月17日(土)
昨日から妹と甥っ子(通称:おにぎり)が事務所に泊まりにきている。妹が半年ぶりにやっと髪の毛を切りに行くというので、おにぎりを預かり、2人で過ごすことに。前回はラスト30分でママ不在に気づいたおにぎりがこの世の終わりかというほどに泣き叫び続けた。今回はいかに。勝手知ったる俺の庭とばかりに、高速ハイハイで事務所中を探検するおにぎり。私も毎日、おにぎりくらい動けばあっという間に痩せそうである。途中でご飯を挟みながら、終始ご機嫌。食べるだけ食べて、出すものも出し、おむつ替えも余裕。娘はもうじき12歳。おむつ替えすら懐かしく愛おしいものですなぁ。妹から「終わった!大丈夫?」とLINEがくるが、「一人でランチでもしてきたら〜?」と返すくらいの余裕。私とおにぎりの絆は深まっている。毎日、一所懸命に生きているおにぎり。環境問題、政治、経済。彼にどんな未来を渡せるのか、大人の課題は大きいな。
9月8日(木)
13時から+IPPO PROJECTのバザーがスタート。事務所でERINAと一緒に、ポチポチとアップするやいなや、ご購入いただけてありがたいやら、ホッとするやら。今日はいくつかの打ち合わせを終え、幕張でKPOPライブの取材。元同期の親友にして、『美ST』編集長の千ちゃんも参戦ということで、終わってからご飯を食べることに。KPOP現場のなにが好きって、アーティスト⇄ペンの皆さんのやりとりや反応を見えること。エネルギーとハッピーがぎゅっと濃縮された宇宙空間が広がっている。それを見ながらやたらとニコニコしているアラフォーのショートボブがいれば、それは私である。終わり、千ちゃんと近くの居酒屋で久しぶりにご飯を食べながら情報交換&近況報告。居酒屋といえど、2人ともまったくお酒が飲めないので、ひたすら烏龍茶。電車の中でもしゃべり倒したけど、時間足らず。また次回へ持ち越しだね。また次回まで、仕事と生活を頑張ろう。
8月29日(月)
今日はうちの事務所の一部屋をスタジオ仕様に早変わりさせて、+IPPOの物撮影。いつも協力してくれるフォトグラファーの小川久志さん、ありがとう! ここぞというときの素敵な物撮りをお願いしたいときによく一緒にタッグを組んでいるのだけれど、+IPPOも小川くんが快く撮影をしてくれるのがありがたいです。たくさんのファッション関係者の皆さんも洋服を寄付してくださってありがとうございます。主宰のフリーPRの枝ちゃん、スタイリストの百合子、そして私。アシスタントちゃんも含めて総勢6名。服を置いて撮ってサイズを測って原稿を書いてを繰り返して頑張りました。
8月24日(水)
いつもTHE SHEのデザインをお願いしているアートディレクターのKUMAとSACHIと3人で表参道でランチ&打ち合わせ。秋に予定しているプロジェクトについて話す。いつだって新しいことを考えているときは楽しい。そして、一人では決してできないことだから仲間がいて嬉しい。ワクワクした気持ちで事務所へ戻り、今度はパリと繋いでオンラインミーティング。終わって次は渋谷で打ち合わせ。移動して喋るを繰り返した8月末の水曜日。
8月21日(日)
両親が上京してくれている間に、4日連続撮影。明日、2人が帰っていくので、夫に娘を任せて久しぶりに3人で晩御飯を食べに外出。ありがとう、助かりましたーの気持ちを込めて鉄板焼きをご馳走した。今でもなお助けてもらってばかりだけれど、少しでも親孝行できるようにとにもかくにも、毎日健康で暮らしてほしい。私自身ものんびり外食なんて久しぶりで、楽しい時間となった。あまりに食べすぎたので食後の運動として六本木から渋谷まで歩く。3人で喋っていると思ったよりもあっという間に着いた。
8月14日(日)
娘は数少ない塾の中休み、甥っ子は0歳児、出かけるといってもコロナの懸念もある。ということで、今年は一泊二日で都内のプール付きホテルに行き、そこでほぼお籠りという夏休みに。2部屋取っており、ジャンケンで部屋割りを決めようということになった。ママ命、ママの抱っこじゃないと眠れない甥っ子も一人頭と考えてくじ引きをした。その方が、スリルがあるとかなんとか(くだらない笑)言いながら、娘がさっとi-Padでデジタルあみだくじを作ってくれて、早速やってみた結果、①父、私、甥っ子 ②母、妹、娘という部屋割り。おーい、絶対無理だろうー、夜〜。目を覚ました甥っ子が号泣しそう。②の人たちはキャッキャと喜んでいる。最終的にはやはり、甥っ子と妹がセットでそこに母がヘルプに入る形で同室。私は父、娘がルームメイト。ちょうどお盆でホテルが庭での線香花火をさせてくれたり、皆で美味しいご飯を食べ、プールで泳いで、よき休日となった。以前、父、娘(5歳かな?)、私の3人でハワイ旅行へ行ったことがあり、皆でひとつのベッドで丸まって寝たのもいい思い出。それ以来かな? 夜は3人でコンビニに買い出しがてら、散歩もした。今回は短く、タクシーで15分という近さだったが、楽しい夏休みとなった。こんな時、ふと思うのは、自分が人生において、本当に大切にしていることを忘れてはいけないということ。家族・健康・仕事、そして友達。自分の幸せの源を再確認。
8月13日
2年ぶりの阿波踊りのため、徳島へ帰りたいところだけれど、今年は難しそう。涙。私の仕事と娘の受験の両立のヘルプに両親が来てくれた。夫も繁忙期で夏休み中はほぼ戦力外通報のため、本当に助かる!! 妹と甥っ子も我が家へやってきて、久しぶりに皆で集合。
8月5日(金)
昨日、元気に林間学校へ出かけて行った娘。担任の先生からロイロノートという普段、子供たちがi-Padを使って行う連絡ツールでキャンプファイヤーの生配信があるとのことで、家路を急ぐ。いやー、すごい時代だなあ。必死で娘の様子を画面上で追い、楽しそうな様子を無事にキャッチ。
8月2日(火)
一切外に出ず、家で掃除したり仕事したり。こんなに何日も一人暮らしなのは久しぶり。そして二度目のPCRも陰性。一体全体、あの簡易キッドの陽性反応はなんだったのであろうか。もちろん家族も全員、日々、陰性で晴れて帰宅。明後日からの林間学校も問題ないとのことで、急いで用意。
7月30日(土)
18時、SMSでPCR検査の結果が届く。えーと、まさかの陰性。そんなことってあるんですね。病院に電話で質問するも、まあ、PCRの方が正確なので…特に何も…普通通りで大丈夫ですとの返答。そういうわけにもいかず、人とたくさん会う職業でもあるので、とりあえず隔離は続けることに。確かに喉も痛くなければ熱もなく。ただしそれなりに頭痛はあるという状態。結果的にNetflixで『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』を観たりしながら、普段の疲れもあってか懇々と眠る。
7月29日(金)
娘の夏期講習も始まり、朝から夜までリビングの机で向かい合わせで、仕事&勉強。中学受験、早く終わってほしいような、近づいてくると思うと胸がギュッとなるような。仕事の合間に過去問のコピーにコンビニ走ったり、これは出るんじゃない〜?と思う時事問題について話し合ったり。振り返れば懐かしい時間なんだろう。夕方になんだかだるいな〜と思いながらゴロゴロしていたところ、昨日打ち合わせをした人がコロナ陽性になったとの連絡あり。ひ、ひ、ひえーと常備していた簡易キットで検査すると速攻で陽性に…。終わった…娘は来週から林間学校なのに…家族の仕事は大丈夫か、そして今後の動きはどうすれば…などと考えて軍手を着装して除菌を始める。塾から戻った娘と接触しないよう、玄関先に簡易キットとウーバーで頼んだ焼きそばをセット。2階の部屋から「陰性だよ」との声で大きく安堵。仕事から戻った家族と共に、事務所へ避難してもらう。週末夜ということもあり、もちろん病院など開いておらず、都の発熱外来相談所なるところに電話するもたいして機能せず。結局は自力でどうにか探してくださいという状態。「みてねコールドクター」というアプリから24時間往診してくれる病院を探し出して、23時頃、薬をもらいPCR検査を受けて少し安堵。結果は明日の18時。夜中にどれだけ熱が上がるのかとドキドキしながら就寝。
7月21日(木)
娘の夏休み、スタート。受験生のため、ほぼ、夏期講習。仕事、受験の並走をこなせる自信がなく、喉がゴクリ、胸がズンと音を立てる。SACHIから「なるべく横についててあげな」と言ってもらい、甘えている。ありがとう。7月最終週はいくつか学校を見に行ったりして、じわじわと受験が近づいてくる現実よ!! 健康一番で走り抜けてほしい。
7月14日
1ヶ月遅れで妹の誕生日を祝う、お泊まり会。普段、新生児と2人きり、ほぼほぼワンオペで育児をしている妹を労う目的でもある。甥っ子のおにぎりは(無論、あだ名)、寝るときはママの抱っこのみ、泣き出したら最後、ママがなだめない限り大暴れというなかなかに甘えん坊&暴れん坊将軍。マッサージに行ってきな!と送り出して2時間預かる。おにぎりも私に慣れているし、私も最大級のエンターテイメント性を発揮してお守りをしていたので、1時間半はなんとかクリア。しかし、あれ…なんとなくお腹も空いてきたし…顔は似ているがなんかちょっとママと違うのでは?と気づき始めたおにぎり。よし、ママ迎えに行こう〜と抱っこ紐を装着し、おにぎりを押し込めた。その瞬間、おにぎりはいつもと異なるフィット感からはっきりとママ不在を認識をしたらしく、鬼のように泣く。握り拳を振りかざして泣くおにぎり。なんとたくましい生命だろうなどと感心している余裕は最初の10分。せっかく久しぶりのマッサージを楽しんでいる妹にLINEするのは避けたいなーとギリギリまで10分頑張った。いやはや、元気ね。夜は妹と久しぶりに2人でしゃべったり、Netflixを観たり。楽しい時間だった。
7月13日(水)
今週は月曜日から書いても書いても終わらない、原稿地獄。さらにプレゼン資料、絵コンテ作成とパソコンの前にじっとり&どっしりと腰掛ける日々。そして、一歩外に出れば灼熱地獄。はあ、人生とは険しいものだ。←大袈裟。新規仕事のお話のために誘ってもらったランチで食べたジャージャー麺&胡麻団子がとびきりに美味しくて、秒で食べ終わってしまう。周りがゆっくりと堪能している中、あっという間に皿を空にする癖をどうにかしたいが間に合うだろうか。そして、仕事の話を差し置いて、今、いかにKPOPが面白いかという話をひたすらにしてしまった1時間。これぞ”推しハラ”。ミヤネ…。
7月10日(日)
ジャカルタに引っ越してしまった娘のお友達が一時帰国して、遊びに来てくれる。朝から念入りに掃除。いつも掃除をしていれば…と思いながら、汗だくで掃除。そして思いだす、「いつでもきれいな部屋と体型管理した体でいれば、始めたいことを始めたいときにすぐできる」ということを…。久しぶりの再会を思いっきり楽しむ娘たちを見てまた思う、「君たちは未来だ!」
7月9日(土)
娘の通う小学校で編集者という仕事について話して欲しいということで、娘とともに登校。まあ、楽しく説明すれば、資料は適当でいいか〜と思っていたのに、いざ作り始めると結構作り込んでしまい、早朝に起きて作業。「好き」を仕事にすると、人生結構楽しいよ!ということが伝わっていたら嬉しいな。
7月6日(水)
台風予報の水曜日。雨女の編集者の威力を発揮して、もちろん、今年もロケ予定。昨日からギリギリまで様子を見つつ、撮影開始を昼にずらす。今日のフォトグラファーは、THE SHEでも紹介した、池野詩織ちゃん。フィルム撮影、久しぶりだ。時々、雨に降られたが、ロケバスで雨が避けられるところを探しながら無事に終了。その後にカルティエ×sacaiのイベントへ。お土産が特製のバンダナに包まれたとらやの大きな、大きなお饅頭で、娘と一緒に食べる。切ると中にさらに小さなお饅頭が入っていた。徳島へ帰ってしまった母が作り置きしてくれた照り焼きチキンを早速、夕食に。
7月5日(火)
ポップアップ前で毎日、呼吸浅め、肩こりMAXで働き、随分と日記が飛んでしまった。7月1日ー4日で、第2回目となるポップアップショップを開催し、無事に終了。たくさんの方に来ていただきました、改めてありがとうございました。4日間、会場に立ちっぱなし、後は事務所との往復するのみ、という毎日になるため、前もって母に上京してもらい、家のこと&娘のあれこれをすべてバトンタッチしてもらった。そしてくたくたで家に帰ったら、母の手料理があるという幸せ…。甘えてばかりですみません、ありがとう。体はくたくたに疲れているはずなのに、楽しくてなかなか副交感神経に切り替わらず、帰ってから夜中までSACHIと今日は嬉しかったね、ああだったね、こうだったねとLINE。ついさっきまでずっと一緒にいたのに、まだ話してるの?と横で呆れる母。今日は早速、通常業務に戻りつつも、途中でうとうとしたり頭が回らなかったり。かと思いきや、引き伸ばしにしていた娘の塾の採点をして雷を落としたり。明日の台風はどうなるのかな?
6月9日(木)
今日は朝から移動につぐ移動。午前中はクライアントのオフィス→展示会→オンラインミーティング→展示会→夜は久しぶりにファッションショーを観に行く。大好きなkemioくんが出演していた。久しぶりの人たちにたくさん会って楽しかったけれど、家に帰る頃にはぐったり。家族でアイスを食べて、こんこんと眠る。
6月7日(火)
恒例のオンラインミーティングを終えて、渋谷へ。今日は取材が1本。お話を聞いた女性が、高校からアメリカへ進学し、大学で平和学を学んだそう。平和学というのを初めて聞いた。取材の本筋ではなかったので少しお話ししてもらっただけだが、興味深い。当たり前だが世の中には知らないことがたくさんある。それは途方に暮れることではあるけれども、生きるってそういうことだよな。
6月6日(月)
朝は6時に起き、近所を散歩してから1本原稿を書き、ゆっくりと朝ご飯。といきたいところだったが、深夜のKPOPダンスが響き、案の定、ギリギリで朝ごはんに滑り込む。しかもパソコンを持ち込む始末で、本当にどうにかしろ、私。てんやわんやでチェックアウトをして取材先へ。取材はとびきりに楽しかった。狐の、いなりという名前のイマジナリーフレンズがいる娘に頼まれて、伏見稲荷大社へ。いなりの実家へ行って挨拶をし、お守りを買ってきてほしいという約束を果たす。周りのお土産屋に狐モチーフのお菓子やキーホルダーなどがたくさんあり、思わず買い込んでしまった。次は娘と来よう。
6月5日(日)
一泊二日の京都出張。今回は自分でフィルムだけど写真も撮り、取材もしてコラムを書くという完全なる1人出張。午後まで家族と過ごしたのち、ルンルンで新幹線へ乗り込む。車内販売で尾山台の名店、オーボエビュータンのクッキーとコーヒーを買って、さらにルンルン。取材先から目と鼻のACE HOTELにチェックインし、挨拶がてらロケハンへ。せっかくののんびり1人の夜、入念にストレッチをしてゆっくりお風呂に入ってぐっすり寝ようと思ったのに、なぜだか2度目の「ガールズプラネット999」を観てしまう。始めたら次々と進めてしまい、深夜に興奮&涙&ダンス。キム・ダヨンちゃんはやはり推せるわー。気がつけば夜中2時半。一体いつになれば朝型人間になれるのだろうか。それと晩ご飯にタコスを食べに行ったら、何度も、お一人ですか?お一人でよかったですよね?と聞かれる。そうです、ダメでしたか……の気持ちになる。
6月1日(水)
久しぶりのビューティ撮影の後、秋冬シーズンの展示会へ。大量の新作を浴びながら、次シーズンの街や時代、女性を想像するのは楽しい。不景気に円安、不安定な世界情勢の中でも、思い切って華やかに着飾る。ファッションの力を味方につける、とばかりに遊び心溢れる色柄がたくさん。やっぱりファッションはその方向で行くのだねえ…と考え事をしながら渋谷をぼんやりと歩く。
5月31日(火)
オンラインミーティングを終えて、お昼にママ友のめぐみさんとランチ。ひとしきり、娘たちの話で盛り上がる。私の知らない娘のエピソードなども聞けて、近所なのに行ったことがなかったお店にも行けて楽しかった。お会計のときに1万円札しか持っていない私と、ちゃんと割り勘しやすいようにお金をくずして持ってきてくれためぐみさん。しかも新札まで用意してくれていて、めぐみさん、私、あの時、すごく驚いていたの。気が利かなくてごめんね。くっ….そういうところだぞ、私!と心の中で片膝をグーで殴った5月末日。
5月30日(月)
モデル8人起用の撮影を終え、出版社時代の同期、りえちゃんととびきり久しぶりに会う。りえちゃんは退社後に地元に戻って仕事をしていたため、連絡は取り合っていたものの、会うのは実に15年ぶり。待ち合わせたレストランに同じタイミングで着き、「かおり?」という懐かしすぎる声に思わず抱きついてしまった。会っていない時間を埋めるのは本当に一瞬で、まるで昨日まで一緒に働いていたような錯覚さえある。最近、時空が歪むことが多い。実は人生なんてほんの一瞬なのかもしれない。りえちゃんはなぜか新人研修の最終日前日に金髪に染めてきて、社長に会う前に女子トイレで黒いスプレーを皆でふりかけたよね。白いスニーカーの企画、作ってたよね、初ボーナスでベッド買ってたね、廊下で編集長に叱られて泣いてたね、などなど、りえちゃんもびっくりの記憶力を発揮。今度はりえちゃんの地元に遊びに行くね。
5月24日(火)
午前中は定例&新しい企画のオンラインミーティング。午後はこれから始まるとあるプロジェクトのため、池袋の印刷会社と打ち合わせ。池袋が久しぶりすぎて、盛大に迷う(当方、かなりの方向音痴にて)。一歩路地を入れば香辛料の匂いが立ち込める、カオスな街。ロンドン時代にお世話になったデザイナーのMAKIさんに久しぶりに会う。もう私も40半ばですよーというといつまでも20代かと思ってしまうと本当に驚いている姿を見てこちらも大笑い。久しぶりの街に久しぶりかつちっとも変わらないMAKIさん。夜、お風呂に浸かりながら、なんだが時空が歪んだような気持ちになった。
5月23日(月)
運動会により代休の娘と、娘の親友を連れて恒例の遊園地へ。2人の大はしゃぎする姿を見るだけで、ご飯が三杯は食べられそう。同じく代休と思われる小学生たちの波を抜けて会場入りした後は、同額のお小遣いを持たせて解散。なにかあれば携帯に電話をおくれと伝え、園内にあるスターバックスにて9時から仕事。なにこれ…快適すぎる…。外には世田谷区郊外の開けた青空、行けてなくて久しいサンフランシスコを思い出すほどの心地よさである。メールの返信やら原稿やらを片付けてすっきり。途中、ウォーキングがてらに園内をぶらぶらして、また昼ご飯後に妄想サンフランシスコへ戻る。15時にまたエントランスでガールズと待ち合わせをし、電話に揺られて帰宅。夜はマリソルの占い対談連載のため、東京ケイ子さんにズームで6月の時運を聞く。
5月21日(土)
娘、小学校最後の運動会。6年連続で徒競走はビリという、運動音痴。きっと応援団にも興味はあったが「運動神経ないし、声小さいしねえ」と諦めた模様。最後の最後、得意の作文では勝負してみようかなあと言い、渾身の作文を書き上げて、児童代表挨拶を務めることに。努力が報われてよかったね。立派。などと褒め倒す。放課後、お友達が練習に付き合ってくれたことも嬉しかった。飄々と、そして、堂々と読む姿を横から見ながら、今日ばかりは、一体、いつの間にこんなに大きくなったのだろうと驚いた。娘は私の想像を遥かに超えて成長している。頼もしく嬉しい気持ちもありながら、子育ては実はすごく短いのかもしれないなとふと寂しくなったりもした。
5月13日(金)
誕生日。13日金曜日、仏滅生まれの私、おめでとう。5月13日金曜日は物心ついてから2回はあったが、仏滅までが揃ったのは久しぶりではないだろうか。もしかしたら生まれて以来かも? というわけで思い切って仕事を休みにし、家でおとなしくそっと過ごすことに。恒例の占いだけは行ってきた。今年もなんだかんだと大忙しなので、とにかく体を鍛えて整えるべしと「ヒーリング」のカードがやたらと出る。承知しました。
5月5日(木)
3日間の弁当作りを無事に終え(大袈裟)、今日は夫に娘を託し、夕方から両親と一泊二日で都内でホテルステイ。少しは親孝行できただろうか。生まれ変わっても絶対に2人の娘に生まれたいと思う。そう思えることがありがたい。母が好きなバターケーキを予約して、「楽しみましょう!」というメッセージを入れてもらったのだが、開いてみたらどう見ても「楽ひみまひょう!」になっていた。
5月2日(月)
ゴールデンウィークに両親が上京しており、毎日、楽しい。今日は妹と甥っ子もやってきて、皆でわいわいと過ごした。甥っ子は丸々と育っており、もうすぐ6ヶ月。膝の上に抱っこして、Kep1erのWADADAを歌いながら振り付けをしてみたら大喜びだった。幼い頃からK-POPの洗礼を受ける甥っ子よ、ミヤネ。一方、娘は明日からGW特訓ということで3日間、お弁当を持って塾へ。締め切りがないと思ったら、弁当がある。それが人生だ。ゆけ、私! と言いながら、中学校に進学すれば、毎日、お弁当なのだなー。慣れたら大丈夫そうな気もするけれど、今から寝坊が怖い。一足先に子(双子)が中学に進学した友達が「女性がイキイキと働き輝く社会へとか言うんだったらさあ、私立も都立も食堂作ってよー。仕出し屋と契約してーっ。」と叫んでいた。確かにそうだね。とりあえず、GWは弁当で応援だ!
4月30日(土)
今年のGWはまるっと休みで久しぶりに締め切りからも解放され、パソコンを置いて外出できることが嬉しい。娘が中学受験なので、色々と学校見学に行こうと思っているのだが、コロナの影響もあり、人数が絞られている。今日も11時に参加募集だったのだが、本当に、マジで、本気と書いてマジで11時ピッタリにキーボードをタップしても一度も予約を取れた試しがない。みんな、一体全体どうやって攻略しているのか…。ついついTwitterでミライコンパス(中学の申し込みシステム)攻略とエゴサしてします。ひとしきり脇汗をかきながらトライして、まただめだったーと憤慨して、家族に愚痴る。これを繰り返している。後は同い年の子供がいるママ友と慰め合う。どうにかして、本当に。せめて今年は6年生を優先してくれよう涙。TWICEのチケットよりも倍率が高い…。とほほと思いながら、娘を塾に送り出してふて寝(コラ)。
4月25日(月)
金曜日からゴールデンウィークということで、それまでに終わらせなくてはならない撮影が3つ、原稿が….(考えたくない)。4月は激務だったから、すっきりさっぱり終わらせて、ゴールデンウィークはしっかりと休む予定だ。気温が上がったり下がったり、一体全体何を着たらよいのだ!状態が続いており、結局、エクストリーム カシミアの半袖Tシャツばかりに袖を通している。毛玉ができたら、夜にyoutubeを見ながら専用ブラシでシュッシュと取り、丸めて小さなぬいぐるみに見立てひとしきり、娘と一芝居終えてからゴミ箱に捨てるのがルーティン。
4月24日(日)
娘と2人で、初めて、TWICEの東京ドームツアーへ行ってきた。2日目だったため、1日目の感想などをツイッターでエゴサしていると、七色に光るペンライトをほぼ全員が持っていくとのこと。まあ、当日、早めに行って買えばよいだろうなどと思っていたらば、グッズを購入するための整理券などとうの昔に売り切れていた。オーマイガー。受験生の娘のたまの息抜き、どうせならばしっかりと楽しませてあげたい。それに、なんと言ってもクジ運がよく、まさかのアリーナ席。センターステージど真ん中、前から7列目という「神席」。さすがにペンライトなしはまずいだろうということで、急遽、新大久保へダッシュ。公式ホームページから購入するよりも高かったが、背に腹はかえられぬ。ライブ前の新大久保には全国各地からTWICEのファンたちが集結しては再会を喜び、腹ごしらえしてからライブ会場へ向かう人たちで溢れていた。いやあ、よかったね。3年は待ったのではないか。水道橋駅に到着すると、推しの缶バッジを大量に忍ばせた公式トートバッグ&推しのうちわを持った人たちがたくさん! そして、皆、おしゃれ感度の高いこと、高いこと。TWICEファンファッションってあるのだよね、きっと。若いメンズは黒のオーバーサイズジャケットにフレア裾のボトムというスタイルが多かった。女の子はハイトーンの髪をゆるく巻き、ミニスカート&ブーツがマスといった感じ。興味深すぎて、時間が許すならば1時間くらいずっと見ていたかった。TWICEは360度どの角度から見てもとにかく美しく、歌もダンスも本当に上手で、その姿から計り知れない努力をビシバシ感じた。のりのりで踊っていたら娘が恥ずかしそうに「ママ、そんなに踊らないで」とのこと。思春期でしょうか。コロナ対策のため、歓声NGで若干の消化不良はあったものの、大声を出すと推しが会場側から叱られるのでみんな、我慢に我慢を重ねていた。私も手が腫れるくらいには拍手をしました。サイン&メッセージ(印刷)入りの銀テープ、通称「銀テ」も無事にキャッチし、大満足で帰宅。
4月15日(金)
午前中、物撮りを終えてからSACHIと集合して打ち合わせ。THE SHEの今とこれからについて深々話しているとあっという間に夕方になり、解散。急いで帰宅して娘と夕飯、その後、リビングで椅子を並べてあちらは勉強、こちらは入稿。休憩時間にYoutubeでK-POPのダンスプラクティスを踊る。私の方が格段に運動神経はいいはずなのに、なぜにダンスにこんなに差がつくのか。と、とにかくしゃがむ動作が多い曲はつらい。44歳の膝が泣いている。
4月11日(月)
午前中から雑誌SPURの撮影。最近、一緒にお仕事をする年下の女の子たちが立て続けに、大学の後輩。嬉しい。皆、ほぼ15歳以上若いので多少情報は違うが、学食が、生協がと撮影の合間に話が盛り上がる。近いうちに、皆を引き合わせたい。
4月6日(水)
瞬きを3回している間に4月が過ぎていく感覚。5月がくる前にまとめて振り返る。今日(6日)は、娘が小学校6年生に。ついこの間、桜が咲く中で1年生になった気がするけれど。そう思うと4月どころではなく、5年間など一瞬の出来事だ。わあ、恐ろしい。学校がスタートしたかと思いきや、クラス発表だけあり、わずか1時間で帰宅。素敵な思い出がいっぱいの最高学年になるといいね。そして本格的に受験生だね(震)。
4月4日(月)
とあるスポーツブランドのキヤンペーン撮影。海辺近くの別荘を借り、真夏のリゾート気分をふんだんに盛り込むロケに限って、まさかの寒々しい雨。いい加減にしろ、雨女の私! まさかだけどダウン着てきちゃいましたよ、寒くて!とヘアメイクの美香ちゃんがいうほどの悪天候。いつもの数倍疲れ、ロケバスの中で泥のように眠る。
3月26日(日)
手帳に「財布を変える日」と自分で書いてある。何かで読んだ開運テクを書いたのだろう。確かに、金運アップのためにはこの日が1番と、数ヶ月前から読んできた気がする。それにも関わらず、気がつけば買いに行く時間がなかったので、ずっと使っている<BALENCIAGA>の3つ折りコンパクトタイプの新しい色をポチ。電子マネー化も進み、もう二度と大きな長財布など使う機会はなさそうだなあ。これから先の目標や、未来のことについて考えるといい日でもあるとのことで、パソコンのメモにパチパチと打ち込んだ。
3月19日(土)
3連休は母に続き、徳島から父も上京。妹と甥っ子のお食い初めが目的。父もこれまた2年振りの状況ということで、私はとびきりにハッピーだ。というか2年ぶりって….。コロナめ….、本当にいい加減にしてほしい。夜はTOGAの2022秋冬コレクションのショーへ。力強くて楽しくて勇気を纏える服。今シーズンも素晴らしかった。声高にジェンダーレスを叫ぶことなく、スマートに当たり前に、そんな壁は超えている。急いで戻り、塾を終えた娘も合流してみんなでピザを食べた。楽しい夜。
3月17日(木)
昨夜は久しぶりに大きな地震。娘と2人でお風呂へ入った直後に地震&停電。いや、体感としては停電→地震。急いで湯船から出て、外へ出かけられる格好に着替える。少年消防団に入っている娘は防災に強い。強いというか、とにかく興味があり、家族で1番知識がある。「窓左脇にソーラー式の懐中電灯があるから取って。」「停電した場合はすぐにブレーカーを落として。電気が戻った時、出火の原因になるから。」「壁を伝って天井まで火が回るまで3分なんだよ」などとテキパキと指示してくれる。ありがたや、頼もしや。東京都全域で停電したかと思い、急いでSACHIに電話するも出ない。後から聞いたところ、今、オンラインで海外とのミーティングやバイイングで忙しい時期で、地震に気づきはしたものの寝ていたそうだ。耐震のしっかりした物件で勝手に一安心、というところか…。
3月15日(火)
昨年11月に里帰り出産をして以来、コロナでなかなか帰ってくることができなかった妹がやっと上京。妹について、母も2年ぶりに東京へやってきた。コロナめ…。2年ぶりとは….。娘が小さかった保育園時代、よく母に来てもらった。夜の急な発熱→私も夫も撮影や取材で今からはどうしようもない→母に電話→母、朝イチの飛行機で登場という離れ業もあったな。徳島⇆東京間をものともせず、赤い一泊二日用のトランクを引いて上京しては仕事と育児の両立を助けてくれた。と書いていると泣いてしまいそう。もちろん妹はそれよりも頻度高く、急な保育園のお迎えに何度も行ってくれて、寝かしつけまでして帰ってくれたことも。次はお姉ちゃんの番だ!と私は、鼻息荒くサポートする予定です。今日は久しぶりに母とご飯食べたり、お茶したり。喉が枯れるくらい、しゃべり倒した。
3月12日(土)
+IPPO PROJECT第三弾、オンラインバザー当日。今回もたくさんのご参加、ありがとうございました。
3月11日(金)
学校から戻ってきた娘が「ちょっとだけ早い時間だったけど、黙祷したよ」と教えてくれた。うん、私も。あの時、君はまだ4ヶ月の赤ん坊でね、とその日の様子を話した。抱っこ紐に入れて神保町にある集英社を訪ねていたこと、机の下に身を潜めていたとき、じっとこちらを見つめてくる君を見て、この命をどう守ろうかと心臓がバクバクしたことなど、色々と話した。そして、新しく防災バッグを詰め直す。少年消防団に入っているから、今や私よりも防災に詳しい面もあり、娘は元気に頼もしく育っている。それだけでありがたい。
3月10日(木)
朝から打ち合わせ→展示会2件→オンライン取材と走り回り、ふー、あとは締め切りがひとつだ!と息巻いていたら、明日だと思い込んでいたランチの約束が今日であったことを留守電で知る。本当に申し訳ない……。なんだか春の陽気に誘われて、浮き足立っているな。体はどっしりと重いのに。昨日は、毎週、配信を楽しみにしているNetflixの「39歳」が今週は大統領選挙のためにお休みだった。瞬きしている間に1ヶ月など過ぎてしまうくせに、今週ばかりは1週間が長い。家族が寝静まった後で、お風呂上がりのほかほか、スウェットにレギンス姿のゆるゆるであぐらを組み、STANLEYの大きな水筒からお茶をマグカップにコポコポと注ぎ、さあて!とNetflixを開いた時に配信がないことを知る絶望感(大袈裟)たるや。ふて寝だ、ふて寝。ふて寝というか、さっさと寝ろ!
3月9日(水)
気がつけば分厚いコートが不要になり、歩く道には梅が咲いている。わあ、春だなーと思えるこの季節が好きだ。暖かい、ただそれだけでウキウキと幸せな気持ちになるから、単細胞バンザイである。朝からオンライン打ち合わせ続きで昼ごはんが15時に。駅前のチェーン店の蕎麦屋で食券を買い、とろろめかぶ蕎麦・ちくわ天トッピングを食べる。あー、たまに食べたくなるわー美味しいわーと思う自分に、わあ、東京での生活も長くなってきたんだなあと密かに驚いた。なぜなら、上京して初めての一人暮らしをしたとき、風邪をひいて食べた駅前のうどんが不味すぎてホームシックにかかり、大泣きした記憶があるから。いつの間にかカツオだしベースの優しいうどんじゃなくても、私、大丈夫になっている!! 卒業していったアシスタントたちも渋谷駅の通路にある「渋そば」が恋しいと言ってたな〜、2人とも元気かな。うちはついに?ERINAに続き、4人目となるアシスタント候補のREIMIちゃんがインターン中です。世の中のすべての女の子たちに幸あれ!!
3月4日(金)
家族の知り合いから、東京ディズニーランドの特別優待チケットをいただいた。金曜の夜3時間、500組の貸切。せっかくなのでと娘と2人でディズニーランドホテルに一泊して参戦。暖かくはなってきたものの、夜だものねと思い、おそらく今年最後のダウンコートを着込んでいざ、舞浜へ。入園までの間、娘は美女と野獣の部屋で塾の宿題をコツコツとやっていて、ものすごくシュールな図になっていたが、偉いぞ。3時間という制限あり、マスターたちは我先にとお目当てのものに並んだり、ギフトショップでまとめ買いしたりしていた。我らはというと直前にアプリをダウンロード、おたおたしながらもたくさん乗り物に乗り、花火を見て、パレードに手を振り、買い物した。確かに夢のような時間であった。
3月3日(木)
ひな祭りだが、締め切りが大詰め。昨日は久しぶりにとあるブランドのイベントでファシリテーターとして登壇。2人の女性起業家と対談をした。お二人とも多忙に多忙を重ねる生活だけれど、実は仕事のストレスはない、自分のやりたいことだから楽しくて仕方ないとおっしゃっていて、清々しい。ゲームをやめられずに叱られちゃう子供みたいな感じだとも。日本の女性は我慢強すぎる、もっと「好き」にわがままでいいと思う。そんな話をしながら、とてもポジティブな気持ちになれた。なれたので、頑張って深夜までパソコンを叩きまくって無事に脱稿。
3月2日(水)
直前でどうにか回避されると希望を持っていたロシアのウクライナ侵略が始まってしまって以来、何をしていても頭の片隅にこの戦争のことがあり、精神的にしんどい。戦争反対、どんな大義名分も許されるものではない。それは絶対的な考えとしてある。その上でどんなところにどういう寄付をすれば、少しでも助けになるのかとか、どこのニュースを信頼して受け止めるのかとか、子供との会話とか、色々と考えることがありすぎる。とにもかくにも知って選ぶ。知識は選択。これに尽きるとは思う。心は寄せるけれど、自分はいつもの生活を淡々と送る、それが結局は助けになる、そういう考えを災害時にもよく聞くのだけど、でも、それって、自分と自分の愛する人が安全ということが大前提になっているからこその考えなのでは? と、前々から疑問に思っていたことがまた頭に浮かぶ。とりあえずユニセフに少しばかりではあるが、復興に役立ててもらえたらと募金をした。そんな中、従兄弟の娘、かっぴーが成人。思わず「大人がこんな世の中にしてごめんねだけど、少しでもいい未来を渡せるように頑張るから、かっぴーは日々の小さくて自分基準の幸せを積み重ねて、楽しく暮らしてね」とメッセージを送る。
2月24日
戦争反対。
2月14日(月)
ハッピーバレンタイン、と書きながら今年は娘もコロナ対策で”友チョコ”を配れないこともあり完全に忘れていた。午後からの撮影に持っていこうと思っていたのに…。皆でケータリングのおやつとしてついていたスコーンを美味しく食べる。10代後半に妹と2人でドハマりしていたドイツのチョコレートがある。おそらくドイツではそこそこ有名だと思う銘柄なんだが、日本で見つけるのはなかなかに難しい。2o代で一度、久々に発見して妹と狂気乱舞。何年かぶりに口にする妹を激写し、その笑顔を額装して当時、一緒に暮らしていた家に飾るというシスコンっぷりを発揮していたことが懐かしい。パッケージこそ変われど、これはおそらく…あれだ!というチョコをバレンタイン期間だからだろうか、成城石井で発見。思わず5つほど、大人気なく買い占める。予感は的中で、口に広がる思い出の味!!! 家族にもお裾分けしたら、あまりの美味しさにあっという間になくなる。妹にとっておいた分まで食べてしまって、今、店では売り切れ状態。ごめん。ここで妹に謝っておこうっと。
2月9日(水)
オンラインミーティングが3時間。打ち合わせをしている方の一人の画面に時々、猫2匹が登場し、顔を近づけてすりすりとしているを見るたびにほわわわわ〜となったのだが、真剣な話の最中に士気が下がると思ったのか猫の前足が映るくらいになると画面をオフにしてしまう。えーん、そのままにしてー!と気軽に言えるムードでもなく、しょんぼり。振り返れば2月はいつもそうなのだけど、1年で1番やる気とかガッツとかパワーが低下する。動物たちと一緒に冬眠している気分。底冷えが原因じゃないかと思うんだけど、どうだろう。終わらないコロナと緊迫するウクライナ情勢にさらにどんより。冬季オリンピックを観るために本当に久しぶりにテレビをつけっぱなしにしているな。
2月8日(火)
冷え性と貧血改善のため、漢方を始めてみることに。オンライン相談に際し、事前に下の表と裏の画像が必要とのことで携帯で自撮り。初体験だわ、これ。後日、スクロールしてギョッとしそうと思い、取り立てて自分が見たいものでもないため、送信と共に消去。漢方には舌の観察が重要というもんな。まずは血を補う漢方を処方してもらうことに。鹿のツノ成分が入っているとか。漢方のパッケージにお尻をフリフリとしたパンダのイラストがあり、可愛い。娘はいよいよ塾の新6年生クラスがスタート。いよいよだなあ。頑張れ。こちらが焦ってキーッとなりああだこうだとつい叱ってしまっても、5分後には鼻歌を歌っているので腹が立つやら、笑うやら。「ママって怒っても全然そのパワーが続かないよね、数分後にはケロッと戻ってる」などと言われたこともあり、まあ、どっちもどっちか。そして見透かされている….。
2月3日(木)
節分。家があまり片付いていなく、盛大に豆まきができなかったが、恵方巻きを食べ、豆をそろりそろりと巻いて、まあ、今年はこれでよしとしよう。古い下着は捨てたしね。明日は立春で、まだまだ寒いけれど着実に、季節は春へと進んでいく。ポカポカ陽気になる頃にはフットワーク軽く動ける世の中になっているといいなあ。
1月28日(金)
今日もコロナの影響で午前中の打ち合わせが1本飛ぶ。午後から、撮影のためのコーディネート組みを経て、<WANDERUNG> のデザイナー、角末さんのインタビューへ。WANDERUNGの下着があまりにも心地よく、ずっと下着難民であった私とサチの気分にピタリと合うものだった。それで実際にアトリエでお話をお伺いして分かったことが、角末さんは私が次に事務所を移るならここ!の物件候補に既にいる。住処のヴィンテージマンションが同じ建築事務所のもの、取材時の2人の格好はロゴ入りのスウェット+柄パンツで完全一致。話せば話すほどに同じカルチャーが好きで、価値観や目指す生活が同じなんだなと嬉しくなった。まるで長年のお友達のようにおしゃべりして帰ってきた。角末さん、また会いましょう、お茶しましょう♡
1月27日(木)
ミーティング→PC作業を終えて、ジュエリーブランド、ピアジェの皆さんが呼んでくださった映画『355』の試写会に。本格スパイ・アクション映画で主な正義の味方が全員女性というもの。ジェシカ・チャスティンやらダイアン・クルーガーやらペネロペ・クルスやら皆、若々しくてかっこよくて強くて、最高にスカッとした。「女はいつだって謝っている。世の中に対して謝ってばかりだけど、そんなことしなくていい」のセリフなどにもグッときて、とびきり前向きになれる映画だった。もう一回、映画館で観たい。「女性の女性による女性のための発信」をずっと大切にしてきたし、これからもしていきたい私にとって、とびきりに刺さる話だった。撮影秘話やきっかけ、完成するまでの過程やジェシカのインタビューなどを探して読んだ。それにしても40代女優たちのかっこよさったら!!
1月25日(火)
午前中は撮影のためのコーディネートを組むために六本木へ。久々にスタイリストの久美ちゃんに会って、仕事のことや子育てのこと、合ってない間の出来事や気持ち、色々とキャッチアップできたのがとっても嬉しかった。午後からは座談会。マスクをつけて、距離をあけて、おしゃべり。終わって、元同期のマチと近くの喫茶店でホットケーキを食べる。今日は好きな女性にたくさん会えて嬉しい日。
1月24日(月)
オミクロン株大流行により、いよいよ濃厚接触者が周りで増えてきた。アポがなくなったり、撮影が延期になったり。今日もお昼からの予定が一件飛び、早めに家へ戻る。フットワーク軽く動けないとなると、余計に腰が重くなるというか引きこもり気味になるのは私だけかな? 人と会う機会が確実に減っている&マスク生活中に、ホクロやシミを取ったり、矯正したり、ダイエットしたり、ガッツリと美容に勤しんでいる友達も割と多くて見習いたい。
1月23日(日)
どうしよう…マジで1月はエンジンがかからない…。朝からダラダラと過ごした挙句、夕方から髪を切りに行った後、事務所に泊まり込んで月曜朝までの原稿を2本終わらせる。2022年初のギリギリガールズ、出動。身も心も節分までに整えて、仕切りなおそう。
1月19日(水)
朝5時起きでお弁当作り。ハムとチーズのサンドイッチ、芽キャベツのソテーとか字面で見るとなんかおしゃれだけど、大体ちぎるかちょっと焼くかしたくらいのおかずをぽいぽいと詰めて、送り出す。アポが飛んだり、ずれたりして、結局1日家で仕事。久しぶりに推しのyoutubeやらネットフリックスやらを見ながら、仕事。いやー、娘がいないと寂しいもんだなあ。水曜といえば、SEX and The Cityの続編、「Just like that.」の配信日。ヒャッホーッ。このためだけにU-NEXTに入ったのだから、ウキウキ。回を重ねるごとに面白くなってきて、これまで出演した人たちもちょいちょい登場するので嬉しい。
1月18日(火)
一泊二日の学校行事を明日に控え、最終的に荷造りをする娘を横目に、パチパチとPC作業。自分の大好きなキャラクターの歯磨きセットや真新しい下着、お気に入りのバスタオルなどをぎゅうぎゅうに詰め込んでいく姿がかわいい。ほぼ初めて自分だけで荷造りをやらせたら、予備の予備の予備まで持っていくタイプと判明。へー。おかげでリュックがパンパンだ。私とは真逆。荷造りをしながら「ねえ、ちょっと愚痴を言ってもいい?」と断った後に「コロナだから歯磨きの時も片手で口元をおさえなきゃいけないんだよ。大体、本来なら二泊三日なのにさあ」とのこと。最初に許可を得るあたりがなんだか笑えるなあ。でもまあ、行けないよりはマシだねと励ました。
1月15日(土)
出席番号で区切られた、少人数での保護者参観日。先生、娘はわりと後ろの番号なのに、8時50分の1時間目の授業なのはどうしてでしょうか。重たい体を引きずり、小学校へ。午後からは、来週に控えた娘の一泊二日の林間学校のための買い物に行く。本当は夏に行く予定だったものがコロナの影響で1月に延期。鮎を釣ったり、皆でキャンプファイヤーを楽しむ場所は、今は豪雪。まさかのスキーウエア級の上着がいるとのこと涙。そして、昼ご飯はくら寿司へ。なぜかというと、娘が大好きなBTSのキャラクター、BT21のガチャポンがあるからだ。昨年、『鬼滅の刃』のガチャポンのために足を運んで以来。次から次へと刺客を送り込んでくるくら寿司、恐るべし。張り切って朝食抜きで乗り込む。5皿食べると一回、ガチャガチャをできる仕組み(ハズレあり)だが、しゃり少なめ、一貫で2皿分の値段のお寿司を勢いよく積み上げていく。もう…もう…無理だ…と挫けそうになり、最後の1回にかけたところで娘の推しキャラがカプセルの中から出てきて、達成感。
1月14日(金)
年明け最初の筋トレ。最近、まったく行けておらず、筋トレ以前のストレッチで終了。自分の股関節の頑なな硬さにちょっと笑ってしまうほど。じっくりと45分かけて体をほぐしていくと、血流がよくなって視界がクリアになる。筋トレは自分を慈しむことだなあと改めて思う。今年はなるべく週1で通うことは死守したい。年始早々に撮影した広告ビジュアルの上がりをチェックしたり、原稿を書いたりして今日は早めに就寝。やる気が出ない時はさっと寝るに限る。お布団大好き♡
1月11日(火)
年末までずっと忙しく、1月はなかなかエンジンがかからない(ので、日記もアップが滞る)。そんな母を横目に、今日から娘は3学期がスタート。元気に楽しく通いましょう。午前中のオンラインミーティングをやっていると、あっという間に帰宅。そうか、今日は給食がないのだ。せっかくなので? 2人で駅前でランチ。昔にサンフランシスコで買った古着のチャンピオンのスウェットに、ブラックデニム、足元は黒のVANSという10代の頃からの変わらないメンツで身を包んだら、結局は人間って変わらない生き物だなあとか、私は私だなーなどと妙に元気になる。
1月7日(金)
仕事は始まったけれど、子の冬休みは続く。あっという間に溶けてしまった雪を横目に、なぜ太陽は拡散光線なのに、地球上で見れば平行光線なのだろうという話をしながら、娘連れで撮影へ(涙)。サチとエリナと3人での物撮りなのでよかった。リュックの中にずっしりと入れた塾のテキストをまったく開くことなく、撮影終了(怒)。事務所に戻る前、娘が好きな代官山のカフェ「ミケランジェロ」で軽食とお茶。カフェの前は氷でツルツルと滑りそう。時折、そこを必死にお散歩する犬と飼い主の姿を眺めながら読書したり、コロナでデビューが遅れていたケプラーについて話したり。私はヨンウンとキム・ダヨン推し。もちろん、舞白とひかるも。熱心に推しているエンハイフンもまもなくカムバックだし、2022年も推しライフが楽しいぞ! 夜になってしまったけれど、七草粥を食す。そして七草粥をご飯にして、しっかりとおかずも食べてしまい、あまり意味がない。*太陽光線の答え 太陽は地球の100倍大きいから、地球から見ると平行に過ぎない。これぞ真理だよなー。目に見えるものがすべてではないものね。
1月6日(木)
まさかの大雪警報が出る中で撮影。新年一発目の撮影が雪。ファッションの撮影を多く引き受ける編集者として痛恨の雨女、思い起こせば大概、台風の日と雪の日は撮影が入っている気がする。となるともうへっちゃらとも言えるわけで、焦ることなくリスケ、代案、当日の凌ぎ方が分かってきたから、雨女をポジティブに捉えたい。長年の仕事仲間からは「陽キャな雨女、ややこしい…」との声、大。無事に終わり、なんとかタクシーを手配して帰宅。晩御飯を食べ終えてから、いざ、娘と2人で雪景色の中、近所を散歩。小枝のしなる木の下に立って懺悔をしながら枝を揺らす→雪がどっさり落ちる→爆笑。近所の猫の様子を見にいく、雪合戦をするなどと11歳と同じくらい楽しむ44歳。雪だるまを作ろうかと言ったけれど、さよならが苦手な娘が「いなくなっちゃうのが寂しいからやめておく」とのこと。雪だるまの話になるたび思い出すのが、宇多田ヒカルが小6の時、おーいお茶の俳句コンテストに出した作品。「雪だるま いっしょにつくろう とけるけど」 達観している…。圧倒的な切なさを言い放つ小6…この話を教えてもらったときの体温そのままにずっと心に残っている。
1月5日(水)
仕事もぼちぼちスタート。オンラインでの打ち合わせを何本かこなした後、さて原稿を書くかーと思ったけれど、だるいし眠いし。さては…低気圧だな!!と思ったら、予想通りに明日は雪予報。来週は爆発的な低気圧が来るとかで、年明け早々、勘弁して……。娘もむにゃむにゃ言っており、夕方あたり、2人してソファから起き上がれない始末。君はまだ5日間も冬休みが続くもんな、羨ましい。夕飯は混ぜご飯とお吸い物で軽く済ませて、やっと入稿作業へ。まだいまいち頭が働かない。最近、アガサ・クリスティにハマり始めた娘、昨日は電車の中でパタゴニアのフリースを着て、『そして誰もいなくなった』を読んでいた。わあ、なんかちょっと私っぽい!と思ったり、たくさんの心を動かす本と出合って欲しいなと思ったり、そんな君が好きだと思ったり。今日は途中で怖くなったらしく、今日はママたちと寝るという。まだまだかわいいねぇ。
1月4日(火)
実家で過ごす楽し過ぎ&食べ過ぎ&寝過ぎの年末年始を経て、3日夜に帰京。今日から早速、冬季講習が始まった娘を送り出してから、家をちょこちょこ掃除。年末に大掃除をした後なので、楽ちん。やっぱり、改めて、家がすっきりと片付いているのはいいものだ。年末年始でいろんな雑誌のいろんな占いを読んだのだけれど(大概忘れる&いいことだけ信じている)、今年は苦手なこともコツコツと続けると、運勢がよくなると書かれていることが多かった。掃除と健康&体型管理、頑張ります。あとはいよいよ本格的にスタートする娘の中学受験と自分の仕事をどう両立させるかが今年の課題となりそう。できる限り、楽しく取り組みたいとは思う。とにもかくにも健康第一で、なるべくどんなことも楽しんで、どんなときもユーモアを忘れずに、2022年も頑張るぞ。
12月28日(火)
年内、最後の撮影。今年も楽しく、よく働いた! 大掃除&恒例の占いを終えたら、年末年始は実家でただひたすらのんびりする予定。THE SHEは、12月30日ー1月6日までの配送をお休みとさせてもらいます。皆様、良いお年をお迎えくださいませ。
12月25日(土)
どうにもこうにも都合が合わず、よりによってクリスマスに人間ドックへ。メリークリスマス、私! なぜか、また背が伸びていた。どういうこと…? 大学生の頃は確かに163cmだったのだが、今年は166.8cm。どこまで細々と伸びていくのか…。どっぷりと疲れての健診だったので心配したが、大きな問題はなさそう。ただ貧血が進んでおり、若干、引っかかる。常々思っていたことだが、40代過ぎると女性に必要なのは鉄分と筋肉だなと。分かっちゃいるがついつい無理してしまうタイプゆえ、来年こそは早寝早起きで規則正しい生活を送り、楽しく元気に仕事しよう。検査結果を聞くために問診室の扉を開けるとき、いつもちょっと緊張する。ここへどうぞ…と通されたすぐ横のモニターに肺のレントゲン写真がデカデカと映し出されていてドキッとするが、ただ「キレイですね」と説明するためだけであった。この件を毎年、繰り返している気がするが、なにせ1年ごとの検診ゆえ、いつも忘れている。問診までの空き時間、食堂でご飯を食べた。バリウムを無事に乗り越えた安堵感と、読んでいた山本文緒の『自転しながら公転する』が心に染み渡っていたこと、人々のつつがない幸せを願い合う、何末のムードが高まっていたことなどが重なり、周りで同じタイミングでご飯を食べていた人たちもみんな、みんな、健康でありますようにと謎に涙が込み上げてきた。腰を曲げたおじいさんがゆっくりゆっくりと飲み終わった後のコーヒーカップを運んでいたので、「お手伝いしますよ!!」と張り切って立ち上がり、食器の片付けを何度か手伝ったところで、そのおじいさんが食堂の配膳係の方だと気づく。逃げるようにしてそそくさと食堂を後にした。帰宅後、家族でクリスマスパーティ。チキンと手巻き寿司など、和洋折衷のご飯とケーキを食べる。家族からプレゼントでパタゴニアのスウェットパンツをもらう。買おうか買うまいか悩んでいたものそのもので、正直、ちょっとびっくりした。さすがというかなんというか…。そして私が家族へのプレゼントとして注文してあったスウェットはなぜか届かず、商品のレビューをお願いしますというメールだけが届くという始末。すまぬ。
12月24日(金)
クリスマスイブの金曜日。雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう日(世代的に)も撮影です。モデルちゃんたちのアサインをするとき、やたらと夕方までには終わらせますので…と言ってしまう。今日は初めてご一緒する方も多く、新鮮で楽しい撮影だった。私的一大事件?としては、今年は娘がサンタクロースは親ということを確信して初めてのクリスマス。「去年のプレゼントは大きかったじゃん、大変だったねえ」と労っていただきました。サンタになり変わって手紙を書くことも、クリスマス当日の朝、娘が起きてからプレゼントを発見するまでをビデオに収めることもとりあえずは終了したということで若干の寂しさあり。
12月21日(火)
今年も大分、終わりが見えてきた。今週の一山さえ越えれば……と思いつつ、一山が富士山級な気がしてならない。そんな時こそ無事に仕事納めした後の楽しいTO DOを考えたい。①Sex and The Cityの続編を観る。②『エミリーパリへ行く』の続編もとりあえず流し見する。③推しの新曲のダンスの練習をする。④積読を片っ端から読む。⑤お気に入りのバスソルトや入浴剤をしこたま買って、漫画を読みながらゆっくりお風呂に浸かる。⑥年度末恒例、占いへ行き、来年の運勢を見てもらう。 よし、がんばろ。
12月16日(木)
朝からのミーティングを終え、ロケハンに途中参加。時間を潰すためにささっとご飯を食べてから参加したら、これからご飯へ行くという。その辺ならば「ヒブスマ」という中華が美味しいですよーと提案しておきながら、自分はお腹がいっぱいで食べられないという苦行。しかもよりによって中華を食べてしまった自分を許すまじ。その昔、娘が通っていた保育園が近くにあり、しばし思い出に浸る。最初の頃はまだ歩けず、私がお迎えに行ったのを見つけると、「あーあーあー」と言いながら、先生に早くママのところへ連れて行ってー!とねだっていたなとか。それがそのうち、小走りになって抱きついてきたなとか、さらには「ええ、もう迎えにきたの? 遊んでいたのに…」になったなとかとか。じーん。今日も朝から晩まで喋った。お疲れさま、私。
12月3日(金)
オンラインミーティングを2つ。寝坊してもバレないのがいいところ…と思いきや、本当に間際まで寝てしまい、髪が爆発状態。ベレー帽をかぶって誤魔化す。シャワーしながら、もしくは風呂に浸かりながら、なんならプールで、つまりは水の中でゆらゆらと考え事をするのが昔から大好き。前世はワカメだったのかもしれない。今日はぼうっと考えながら、買ったばかりのジュリークのいいバラの香りがする洗顔クリームを、コンディショナーだと思い込み、まあまあな量を髪につけたところで間違いに気づく。覆水盆に返らず。勿体無い上に髪の毛がバッキバキ。今日はついてない。ついてないか、抜けてるだけか。夕方に娘の保護者会があり、窓辺に置かれた野菜の切れ端を育てている箱に癒されて帰宅。
11月30日(火)
さようなら11月。THE SHE初のポップアップを開催できたこと、愛する妹が元気な赤子を無事に産んだこと。なんていい月だったのだろう。ありがとう、ありがとう。明日から12月…嘘だろう、嘘だと言ってくれ。2021年がもう終わるのかい! 色々と消化不良ではあるけれども、終わりよければすべてよしということでがんばりたい(毎年言っている)。最近、思うように筋トレに行けておらず体が鈍っている。時間とは見つけるものだろう?ともう一人の私が言っている。推しの動画を観る時間を削れば…いやいや…、なにをするでもなく喫茶店で新聞を読んだり、パソコンをぱちぱちやったり、本を読んでいる時間を削れば…いやいや、あの時間も仕事のうちであってだね….、睡眠を削るとダメなタイプだし、やりたいことはまだまだ溢れるようにあるのだけど、時間も体力もついていかないなあ。と言っているうちに1年が終わりそう。
11月28日(日)
昨日、徳島空港に着くやいなや、娘から「はあー…ねえママ、また来ようね。」との言葉が出る。始まる前から終わりの寂しさを最小限にとどめるためのいつもの彼女なりの対策。大きな父(180cm・ゴツめ)が大きく手を降る様子が見えてほっこり。娘の学校があるので弾丸一泊二日・家には生まれたての新生児ということで特に出かけることもなく、ただひたすらに家で家族+お祝いに訪れる親戚とワイワイ過ごす。2人姉妹・自分の子は娘・一緒に暮らす犬もメスということで女系渡部家に舞い込んできた久しぶり(父以来)の男子、可愛いねえ、小さいねえ。同じタイミングで来ていた妹の夫、つまりは義理弟? でも向こうが年上だけども…とにかく妹の家族と取り合うようにしてできる限りで抱っこする。おっぱい飲んでおしっことうんちをして寝る。もしくは泣いてなかなか寝ない。ただひたすらそれだけの繰り返し。なんて尊いんだろう。ただそれだけを繰り返しているほやほやの赤ん坊に教わることの大きさったらもう…。愛犬のきなことも存分に戯れ、あっという間に帰京。次はお正月だね。頼むぜ…オミクロン。。。どうか広がらずに終わっておくれ。
11月27日(土)
とびきり久しぶりに飛行機に乗り、とびきり久しぶりに娘と一緒に徳島の実家へ、生まれたての甥っ子に会いに帰る。コロナ以前は年に一度、多ければ二度は家族で旅をしていたが、娘も空港は久しぶり。2歳くらい(記憶がもはや曖昧)の娘と2人でロンドンへ行くなど、今思えばよくぞやってのけたなと。バンビの映画を観て興奮し、「可愛い、じゅう〜(ギューッ♡)」と前席に座るおじさんの額ごとモニター付きの座席を抱きしめるなどのハプニングを懐かしく思う。その節はすみませんでした……。後は妹と娘とハワイに行った帰り、空港の入口で早々にペットボトルを捨て去ってから並んだ列が長く、そんなときに限って「みじゅ(水)、ちょぉーーーだいっっ!!」と泣く娘。もうちょっとだから、もうちょっと!!と言うも、1ミリも動かないレーンの列。これまた懐かしいなぁ。そんなことを思い出しながら娘にまた自由に旅ができるようになったら、再訪したい場所は?と問うてみた。リゾート地と呼ばれる場所で海&プール三昧というかなと思いきや、答えはサンフランシスコであった。「なんかさーいいんだよね。あのよく行ってた大きな公園の滑り台のことはよく覚えているし、みんな大型犬を連れて散歩しに来ていて、自由に寝転がったりしてさ。それであの近くのお店の美味しいピザを食べたい」。お主、通よのう…。というか、老成してるよなあ。airbで借りたフラットもキレイだったし、近くのオーガニックマーケットでお肉を買って焼いたり、ドーナツを買ってきて小さい庭で食べたり、そういう暮らすような旅は確かに楽しかったよね。それは同感だ。きっとまた行こう。娘は絵が大好きで、ホテルから見えるサンフランシスコの街をスケッチしたりしていたっけ。ねえ…それはいいけど、生意気だよなぁ….。私の初海外旅行は中学2年生でグァムだったよ。ダイナーで食べたステーキの大きさとかクラムチャウダーの味とか、運んできてくれたウェイトレスのおばちゃんのカーリーヘアを今でも覚えている。帰りの空港で小さい香水のボトルをいくつか買ってもらって窓辺に並べたり。時代ですなぁー。宝物のような思い出。久しぶりの空港はセンチメンタルな気持ちになるのかもしれない。ということで徳島へ。
11月23日(火)
ポップアップ明けの祝日。泥のように眠りたい気持ちを物置の奥底に押し込める気持ちで、撮影へ。朝からワイワイとおしゃべりしたり悩んだりしながらカットを進めていく。誰に頼まれたわけでもないけど喋りすぎて昼を待たずに喉がカラカラ。今日のモデルはエモンみゆきちゃん。みゆきちゃんから、10代の頃に過ごしたカナダのケベック州の話を聞く。フランスとカナダの文化が入り混じって定着した様子の街、見てみたいなあ。混ざり合ったもの、0か100かじゃなくて真ん中、曖昧なもの、目に見えないもの、そういうものを大切にしたいなと思いながら聞いていた。幼少の頃から繰り返し読んだ『赤毛のアン』のプリンスエドワード島にも行ってみたいだよねと話しながら、あ!今日、赤毛のアンの古着Tシャツを着てるわ!!と思い、ランチ中、おもむろに立ち上がり、スウェットを上げてそのTシャツをスタッフたちに見せた。よくよく考えたら、お弁当を食べている途中でいきなり何事かという感じですね、すみません。
11月22日(月)
そういえば、昨日は酉の市。私はポップアップがあり今年は参拝できず、家族から新しい熊手の写真が届く。七福神が並ぶ可愛らしい熊手。今年もどうぞ、我々をお守りください。ポップアップ最終日は雨で月曜日だったけれど、やっぱりたくさんの方に来ていただいて嬉しい1日でした。撤収が終わり、事務所に戻って解散したのだけれど、一気に疲れが襲ってきて、階段であしたのジョーのごとく、何をするでもなく15分ほど呆然と座り込んだ44歳がここにいる。4日間、まともにメールの返信もできておらず、明日からまたいつもの日々を元気に送れるようにしっかりと寝よう。バスソルトをしこたま入れたお風呂に入ってー、頭皮ケアしてストレッチして……などと考えていたが、着のみ着のままベッドに倒れ込み、なぜか無意識のズボンと靴下だけ脱ぎ捨てて朝を迎えていた。
11月21日(日)
ポップアップ3日目。今日もお天気で嬉しい。朝、私は大きな水筒にカフェオレを詰めてくる係、SACHIは朝ご飯を調達してくる係。3日目にしてカフェオレを入れる余裕がなく、すっぴん、まんが足(倍速&足を何重にも振り回して走っているところを表現しているアレ)でなんとか会場着。すまぬ。朝から晩まで今日も喋りっぱなしで口がカラカラ。ありがたいことです、本当に…。ファッションが好き、可愛いアイテムが好き、仕事が好き。だけど、結局のところ、1番好きなのは、人だなと改めて思う。自分にとって大切な人たちはもちろんだけれど、できることならば知らない誰かの役にも立ちたい、いいクリエイティブやアイテムを届けたい、それが何かのきっかけや幸せになれたならとても嬉しい。おこがましいかもしれないけれど、そんな風に思いながら、あっという間に1日が過ぎた。
11月20日(日)
ポップアップ2日目。このポップアップのために5種類のシールを作った。THE SHEのウェブサイトに載せてある、小鳥を頭に乗せた犬とか、花柄のニット、カタカナ表記の「ザシー」ロゴなどなど。これが思いのほか好評でみなさん、たくさん持って帰ってくれて嬉しい。ママと一緒に来てくれた小さいお客様たちにもどうぞどうぞと配るのが楽しかった。「いつも日記を読んでいます、娘さんとの関係がとても理想的です」と言ってくれたゆいさん、ありがとうございます。サンリオで買ったチェキについて書いたことまで覚えてくれていて…あのとき、嬉しくてちょっと泣きそうだったけれどなんとか抑えました。セーフ。今日はエクストリームカシミアのいろんなアイテムが大人気だった。触って、着て、かなりの高確率で買ってくださる。THE SHEはいつもはオンラインだからこそ特に気をつけていることがある。それは手元に届いたとき、想像していた以上に素材がいいということ。エクストリームカシミアのみならず、それはすべてのアイテムに言えることなんですよ〜。安心してオンラインでも買ってくださいね、と隣でも同じことをSACHIが言っていた。
11月19日(金)
ポップアップショップ初日。12時からのスタートだが、なんと会場の都合で設営までの時間が当日の2時間半前からしか始められないということで、初日から緊張が走る。案の定というかなんというか…あ、あと30分!となっても段ボールがまだ出ている状態でSACHIとERINAとおしゃべりする余裕もなく、若干の脇汗をかきながら黙々と作業。朝イチでメイクをしておいてよかった…。12時ちょっと前に来て、SNS発信のために写真を撮ってくれたTFP編集長で古くからの仲間である合六ちゃん、ごめんね&ありがとう。すっと来てそっと状況を把握し、しゃっと写真を撮って、気がついたらすっといなくなっていた。12時からは本当に文字通り、ひっきりなしにたくさんのお客様がいらしてくれて、嬉しいやら驚くやらで、気がついたら17時になっていたという感じ。3人でSACHIが買ってきたおにぎりを2口で頬張り、私が水筒に入れてきたカフェラテを一気に飲む。閉店の19時までほぼ立ちっぱなしで膝下にたっぷりと乳酸が溜まっている感じ。店じまいも早々に、娘の塾帰りに間に合うようダッシュで帰宅。疲れたけれど幸せな1日だった。
11月17日(水)
今日は1日中、明後日から始まるポップアップの準備。その途中で、妹が無事に丸々とした男児を出産。お姉ちゃんは泣きました。早く甥っ子を抱っこしたいなー。出産お疲れ様!
11月16日(火)
今日も朝から撮影。夏子さんとお揃いのつなぎをさっそく着ることにした。カット数の多い撮影だったけれど、今日も楽しい現場で、いいビジュアルが撮れたと思う。午後からはスタイリスト佳子さんの事務所でモデルオーディション。帰宅後、今日は白身魚の気分という娘と一緒にタラと白菜とあとは冷蔵庫の残りの野菜を入れたお鍋、きゅうりの上にちりめんじゃこをオリーブオイルで炒めたものをふんだんにかけたサラダなどで晩御飯。
11月15日(月)
大好きなスタッフの皆さんと大好きなブランドの撮影ということで、楽しい1日。こんな日は本当に編集者として働けていることに感謝する。神様、ありがとう。引き続き、がんばります。11月中旬だというのに誰一人としてコートを着ておらず、地球は大丈夫だろうかという話をした。スタイリストの夏子先輩がドリス ヴァン ノッテンのつなぎを着ていて、パリで一緒にお揃いで買ったのを思い出した。久しぶりに着てみよう。また夏子さんたちとパリコレへ行きたいなぁ。いつになることやら。
11月13日(土)
泥のように眠った後、娘の授業参観へ。ママの髪の毛が派手だから「赤毛の娘!」とからかってくる男子がいて嫌だ…と娘が言うので、色々と思うことはあったがおとなしく色を戻して参加。ずっと積読にしてあった『上野千鶴子と鈴木涼美の往復書簡 限界から始まる』に着手。
11月11日(木)
今日はまた己のズボラさを呪う事態が発生。朝、ドタバタと家から打ち合わせ先まで荷物を搬入するために、タクシーで移動。玄関先にあるスニーカーをきちんと履かないまま踵を踏んで乗り込み(母に叱られそう…そんな私も母なのに…)、タクシーを降りて履いたら夫のものだった。2.5cm大きくで、足元だけ巨大。行く先々で笑われる羽目に…。昼は編集者の後輩、渥美ちゃんと久しぶりにキャッチアップでランチ。話したいことはたくさんあったのに、結局、いかにKPOPにはまっているかということを語るのみで終わってしまう。すまない!
11月10日(水)
パソコンが瀕死状態。先月は携帯が限界を迎えて機種変更。立て続けにガジェット類が壊れるという事態。そして奥歯の詰め物が取れる。あ、それはちょっとジャンルが違うが、出費のかさむ月だな(涙)。パソコンのデータ移行やら、メールの再設定が苦手。今日は都内を行ったり来たりと横断状態。日中はコートなしでも汗ばむほどだ。一体、冬はいつ来る?
11月8日(月)
運動会のため代休の娘に付き合って、娘の親友も連れて近場の遊園地へ。小5ともなれば自分たちで遊ぶので、私は園内のスタバで午前中の早くから悠々と仕事。と思ったら、ここのスタバには充電できる場所がない!! これは誤算。携帯とパソコンを使い分けつつ、なんとか凌いで夕方に解散。
そしてもう一つ、今日はビッグイベントが待ち構えていた。母娘ともに推しているKPOPグループのヨントン(30秒、オンラインでマンツーマンで会話ができる)に当選したのである。CD1枚につき、シリアルナンバーが1枚ついていて、その番号で1回抽選に参加できるというもの。熱狂的ファンや大人のファンはこれのために50枚、100枚とCDを買うそうだが、うちは3形態のCDを1枚ずつ購入するのみ。つまり3枚で当てました。しかも、娘が最も推しているメンバーを引き当てました。この強運、今後の中学受験とかにとっておきたかったなどと頭をよぎりながらも、ぎゃ〜、奇跡!!!と大興奮である。初めての経験ゆえ、不安も大きい。こんなチャンスはきっとこの先ないだろうし、もしもうまく接続できなかったらどうしようとこちらが緊張した。専用アプリをダウンロードし、アバターを作り、パスポートで本人確認。クリアすればアバターが列に並んで自分の番を待つというシステム。いやはや、すごい。勉強になります。録画禁止で親子といえど、画面に少しでもうつったら強制終了になるということで、私は離れたところから見守ることに。伝えたいことを30秒でまとめ、韓国語で一人でしゃべる。しかも推しと!これは11歳にとってはなかなかにハードルが高いと思ったが、娘はわりと強心臓で本番に強く、今回も我が娘ながら立派であった。「(アニョハセヨ〜。←推しのソヌくん。あわあわあわ、繋がったー!←母、心の声)ソヌオッパ、こんにちは。春、11歳です。(ハァーイ!←推し)いつも、いつも、いつも応援しています。(おお、ありがとうごじゃいます)テスト頑張ってと言ってもらってもいいですか?(うんうん♡ テストッ、ファイティンッッ!!) oh thank you! サランヘヨ〜(わあ、サランヘヨ〜!)」30秒、おしまい。途中、流石にアドリブは英語になっていたが、他は全部、韓国語で言い切ったし、通じた。あー、よかったよー、すごいね、全部言えたねー!とこちらが大はしゃぎ。当の本人は「今日の責務を果たした」とかなんとか言いながらぐったりとしていた。夢の30秒。私としては、この世で1番の推し(娘)が、その推しと慣れない外国語で喋るという夢の世界を垣間見ることができて幸せな30秒であった。そして、無事に終わったことにぐったりして、次の日の昼まで疲労を引きずる羽目に。優しく娘とおしゃべりしてくれたソヌくん、カムサハムニダー。
11月7日(日)
日曜日ではあるが、夕方からTHE SHEのアイテム撮影。ポップアップに向けての限定品やKkCoの新作を撮影する。どれもとびきり素敵で、できることなら私も全部欲しい。そう思いながら撮影することは幸せ。
11月6日(土)
コロナでのびのびになっていた娘の運動会。とはいえ、学年別で保護者入れ替え制、競技は徒競走とダンスのみということで運動会が大好きな私としては消化不良だけれど、運動神経の悪い娘にとってはさほど思い入れなし。「ああ、ビリになりたくない….練習だ!」というので、高校を卒業するまで、校内マラソン大会ずっと1位、体力測定学年1位を誇る(ちなみに田舎の進学校であったため、決して誇りではなかったのだけれど)運動神経はとびきりに良かった私が先生になり、放課後や塾の後に近所の猫に餌をあげがてら走ってみる。なんというか、フォームからして、見るからに遅い。足音がバッタンバッタンいってるし、前に進まずに縦に、上に走っている感じ。見ている分には可愛くて愛おしいのだけれど、本人は真剣だ。「よーし、もうびっくりするくらい速くなったはず!すごいよ。でも、何位でもママの中では世界で1位だから」とかなんとか言いながら、いざ本番。安定のビリでゴール。
11月2日(火)
娘、11歳の誕生日。気がつけば早、11歳。おめでとう、おめでとう。元気で優しくて面白い子に育ってくれてありがとう。これからもよろしく!夜は我が家の定番、風月堂のケーキでお祝い。
10月30日(土)
コロナのせいで長らく中断していたお料理教室へ。娘の保育園からのママ友で料理研究家の野口マキさんが主催する教室だ。なるべく家庭で作ることができるもの、そして子供にも食べられるものが基本なのが嬉しい。今日は参鶏湯。「参鶏湯といえば、昔、藤原紀香が、彼氏が風邪を引いたら作って届ける料理だよね」、「そしてそんな藤原紀香の名言を発表します。三秒前は過去!」。というまたしてもなんの教養にもならない知識を披露して終わる。でも、三秒前は過去ってすごくいい言葉でしょう。悟りの域だと思うんだが…気のせいかもしれない。ちなみに参鶏湯は煮込むのは5時間、作るのは15分。とても簡単で美味しかった。家でも作るぞ!
10月26日(火)
最近、ストイックではないもののダイエットを地道に頑張っている。私がYOUTUBEのダンス動画を見ながら必死で踊っているところを娘がこっそりと撮っていて、それを家族LINE(父、母、私、妹)に送ったところ、妹から「痩せた!」との返事が。その言葉を待っていたのよ〜。SACHIにも「ねえ、最近ダイエット頑張ってるんだけど?」と振り、強制的に痩せたと言わせる。太っていても痩せていてもどちらでもいいのだが、自分自身が好きだと思える体型でいたいなと思う。私の場合、基本的にメンズライクな格好が好きなので絶対的に痩せている方が似合うんだよなと思って頑張っている。
先週金曜日に最終回を迎えたMnetのオーディション番組『ガールズプラネット』を楽しんで観ていた。平日の締めくくりに娘と並んで観るのが楽しかったが、今週からないのかーと火曜日に早くもロス。応援していた舞白ちゃんが選ばれたときには号泣。娘にママがうるさくて集中できないと叱られながら観ていたのだけど、残念ながらデビューには届かなかった中国人の参加者がインスタライブをしていたのをちらりと観た。今、中国はエンターテイメントに規制がかかり始めた状態だけれど、どうか彼女たちの夢もきっと叶いますように。他の参加者の話をしていて、「彼女はすごい。いつも集合の2時間前には起きて体をほぐし、完璧にヘアメイクを整えていた。だから誰がいつ見ても360度完璧だった。それは他人への配慮でもあるかもしれないが、自分に対しての最大限の尊厳だと思った。」というようなことをしゃべっていて、なるほどなあと。綺麗な肌、鍛えられた体は確かに自尊心を引き上げてくれるものね。あと、整理整頓された部屋も。分かってはいるのだが。そしてyoutubeを見る暇があるなら寝たほうがよっぽど美容に良いという話だけれど、どこにどう名言や発見があるのか分からないからね、やめられない(言い訳)。
10月23日(土)
今日から3日間、第2回目となる+IPPO PROJECTのリアルバザー。今回もたくさんの方が来てくださってうれしい限りです。スタイリストの百合子、フリーPRの枝ちゃんとアシスタントちゃんたちと接客。合間で皆でおしゃべりしたり、今回も楽しく開催できた。来てくださった皆さん、ありがとうございます。
10月21日(木)
朝から打ち合わせ→取材→オンライン会議2本となかなかにドタバタな木曜日。買ったばかりのパタゴニアのボア素材のプルオーバーに真っ赤なフリルスカートを合わせて意気揚々と出かけたものの、昼間に気温上昇で汗だく。プローバーを脱ぐ想定ではなく、インナーにも赤いTシャツを着ていたため、全身真っ赤、しかもバッグと靴はバーガンディ色というものすごくエッジの効いたスタイルで取材へ行くはめに。寒暖差にやられるのは体だけではなかった…。でも寒くなってくるとやっぱりおしゃれがますます楽しくなるね(懲りていない)。
10月18日(月)
朝早くにすっきりと目覚め、エースホテル一階のスタンプタウンコーヒーへ。日本へ初上陸したアメリカ・ポートランドのコーヒー屋、店内でパソコンをパチパチやっているとちょっと西海岸に旅した気分になる。ああ、いつ行けるだろうか。サンフランシスコに行きたいなぁ。取材を終え、錦市場をぶらぶらしたりイノダコーヒーでクリームソーダを飲んだりして夕方に新幹線に乗る。人身事故があり大幅に遅れて品川着。車内で何時間も待ちながら、新幹線の人身事故だなんて…と切なく悲しくなってしまった。政治についても社会についても日頃から情報収集をして考えているけれど、今日は特にどうしたものだろうかと気持ちが暗くなる。「分配なくして成長なし」からの「成長なくして分配なし」への切り替えの早さったら…。
10月17日(日)
取材のため、前乗りで京都へ。取材自体は月曜の昼からなので日帰りでもよかったのだけど、せっかくなのでのんびりしようと前日入りすることに。娘を芋掘り行事に送り出す必要があったのでお弁当を作り、出発。ちなみに雨で芋掘りは中止。くっ、こんなことならもっと早く出ていればよかったぜ…と思ったら東京駅へ着く直前にまさかの自宅に財布を忘れてきたことに気づく。がっくり。がっくりすぎるよ、私! なんとかこのまま電子マネーだけで…と頭をよぎったが、そんなことはできるわけもなくあえなく自宅に逆戻り。おかげで京都に入ったのは19時前。しかしながら、一人でのんびりエースホテルに泊まれてよかった。ゆっくりと湯船に浸かり、推しのyoutubeを観て、読書をして寝る。
10月12日(火)
ずっと楽しみにしていたK-POPグループのショーケースをオンライン取材。新曲もかっこいい。衣装もイケてる。KPOPにはまってから、これまでさほど興味のなかったダンスが踊れるようになりたいと思うようになった。今は時間がなくてyoutubeで練習してるけど、そろそろ娘と通いたいな。社会で歴史を習うようになった娘から、戦国時代の武将が乗っていた馬はポニーなんだよと教えてもらう。へー。一緒に日本史を1から学び直しているんだけど面白い。今週はずっとぎっくり首一歩手前で辛し。
10月9日(土)
夏の終わり頃からここ最近までドタバタしていて、週一回のパーソナルトレーニングに行けていなかったが、今日はやっと行けることに。急ぐ締め切りのない週末、万歳。今週は書き仕事が多くて首回りがガチガチ。さらに股関節も肩周りも太ももの外側もガチガチに張っていた。自分の体をちゃんと労らねば。もちろん、心もね。1時間のトレーニング中、娘は歩いて5分の場所にあるBT21グッズのお店へ。トレーニングが終わり、マッサージしている最中に電話がかかってきて「レジに行ったら、20円足りなかった…」と超絶しょんぼりした声がする。本人は落ち込んでいるのだが、その情けない声がかわいいやら、おかしいやら。もちろん、2人でリベンジ。緊急事態宣言のあけた東京、土曜の夕方の渋谷界隈には久しぶりに人が集っていた。KITHでソフトクリームを食べた後、ミヤシタパークの屋台が並ぶエリアを抜けて駅まで歩いたのだが、明らかなるナンパ、若い恋人たちのいちゃつきが見て取れて「ちょっと見て!! ホラ。ラブラブ〜」などと茶化していたのだが、娘の返答はまさかの「リア充、爆破だ……」。どこでそんな言葉覚えてきたのだろうと爆笑した。「ママはきもっ!とか思わないの?」というので「いやー若いっていいねえ。私もいちゃいちゃしたいなあー」と返したら「ねえ、典型的なおばさんの意見じゃん」だそう。こりゃ、失礼いたしました。
10月6日(水)
何歳になっても初体験は楽しい。今日、とある取材で雲母という鉱物を細かく裂くという初体験をした。鉱物があんなに柔らかく玉ねぎのように裂けるなんて驚きで、無心でひたすら剥いてしまった。気がつくと指先がキラキラと光っていて、調べると光輝性顔料として化粧品に使われているとか。どうりでね。鉱物といえばマラカイトが好きで、ずっとマラカイトのジュエリーを探し続けている。なにかで、つける人に全く必要のない邪悪なものを弾き飛ばして守ってくれると読んだことがある。色も好き。でも、これぞ!というものがなかなか見つからず。ヴァンクリのアルハンブラの大きいモチーフが1番近いが、私はアルハンブラが似合うキャラではないよなあと踏ん切りつかず。40歳の記念に!と思っていたのに逃したままだ。
10月3日(日)
元アシスタント2人と久しぶりの集合。ロンドンからビザ獲得のため一時帰国していたアンナちゃんと、春の結婚式以来のかおりん。2人とも、時期はずれるが(多少、かぶる)3年半一緒に働いて、今は立派にそれぞれの道へと進んでいる。なんというかもう、産んでないけど子供みたいなもの? 子供のようでもあり、大好きな後輩でもあり、なんでも話せる親友のようでもあり。だってもう、様々な職種がある中で、そして、編集者という職業についている人がたくさんいる中で、タイミングがちょうど合って、私のアシスタントについてくれたというだけで、奇跡の出会いではなかろうか。現アシスタントのエリナも含め、皆、特別な存在である。3人が会う時間が午後から夜までだったため、のんびり話せるし、ホテルでアフタヌーンティでもしようかねーと気軽に言ったものの、まあ、どこも予約でいっぱい。かおりん曰く「ヌン活」なるものがあり、セレブ妻たちが2か月ごとに変わる有名ホテルのメニューを次々と制覇していくのだとか。ヌン活…初めて聞いた。調べてみたら10月はどこもいっぱいで、なんなら12月までいっぱいのホテルまであった。びっくり。季節ごとにそこまでメニューを変えていない、クラシックなアフタヌーンティかつのんびりできる新宿のパークハイアットが取れたので集合。久しぶりにたくさん話してとても楽しかった。2人ともいろんなことがあっても、元気で頑張って。私はいつも君たちの後ろにいるから、困ったことがあったら相談してね。そしてこれからもよろしく。
10月2日(土)
週末だが撮影。モデルはお久しぶりの安藤ニコちゃん。本当に本当に可愛くて知的でピュアでものすごく素敵な女の子。「お願いだから10歳年上のプロデューサーとかとは付き合わないで。ダメ。」、「付き合うならピュアで同じ俳優の同世代の男の子と…」などと本当におせっかいなことを言いながら、ニコちゃんが一生幸せでありますようにと願う。驚異的な脚の長さと愛らしい笑顔を見ながら願う。そういえば以前、撮影をご一緒した時にはお菓子を焼いてきてくれた。なんと…なんと素敵な女の子なんだろうか(2度目)。そんな気遣い&器用さ&スキルが欲しかった。そんなことを考えながらも、用意していたお弁当が余ったので持ち帰り、晩御飯をサボる私であった。
9月29日(水)
今日は学生時代からお世話になっている方に誘われて久しぶりにご飯。今、細々と月曜断食を頑張っているのでランチにしてもらう。何が食べたい?と言われ、肉ですかね…と答える可愛げのなさ? はもうずっと変わらない気がする。昼から2人でいろいろ話しながら、焼肉をおごってもらった。満足。夕方からKNOWHOWの展示会へ。星モチーフのイヤカフを買って帰宅。
9月28日(火)
気がつけば火曜日は午前中のオンラインに始まり、THE SHEmagazineのアップの日でもあるのでここ最近は自宅作業となっている。朝、パソコンに向かってやんややんやと話して意見を言い、気分転換に近所の猫に会いに行ってから駅前にお昼を食べに行くのが習慣に。途中で本屋に寄ったり、パソコンを持って出かけてカフェでじっとり2時間仕事をしたり。秋晴れが続いているのでちょっとした外出も気持ちがいい。天気がいいのは実に嬉しいのだけれど、暑すぎやしないかい? 今日はSACHIと私が愛する<エクストリーム カシミア> をアップしたのだけれど、ニットって気分になかなかならないかぁ…とちょっと心配したりした。しかし、しかしながら、それにしてもやっぱりこのブランドは素敵だ。フォルムも着心地もシンプルながらも一捻りあるデザインも、本当に好き。できることならば買い占めたい。ネイビーのカシミアTシャツとキャミソール、ブルーのオーバーサイズカーディガンをコツコツと集めている。同じネイビーでワンピースを買い足すか、使い勝手の良すぎるTシャツの色違いを買い足すか、前回、すぐに売り切れてしまったオーバーサイズのプルオーバーを狙うか…何年も先までずっと着られることはもう分かっているので、この先もコツコツ集め続けたい。ああ、暑い、暑いけれど、愛するこのブランドをいち早く紹介したい!! そんな気持ちでアップした。
9月27日(月)
ロンドンのスマイソンから、長年愛用している2022年のダイアリー予約をしませんかね?という資料が届く。もうそんな季節ですか。(高いけれど)ここのステーショナリーに惚れ込んでいる。独特の青の色が好き。一度、グーグルカレンダーへの移行を試みたが、なんやかんやメモできるアナログの手帳に立ったの1年で逆戻り。今日はTO DOを書き込んだらうえっとなるくらいあったけれど、後から見返せばそれもいい思い出になると思って、さて仕事しよ。もう10月もすぐそこだ。
9月25日(土)
「今日、勉強終わらせたら原宿行こう」と娘に言ってたところ、朝、一人ひっそりと起きて宿題をしていた。普段からそれ、お願い! ということで昼から原宿へ。娘の行きたいところをはしごするとこんな感じ。BT21のグッズが買えるLINE SHOP(週末は行列)→ペットショップ→竹下通りをそぞろ歩きしつつ、サンリオでくじ引き、イチゴ飴の串さしみたいなやつを食べる→ドッグカフェ。ドッグカフェではおやつを持っている人のところにワンコ達が一斉に群がる。それを見て娘が「資本主義がここにも!」とつぶやいていた。
9月24日(金)
最近、またパールが気になるなと思っていたところ、一緒に仕事をしたスタイリストのさんちゃんがすごく可愛いアレンジをしていた。家、実家かな?に昔からあるパールネックレスを使い、パールとパールの間にカラフルな刺繍糸を細かく結んでいた。それはクラシックとポップが絶妙に合わさってとびきりに素敵だった。すぐに真似したいと宣言して帰ってきた。9月が始まった頃、残暑という言葉を使わないままに今年はあっという間に秋が来たとマガジンに書いたけれど、どっこい、暑すぎる。半袖で十分。大好きで過ごしやすい季節なのに、日本の秋はどんどん短くなるね。
9月21日(火)
2021年中秋の名月にして満月は8年ぶりらしい。月の巨大なパワーに完全に振り回されたのか、公私ともに「う、嘘だと言ってほしい…」と思うトラブルが相次ぎ、ベッドに入る頃にはヘトヘトではなくヘッットヘトになっていた。夜に娘と外へ出て雲に覆われてもなお光り輝くまん丸のお月様を眺める。お疲れ、私!
9月19日(日)
三連休の中日。昼からサチと集合して、次にアップ予定のスウェットアイテム についてあれやこれやと準備した後、世田谷通りにある、我々おなじみのカフェへ。ハワイアン調のちょっと気の抜けた空間でループでハワイアンミュージックがかかっている。手っ取り早く南国気分を味わえる。しかしハワイアンミュージックの癒し効果って相当なものでは? ぶっ通しで3時間くらい語り合って、バスで帰宅。バスの中で川上未映子の『夏物語』を再読。何度読んでも同じ場所で泣いてしまう。
9月17日(金)
今週、3本目の撮影。朝、6時に事務所ピックアップだったため、前日から泊まることに。朝が早いと起きることができるかどうか不安で眠りが浅い。幼少の頃から眠りが浅いときは、夢の中で自分が今、夢を見ていると自覚している。その時、いつもよーしっ、今、夢の中だから飛んでみよう、それっと空を飛ぼうとしたり高い所から思いっきり飛び降りたりするのが楽しい。そうしてきたもんだから、今ではもうお手のもので夢が操れる。でも推しとデートするとか食べたいものを食べるとかは無理で、私の場合はフィジカルな魔法のみ。飛んだり浮かんだり一辺倒。ってなんの話…。以前、小説家の朝吹真理子さんと話しているとき、真理子さんのお友達にも夢を操れる人がいて、一瞬で山を作ることができたときは感動したんだってと言っていた。それは確かに面白そう。次、やってみたいと思う。ってなんの話…。当然のことながらギリギリで起きて急いでシャワー。アシスタントのエリナが心配そう&絶対に寝てるなという感じでじゃんじゃん電話をかけてきたけれど、起きています。今日の撮影はモデルの石田夢実ちゃんと思う存分、K-POPの話ができて楽しかった。待ちに待った週末だー!
9月14日(火)
1日、水だけで過ごすという苦行を乗り切った自分を褒め称えたい。そして、今日も朝からSPURの撮影。今日はジュエリーブランド。今週は撮影が多いな。月曜断食は、火ー金の食事の取り方も制限があり、朝はヨーグルトとフルーツ。昼はおかずのみ。夜は野菜のみ。土日は好きなものを食べていいが、毎日、咀嚼した量でにぎりこぶし2つ分。フルーツが染み渡る。五臓六腑に栄養が行き渡るとはこのこと。撮影終了後、バスを乗り継いで帰宅。
9月13日(月)
今日は朝からSPURの撮影。順調の4カットが進み、お昼前には解散。たまたま事務所から近いスタジオだったのでてくてくと歩いて帰る。少なくとも週1で顔を合わせているクライアント先の、大好きなまいこさんが月曜断食を2週間前から始めている。お!同じタイミングで誰かと一緒にできるのはよいな、なぜなら一人だけの孤独な戦いには敗れ去ることが多いというダイエットに関してはストイックのかけらすらないので、遅ればせながら今日、スタート。先輩の後をついていきますー。撮影で用意したお弁当は持ち帰ってそのまま娘の夕ご飯へスライド。
9月9日(木)
とびきり急にぶっ込まれたプレゼンのために夜な夜な考えては資料を作る日々。頭、ガッチガチになっているはず。今日は、里帰り出産を予定している妹と二人で過ごすことに。赤ん坊が生まれてきたらしばらく二人きりでお泊りなんてちょっと先だろうなと思い、奮発して都内のホテルへ。今、旅行へ行けないから東京都民向けの割引が結構すごいことになっていることに初めて気づく。ゆっくりと話して夕飯を食べてお風呂に入って、ネットで配信動画見て…楽しい1日だった。思い起こせば幼少の頃から暑苦しいくらいに妹が好き。その妹に赤ん坊が生まれるってちょっとまたこれまで感じたことのない感情に出会えそうだなあと思う。
9月7日(火)
午前中にオンライン打ち合わせが3時間。ハード。しかし人数が多く、音声だけで聞いたり発言してよしな定例会議なため、気楽。パジャマ、瓶底メガネのまま顔も洗わずに参加。参加前に入念にカメラがオフになっているか確かめねばならぬ!! 今日は娘が登校日。交互にくる感じ、地味にきついけど先生も大変だろうな。午後からTHE SHEのアイテム撮影のため、帰宅した娘を連れて、ひーひー言いながら中目黒へ移動。撮影している横で宿題終わらせてねとは言ったけど、私だってやれる自信ない。カメラマンの古家さんも同じ区で、出席番号の奇数・偶数による分散登校らしい。これ、続くと働くスケジュールがめちゃくちゃになるよねと言いながら撮影。
9月6日(月)
今週は娘が分散登校のため、月・水・金と家にいる。朝からTeamsで朝会に出席したり、授業を受けたりしている。休み時間には教室や、同じく自宅組から時折娘に「おお〜い!どうしてる〜?」と名指しで声がかかり、机を並べて仕事をしながら、ほっこりとした。お気に入りのぬいぐるみを見せ合ったりして、10歳、まだまだ幼いね。夕方から銀座にあるプレスルームへ打ち合わせに行く。月曜日ということもあるけれど、やはり人通りは少なく感じる。
9月5日(日)
貸切状態の宿を出発し、山々に囲まれた道路を深呼吸しながら温泉施設へ。ついつい道に咲く草花を写真に撮ってしまう。温泉施設の近くにあるバス停は、春になるととびきり美しいしだれ桜が咲くのだと娘が教えてくれた。次はそれを見に来たいという。渋い。さすが魂が老成しているだけある(笑)。温泉の食堂で、そういえば夏に全然かき氷を食べていないことに気がついて、食べることにした。イチゴとブルーハワイで迷ったが、幼少の頃に好きだった後者にした。結局、何の味なんだろうか、ブルーハワイ。ハワイへの憧れの味? ググったところ、爽やかなハワイの海を思わせるソーダ味、南国を思わせるフルーツ味があるそうだ。こうして今日も、役に立たない雑学を頭に入れる。→頭がパンッパン→頭が凝る→顔が弛む&法令線が濃くなる。どうにかしたい。やはりSNSを減らすしかない。バスと電車に揺られて無事に帰宅。楽しい旅でした。
9月4日(土)
小5の娘が学校の社会の課題で自ら選び取った「檜原村」という東京の西に位置する、標高900-1000メートルの町へ一泊二日で家族旅行に行く。今年の夏も緊急事態宣言下ということで、どこへ出かけるでもなかったので久しぶり&唯一の旅。人口2000人という小さな町で、久しぶりに携帯の電波が全然入らなかった。見渡す限り山と木、もしくは滝という大自然に囲まれたのも本当に久しぶりで、鈍っていた直感力のようなものがギュンッと戻ってきそうな気分。田舎育ちということもあり、どれだけ自然に飢えていたのかと実感する。自然の中でただひたすらにぼぉ〜っとするのは大切。思い切ってパソコンを置いてきて良かった。
9月3日(金)
朝からオンラインミーティング→取材→ジュエリー撮影のための下見と、ドタバタな金曜日。<shinonagumo> をアップするための準備をしながら、改めていいブランド、いいアイテムだなと。帽子ってものすごく頻繁にかぶる人とほぼかぶらない人の2極なものだなと思っているのだけど、ほぼかぶらない人にも、手にしてほしいなあと思う。クラシックなフォルムと上質な素材。カジュアルダウンじゃなくてドレスアップしてくれる帽子なのに、毎日、かぶって出かけられる。このバランス感が絶妙なのだと思う。デザイナーの南雲さんは幼少期をドイツで過ごしたそうで、ドイツはいつもちょっと風景や空の色が灰色がかって仄暗く、しんとしていたのだとか。だから今でも曇り空とかくすんだ色味を目にすると落ち着くと言っていた。本当ならどんよりしそうなお天気も、誰かにとっては癒しであるわけで。逆も然り。自分がされて嫌なことは人にしないとよく言われてきたし、子供にも言ってしまう時があるけれど、自分にとって平気なことも誰かにとっては最悪かもしれない。誰も傷つけないで生きていくのは難しいけれど、でもなるべくそういう人間でありたいし、そういう発信を続ける編集者でありたいと思ったりしながら、カフェラテを飲んだ。
9月2日(木)
天気悪く、気温も一気に下がり、予想していたよりも早く秋がやってきた。肌寒くなって少しずつ衣料を重ねていく季節が本当に好き。そこに金木犀の香りが漂ってきたら、センチメンタルな気持ちになるのも好き。人肌恋しくなる季節、到来。コロナがなければ9月はいつもパリ出張中、日常から離れ、スケジュールはタイトだけれどSACHIと2人で定宿に泊まったり、先輩とゆっくりご飯食べたり、一人で街をぶらぶらしたりと楽しくリフレッシュできる時間。来年こそは再開できるかな。
9月1日(水)
娘、2学期がスタート。しかし、デルタ株の大流行を受けて12日まで短縮授業・分散登校が決定している。というか、急に決定した。週3回は自宅におり、Teamsで授業に参加するとのこと。えーと、給食の時間に合わせて家でも昼ご飯を食べるということかな? 撮影や取材のスケジュールは少なくとも1ヶ月先まで埋まっているわけで…どうしたらいいのだ。2021年になってもまだ、仕事をせずに母親はいつも家にいるという前提でコトが進んでいると思う。女性の社会進出はもちろんだけども、家族の形だってどんどん多様化していく最中でのこの感じ…ものすごく疑問です。次の世代の女性たちが子供を産んだ後もスムーズに、自由に、そして思いっきり仕事ができるためにはどうするべきなのか。そんなことを考える9月1日。
8月31日(火)
8月も終わり。さよなら、夏。来年こそは、君と楽しく過ごせますように。振り返ってみたら結局、仕事ばかりしていたような…。今日は目黒の八芳園で行われた、H&M×TOGAのイベントへ顔を出す。デザイナーの古田さんはずっと昔から知っているけれど、どんなにブランドが大きくなろうと、どんなに環境が変わろうと、本当に軸がまったくブレない。ずっと大好きで尊敬する女性。イベントは大反響で、こういうファッションイベントを誰もが恋しく思っていたんだなと肌で実感。
8月30日(月)
8月も間もなく終了。とびきりに暑かったけれど、夏らしいこと(お祭り、プール、海、旅行)をすることなく終わっていく。今日も「来年こそは旅行に行けますかねー?」と何人かの人たちと話をした。あれ、かき氷さえ1度も食べてないかもしれない。なんたることであろうか。今日は久しぶりに早朝ピックアップでロケバスに乗り、葉山へ。ロケバスも人数制限あり、飲食、会話禁止。もう少しの辛抱と思って感染対策をしっかりとって安全第一に。人との会話が何より好きな(つまりはおしゃべり)私としては、会話禁止が1番しんどいなー。
8月29日(日)
明日、4時半集合のロケで早いので家でゆっくりしようかと思ったが、塾の夏期講習全日程を終えた娘のご褒美に、新大久保へ。推しグッズを買い込み、ゲーセンでクレーンゲームをするというチョイスをした娘、いい感じでスクスクとオタク道を突き進んでいる。それいけ、女の子! 思うがままに突き進んで欲しい。ほぼ丸腰で行ったため、どこで何を買うかもどこで何を食べるかも分からずに一通り歩くだけで帰ってきた。またリベンジしたい。
8月25日(水)
第2回目となる+IPPOの配送を終え、恐ろしく調整が大変だった撮影へ。やっとひどい頭痛も治まり、久しぶりに外へ出た。無事に終わって心からほっとして、娘と夜の散歩へ。近所の猫たちに会いに行くのが日課なのだが、この日はなんと小ダヌキに遭遇。猫と餌を取り合っていた。大都会、東京で小ダヌキに会えるなんて。なんだかとっても得した気分。大喜びの娘は早速「落ち葉ちゃん」という名前をつけていた。
8月19日(木)
ワクチン2回目の接種のため、久しぶりに二子玉川へ。45分ほどの所要時間の間、ついてきた娘はこどもケータイを持って、デパートのサンリオでガチャガチャをしたり、シールを買ったり、手芸屋で刺繍糸を見たりと楽しんでいた様子。「お小遣いが尽きた…」というかわいいメールが来たところで丁度、合流。2人でパンケーキを食べて帰宅。平日だけれど、半日休日にしていてよかった、娘ともきゃっきゃと買い物できたしな〜などと浮かれていたのも束の間。夜中に悪寒で目が覚めてみたら、39度の発熱と頭が割れるような頭痛。左腕は5cmも動かせない。副反応をなめていたわけではないが…ここまで辛いとは。いや、なめていたのかな。週末いっぱい、ほぼ寝て過ごす羽目に。
8月16日(月)
休み明け、比較的ゆっくりと仕事再開。とあるブランド撮影の下見のため、スタイリストかよと一緒に原宿へ。原宿交番の隣にあるラルフローレンカフェに長蛇の列。思わず外にいるカフェのお兄さんに「今日、何かやっているんですか?」と聞いてしまう。野次馬根性、歳を取っても決して直らず。結論としては”映える”場所として夏休みに若者が来ているだけだった。”映える”はまだまだ重要な様子。
8月6日からスタートした『ガールズプラネット999』をABEMATVで観ている。楽しい。キラキラと夢に向かって頑張るガールズたちを観るのは本当に楽しい。99人という大所帯のため、まだ確固たる推しは見つけられていないが、ITZYの最終候補まで残っていた坂本舞白ちゃんとか、NIZIプロの東京合宿に参加していた岸田莉里花ちゃん達を応援している。後は、キム・ドアの恐るべきアイドル性について考察するなど。
8月12日(木)
お盆休み。いつもならば帰省して阿波踊りの季節なのに、2年連続でお預け。早くあのお囃子の中、市内を練り歩けますように。そして終戦記念日の8月15日に、目を閉じて世界平和を願う、私の中の夏のお約束ができますように。地元の友達にも随分と会えてない。来年こそ! 日頃の疲れを取り払うかのごとく、とにかくぼーっと無になることを心かげた休みだった。娘にもうわ言のごとく「ママは今、崩壊中で開放中です」などと言い続けていた。あとは家族で久しぶりにUNOをやり込んだり、Netflixで名品映画を観るなど。
8月8日(日)
繁忙期とワクチン接種の副反応、夏の疲れなどいろんな要素が重なりに重なって、日記が追いつかず(言い訳)。一ヶ月をダイジェストにして、9月に備えることに。
娘、10歳、バレエの発表会当日。小学校に上がる前から始めたバレエも今日で一段落。発表会時のパタリロメイクも見納め。今年はコロナのため、化粧品道具のいっさいがっさいを自分で準備。パフとか綿棒とかアイライナーとか、まあドラッグストアで揃いそうなものだから大丈夫でしょうとあぐらをかいていた。2日前にじっくり見たら口紅の指定がある。ちふれのローズ系の000番。ぎゃーっ。急いでアマゾンを開くも営業日5日はかかるとか。急に焦り始めた私を不安そうに見つめる娘、その娘を見たSACHIが「かお、最優先で行って来なよ…」と言ってくれ、2人でいそいそと最寄駅の大きなドラッグストアへ。無事に指定の口紅を買えた時の安堵感たるや…。いい加減にしろ、私。 発表会では成長した姿を見せてくれた娘にも、仲良くバレエを続けてきた仲間たちにも目頭が熱くなった。不安定な生活の中で、本当によく頑張った。スポーツ三昧だった自分の幼少期とは全く異なる世界を見せてもらえたことにも感謝。それにしても前回の発表会が1年半前。その時もギリギリ開催できたねと言った記憶がある。予想に反して、長く、そしてどんどん酷くなっているとは誰が予想できただろうか。
7月28日(水)
今日は+IPPO PROJECT第2弾のバザーをTHE SHEにアップする日。配送作業を終えて、SACHIとERINAと一緒に準備。13時にアップするやいなや、今回もたくさんの方が買ってくださいました。ありがとうございます。
7月27日(火)
じわじわとコロナが増えている。手洗い、うがい、消毒、マスクを改めて徹底しよう。今日は朝の8時から4時間ぶっ通しでオンライン会議。今日はいつものクライアントのやり方で音声のみのため、気楽。パジャマ、瓶底メガネ、大きなマグカップになみなみと紅茶を注いで参加。時々、窓の外の鳥を追いかけたり、お香に火をつけたりして気楽。
7月26日(月)
今日も娘と机を並べ、オリンピックを観ながらパソコン作業。今週の仕事は、THE SHEの打ち合わせをのぞいて、すべてがオンライン。初めてオリンピック競技となったスケートボードを観て、感じ入ることが色々とあった。メダルよりもいかに果敢に攻められるかを重視。そしてその勇気を仲間が讃える。国別の戦いなどはそこには存在しておらず、みんながスケボーという共通の目的の中でニコニコ楽しそう。大げさではなくてちょっと鳥肌が立った。若い女の子たちがみんな、笑顔で好きなことに没頭している姿を見るだけでこちらまで幸せな気持ちになる。それぞれの選手のインタビューを幾つか読んだ。
7月25日(日)
1年中ツナギを着ているが、夏は半袖Tシャツを着て、長袖のツナギを腰まで下ろし、ウエストで袖をギュッと絞って着ている。ダボダボしているから下半身も涼しい。今日は事件が勃発です。ネイビーのTHE SHEオリジナルTシャツに、もう何年と着続けている厚地のネイビーコットンのツナギを着て、日中、暑くて顔をしかめながら歩いていたら、ローソンから出てきた工事現場で作業中と思われる、同じくツナギを着た口ひげのおじさんに「ヨォ、お疲れさん!」と気さくに声をかけられた。最初、事態が飲み込めずに、???と10秒ほど立ち止まったが、一緒に作業している誰かと間違われたということを理解した。思わず笑ってしまい、なぜか父親にすぐ電話した。電話口で父が爆笑している。男顔、骨太、茶髪、ツナギ(しかも休憩中っぽい着こなし)。お願いだからマスクで顔が見えなかったと思ってもよいだろうか。
7月24日(土)
オリンピックを観ながらちょこっと仕事の準備をしたり、部屋を片付けたり。うちの娘は超がつくほどインドア派で工作好き。朝から紙粘土をこねている。こちらから外に連れ出さないと、夏休み中、ほぼ家の中にいることになるため、散歩へ引きずり出す。昼間はもう歩けるような温度ではない。一体全体、いつからこんな夏が当たり前になってしまったのか。夕方、近所の猫にあげる餌を片手に、てくてくと歩く。駅前に長らく空き店舗となっていた場所で工事が始まって、なにができるか楽しみにしているのだが、だんだんと店内がファンシーになっていって、なんだか嫌な予感…。
7月23日(金)
暑い、暑い、暑い。今日は本当に色々とあったオリンピックの開会式。現実逃避なのか何なのか分からないけれど、なぜだかオンタイムで観る気が起こらず、いつも通りに夕飯を食べたり、宿題をする娘の隣で仕事をしたり。ファッション雑誌の編集者になるか、スポーツ記者になるか悩んだくらいにスポーツが好き。無論、オリンピックも隅から隅まで楽しんでいた。今回ももちろん観るし、応援するけれど、利権や政治などがこれまで以上に見えてしまってやっぱりどうしても引っかかってしまう部分は否めない。表に出ていなかったことがつまびらかになったということを結果的に良かったと思い、人は、社会は、変わっていけると信じて次のパリには純粋な気持ちでワクワクしたい。そのために、自分は何ができるのか、などと考えながら食器を洗った。オリンピックのために必死で努力を積み上げてきた選手の皆さんには、最大級のリスペクトを!
7月22日(木)
祝日という罠。本来ならやったーと言いたいところだけれど、娘はバレエの発表会のリハーサル続きで、私も締め切りがあるのでイマイチ休み気分にはならず。明日からオリンピック開催ということで、また一段とオンラインの打ち合わせが多くなりそう。昨日、職域接種でやっと1回目のワクチンを打った。モデルナ。夜中から肘より上が筋肉痛のように痛くて上がらない。娘にねえ、ママと腕をトントンとされるだけでいたーい!!と飛び上がったり、添い寝でゴロゴロしていた時も、娘が抱きついてきた時もぎゃーっと悲鳴を上げたりしているので、娘が怯えている。すまぬ。色々と不安もあったけれど、それでもやっと1回目を終えてホッとしている。自分の予防ももちろんだが、誰かにうつしてしまう機会を減らすというだけでもホッとする。
7月21日(水)
小5の娘、夏休みスタート。5年生ともなると学童もないが、近所の塾だって一人で行けるし楽になったものだ。今日は朝から撮影で一緒に行く?と誘ったが家で寝ているとの返事。睡眠大好き、誰に似た…? 先生が、通信簿のコメントに「誰に対してもフラットな姿勢を貫くことでいい関係性をしっかりと築けています」と書いてくれていたのが何より嬉しかった。保育園時代から輪の中心にいるというよりは、独自の世界をいくタイプ。当時、ハロウィンパーティで皆がきゃっきゃと仮装して走り回って楽しんでいる中、エルサのドレスを着たまま、一人、絵本を読み漁っている姿を見て笑ってしまうやら、心配になるやらという感じ。女子特有のグループとか、関わるコミュニティによって自分の理想の立ち位置を選び取る感じなどもまったくなく、だ、大丈夫だろうかと思うことも時々ある。飄々としているというか、老成しているというか、なんというか…。だけれども、なるべく誰も傷つけたくないという思いを常に持っている感覚や、できる限りで人間にも動物にも地球にも優しくあろうとする姿は人として尊敬しているし、学ぶことも多い。などと思いながら、昼前に急いで家に帰るとめちゃくちゃダラダラしていて、さっそくイラッとしてしまった(笑)。
7月20日(火)
今日はTHE SHEで新作のショーツ&オーバーオールをアップ。SACHIが見つけ出してきて、2人でサンプルを見に行った日が懐かしい。確か、雨上がりで艶めく寺を見ながら、やたらと洒落たお茶漬けを食べた。ものすごく真剣な話もびっくりするくらいくだらない話も日々、散々しているけれど、いつまでもそうした2人でいたいなあとふと思う。さて、原稿だ、原稿だ!
7月19日(月)
オリンピックが始まる前に前倒しになった撮影と、そういう時に限ってなぜか重なる入稿、さらに娘の夏休み開始と、生唾をごくりと飲み込む1週間になりそうである。週末に大掃除をしておかなかったことが悔やまれる。月曜から深夜仕事となってしまった。とほほ。
7月18日(日)
今日、遅ればせながら「リアコ」という言葉を初めて知った。アイドルに本気で恋をしてしまう、いや、してしまうというと語弊があるのだろうか、恋をすること。本気で恋をしたアイドルを指して「リアコ」という。それは「推し」とはまたちがう存在であるそうで、「推し」ているのはA君だけど、なぜだか同じくループのB君が「リアコ」になってしまい、推しとリアコが別になってしまったことに悩みすぎて食欲が全然ないんです、どうしたらいいですか?と悩んでいる人のインスタのストーリーズをひたすらに追いかけてしまった。インスタのQ&Aってこういう時にも使うのね。元々A君を応援していたのに、気がついたらB君を好きになってしまっていて、こうなったらもうB君にこういう運命でしょ!と言って欲しいとか、A君に僕じゃなかったの?と冷たくあしらわれたいとか、いろんな感情がうごめいていた。私にはどうしても想像できない感情故、とても興味深い。そんなにもアイドル(ちなみに異国の地の君)に夢中になれるなんてちょっと羨ましい気すらした。これはまた違う意味でパラレルワールドが広がっているなあ。いや、彼女たちにとってはパラレルではない…のか…な? どうか皆に幸あれ。
7月17日(土)
娘をバレエ教室に送り込んだ後、一人で近くの喫茶店でお茶。隣に座った社会人2,3年目くらいの女性3人が近況報告のために集まって、きゃっきゃと写真を撮り合っているのを見て目を細める。前髪を伸ばすか伸ばさないか、誰々と誰々が別れたらしい、コロナ前に訪れたパリで買ってきた化粧品の話などを楽しそうにしており、総じて平和。最後の方で可愛い子供を産みたいから遺伝子大事!という話になり、それぞれが持ち寄ったお土産を交換してお開きとなっていた。ガールズトークは楽しいよね、皆さんに幸あれ!と思いながら、週刊文春を読む私でした。
7月16日(金)
今日はオンラインでの打ち合わせが2本とTHE SHE magazineの入稿。外に一歩も出ることなく、事務所でも黙々と作業。基本的な性格は出不精で、本とご飯があればいつまでも引きこもってはいられるので不便さはないけれど、リアルな生活を送る自分とパソコンの中の自分と世界が2つあるような感覚に陥るときもある。世界も遠くなったような、近くなったような。便利なような、不便なような。総じてふわふわしている感じだなー。
7月15日(木)
福井に住む、19歳の頃からの親友とやりとり。大学生の頃は彼女は京都に住んでいて、私は東京に住んでいたが、長い休みはしょっ中行き来して、時たま貧乏海外旅行へ行った。今はそれぞれに暮らしがあり、子育てがあり、そしてコロナもあってしまって、随分と長いこと会っていないし、連絡もしょっ中するわけではないけれども、お互いに親友と言い切れる。それはとても幸せなことだ。
7月14日(水)
午後から取材へ。今日はこれから先何年も折に触れて思い出すだろうなという話が聞けて嬉しかった。帰りに大きな桃をおすそ分けでもらい、そのまんま布バッグに入れて電車に揺られているだけでちょっと幸せな気持ちに。事務所へ戻り、剥いて食べる。
7月13日(火)
最近、YOUTUBEを観ることに時間を奪われて読書の時間が減っている。いかん。現在の積ん読から文學界8月号に着手。特集がファッションと文学で、毎月連載の仕事をご一緒している朝吹真理子さんが村田沙耶香さんと、テキスタイルデザイナーのFUJISAWA YUKIさんと夢と記憶から洋服を作っていたり、他にも島本理生さんと山崎ナオコーラさんの対談のお題が「誰のために服を着るのか」だったりと、読みたいものばかり。休憩中にパラパラとめくり始めたが、夏休みにじっくりと集中して読みたいなと思い直して、本棚へ戻す。都内ホテル一人お籠り2泊3日の読書休暇とかしたいなぁ。もしくは2週間、断食道場に篭って瞑想三昧。
7月12日(月)
午前中にオンラインミーティングというか、私が受けた仕事の進捗具合を報告するというものがあったのだけど、お会いしたことがなくて、会話をするのもほぼ初めてだったのだけど、向こうの画面がオフ。音声だけが聞こえる。どういうテンションで話を進めればいいのか戸惑う。私も実はさっきお風呂から出たばかりですとか、下半身はパジャマみたいなことはあるが、せめてオンラインでも顔は見せて打ち合わせするのがマナーなんじゃないだろうか。違う? 違うのか? 社内ミーティングじゃないですし…とちょっとモヤモヤしてします。気を取り直して一口チョコを食べたところで、SACHIとERINAが事務所に来て、ホッとする。
7月11日(日)
8月にバレエの発表会を控えた娘を送って行きがてら、久しぶりに都立大学駅に降り立つ。娘が生まれてから移り住んだ土地、懐かしや。無事にスクスクと大きくなりました、となんとなく街にお礼。ヒブスマで中華を食べようかとも思ったが、結局、カフェオレだけ飲んでパソコンをパチパチ。娘を迎えてから、せめてちもとで八雲もちを家族に買って帰るかと立ち寄る。行列ができてしまうから、2年連続でかき氷はお休みしているのだとか。かき氷を食べ進めると、底に小さな和菓子が現れるというそれはそれは可愛くて美味しいかき氷。来年を楽しみにまた来ますねーなんて話をして外に出たら突然の豪雨。雹まで降って、急いで近くのファミレスへ入る。豪雨、酷暑。夏が来るたびにこれはおかしいぞと思わざるをえないな。せっかくなので?ファミレスで娘と塾の宿題をして、早めの晩御飯を食べて帰宅。
7月10日(土)
これまでの人生でいわゆる芸能人の大ファンで夢中になったことはなく、それは男性アイドルというものに対してもそうで、自分が仕事で撮影を担当する被写体も圧倒的に女性の方が好きだったのだけれど……、44歳にして初めて#推しのいる生活というのをめちゃくちゃ楽しんでいる。エンハイフンに夢中。みんな、可愛くてかっこよくて何より楽曲もいいし、ダンスも上手。「あーこんな息子がいたらなあー」と言い、娘に「いないっしょ」と冷笑されている。と言いつつ、娘もハマっているから、2人でお気に入りのYoutube配信を勧めあっている。K-POPを勉強していると、とにかくコンテンツの豊富さに驚く。歌番組、公式YOUTUBE、VLIVE、ファンミ、ヨントン、などなどなどなど。くっ、また私の睡眠時間が….。そんな土曜日。
7月9日(金)
最近、座ってPCをパチパチする時間がかなり増えた。コロナ後は打ち合わせがZoomということも多いし……。ストレートネックと腰痛がかなり悲惨な状態。家と事務所の2カ所にストレッチポールを設置。時々これに乗ると前に出てしまう肩がスッと後ろに伸びて気持ちよい。さらに目線が下がらないよう、ノートパソコンの位置を上にあげられる台も購入。よぉし、これで万全だ! 後はYoutubeと配信ドラマを観ながらソファで寝落ちさえしなければ……。くっ、志が低すぎる。2021年後半は美容と健康に気をつけると決めたのに、このままでは口だけ番長になってしまうよ。
7月8日(木)
スタジオでジュエリーの撮影&インタビュー。一度会ってみたかった女優さんで、インタビューも楽しかった。気心知れたスタッフだったので、撮影も順調に進み、ほっとした。世の中はというと、緊急事態宣言が決まり、オリンピックは無観客に。今年はパラレルワールドを生きている感覚がすごくあるな。夕方、事務所に戻って原稿準備。
7月7日(水)
七夕。雨が降っていない七夕は久しぶりな気がするけれど、どうだろう。毎年、1年に1度しか愛する人に会えないなら、いっそのこと一生会えない方がマシなのではないかと思う。364日も待つなんて…切ない。今日の締め切りが後ろ倒しになってウキウキ。いや、決してなくなったわけじゃないのだけれども。娘が七夕はそうめんでしょう!というので、今日は5色そうめんにしてみた。
7月6日(火)
絵を描くこと、話を考えることの創作が何より好きな娘だが、ふと私のi-Padを見ると、「うごピク」というイラスト作品集を作るアプリを駆使して鬼滅の刃のしのぶとか、自分のキャラクター、クラウディアなどのイラストを描き溜めていた。二次創作にも余念がないのだが、イマジナリーフレンズであるセントバーナードのお嬢様、マフラーのキャラが強すぎて、もし人間だったらという自らのお題に全く応えられないと一人苦悩している。最近はエンハイフンのソヌペンとしてyoutubeを熱心に観るなど、新しいの領域を広げ始めているし、着実にオタク度数をあげていて頼もしい。笑 自分だけの幸せ、自分だけの好きを深掘りする=オタクである。私にとってはポジティブな意味合いしかない。そのまま突っ走ってほしい。
7月5日(月)
サチとエリナとあれやこれやと話をし、金曜日にアップするカゴバッグの準備をワイワイとした後に、スタイリストの百合子の車でジュエリーの下見へ。車中、これから日本はどんな風になっていくのだろうね、なにはなくとも教育は大事だねという話をする。今日も娘がガチャリと玄関を開ける寸前に、玄関へ立ち、覚えたてのエンハイフンのダンスを披露したが、ハイハイという感じでスルー。晩御飯の後、たまったメールを打ち返していたらあっという間に深夜に。そういえば昨日で楽しみにしていた「mine」も終わってしまった。実家の愛犬、きなこが老化による脚の痛みを払拭すべく、手術をしたので、心配で日々、両親と妹とLINEでやりとり。無事に退院をして元気そうな姿を見るとつい泣きそうになった。傷口をかかないためにエリザベスカラーがされていて、期間限定のキナコ・エリザベス・ワタナベだねなどと笑えてよかった。長生きしてね。
7月4日(日)
ひたすら低気圧にやられてダラダラ過ごす日曜日。気圧の侵入?を防ぐためにも筋肉は効果的だと誰かが言っていたのを思い出す。なにはなくとも筋トレですなぁ。健康とダイエットの知識ばかりが脳内にインプットされ、アウトプットとして出ていくことなく惰眠。
7月3日(土)
朝から排水溝の掃除があり、娘を連れて事務所へ。お昼は娘が大好きな松陰神社の「めぐる食堂」へ行き、お刺身定食を食べる。帰りにカフェオレとほうじ茶ラテでお茶。今年11歳になる娘とは女友達のようでもあり、2人のお出かけは近所でも楽しい。4歳くらいの頃から娘は月間「幼稚園」を読みながらココア、私は週刊文春を読みながらミルクティなどとティータイムを共にしてきた。本さえ持たせておけばカフェでも静かに過ごす幼児だったため、10歳ともなると早くもその姿に貫禄あり。
7月2日(金)
自宅作業の日。4時間授業で早く帰宅した娘と机を並べて、仕事&勉強。やっと週末だー!
7月1日(木)
ハロー7月。2021年、下半期のスタート。もう7月か、早すぎる。湿気と低気圧と繁忙期と(配信モノの鑑賞による)寝不足に負けずに頑張ろう。今月の目標は早め早起き。午前中の打ち合わせの後、THE SHEの物撮影。新しいアイテムを皆で可愛い、可愛い言いながら撮影。K-POPアイドルグループ、エンハイフンのyoutubeを熱心に観ている娘が、おすすめ動画をしきりにシェアしてくる。楽しい。が、勉強もしてよねー。しかし、K-POPのファッションもまた楽しいな。ヨジャグルも楽しいが、もともと、メンズライクなものが好きだからナムジャもいい。しかし、マリーンセルの人気たるや…。BTSもルイヴィトンとがっつりだし、パリコレ会場ではBLACKPINKのリサが群を抜いて1番人気。アイキャッチーなブランドに対してもとびきりに貪欲だし、この勢いは当分続くだろうな。
6月30日(水)
7月下旬に予定している2回目の+IPPO PROJECTに向けての撮影。100点以上のアイテムを丁寧に撮る。信頼している仲間たちとまたこうして集まって、チャリティーを開催できるのが嬉しい。それにしても低気圧がしんどいねと皆で話す。私も週末はほぼぼーっとして終わっていったもんなぁ。枝ちゃんがジップロックに入れて持参したナツメを何度も皆に勧めていたのがおかしかった。でも、ありがと!
6月28日(月)
今日は取材に続き、娘の学校公開日(参観日)もオンライン。我が子の背中をパソコンから見守る。
6月27日(日)
座りっぱなしでパソコンをパチパチやっているからか、寝落ち寸前まで携帯で何かしらの情報を収集しているからか、はたまた何かの気を食らったのか。左首が動かぬほどに凝り固まり、必死の思いで整体へ。凝りのない人生を送ってみたい。2021年下半期は本格的に自分の健康と美容に注力したい(が、出来る自信はない)。
6月26日(土)
取材をきっかけにABEMA TVで『i-LAND』をがっつりと鑑賞。こ、これは…。タイムラグがあるにもかかわらずに、ハラハラドキドキ、時々、号泣。もう完全に息子を見守る母親の気分でオーディション番組を堪能。娘も「エンハイフン推せるわ〜」と楽しそう。娘はソヌペン、私はジョンウォンペン。たまたまではあるが日本デビュー時期に間に合い、いろいろ楽しめそう。ニキが1年で驚くほどに背が伸びているのを見て、我が孫のように目を細めるなど。最終回で、デビューが決まるステージ前日に届いた母からのお弁当と手紙に涙する男の子たちを観て、つられて涙がしたたり落ちるほどに泣く。娘が「なんでママが?」と笑うので、母親の気持ちと子供の気持ち、両方で泣けると説明。「それなら、ばあばはもう60歳を超えているのに、ばばちゃん(私の祖母)が元気だからまだ子供の気持ちも分かるってことだから、すごいことだね!」と娘。うむ。私も君のために長生きをするよ。
6月25日(金)
にゅ、入稿が終わらん!!! 楽しみにしていた、大好きな先輩、麻衣子さんとの「朝ご飯を食べながらきゃっきゃする」会合も敢え無くリスケ。1本Zoomミーティングを挟んで、ずっと入稿しているんだが、まだ終わらない。(締め切りも過ぎた…)。銀座で打ち合わせと打ち合わせの間にオーバカナルに駆け込み、好物のチーズ&ハムオムレツとカフェラテを注文。深刻な顔をして急いでPCを開いたためか、店員さんが気を利かせて、小さくて丸い机を2つ引っ付けてくれる。オムレツが運ばれてきたあたりで今日イチの集中力が顔を出し、完全にカフェであることを忘れ、バゲットを口にくわえたままでPCを叩きまくる。パソコンを目の前に置いているため、オムレツの乗ったお皿が少々遠い。それでもお構いなしに、ノールック(目線はPC)でフォークで切って口まで運ぶ。ところがチーズがかなり伸びて、口まで運ぶとき、チーズが空中でビヨヨヨーンとなっている。当然、そのまま口には入れられずに皿に戻す、でもオムレツは食べたい、原稿も書きたい。ああ、二兎追うものは三兎得ず! 我に返って顔を上げると、店員さんとバッチリ目が合う。「こ、この下品な客、この後どういう流れで続けるんだろうか…」そんな心の声が聞こえてきそうな、軽蔑と期待?の入り混じった目線を至近距離で投げかけていた。恥ずかしくて今更フォークも置けず、PCを閉じることもできず、必死で資料を読み込んでいるふりをした後、逃げるようにして店を出た。夜はひたすらパソコンに向かい、24時前に脱稿。そのままソファで寝落ち。ああ、今週はめちゃくちゃ早く終わってしまった。お疲れ、私!
6月24日(木)
朝からの撮影&取材。韓流ファッション&ビューティの撮影で、朝からモリモリにオタク度の高い話を浴びて楽しい。推しの尊さたるや。初めて知る言葉、そして圧倒的な熱量があるからこそ生まれる言葉がたくさん。原稿を書くのが楽しみだけれど、もっと勉強せねば。いやしかし、これはハマると相当な沼になりそうだ…私の睡眠時間よ、覚悟…。午後からはTHE SHEに入荷する新アイテムの撮影、帰りに小雨が降りそうな中、中目黒駅までSACHIとERINAと歩きながらいろいろと話す。あとはもうひたすらに入稿。終われ…とパソコンを叩いたら、追われに変換される。ええ、追われています、正解です。追われて終われ…いや、終わらせろ…。誰か私にレッドブルをください。
6月23日(水)
慰霊の日であり、愛する妹の誕生日。朝から撮影。入稿明けの重たい体を引きずり、ピックアップしに来てくれた、カメラマンの上ちゃんの車にシャワーしたて、頭濡れたままの状態で乗り込む。撮影&取材を終え、事務所に戻る時間がなくてスタジオでそのままZoom打ち合わせ。マスクなしで画面に映る自分があまりにもすっぴんで、自分で自分に引く。マスク生活に慣れるといかんね。夜、スーパーの買い物帰りに寄り道してまたしても近所の猫、チャチャと白玉に会いに行く。「君たちー、そのむにむにの顔はなんだね?」とか「よ!前足美人!」などと交流を深めていたら、ガチャリと目の前の玄関のドアが開いた。思わず「す、す、すみません」と謝ると、遠慮なくどうぞという優しいお返事。娘の晩御飯のリクエストがカブのおかゆと卵スープというとんでもない粗食。ナムルとイカゲソの唐揚げをそっと添えて食べる。妹におめでとう〜の動画通話をしようと思っていたのに気がついたら寝落ち。夜中にのそのそと起き上がり、入稿の続き。あー、早く脱稿したい。したいというかせねば。今週が山場だなー。
6月22日(火)
外の暑さと冷房の寒さのダブルパンチがそろそろ始まっていて、薄手のカーディガンなど夏の羽織ものが売れているらしい。そんな季節だなー。緊急事態宣言も開けて、徐々に人出も増えて道も混んでいる。大丈夫だろうか。期待と不安の入り混じる火曜日。毎日のことをコツコツとやっていこうというわけで、打ち合わせ、入稿準備など。夜は親友のマチが事務所に来て、学校終わりの娘と3人でさくっとご飯。ずっとカラオケに行けていないマチの前で娘と2人で歌を披露したり、娘がコンビニで買ってきた、1個だけ超すっぱいガムが入っている3個入りのガムを食べるなど。バタバタしていて夜中に手帳を開き、楽しみにしていたVELIANCEの展示会をミスったことに気づく。枝ちゃん、ごめん!!!
6月21日(月)
夏至。もう日が短くなっていくとは信じられないこったい。昨日、2時近くから意気揚々と『mine』を見始めるも、寝落ち。そりゃ、そうだ。今日から緊急事態宣言が解かれて、”まん防”に。街はどうだろうかと見たけれど、人出はさほど変わらない。20時を回っても駅前のスタバが開いていたくらいかな、目についたのは。今日は、13時から目黒のスタジオで撮影。今日も皆でいろいろ試しながら、私は、方向性をピピッと真っ直ぐにしていく役割という感じ。久しぶりに食べた「ネコメシ」さんのお弁当が美味しかった。撮影が終わるやいなや、猛ダッシュで娘の塾へお迎えへ。間に合った、セーフ! ネイビーのさくらんぼ柄のワンピースにL.L.ビーンの青いリュックを背負って颯爽と出てきた娘とスーパーマーケットに立ち寄ってから帰宅。近所の猫、チャチャにちゃおちゅーるをあげに行った。じっくり腰を据えて書きたい原稿が、どうしても夜中からになってしまう。今週はドタバタしそうな予感。
6月20日(日)
久しぶりに母と長電話。まずは96歳の祖母のワクチン接種が無事に終わったと聞いてほっとする。両親も7月中旬までに2回の接種が終わるとかで、8月に予定されている娘のバレエ発表会には間に合いそうだ。レッスンとリハーサルで潰れる週末とも、あと少しでおさらば。今日はパンフレット用の写真撮影があるとのことで、いつもの3倍くらい念入りにお団子ヘアを作る。ゼーハーゼーハー。レッスンへ送り込んだのち、事務所へ寄って仕事でもするかと思っていたら、妹から電話。急遽、三茶でお遅めのランチをした。2人でパンケーキとパスタを半分こし、花を買って帰宅。妹がいることを知らずに戻ってきた娘は、とても嬉しそう。今日は父の日だ。最愛の父、次郎にビデオ通話で愛と感謝を伝える。いつまでも、いつまでも元気でいてほしい。そして、この遅れ続けていた日記が無事に追いついてほっとしている今、深夜1時22分。どの口が朝型に変えたいだと?と自らツッコミを入れつつ、家族が寝静まったこの静かな時間に、もちろん「mine」を新エピソードを観ます。
6月19日(土)
今日も順調に?娘の中学校説明会のWEB受付をミスる。すまん、許せ……。一体全体、みんなどんな風にPC前にかじりついているのだろうか……。娘がバレエのレッスンを受けている間、喫茶店でカフェオレを読みながら、この日記を書いたり、調べ物をしたり。最近は娘とバス移動する際、片耳ずつイヤホンをして、一緒に音楽を聴いている。Apple MusicからBTSのBUTTERやらYOASOBIやらなんやら、今売れているBEST25を聴いていたが、途中からどこで情報を仕入れてきたのか、松田聖子が聴きたいという。特に「赤いスイトピー」が好きなんだとか。私は半年たっても手も繋がない人はちょっと…とか、あなたについていきたいっていう感覚があんまりないんだよね、横並びじゃダメなのかね?などと、特段、娘に聞かれてもいないのに自分の恋愛観を披露する。そしてバスに揺られながら、「瞳はダイヤモンド」と「SWEET MEMORIES」を強く推しておいた。それにしても、娘は昭和の曲が大好き。さすが、”お年寄り小学生”との異名を持つだけはある。長野出張で疲れていたのもあり、夕飯は近所のお蕎麦屋で軽くすます。そして23時過ぎから、待ちに待った「mine」の配信を、ストレッチしながら観た。
6月18日(金)
朝、4時半に起き、5時半から始まる善光寺のお朝事に参加。なにせ夜型人間のため、こんなに清々しい朝は本当に久しぶり。街には当たり前のように犬の散歩をしたり、ランニングをしている人がいて驚く。この方達は、毎日、この清々しさなのか! こ、これはそろそろ本気で生活を朝型に切り替えるべきじゃないのかと思いながらも、街も人も寝静まった深夜の優しい時間もやっぱり好き。あー、悩ましい。煩悩だらけの身と心が少しでも清らかになりますようにと座禅。善光寺のお坊さんが、参拝客の連れている愛犬たちにも、さっさと数珠を振って徳をおすそ分けしていたのがよかった。ホテルに戻り、皆でゆっくりと朝ご飯を食べてもまだ7時半!! 幸せ〜。出張中に限って娘のプールが今日から始まることが発覚。留守番中の夫にタオルはここ、買ったばかりの水着はあそこ、ゴーグルは….とLINEで知らせたのだが準備は大丈夫だっただろうかと思いながら、ほくほくと長野名物のおやきを食べる。すべての取材を終えて、20時過ぎには帰京。長野って近いな、また行きたい。早速、SACHIにお誘いのメールをする。
6月17日(木)
かれこれ2年くらい、雑誌GINZAの朝吹真理子さんの連載を担当している。今日から一泊二日で長野へ出張。対談相手はマメ クロゴウチのデザイナー、マメちゃん。考えてみれば、とびきり久しぶりに新幹線に乗る。うきうきしながら乗り込んだら、コロナで車内販売はないのだね。特に買うものがあるわけじゃないけど、何が売ってるんだろう〜って通りすがりにジロジロ見たり、ちょっとお茶を買ったりするのが好きだったのに。シートを倒す時、後ろに座っているダンディな白髪のおじさまに倒していいですか?と聞いたら、「遠慮なく、ど〜ん!と倒してもらっていいよぉ! ど〜んと!」と言ってもらえて、なんだかちょっと嬉しくなった。この日はマメクロゴウチの展覧会が開催される長野県立美術館のロケハンをしたり、善光寺を通り抜けて名物のおそばを食べたり、カメラマンの新津保さんと街のカメラ屋さんに行ったりした。夜はみんなで、宿坊の精進料理をありがたくいただく。タクシーの運転手さんが観光客が全然来なくなって商売あがったりだよと言っていた。長野の夜は東京よりもひんやりと冷たく湿っていて、私の大好きな土の匂いがした。いつもより大きくその空気を吸い込みながら、皆でコンビニへアイスを買いに行ったのも楽しかった。
6月16日(水)
朝から雨、ザーザー。H&M×TOGAのコラボが発表され、先にそれを見せてもらう機会があって渋谷へ出かけていく。この値段でTOGAが買えるのは嬉しいし、品質も決して悪くない。驚くほど安くないというのも、逆にいい。しかも、素材は再利用されたものがほとんどだ。私はメンズのジャケットを狙っている。その後、渋谷ストリーム店のディーン&デルーカにて、編集者のかりんちゃんと次号のGINZAの特集の打ち合わせ。場所は分かっているのに、渋谷駅の複雑な標識と道案内に翻弄されてなかなか辿り着けず、ここでもまた田舎者&方向音痴を再認識する。ヒーヒー言いながら店に入ったところで、さっぱりとキウイジュースも飲みたいし、暖かいカフェラテも飲みたくなる。40を超え、恥ずかしがらずに? 堂々と2つとも注文できるようになった。欲張りでごめん。事務所へ戻り、SACHIと打ち合わせ。グレーのTHE SHEオリジナルTシャツに黒のハーフパンツというカジュアルな格好で白い椅子に座っているのを見て、あら、好きと思った。佇まいも格好も気負いなくて、とてもよかったのだ。「これ、いいね」「これ、かわいいね」のマインドを他者とここまで近く共有できるということはとても幸せなことだと思う。ましてや一緒に仕事ができるなんて、奇跡。THE SHEを大切に、誠実に、広げていきたいと、SACHIの横顔を見ながら、改めて思う。
6月15日(火)
午前中はずっとミーティング。持参していた水筒の麦茶をあっという間に飲み干してしまい、喉がカラカラ。願わくば、冷たい麦茶かほうじ茶と、少量でいいから暖かいカフェオレを持ち歩きたいが、こちとら毎日PCを持ち歩き、仕事内容によってはiPadとのダブル持ち。そして充電器まである。読みたい本は妥協したくないから時には分厚い単行本となり、すでに右肩がもげそうに重いため、無理。免許も車もないので、電車とバスと徒歩が基本だしなあ。以前、撮影で一緒になったメイクのSADAさんが、コーヒーと白湯とお茶と水筒を3つ持ち混んでいて、わあ、気持ち、分かる〜となった。ロケバスで揺られていく撮影の日はそうするのもいいかも。そういえば、名前は伏せるが仲のいい友達が、以前、子の運動会に缶ビールに輪ゴムでタオルを巻きつけて持ち込んでいた。バレないやろ〜と言っていたが、自分の娘が登場した徒競走の際、いけ−!!!と言いながら、右手を大きく突き上げたところで、完全にKIRINの文字が露呈。翌年は水筒に入れ替えていたことを思い出した。二度とするな!! ところで、世にはどう考えても2,3口で飲み終わってしまいそうな、片手に収まるほどの小さな小さな水筒が売られていて、しかもとても人気だと聞く。一体全体、何が入っているのだろう。許されるのであれば、聞いて回って取材したいな。「あなたの水筒、何が入っているんですか?」。
6月14日(月)
午前中、新しくECにアップするKkCoのつけ襟の商品撮影をSACHIとERINAに任せ、事務所で配送作業したのち、お昼からZoomにて取材。オンライン取材も随分と当たり前のことになってきたなぁ。本当は膝と膝を突き合わせてしたいところだけれど、オンラインも慣れてきた。始まったばかりの頃は空間を共にしない取材に戸惑ったけれど、知らぬ間に鍛えられたのかもしれない。夕方から娘の学校の個人面談。先生と楽しく話して帰宅。
6月13日(日)
少年消防団に入っている娘だが、コロナのせいで、最近はまったく活動ができていない。クラシカルで勇ましい制服姿を見るのが好きなんだけど、随分と長い間、クローゼットにしまいっぱなし。今日はZoomで久しぶりの活動となった。活動と言っても、点呼とかお話を聞くのみだったけれど。その姿をパソコンの背から観察。そしてどこにも出かけることなく、家でダラダラと過ごした。
6月12日(土)
すっかりと元気になったけれど、生理に。どよーん。というか生理前で体調が悪かったのか? 娘をバレエに送っていき、ママ友かおりさんとお茶をした後、おとなしく帰る。娘がこのままいけば中学受験をすることになりそうなので、いろんな学校の学校説明会とかオープンキャンパスに申し込もうとしているのだけれど、コロナのせいですべてが人数を絞ってのWEBでの申し込み。受付開始とともに瞬殺で受付終了。あ、そういえば今日だな〜、などというのんびりとした感じでは絶対にその枠を勝ち取れず、連敗続きで凹みます。ふー。
6月11日(金)
事務所に篭って作業。夜は打ち合わせがてら、少人数でのご飯会。もちろん、あっという間に解散。深々と話し込んだり、食べたり、飲んだり(私はお酒が飲めないんだけど)したいなあ。オリンピック期間中に、街の様子はどうなってしまうんだろうとか、前世の話、長野の話、幽体離脱の話、パリにあるジム・モリソンのお墓の話、Tシャツの襟ぐりの話などをした後、スタイリストの百合子と一緒に世田谷の街をてくてくと歩いて帰る。
6月10日(木)
体調は悪くとも締め切りは待ってくれないということでなんとか脱稿し、夕方から一件、展示会へ。外は暑いが、ファッション産業はすでに冬。下手したらその次の春へと進んでいる。誰かと話していた時か、誰かのインスタライブをたまたま見た時か忘れたけれど、やたらと「マネタイズ化」という言葉が出てきて、うへーっとなる。いや、大切なことなんだけど、好きな言葉ではない。「WIN-WIN」という言葉と同じくらい、好きではない。昔、喫茶店で仕事をしていたら、隣に座った客がやたらと「これならWIN-WINの関係でいけますね」、「WIN-WINなら結果、ハッピーでしょう?」などと話しまくっているのを聞いて、夜に知恵熱を出したことがある。偶然かもしれないけれど。そんなことを思い出した。
6月9日(水)
体調悪めで、今日は自宅作業に切り替える。昼にカフェオレを買いに駅前のディーン&デルーカに行ったのだが、後ろに並んでいた年配の女性が、サンバイザーを外して、自分の膝に引っ掛けていた。斬新すぎて、ついつい二度見。夜、娘と一緒に党首討論を聞く。
6月8日(火)
午前中に打ち合わせ、昼から1時間、筋トレといういつもの火曜日。21時からの『大豆田とわ子』も残すところ、あと2週。ああ、終わってほしくない。引き続き、NETFLIXの『mine』の配信も心待ちにしている。平日にどりゃ〜っと働いて、娘のあれこれをして、土日の23時からゆっくりと配信を楽しむというリズムがね、最高。でもこれも最終回が近づいているなあ。韓流ドラマはラブコメよりも『スカイキャッスル』とか『mine』のような、女性同士のドロドロ人間劇やらサスペンスが好きだ。思いもよらないことを面と向かって言われるシーンが非常に多くて、その時に韓流特有の演技があると思う。なんてことを言うのよ!と驚いた顔をした後に横を向いて、少し笑いながら「ハッ」と薄ら笑う。薄ら笑った後に言い返すというパターン。その「ハッ」からの薄ら笑いまでのことを誰かと共有したくて同じく『mine』にはまっている母に、わざわざLINEのビデオ通話で披露。
6月7日(月)
午前中、物撮りの現場に少し参加した後、事務所へ。外を歩くだけで蒸し蒸しするなー、暑い。不快指数という言葉を1年ぶりに思い出す、6月。田村正和さん追悼で、FODで『古畑任三郎』が配信されている。娘が好きそうだなと思って観せてみたところ、やはりドはまり。楽しいよね。脚本家は誰?と聞くので、三谷幸喜さんだよ、映画『記憶にございません!』の人だよというと、10歳なりに合点がいった様子。それにしても低気圧が苦手。もやもやするなー。
6月6日(日)
皆で朝ご飯を食べて、ぶらぶらと散歩がてら、近所の駄菓子屋へ。フライングタイガーで買っておいた、色ペンでDIYできるバッグを一緒に作って解散。私にとっても楽しい週末であった。夕方から娘と2人で泥のように眠りこける。
6月5日(土)
娘と毎日一緒に登校していたお友達が海外へ引っ越してしまうということで、「引っ越してもズッ友だよ」一泊二日のお泊まり会をウチで開くことになった。3人の10歳ガールズを引き連れて、皆で原宿へ。竹下通りをぶらぶらして、ガチャガチャしたり、お揃いのキーホルダーを作ったり、いちご飴を食べたりして、まあとにかく可愛らしい。ハリネズミカフェへ寄った後、帰宅。皆でピザを食べて、布団をリビングに運び、ムービーナイト。今日は特別に夜更かししてもいいよということで、ガールズは終始、きゃっきゃ、うふうふ、わははと楽しそう。本当に”ズッ友”でいられるといいね。女友達は本当に人生において大切で特別な存在だから。
6月4日(金)
朝から雨がざーざー。肌寒い午前中に、スタイリストのケイコさんの事務所で諸々の打ち合わせ。マネージャーの岡田さんとも久しぶりに会う。事務所に戻ると、妹がリモートワークをしに来ていた。2人で同じ空間にいながら、別々の仕事をこなし、昼ご飯と夜ご飯の時間になると集合して一緒に食べた。妹は安定期に入ったばかりの妊婦。体に良いものをとUberでアラスカのランチをオーダー。夜は一緒に『MINE』を見ながら、点心をつまんだ。不安定な世の中だけれど、妹が無事に健やかに妊婦生活が送れますように。里帰り出産予定で実家に3ヶ月も帰ることについてはもう、羨ましすぎて地団駄を踏みまくれる自信がある。いいなー。
6月3日(木)
朝早くから打ち合わせ→原稿の締め切り→娘のバレエ送迎と常に小走りな1日。夜は久しぶりに仕事仲間とキノコ鍋を食べに行く。三人だけど、完全なる貸切で、アルコールなし。18時集合の20時解散。喋りたかったことの3分の2くらいを消化できずに解散。コロナめ…。元麻布にある「喜久蔵」というキノコ鍋が前から大好き。確か7月から3ヶ月くらいはご夫婦揃って軽井沢へ移り、営業。夏の間は食べられない。でもそういう働き方は自由でいいなあ、ちょっと羨ましい。そして今年の夏こそは軽井沢へ行きたい。
6月2日(水)
渋谷の松濤スタジオにて撮影。今日はTシャツ企画。撮影を終えて皆でワイワイお弁当を食べながら、話題はティックトックについて。
6月1日(火)
ハロー6月。梅雨、ジメジメ、低気圧、上半期の終わり月、愛する妹の誕生日月。気候の変化に振り回されて、体調が不安定になりやすい月だけれど、まあ、なんやらかんやら、ぼちぼちと楽しく過ごしたい。今日は早朝からとあるブランドのリブランディングの会議へ参加。急にマイクを向けられて自己紹介をするとき、あまりにすらすらと喋る自分を、頭の上からもう一人の自分がよくしゃべるねえ〜と見ている。「目下の趣味は睡眠と戦いながらnetflixを観ることです」と言ったものの、はたしてそうだったかと終わってから自問自答(そこかよ!)。興味があるものが膨大すぎて、ひとつには絞れない。よって、結果的に無趣味。強いて言うなら、趣味は仕事。終わり、週1の筋トレへ。お尻と裏太ももをぎゃんぎゃんに鍛えて満足。筋トレをすると滞っていた血流が一気に流れ出して、視界がカッと開く感覚がある。血流、大事。トレーナーのきえちゃんが疲れている時やどんよりしている時ほど体を動かしたほうがいいと言ってて、本当にその通りと思いながら、それが難しい。一人でコツコツとトレーニングを続けるタイプではないことを自分が1番分かっているので、ジムに通って誰かと一緒にトレーニングが私にとっては最適。晩御飯は娘のリクエストで久しぶりにお好み焼きを作った。あとはサラダとお味噌汁。
5月31日(月)
今日はとある人気女優さんの撮影&インタビュー。テレビ越しの彼女そのままの雰囲気で目の前に現れて、なんだか嬉しい。スタッフ皆で話し合いながらひとつのコンテンツを丁寧に仕上げていく。その作業が今も昔もとても、好き。多分、これからもずっと好きだと思う。この企画はインタビューが動画になる。いつもなら適度に相槌を打ちながら話を展開していくのだけれど、ムービー担当のプロデューサーに「かおりさんの声が入っちゃうから、無言でうなずくのみにしてくださいね」と釘を刺されている。これが意外と難しい。「そうですかー!」とか「なるほど、わかります、それ!」などの言葉の代わりに、首がもげるかと思うほどに、首を上下に動かして同意!の意を表したり、ちょっとオーバーにのけぞってみたり、目を見開いたりしている私。客観的に自分を見たらきっと恥ずかしかったはず。早朝からの撮影&インタビューを無事に終えて、事務所へ戻り、原稿を書く。夜はもう夕飯をしっかり作る気力がなく、元アシスタントのかおりんが送ってくれたそうめんと、成城石井のお惣菜で終える。
5月30日(日)
友達のあーちゃんが子猫を飼い始めたというので、娘と一緒に早速見に行く。小さくてほわほわで可愛いペルシャ系の猫。名はタンコちゃん。あーちゃんは三人子供がいて、長女ややは中3。久しぶりに会ったらまあ大きくなっていること。ひとしきり韓流ドラマの話をして、夜からまんまとNetflixの『MINE』を見始めてしまう。お、面白すぎる…。
5月29日(土)
第5週目でバレエレッスンがお休み。娘と二人で表参道へサクッと買い物へ。海外へ引っ越してしまう友達のお別れパーティを来週に予定しているため、飾り付けなどを買いにフライングタイガーへ。ウキウキで買い物を楽しんで、お茶をし、2人でカルボナーラとイチゴのミルクレープを半分こ。楽しい土曜日。
5月28日(金)
今日は一変して、ひたすらに事務所作業の日。毎週、『大豆田とわ子と3人の元夫』を楽しみに観ている。そういえばまだ観ていなかった、同じ坂元裕二さん脚本の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』に着手。いつかというか、速攻で泣いてしまう。ソファに腰を据えてじっくりと観る時間はないため、移動中やら家事をしながら、PC、i-Pad、携帯を時と場所で変えつつ観ている。今日は刻んだ小松菜とえのきを鍋に入れながら、嗚咽。なんだよ、これ。切なすぎる。台所からお味噌汁を運びながら、もう一度、泣く。
5月27日(木)
朝から雨、ザーザーの低気圧。ううう、体が重い。11時からジュエリーブランドにて下見。聞けば、フェイスの周りをびっしりとピンクダイヤモンドのグラデーションで縁取った時計が売れているとか。コロナ後、実はジュエリーの売り上げは好調と聞く。資産家、富裕層はお金を使うなら後々、資産となる宝石類に投資する感覚で買っていくとか。そうですか…こちとら働けど、働けど、じっと手を見る状態。下見を終え、ハーパーズバザー編集部デジタルのディレクターをしているルミと打ち合わせ&お茶。ロンドンで友達になり、当時、仕事も遊びも、多くの時間を共に過ごした。コーヒーを注文するルミを見ながら、しょっちゅう、ルミの家に泊まり、朝にテレビでBBCニュースを見ながら、いちごジャムをたっぷりと塗った薄いトーストとミルクティを朝ごはんにして食べたことを思い出した。その情景を話したらよく覚えてるねえと笑っていた。お金はなくとも、本当に自由すぎるくらい自由な日々。もう一度、あんな風に暮らしてみたいなーと思う。ルミとバイバイして、渋谷ヒカリエへ向かい、写真家の上ちゃんにインタビュー 。長いこと一緒に仕事をしている可愛い後輩で仲間で友達だけど、そういえば中学、高校時代の話や写真家になった経緯を改めてじっくりと聴くのは初めてかも。家族や友達やいろんな経験が今の上ちゃんを育んでいるんだと思うと、過去は愛おしいなと思った。ありがとう、上ちゃんの過去。今の上ちゃんがとても好きです。そのまま引き続き、+IPPOの打ち合わせ。今日は外の時間が長い日だった。
5月26日(水)
午前中からスタイリストのかよと2人で展示会巡り。2022年春夏シーズンのアイテムを見ながら、ちょっと先の未来へ思いを馳せる。少しでも明るい世の中になっているといいなあ。原宿の少しだけファミレス化して戻ってきたオーバカナルでランチ。それはそれで好き。
5月25日(火)
撮影の日程が被写体の都合で行ったり来たりしており、その度にあっちへ電話、こっちへ電話と肉体的ではないが常に小走り状態。呼吸が浅いなー。無事に、無事に着地しますように…。ドキドキ。午後から久しぶりにフォトグラファーの裕介くんとZoomで打ち合わせ。
5月24日(月)
5月も最終週。やっとこさ入稿を終えて週初めからヘロヘロ。せっかくの代休の娘も塾の宿題に追われており、この日は2人で遊園地に行くか!とか色々計画していたのだが、まあ、コロナのこともあるし、おとなしく家で過ごすことに。そろそろ児童文学の他に大人の本も読みたいなと言い始めた娘におすすめの本を渡す。森絵都の『カラフル』、上橋菜穂子の『獣の奏者』、灰谷健次郎の『兎の眼』。さて、どうだろうか。以前から『俺の家の話』の脚本本を読んだりはしているから多分大丈夫だとは思う。『兎の眼』は私も小学校高学年で読み、私は本が好きだ、大人の本も読めるんだ、と再認識と自信につながった思い出深い一冊。娘はどうだろう。私がスタバで読んでいた有吉佐和子の『悪女』が読みたいと言っていたが、これはちょっとペンディング。ついでに自分用に萩尾望都の『一度きりの大泉の話』を買った。
5月23日(日)
今日はひたすらに入稿。途中で散歩しに近くの商店街に行くが、楽しそうに休日を満喫している人々を見ると、いいなあと羨ましく思ってしまい、とにかく早く終わらせようと退散。若い頃は天気がいい休日に入稿三昧の日は、外のすべての情報を遮断すべく、カーテンをびっしりと締め切って暗い中で書いていたなーとふと思い出した。今はそよそよと風に揺れる木々を眺めながらの入稿が好き。昨日書き忘れたことが一つ。土曜授業の娘の下校時間までに、写真家連載企画の撮影 をしてくれている上ちゃんの家へ行く。最近やり取りをしていたひろみさんとも偶然に会えて嬉しかった。上ちゃんが作っていたイメージボードを見て、真剣に向き合ってくれていることが嬉しく、幸せな気持ちになった。もっともっと頑張って、いいTHE SHEをいいプラットフォームにしたいなと改めて思った。
5月22日(土)
本来であれば娘の運動会だったが、緊急事態宣言に伴い、秋へと延期。大張り切りで練習していたソーラン節も中断となる。参加型育児?であるため、一緒に踊っていたが、腰を深く落とすところで股関節の硬さと老いを実感。ソーラン、ソーラン!の掛け声だけは我ながらいい。今日は長めの入稿と向き合うため、夕方から事務所で泊まり込む。泊り込めることに安心して、途中で少しNetflixを見てしまうなど…。
5月21日(金)
午前中にZOOM会議。15時から友達の務める化粧品会社へ相談ごとを受けに行く。ここでプチ事件が勃発。超有名大企業のため、最寄駅ももちろん知っているし、駅直通のため、下調べをしないままに出発したら、電車に乗ってすぐくらいで携帯の充電が完全に切れた。オーマイガー。充電式の携帯カバー(フルだと2回分、つまり200%分)できるにもかかわらず、私の携帯は常に20%以下とか8%。携帯を充電できない病気と自分で呼んでいる。昨日も寝る直前まで配信ドラマを見たりして(美容にも目にも悪い)そのまま寝落ち→朝、ギリギリで出発となった。とはいえ、事務所でZOOM会議をしているわけだから、その間に充電すればいいだけだったのに…。そして充電器を、PCは常にバッグに入っているんだからせめてケーブルを持ってさえすればよかったのに…。東京メトロに乗りながらフリーWiFiに必死で繋いだり、また途切れたりしながら友達のよしこに「充電切れた…」と報告。「駅のとこまで行くわ〜。浅草線乗り換え方面に、地下通ってきて。」とのこと。了解と行ったものの、方向音痴&田舎者気質はいくら東京での暮らしが長くなってきたとて改善されるものではなく、よしこに言われた通りに進んだのに、気がついたらなぜか地上に出ている。PCを開いて両手に持ち、またフリーWi-Fiに繋ぎながらグーグルマップを見て街を彷徨うという完全に怪しい人間に。最終的に近くにいた仕事中で小走りしている佐川急便のお兄さんに並走しながら、場所を教えてもらう始末。やっと着いた!!! 結果的にオンタイムで正面玄関に着き、「ごめん、地上に出たけど無事に着いたわ」と送ろうとしたらフリーWi-Fiが出てこない。ぎゃー!ホッとしたのと蒸し暑かったのとマスクのせいで汗だく。ハンカチをZOOM中に出して口を拭いたまま机に置いてきたという不運。年に1度の割合で使う私の奥の手、布バッグで汗を拭くということを、都会のど真ん中、超有名企業の受け付けでやる羽目に…。しかし手馴れたもので、バッグの中の探し物をするふりをしてグイグイと拭いてやった。お気に入りのロンドンの本屋のエコバッグでね。それをネタとして話せるほどによしことは仲がいいので、移動中に早速伝える。涙を流して笑っていた。その後、相談ごとを聞いたり、応えたりしながら、最終的には新設の食堂へ連れて行ってもらい、女性ばかりでワイワイとおしゃべりをし、とても楽しかった。その後、塾の前で授業を終えた娘と合流し、家でささっとご飯。アサリとトマトとキャベツの酒蒸しをびっくりするほどモリモリと食べていた。
5月20日(木)
午前中は自宅作業、午後からいくつか展示会へ。日本初上陸であるフランス発のネイルブランド<ネイルマティック>は、ネイルを自動販売機で売っている。同じものが展示されていて、プレスの方の話を聞きながら、実際に自坊販売機を使わせてもらった。ここ最近、最近というか2年くらい?カラーネイルをしていなくて、するとしても大体ケア用の透明のもの。天然由来の素敵な色がたくさんあったが、ここでもケアものをもらう。爪は女の命!というライターの先輩がいて、多忙で他の部分がズタボロでもネイルケアだけは欠かさないとか。聞けば、キーボードを叩くときに爪が綺麗だと気分が上がるからだと。なるほどー確かに。でも私は原稿を書くときはいつもリングやブレスレットを全部外してから書く。そうしているうちに忘れたりなくしたりしている。だから最近はそれもつけていない。以前、張り切って?カラーネイルをしていた時はだんだん色が剥がれているが放置しつづけ、だんだんとネイルの形が、あ、猫に見えるとか、コップの形だーとか、チューリップになったとか訳のわからない楽しみ方をしているうちにリムーバーを使わずとも自然となくなっていくという体たらくっぷり。向き不向きとかじゃないけど、向いてない。でもせっかくだからケアはしようっと。フェムテックブランドのWRAYの新作も楽しかった。スタイリッシュに見える5本指ソックスや天然シルクのボディスーツは体を冷やしたくないホームウエアとして最適。欲しいなー。女性の煩わしさをいかにスタイリッシュなデザインで解決するかということにはとても興味がある。THE SHEでもそういうアイテムを作ったり、売ったりしていきたいな。夕方から夜は仕事上での不測の事態の対応に追われてどっぷりと疲れて寝る。
5月19日(水)
月曜日に、日本の動物園でラッコが減っているというニュースを見た。悲しい。ラッコは寝るときに波に流されないよう海藻を巻きつけて眠りに入るところが好きだ。のん気に見えるリスク回避。可愛い。修正からなのか、動物園のラッコは仲間と手を取り合って寝ているらしい。可愛い。貝を割るときの打ち付けかたも好き。娘が10歳だけどまだまだ甘えん坊で私がソファで寝そべっているとお腹の上に乗ってきて寝る。そうしているうちに本当に寝入ってしまうことがあり、「我らラッコ親子」などと楽しんでいるため、このニュースは悲しい。ラッコ、フォーエバー。スーパーで新物のそら豆を見つける。ただ塩で茹でるだけ、が好きな娘は嬉しそうに食べている。他のおかずの方が手がかかっているのだが……。
5月18日(火)
12時から5末の撮影案件についてズーム会議、原稿の下書き。夕方に一度、娘を迎えに帰り、娘を連れて一緒に久々のトレーニングへ。以前、住んだことのある代々木八幡の駅前でしばし、思い出に浸る。妹と2人暮らしをしていた頃だ。駅近くにはロンドン友達のあーちゃんも住んでいて、しょっちゅう遊びに行ってはご飯を食べたり、あーちゃんが当時の彼、現夫のまーちゃんと一緒に飼い始めた巨大で凶暴なトラ猫のもんちゃんに飛びつかれたり、噛み付かれたりしていた。懐かしい。妹とは大学生時代と会社員時代の2度、場所を変えて一緒に暮らした。大好きな妹との2人暮らしはとても楽しかった。またいつか2人で暮らしてみたいなー。人生長いから、いつかそんな日も来るのかしら? 駅前にあったパスタの名店「ハシヤ」はとっくにクリーニング屋に変わっていて寂しい。トレーニング後に娘と2人で台湾料理屋の麗郷で卵スープ、焼きそば、春巻き、冷やし中華を食べて帰宅。毎週のお楽しみ、『大豆田とわ子と元3人の夫』を観る。かごめ……(涙)。
5月17日(月)
じめじめとした日が続くが、曇り空の下でデスクの前の大きな窓から見える新緑がとても綺麗でとても癒される。事務所に着いたらお茶を入れがてらブラインドを全開にして、アスティエ・ド・ヴィラットのお香を焚き、植物に水をやる。そしてぼーっと外を眺める。つまり、珍しく余裕のある日だったということだな。
5月16日(日)
急ぎの締め切りもない上に生理2日目で、ほぼ1日泥のように寝てしまった。新しい住まいの物件探しをしている夢を見た。見渡す限り緑の中に建ったユニークな物件で、私は上から羊を見ていた。あれはどこだったのか。なぜか、会えなくなってしまった人と一緒に探していた。夢占いがしたい。夜、娘とTHE FIRST TAKEを見て歌う。
5月15日(土)
娘たちのバレエレッスン中、ママ友かおりさんとお茶→娘たちも合流してお茶。マスク越しではあるが、楽しくおしゃべり。帰宅すると、母から荷物が届いていた。徳島の名店「はやしのお好み焼き」をクール便で送って送ってもらった。+安くて新鮮な野菜。晩御飯は恋しい徳島の味を堪能。一体、いつになったら帰ることができるのか、とずっと言い続けているなあ。
5月14日(金)
Zoomでの打ち合わせが2つ。6月以降もなんだかんだ緊急事態宣言下になりそう。そうなった場合の撮影をどうするかも議題にあがる。出来上がった企画の校正やら、アシスタントERINAちゃんの原稿チェックやら、細々とやることはあるものの、窓に広がる新緑を眺めながらのんびりと事務所で仕事。久しぶりの筋トレでまともに歩けないほど筋肉痛。はひー、情けなし。
5月13日(木)
朝、表参道のブルーボトルコーヒーで打ち合わせ。もちろん、誕生日などと自分からは言ってないのだが、なにかのSNSに紐づけられていた情報でそれを朝、気づいてくれたスタイリストの井伊百合子ちゃんから本をもらう。朝、気づいたから自分用に買ったものだけど、と渡してくれる。なんて素敵なんだろうと思って、すごく嬉しかった。それを知った枝ちゃんはその場でクッキーを買っておいてくれて、デザイナーの山野さんは石鹸をくれた。朝からすごく嬉しくて、もう、なんかこれだけで今年の1年はいい年になるなあとウキウキしてしまう。その後、楽しみにしていた取材へ。帰りがけに雨が降り出して、私は雨女なので想定内。電話をかけてきてくれたサチと小雨の中、しばし話す。夕方、事務所に戻り、オンラインで筋トレ。←今年こそは鍛えるぞとやる気。夜は家族に小さなケーキでお祝いしてもらった。昔からサプライズが苦手。理由は編集者という基本的に裏方仕事だから、主役になるのが苦手で恐縮してしまう。異様に涙もろいのですぐ泣いてしまうのが恥ずかしいし。小泉今日子が誕生日は絶対に1人で家で静かに過ごすことに決めていると何かに書いていて、おこがましいがちょっと分かる…と思ったのと、そのエピソードになんてかっこいいんだと感銘を受けた。なにで読んだのか思いだせない。また読みたいな、あのコラム。
5月12日(水)
明日は誕生日。1本、撮影用の絵コンテをクライアントへ提出した後、1年間、お疲れさま、私。頑張った、私。と全力で自己肯定して3時間フルコースのアロママッサージへ。いつも通っているのだけど、まず最初にゆっくりとバスソルトやバスオイル入りのお風呂に浸かる時間がある。浸かりながらハーブティを飲む。なんなら本や雑誌まで持ち込んでいる。その後、何種類か並ぶシャンプー&トリートメントとボディシャンプーから気になるものを使う。マッサージ前のこの時間だけでなんだかもう充分に満たされて、はふー、ありがとうと思ってしまう。マッサージが始まる直前は、昼間の場合はチラッと外を見て、ああ、こんな平日の昼間っから…とフリーランスなのに背徳心に苛まれてしまうから、なるべく全部、仕事をすました夜に行くのがいいな、やっぱり。しかし、最高にデトックスできました。
5月11日(火)
学校が4時間授業で終わった娘が放課後にバスに乗って事務所へやってきた。今日は塾の成績が上がったら買ってあげると約束していた、サンリオのチェキをわざわざ原宿まで買いにいく。ネットで買ってもよかったのだけど、最初に見かけた店舗で買いたいとのこと。なるほど。それはキティちゃんやらタキシードサムやらいろんなキャラクターが乗っかったカバーつきのチェキ。確かにかわいい。そしてお店では今、サンリオキャラクター総選挙中。チェキはサンリオの中では高額商品ゆえ、投票チップを20枚くらいもらった。5円玉のようなチップを、好きなキャラクターの前に立てられた棒に通していくというアナログな投票制度。5枚ほど譲ってもらい、私の推しであるケロケロケロッピに3票、KIRIMI.ちゃんに2票入れた。
5月10日(月)
楽しみに取っておいた『僕らのままで』を観た。ざざっと一気に観て、作業しながら流し観。何度も観てしまう。生きづらさとかジェンダーとか政治とか色々と感じ入るところはあったのだが、とにかく主人公のファッションが最高だった。オールドセリーヌ、ヴェトモン、ラフ・シモンズなど。どんなに浮こうが、自分の好きなものを好きに着て、日々の着こなしを大切にして、それを自分のアイデンティティに深く浸透させているところに共感するやら、勇気をもらうやら。すごく目立つラフ・シモンズのTシャツを着ていたからあだ名が「Tシャツ」だったり、台詞に「デムナ・ヴァザリアを知ってる?」なんて出てきたりして、ファッションを愛する身としては嬉しい作品だった。クロエ・セヴィニーの役どころも新しくて好き。
5月9日(日)
母の日。娘からは折り紙で作ったとても可愛らしい花をもらう。赤い頭で娘のバレエ教室へ行ったら、小学生たちに「わー、赤だー」と言われたので「NIZIUのNINAの真似だよ」と言ったら、「もう違うよ。今、青だよ」とのこと。確かにね。そう言いつつも、TAKE A PICTUREの歌とダンスを披露してくれた。母の日かー。母らしきことができているかは全くもって不明。もう少ししっかりしたい。「ああ、どうしてこんなに私ってこんなに子供っぽんだろう」と娘に言ったところ、「何言ってんの、そこがママの1番いいところじゃん!! 」と励まされた。そっかー、じゃあこのままでいこうかな。
5月8日(土)
朝起きて、ハードコンタクトを入れようと思ったら、容器の中に左目のコンタクトがない。乱視と近視が強いため、ソフトでは角度が出にくく、ずっとハード。うう、一体どこに落としたのか…。仕方なく家の中でしかかけることのない超ウルトラ瓶底メガネをかけ、ヘアカラーを変えにいく。この姿で外へ出ると知り合いに会っても認識されないほどの瓶底っぷり。それでいて、いや、それでいなくてもこんな色にしたいと参考資料にNIZIUのニナの画像を見せる。「ご、ごめん、16歳を参考にして。でもあくまで色ね、色。これくらいの赤がベースでもうちょっと茶色でも良いです」とかなんとか言いながらメガネを外したが最後、目の前の鏡の自分はぼやけている。聞けば、最近、カットとカラーを担当してくれているひろみちゃんも目が悪いらしく、これ以上悪くなるとコンタクトがなくなるよと脅されているそうだ。わあ、私より酷いな。医者には目のいい人と結婚した方がいいと言われているとか。そううまく人生が運べばいいけどねえ。ちなみに確かにうちの娘も小2からメガネっ子。終わってメガネをかけたら、無事に髪が赤くなっていた。満足。その後、いつもの眼科へ。謎に視力が少しよくなり、コンタクトレンズの度数を2つ下げた。
5月7日(金)
緊急事態宣言発令により、いつもお仕事をしているクライアント先が完全リモートとなっている。Zoom会議に参加している一人の背景がいつもと違うので聞いたらば、これまではロフト部分でZoomをしていたのだけれど、日差しが強すぎて断念し、1階に降りてきた。背景がいけてないので合成ですとのことで、新婚旅行で訪れたというNYの美術館の写真が背景に使われていた。なんだかいいなあと思ってほっこり。随分と行ってないな、NY。NYのピザとドーナツとアイスクリームが食べたい。3年くらい前だろうか、取材でNYに行ったとき、ソーホーの街中で、opening ceremonyの創始者でKENZOのデザイナーも務めていた、ウンベルトとばったりと会った。来日時に2回ほどインタビューしたことがあり、「わあ、NYに来てるんだね、仕事?」とものすごく気さくに普通に話しかけてくれてびっくりしたことがある。きっと世界中でいろんな媒体のいろんな人にインタビューされているだろうに、覚えてくれているなんてと感激した。元気かな。バイデンが大統領になってから、100日までに2億回分のワクチン接種を公約に掲げていて、あっさりと達成したためその数を3億回分に増やしたとの報道を目にした。きっとNYの活気も間も無く息を吹き返すんだろうな。新しいことにいつも前向きでエネルギッシュなあの街に身を置いて、いろんなことを体験したり、取材したりして自分の考えをアップデートしたいなあ。ずっと会えてないNYの友達たちにも会いたい!
5月6日(木)
午前中はこれから新しく始まる仕事の打ち合わせへ。課題も可能性も十分ということで頑張りたい。事務所に帰って事務作業をした後、夏に第2弾を考えている+IPPOの打ち合わせを三軒茶屋の渋い喫茶店、シュベールにて。3人ともにソフトクリームのせのアイスカフェオレを注文。暑かったもんね。夏は繁忙期の中での開催になりそうだけれど、また楽しみながら頑張ろうね。
5月5日(水)
子供の日。優しく、愉快に育ってくれてありがとう、娘。今日は電車ですぐくらいの距離ならいいだろうということで、家族で藤子不二雄ミュージアムへ。漫画大好き、何なら将来、漫画家だって視野に入れている娘は大興奮。じっくりと藤子不二雄先生の原画や、ドラえもん誕生秘話や人気が出るまでの過程などを見て楽しんだ様子。ご飯はコロ助チャーハン。帰りに暗記パンラスクやキテレツ斎様のノート、オバQのマグネットなどを買って帰宅。楽しかった。本当なら温泉でも行きたいところだったけどなあ。夕飯後に子供の日のケーキを食べた。
5月4日(火)
たっぷりと満足のいく睡眠、散歩、近所の猫を愛でる、読書、娘と創作、あとはSNSをダラダラと見る。通称何もしない日。
5月3日(月)
旅行も行かず、帰省もせず。ずっと東京で過ごすGWはいつぶりだろうか。実家が恋しすぎて、娘の提案でgoogle mapを使って里帰り。途中で何度もスクショしてしまう。ちらっとインスタを覗くと断捨離や家の片付けに励んでいる人が多いっぽい。ですよねーと思いながら、こちら、重い腰が上がらない。とにかく本が増えすぎて。平屋、壁一面の本棚のある家に憧れる。一体全体いくら稼げばいいのか…。子供の頃から図書館のような家に住むのが夢だ。徳島から送ってもらった食材を使ってゆっくり晩御飯。
5月2日(日)
2週間に一度、娘が楽しみにしている習い事に送って行き、同じところへ息子が通っている友達のよしことスタバでお茶。久しぶりに会ったので話が弾む。3時間、御茶ノ水のスタバで喋り倒していたのだが、その間にファミリアのネイビーか白の洋服に身を包んだ幼稚園生らしき子供+ネイビー服の親という組み合わせを嫌という程目にする。近くに幼児教室があるのだろうね。そこはさながらファミリアの新作コレクション発表会の場のようであったよ。御茶ノ水にはありとあらゆる塾がギュギュっと密集しているんだとよしこに教えてもらう。よっちゃんとは半年に一度のパリコレ取材時に、一緒にショーや展示会を回ったりもしたし、必ずパリでもお茶したご飯を食べたりしていた。あのショーはこれが良かった、今ってこんな気分だよね、あの展示会に面白いデザイナーがいたよなど、いろんな人の意見交換も大切な気づきに繋がったのに、それがないのは困るねという話をした。あとはお互いに子供がいるから東京では平日に自由に誰かとご飯を食べる機会が少ない分、パリでは家事と子育てからちょっと離れて、仕事終わりに夜中のカフェで集合して時間を気にせずにダラダラと話せる時間が嬉しかったよねとも。次に行けるのはいつだろうね。よしこと別れた後は紅茶片手にどっぷりじっくり読書。至福。
5月1日(土)
ハロー5月! 我が誕生日月。今月は仕事もさることながら、生活と体を整える一ヶ月にしたい。今日は<sock sammy jo>というNIKEの後染めソックスを作っているブランドを紹介。マガジン も無事にアップ。8月に発表会を控えた娘をバレエの練習に送り込み(というか本当にあるのだろうか)、週末恒例のママ友お茶。
4月30日(金)
中目黒のスタジオにて物撮影。本当はモデル撮影にしたかったが、緊急事態宣言下ということで、少人数で物撮りに切り替える。カメラマンの上ちゃんとは家がご近所で、朝、車で送ってもらう。道中、NIZIUについて濃く語り合い、時に歌い上げ、大笑いしながらスタジオへ。推し、尊い。私は今はRIKUとMIIHIが同列一位、上ちゃんはMAYUKA推し。「step by a step」の♪歩いてく私らしくjust belive yourself.の部分のRIKUのアドリブがとびきりに可愛いのだが、その部分だけを編集したyoutubeがあることや、MIIHIの生まれ持ってのセンター気質について、そしてかつてのAKB全盛期時代の前田敦子との類似点と相違点やらなんやら、ファンだからこそ話せる持論をあれやこれや語り合ったが時間が足りない。春の日差しがたくさん入るスタジオで、ゆっくりと丁寧に物撮りができて満足。事務所に戻り、原稿を1本仕上げて帰宅。娘と長風呂。まだ仕事を残してるけれど、長い休み前の心地よさはいいな。
4月29日(木)
泥のように眠る。起き上がってご飯を食べる。少し原稿を書く。娘と近所の猫にちゃおチュールをあげに行く。どこにも出かけないゴールデンウィークの初日はこんな感じで終わる。
4月28日(水)
午前中、打ち合わせを1本こなした後、経堂にオープンしたchez RONAへセイハローがてら、お茶をしに行く。事務所から近い松陰神社にあるMERCI BAKEのしょうたさんが新たにオープンしたカフェで、仲良しのヒナちゃんも店長?で働いているので顔を出しに。メルシーベイクは松陰神社商店街の宝である。メルシー以前、メルシー以後というくらい街は発展していったのを目の当たりにしている。今は老舗の街の中華やら定食屋やら古本屋やらが混在して、週末は地元以外からもたくさん人が来るようになったけれど、世田谷線特有ののん気さは健在でやっぱり好き。ロナではカウンターに座って、時折おしゃべりしながら、カフェラテとクレームブリュレを楽しんだ。
4月27日(火)
ゴールデンウィークまでに終えるべき仕事やら事務作業をコツコツとこなす。朝井リョウの小説『正欲』が凄まじく面白く、内容も突き刺さり、一度読んでから間をあけずして読み返している。何箇所も赤ペンで線を引いてしまったほどだ。多様性。それは企画を作るにあたり、幾度となく出てくる言葉であるが、その耳障りのよさはもちろん、あまりにも頻繁に出てくる言葉で、一度しっかりと考え直す必要があるなと思っていた矢先に、なんだか大きな答えがここにあったわ、という感じだ。今日も休憩時間に本棚から引っ張り出して読んだ。
4月26日(月)
4月も後5日。今年のゴールデンウィークは特に予定もないが、雑誌の校了はすべて終えて、少し気持ちもゆったりとしてきた。ここのところ忙しくてまったく運動ができておらず、そろそろ本腰を入れて…と思っていたら、通っているジムも緊急事態宣言を受けて、休業に。子供が塾に行っている間に、近くのピラティス教室の体験レッスンへ。ストレッチもできるしちょうどいいと思って着いた途端に、運動着と財布を忘れていることに気づく。どうかしてる。以前は仕事が一段落した後にホッとして風邪を引くとか熱を出すということが多かったのだが、最近は脳にきている気がする。自分が怖い。平謝りしてダッシュで家に取りに帰るも、実は財布がバッグの奥底にしっかりと入っていたというオチ。50分の体験を中途半端に25分ほど受けて、そそくさと帰る。
4月25日(日)
スケジュールに書かれた18:00マッサージの文字が、何十もの線で消されている。掃除をさぼり、ふて寝。
4月24日(土)
<KkCo>の新作アップに合わせて、マガジンもアップ。デザイナーのカラがTHE SHEを大切な仲間だと思ってくれているのがとても嬉しい。ここ2週間くらい書いてばかりで首と肩と腕が鉄。鉄の女。これはもうさすがに他人様(しかもプロ)の手を借りないと無理と、りらくるという最寄り駅前のマッサージ店を2日連続で予約。ここは当たり外れが少ない上にとても安い。ところが、緊急事態宣言を受けて、営業を自粛するとの電話が。がっくり。がっくりにもほどがあるほどがっくり。そしてがっくりと肩を落とそうにも落ちないくらいにかたいんだよう(涙)。
4月23日(金)
3度目となる緊急事態宣言、発令。朝、ホテルの部屋で新聞を読み、本を片手に朝風呂、大都会のビル群を下に見つつ優雅な朝ご飯を食べながらメールをチェックするという、思いっきり非日常を満喫。これがエグゼクティブってやつですか! どこまでも続くビル群を見ていると、無性に地元、徳島が恋しくなるので向いていない。大好きな両親とこんなにも離れたところで暮らしているとは一体…と急に心が幼くなるのだ。感覚としては10歳くらいの幼さ。わあ、娘と同い年だ。チェックアウト後、街へ出たら、緊急事態とはなんぞやというほど、いつもと変わらぬ風景。政治家には、間違えてもいいから、どうか自分の言葉で考えを伝えて欲しいと思う。事務所に着くなり、Zoom会議。途中でサチが来て、PCの向こうで私を笑わせようと変な踊りをしている。ヤメロ……。夜は娘とニュースを見ながら、意見交換。5月の運動会はどうなるのだろうね。
4月22日(木)
今日は夕方から、出版社時代の同期、マチと2人で都内ホテルでワーケーションすることに。コロナ前は私の週に1度の家事・育児フリー日に深夜営業している寿司屋チェーン店でお寿司を食べて、深々とした時間までカラオケというコースをたまに楽しんでいたのだが、なんだかもうとびきりに前のことのようだ。というか前のことだね。カラオケに1年半くらい行けてない。ワーケーションと言いつつ、部屋に着くなりスウェットとレギンスに着替えてベッドに寝転び、溜まりに溜まったおしゃべりに興じるのみ。明日から始まる3度目の緊急事態宣言についてのニュースを見ながら、ひたすらにおしゃべり。もうずーっと外食もしてないし、奮発して熟成肉でも食べよう! とレギンスからパンツに穿き変えて、ふんふん言いながらレストランへ行ったら、まさかの19時でラストオーダー。どうしてくれよう…。仕方なく部屋に戻り、またレギンスに穿きかえて、ステーキ丼と焼きそばとチーズの盛り合わせを頼む。まあ、いいか、楽しかったから。また行きたいね。
4月21日(水)
今日は朝からサチとアシスタントのエリナとTHE SHEの物撮り。カメラマンのイッチーに丁寧に、可愛く撮ってもらって嬉しい。週末にアップする<KkCo>の新作が本当にかわいい。私はTHE SHEのエクスクルーシブのチェック柄クローブドレスを買う予定。去年、黒とブルーを買ったがものすごく使える。チェック柄は透ける素材でさらに涼しく、下に色々と重ね着を楽しめそうなのもよい。お昼は近くのサンドイッチ屋さんに。皆がサンドイッチとサラダのセットを頼むところ、なぜかサラダとヨーグルトをチョイス。イメージとしてモリモリに盛られたサラダ、デザートにヨーグルトという一人だけやけにヘルシーにいくつもりが、届いてみたらサラダが3口で食べ終わるほどの小ささで、皆がいただきまーすと言い終わるか否かくらいで一人、ごちそうさまをいうハメに。なにかのバチが当たったのだろうか。仕方なく、お茶をがぶ飲みして空腹を紛らわせる。撮影後、事務所に戻り、スタイリストの杉本学子ちゃんにリースをしてもらう。久しぶりに会えて嬉しかったし、たくさんサンプルをリースしてくれて嬉しかった。私もはまっているドラマで着てもらえるかも。楽しみ。
4月20日(火)
午前中にサチと配送したり打ち合わせした後、東急ハンズに寄ってから、神保町の集英社スタジオへ。白山通りのラーメン屋さんはいつも通りに行列ができていたけれど、やっぱり以前に比べて休業、閉店が多い。早く飛沫なんて気にしすぎずに、友達や仕事仲間とご飯が食べたいな。撮影が終わった後、サチが配送を続けてくれているので急いで事務所へ帰るが、すでに明日の撮影の準備まで終えてくれていて、もぬけの殻。おお、ごめんよ…。
4月19日(月)
今日も今日とて原稿、出来上がった企画の校正、撮影準備、配送など。KkCoのつけ襟があっという間にソールドアウトしたが、2021年SSシーズンのアイテムもとても可愛い。襟付きのオールインワンやマルチチェックのドレス、リラックスパンツ、サマーハットなど。パンチがあるのに着こなしやすくて、ストリートの香りが漂う。あー、好き。大好き。コロナがあけたら、L.A.のアトリエへ行ってみたいな。
4月18日(日)
今日は対談連載の長い原稿1本とコラム1本。そしてウェブ企画の校正。おお、神よ。私の日曜日をどうしてくれるつもりだ! 家族に許可を得て、一人のろのろとバスで事務所へと向かう。目下、移動中の読書と、寝る前のお風呂が何よりの楽しみという感じ。でも、大事なことだと思う。そういう小さな幸せを積み重ねるとびっくりするくらい大きな幸せになるから。とか何とか言いながら、早く原稿を書け、私。
4月17日(土)
今日はケーコーのつけ襟 の再入荷日。告知通り、11時にアップできてホッとした。そしてあっという間に売り切れてしまいました。買ってくださった皆様、ありがとうございます。しかし、つけ襟の人気っぷりはすごいものがある。コロナ禍中、嬉しかったのは、行動範囲や生活が大きく狭まったとしても、その中でできる限りにトレンドを楽しもうとする姿をたくさん見てきた。オンラインでしか人と接する機会がないなら、派手なトップスやつけ襟、上半身でおしゃれしよう、マスクでリップが意味なしならカラフルなアイラインを楽しもう、ヘアの色を派手にしようという具合に。生きていくために何が何でも必要なわけじゃない、それは分かっている。ファッションはそもそも「無駄」を謳歌するためのものだ。でも、少なくとも私にとっては不可欠だし、トレンドを楽しむ人々に大いに力をもらったことも確かだ。
4月16日(金)
今日も引き続き、入稿。今週はとにかく書いてばかり、椅子に座ってばかりでへとへと。明日の17日にECサイトでKkCoのつけ襟をアップする。それに伴って、THE SHEマガジンでもデザイナーカラのインタビューを掲載することになり、今日はその原稿を書く。カラの生き方も考え方も好き。かわいい、売れそう、それだけで買い付けてあっという間にセールになって在庫にしてしまう。そういうお店もたくさんあるのが事実で、もったいないことだと思う。せっかく縁あってTHE SHEで売ることになったわけだから、責任を持って紹介したい。自分たちが好きだと思うブランドや人やアイテムに誠実でありたいし、消費ともしっかり向き合う。そんなことを改めて考えながら、原稿を書いた。ご飯はUberに頼り、お気に入りのボウル入りサラダをモリモリと食べた。5月の誕生日を前にまたクレンズしたいなあ。というか、しないとやばい!
4月15日(木)
深夜未明に雑誌の入稿2本とウェブ企画の入稿1本を終え、気がついたら事務所のソファで深々と寝てしまう……。しまった。肩と首が鉄のよう。木曜日は娘が学校帰りにバスに乗り、事務所にやってくる。くる時間の少し前に玄関を開けておくのだが、いつも彼女なりにそっとそっと入ってきて「わーっ」と驚かせるということを長年続けているようだ。入稿の途中、いっぱいいっぱいでPCに向かっている時に「わーっ」とされると、可愛さの前に一瞬だけイラっとしてしまう自分の器の小ささを恨む。
4月14日(水)
気がつけば週中。今週中に入稿が4本。ゴクリと生唾を飲み込むくらいには焦ってきた。しかし、日中は打ち合わせやらメールの返信やら何やらかんやらで結局、じっくりと入稿と向き合うのは決まって夜中。勤続ウン年でリフレッシュ休暇を取っている家族に家事と育児をまかせ、脱稿に向けて山を登り始める。事務所には一回目の緊急事態宣言時に購入したデロンギのコーヒーマシーンがあるのだが、ちょいちょい冷気に当たりたくて結局セブンイレブンでカフェラテを買う始末。糖質摂りすぎ問題にぶち当たっているため、コンビニではカニカマバーやらゆで卵やらを買ってしまう。糖質45%オフを謳う、ココナッツのチョコレートがけも好き。好きすぎて2つ買ってしまう。結果的に糖質を90%摂取している、あかん。そもそも何と比べて45%なのか。原稿を書け!
4月13日(火)
今週は入稿がミルフィーユ、団子状態、玉突き事故。少しずつ進めないと大変なことになりそうと思いつつ、大変なことになりそうになって初めて原稿の神様が降りてくるということを私は知っている。そんな火曜日。つまりは細々と作業をするのみであんまり捗らない。ルカ・グァダーニが監督、脚本、製作総指揮を務めた『僕らは僕らのままで』のビジュアルが良すぎる。一目で惹きつけられた。早く観たい。それだけのために多分、スターチャンネルに入るな、これは。原題はWE ARE WHO WE ARE. いい。私も何かと機会があればサブタイトルなどにI AM WHO I AM.を使いたくなるのだけれど、WEはいいね。そんなことより原稿を書け! もしくは掃除しろ!
4月12日(月)
午後から連載の撮影&取材、原稿など。久しぶりに代々木八幡へ行く。15年ほど前に妹と2人で住んでいた街で、原宿や渋谷からも近いのにアクセスがあまり良くないからか、のんびりしているところが好き。ロンドン時代の仲良しのあーちゃんも近くに住んでいて、夜にしょっちゅう遊びに行ったりしていた。この先はなかなかに難しいのだろうけれど、あと一回くらい妹と一緒に住みたいな。遠くもないし、またこの辺にしょっちゅう来よう。
4月11日(日)
10歳の娘が本格的な古い洋館を人生において始めて目にした日。興奮冷めやらぬ面持ちで、早く携帯電話をかして欲しい、もしくは紙をかして欲しいという。聞けば、このディテールをメモに残し、小説を書いたり、絵を描く際に創作活動に活かしたいとのこと。ほーと思って、試しにヴェルサイユ宮殿の画像を見せたらば、目を見開いて興奮していた。前世はパリジェンヌかもしれない。熱心に絵を描いていたので、その勢いにつられて『ヴェルサイユのばら』全巻をアマゾンでポチる。中学生になったら絶対に行ってこの目で見たいという。夜にまた興奮した面持ちで飛びついてきた。「ママ、大変なことが起こった!!! 私、マリー・アントワネットと同じ誕生日!」。「へーすごいじゃん、パンがないならお菓子をお食べ、ほほほ」などと返していたが、その後にさらに大興奮で2度目の突進。「すごい、マリー・アントワネットのお母さん、マリア・テレジアはママと同じ誕生日!!!!」。これには結構私も驚いた。やだ、生まれ変わり? そんな日曜日。
4月10日(土)
久しぶりに4時台にロケバスピックアップでロケ撮影。コロナもまた増え始めているので、ロケバス2台体制で銀座方面へ。オフィス街なので週末は人もおらず、スムーズに撮影は進む。4月だからとTシャツにスウェットで挑んだら、めちゃくちゃ寒く、皆で暖を取りながらの撮影。許可をもらって撮影をしたビルの1階がペルシャ絨毯やモロッコ絨毯を取り扱うお店だったため、モデルの着替えの間に外から店を覗いては異国へと思いを馳せる。モロッコ行きたいなあ。以前行ったのはもう10年以上前か。マラケシュの市場でこちらが日本人と分かるや、「そんなのカンケーねー!」と小島よしおのギャグを繰り返してニコニコしていた男性は元気だろうか。民芸品店で所狭しと吊られたかごバッグがどれもこれも可愛い上に日本円にして300円くらいで狂喜乱舞したこと、市場で地元の人々が長い列をなしていたので便乗して並んで飲んだ、貝のスープが砂の味しかしなかったこと、荷物を運ぶロバが可愛かったこと、好物の甘いミントティーを飲みまくったこと、スークでモロッコグラスを買おうとしたら100パーセントの勢いでボラれそうになったので、じゃあ要らん!と踵を返したらすんごい追いかけられたことなどなどを思い出した。知らない場所や文化に触れての新発見も旅の醍醐味だけれど、普段の自分の生活からこんなにも離れた場所で、習慣も言葉も異なる人たちが毎日を生きている様を見ると、本当に自分は地球上の点でしかないんだなと思って圧倒されたり、点でしかないことに対する謙虚な気持ちとワクワクする気持ちが入り混じる感覚を味わうことがすごく好き。旅に行けるのはいつの日か。撮影はかなりいいものに仕上がって満足。
4月9日(金)
9時半からオンライン取材、11:30-12:30でオンライン打ち合わせ、16:30からオンライン取材と、今日はPC越しにお話しする1日。取材は対面が嬉しいけれど、そうとも言ってられない。大阪を見ていると、東京での変異株の感染拡大もすぐそこと思ってしまう。本当にオリンピックをやるつもりなのだろうか。職業柄ということもあるのだろうけれど、政治や経済はもちろん、カルチャーも雑学も意味のあることもないことも、歴史も新しいことも、とにかくいろんな情報や話が知りたいタイプ。そうやって情報を詰め込みすぎているのか、歯を食いしばって考えている時間が増えているのか、体の凝りが本当にやばい。あ、これ、数日前も書いたな。世の中に対する悶々、利権に対する怒りなど、いろいろと考え出したらきりがないが、こういう時こそいかに右にも左にも極端に振れずに真ん中で漂えることとかのん気であることも大切だよなとも思っている。憧れることもあるけれど、やっぱり「極端」は向いてないのかもしれないな。さて、血流を巡らせるためにも、PCもSNSも新聞も全部閉じて、歩こう、歩こう、私は元気(by トトロ)。
4月8日(木)
10日の撮影へ向けて、準備を進める。ギリギリまで撮影場所やら小道具やらを粘ったからきっと良い撮影になると思う、したい。ここ最近はあまり本を読む時間が取れず、週一のトレーニングもできず、なんだかずっとバタバタとしている。 うーむ、いかん。私の小さな幸せ、バス移動中に街の様子を眺める&読書の時間は居眠りばかりしている。いかん、いかん。
4月7日(水)
午前中から打ち合わせ。相談を受けたブランドに、忌憚なき自分の意見を伝えた後、たまたま近くで働いていた可愛い後輩の渥美ちゃんとスタイリストの椎名さんにハローと挨拶をしてから事務所へ戻る。サチとTHE SHEのあれこれについて打ち合わせを重ね、解散。今日は朝から晩まで喋ってばかりの日だったなあ(マスク越しにね)。娘が塾帰りに救って帰ってきたヤモリが庭に住み着いている。目がキュルンとしていて可愛く「瞳」と命名した。娘は飼いたいというが、「ヤモリ 餌」でググって即、断念。無理です! しかし、庭先に放しても、じっとして離れない。朝起きたら、瞳ちゃんの様子を伺うのが家族の日課となっている。観葉植物用の霧吹きで水をかけると、瞳ちゃんは美味しそうにペロペロと舐める。そして大きく水を弾く、防水効果満点の瞳ちゃんの背中をじっと見つめる。楽しい。瞳とかおりの間に何かしらの友情が芽生えている気がして、背中をそっと触ったら瞳ちゃんは「ピギャ!」と鳴き、噛みつこうとした。かおりは43歳にして初めてこの耳で正確にヤモリの鳴き声を聞き、感動してしまった。
4月6日(火)
今日から娘は学校がスタート。進級、おめでとう。初日はたったの1時間で帰宅するため、一緒にバスに乗り、事務所へ行った。撮影準備、写真のセレクト、レイアウト考案など入稿までの作業を粛々と事務所で行う。事務所の前に大きな桜の木があり、雪のように花びらが舞っているのが美しい。娘はそんな景色を愛でながら読書をするため、一人掛けの椅子を窓際まで運んできた。おぬし、乙よのぉ。かと思いきや、ちょっと花びらを取ってくると玄関から飛び出していく。なかなか帰ってこないので窓から下を覗いたら、娘が桜の木下に仁王立ちしている。ひらひらと花びらが舞うや、その方向にダッシュして掴もうとしている。なるほど、地面に落ちていないもの限定なのね。30分後にようやく、ポケットいっぱいに拾って戻ってきた。記念に、幾つかを2人で私の手帳にセロハンテープで貼ったり、本に挟んだりした。好きな本は何度も読み返すから、何年後かに偶然、その本を開いたら花びらが舞うって素敵だもの。その時、きっと私は窓から見た、娘の髪の毛の揺れや花びらを掴もうとして閉じた2つの手のひら、スヌーピーのイラストが入ったスウェットを鮮明に思い出すのだろう。
4月5日(月)
最愛の父、次郎の誕生日。お誕生日、おめでとう! 家族みんなでLINEのビデオ通話を使い、お祝い。電話やビデオ通話はしょっちゅうしているが、コロナのせいで随分と会っていない。会いたいなー。会ったらホップステップジャンプで抱きつこうと思う。あー、会いたい。昨日は日曜だったというのに、撮影、取材、物撮りと外仕事三昧だったので、今日は事務所でのんびりとシュケジュールを整理。
4月4日(日)
都内スタジオにて雑誌の撮影。今日は若い俳優2人の撮影&インタビュー。性別、普通、既存の概念なんかを飛び越えて、自分が好きなものを表現する姿にものすごく新しい風を感じた。若き表現者たちはたくましい。きっと悩みも恐れもあっただろうけれど、ちゃんと自分の名前と顔を前に出して主張している。代弁、代筆ではない責任と潔さってやっぱりあるよなあと。大好きで尊敬している女優の石橋静河ちゃんも前に、自分らしくいることの勇気とその難しさについて話していた。本当にそうだと思う。それでもやっぱり自分らしくいたいね。どんなに好きになった人でも、親子関係でも、それを侵害されてはいけないよねと話したことを思い出した。さて、来週も私らしくがんばろう。
4月3日(土)
ものすごく久しぶりにホテルの朝ご飯を楽しむ。いつも朝はあまり食べないのに、どうしてホテル泊の日って朝からあんなにむしゃむしゃ欲張ってしまうのか。こういう時、パリのホテルで超豪華なビュッフェを前にしても、フルーツとヨーグルトしか食べないパリジェンヌの姿を思い出すのだが、思い出すだけで皿にみっちりと盛る。苦しいので散歩をしようということになり、歩いて山下公園へ。犬を散歩している人が大勢いるのを見て、娘が横浜に住んで犬と暮らすのもいいねと言う。娘がもっとも楽しみにしていたカップヌードル博物館へ。そうかー、安藤百福は40代半ばの段階では事業に失敗して一文無しなんだもんなーとやけに勇気をもらい、2人して自作のヌードルを完成させて帰宅。いい気分転換になりました。
4月2日(金)
午前中、定例のZoom会議を終え、同じく塾の春講習を終えた娘と2人で一泊二日で母娘旅。本当は大阪のUSJへ行こうと思っていたのだが、コロナの急増のため、急遽、近場の横浜へ。出来たばかりというハイアットに泊まることに。荷物を置き、早速近くの遊園地、コスモワールドへ。横国に通っていた妹がバイトをしていた場所だな。久しぶりのぐるぐる回る系の乗り物に、早速で三半規管をやられる。高速直下型のジェットコースターは得意なんだけどな。サクッと3時間ほど遊んで、ラストミニッツで中華街へ。ガラガラで人が全然いない。わあ、こりゃ大変だ。ホテルに戻り、2人してベッドでゴロゴロしながらTVで『ハウルの動く城』鑑賞。そのまま布団に潜り込んで寝るという体たらくを堪能。思い起こせばコロナ前は小さな娘を連れて2人でロンドンとかLAとかハワイとかを旅していた(会社員の家族は後から合流)。コロナが収束したら、またいろんな場所へ連れて行きたい。今は近場で楽しもう!
4月1日(木)
季節は巡り、また新しい年次がスタート。ハロー、4月。なんだかドタバタしそうな予感は大だけれど、気持ちも新たにやっていこう! 昼からジュエリーブランドのオリエン、画面越しに久しぶりに大好きな先輩&友達の姿を見つけ、ニコニコとしてしまった。夕方からは対面の打ち合わせ@表参道のルノアール。18時半から始めたのだけれど、閉店の21時までに終わらずあえなく解散。ロケハンがてら、フォトグラファーのみっちゃんとスタイリストのたまさんと3人で青山の夜道をぶらぶら歩く。なんだか久しぶりだ。すっかり忘れていたけどエイプリルフールか。私にとっては毎年、今年はこんなくだらないウソでお父さんに騙された!と電話をかけてくる母の話にほっこりする日。
3月31日(水)
さようなら、3月。新しい年次に向けて、前へ進んでいけますように。今日は久しぶりに多摩川沿いにて、少数人数でロケ。お天気も良く、ワクワクするような写真が撮れたと思う。今日の撮影スタッフは皆、女性。和気藹々、意見を出し合いながらのロケ撮影は楽しかった。以前、取材をした若い女性の経営者が、「会社が女性ばかりだと、数字がしっかり見える男性はいないんですか?とか言われるんで、なにくそ!と思って、役員も全員女性にしたんです。」と言っていることを思い出した。多摩川の土手には当たり一面の大根畑の小花が咲いていて、すごくきれいだった。ずっとリモートでの打ち合わせが続くなら、ここでやるのもいいなあ…。
3月30日(火)
忙しさにかまけて久しく行けていなかった筋トレへ。あまりに体がカチンコチンに固まりすぎていて、トレーナーのきえちゃんから「今日はほぐすだけにしましょう…」と言われる始末。とほほ。座ったままパソコンを叩きまくる時間があまりに増えているため、首と肩が岩状態。あと、歯を食いしばりすぎて口角が下がっている。あああああ、1週間くらい完全にオフにして色々と整えたい。が、それは無謀で叶わない夢なので、毎日小さなことから頑張りたい。午後からオンライン打ち合わせと明日の撮影の準備。
3月29日(月)
昼から新しい企画のためのオリエンを聞きに赤坂へ。パリコレへ行けなくなって1年が過ぎ、ハイブランドも従来通りのプロモーションが出来ずに、ますます多様化してきたなあと思う。自分がファッションのビジュアルを作る時にここ1年で1番変わったのは、外人モデルではなく日本人の俳優やモデルを起用することが圧倒的に増えたこと。個人的にはすごくいいことだと思っている。ファッションのローカリズムはますます進むと思うし、コロナが収束したとしても元には戻らないと思うし、それがいい。電車に揺られながらそんなことを改めて思った。
3月28日(日)
娘の塾の春期講習会が始まる。私は1日、ダラダラと仕事をしてしまう。掃除をしようと思っていたが、結局、手付かずに。誰かがいつも家が整頓されていて、自分自身も理想の体型でいたならばなにかを始める時に、その前に、まずはと準備することなくすんなり始められると言っていて、膝をうってその通り!と思った。思っただけで3月が終わっていく…。
3月27日(土)
宣言通りに昼まで惰眠を貪る。昔からショートスリーパーとは無縁、年を重ねて最近、朝起きちゃうんだよねと言う同世代が羨ましい。多分今でも寝ろと言われたら余裕で12時間とか寝てしまう。ゆっくりと朝昼兼用のご飯を食べて、娘をバレエのレッスンに送っていく。夏に控えた発表会に向けて大忙し。無事に終わりますように…。そして送り届けた後に久々、ママ友のかおりさんとお茶。最近は土日の撮影や取材が続いていて、本当に久しぶり。待ってました、この時間。最初の注文の段階から、カフェラテとアップルジュースをダブル注文。かおりさんに至ってはジュースとワイン。運んでくる店員さんが戸惑っていたが、そりゃそうだ。
3月26日(金)
今日は締め切りが2つとアポが1つ。朝から粛々と作業。夕方は原宿でのアポで、事務所で暇そうにしている娘にご同行いただき、終わってから娘の大好きなパルコのポケモンセンター&NINTENDOショップへ。MIYASHITA PARKまで歩きサクッとご飯を食べ、ソフトクリームを半分こ。ちょっと春休みっぽくなってきたねーなどと話していたところで、急ぎで校正の赤字を戻さねばならぬ状況となり、ダッシュで事務所へ戻る。ゼーハー。最近、赤入れはすべてi-Padで行っているのだが生憎、家に置いてきてしまい、プリントアウトして書き込み、スキャンしたところでUSBメモリがぶっ壊れていることが判明。夜のコンビニを駆け足でハシゴするもなかなかなく、一人USB捜索隊状態。いざとなると見つからない、ありそうで意外と売ってないものだわ、危険。脳内はもちろんYOASOBIの夜を駆けるです(ウソ)。結果的にヘトヘトになり、明日は週末だし娘と2人で事務所へ泊まることに。今日は心いくまで眠りこける所存。
3月25日(木)
今日から娘は春休み。久しぶりにゆっくりと寝ていて起きてこない。さすがは土曜授業のない金曜日の夜にベッドに入る瞬間がなにより幸せと公言しているだけはある。おかげで9時からのZoom打ち合わせ、10分前に起きてしまい、明らかなる寝起き顔で参加。すみません。おかげで、と言いながらも別に娘のせいでもなんでもない…。長い休みにはいつも実家のある徳島へ娘を送り込んでいたのだが、コロナが始まってからはそれもできず、一緒に事務所へ出勤。でも娘とべったり一緒に居られるのは、それはそれで楽しい。
3月24日(水)
今日も朝から取材。被写体の女優さんとは久しぶりの再会で、会っていない間の変化や昨今の暮らし方について色々と聞く。聞くというかヘアメイク中におしゃべりをする。至極自然体で素敵な少し年上の女性。子育てをしていても一人の時間とか自分の人生ってやっぱり大切だよねという話になり、彼女は朝、子供を送ってから1時間ランニングをしていると言っていた。私は大概、お風呂に入って漫画を読むとか、UBERを注文して夕飯をサボりNetflixを観るとか、意識の違いが出るという結果に。年下の仕事仲間が結婚しましたと報告をしてくれて、「結婚してもそれぞれがそれぞれの人生を楽しんでね」とメッセージを送ったらまさにそれが目標ですと言っていた。
3月23日(火)
体調、回復。全快。今日は朝から取材が2本。世田谷線界隈と駒場公園での撮影。どちらものどかで、桜が綺麗で、天気が良くて楽かった。事務所に戻り、オンラインで打ち合わせ。対面とオンラインが交差する感じは今後、当たり前となっていくのだろうか。
3月22日(月)
風邪がぶり返した後の月曜日、これぞブルーマンデーという感じ。本当はTHE SHEのブツ撮り撮影があったのだが、SACHIとERINAに甘え、任せて自宅作業。コロナではなかったのでホッとしたけれど、健康が1番だと改めて。楽しみにしていたKota Gushikenの展示会にも行けずトホホ。
3月21日(日)
すっきりと元気になった。でも、土曜日の午後から日曜の朝までほぼ寝ていたため、起きたら顔が大福のようにもっちゃりとしていて超焦る。なぜならこの日はあるブランドのオンライン配信のモデレーターを務めることになっていたからだ。出かける予定のあった娘にお弁当を作った後、こ、これはやばい…と朝からバスソルトを入れまくって半身浴。付け焼き刃のフェイスマッサージ。それでいてお風呂の中で漫画を2冊読むという至福の時間でもあった。時間ギリギリまで入っていたためか、塩を入れすぎたのか早く着替えなきゃいけないのに発汗が止まらないという事態。しっかりしろ、私!早く洋服を着て出かけねば。しかし汗は止まらない。何をやっているのだろうか…。マンガ足(足を高速回転させるアレ)で会場へ飛び込んだらば、想像以上の配信体制。てっきりインスタライブくらいかと思っていたのに、こ、これは…と今度は密かに冷や汗。何とか役目を果たし、ヘトヘトで帰宅。当然のごとく、風邪がぶり返す。
3月20日(土)
春分の日、節目、春の始まり。ウキウキといきたいところだが、安静にできなかったためか土曜日に完全にダウン。週末とか年末に寝込む。働く人あるある、である。午後からずーっと寝続ける。この時期はすわコロナかとビクビクしながら携帯で調べてしまうのがストレス。結果的には疲労と生理も重なってのことだったが、まあ、デトックスできたということで。
3月19日(金)
昨日、THE SHEのオーガニックハンドスプレーを一緒に作ってくれたファーメンステーションの酒井さんと会う。墨田区にある会社へ。スタートアップのユニークな会社ばかりが集まっているという、倉庫のような面白いビルでサンフランシスコのようだった。今週はとにかく原稿が詰まりまくっており、深夜まで書きまくる。早く脱稿したいよ…。
3月18日(木)
文藝春秋社から贈呈本を受け取る。内田也哉子さんと中野信子さんの共作『なんで家族を続けるの?』だ。以前、内田也哉子さんと一緒に撮影した際の写真を表紙に使いたいと言ってもらったのだ。こんな形で自分がディレクションした撮影の写真が新書の表紙になるというのは初めての経験で、とても嬉しかった。也哉子さんは穏やかで聡明で、インタビューをしながら何度か鳥肌が立ったことを思い出しながら、拝読。
3月17日(水)
午前中に赤坂のテレビ局へ打ち合わせへ。色々とお話伺い、事務所へ戻ってからもう一本の打ち合わせ。しゃべっているうちに滝のように鼻水が出てきて、これはいかん…と思い、家に戻らずそのまま事務所で泊まり、自主隔離。結果的にはコロナでもなんでもなかったのだけれど、ちょっと体調が悪いと敏感になる。それが嫌だなあ。重めの入稿も全く進まず、さっさと寝ることに。
3月16日(火)
最近、一緒に仕事をするスタッフの中で1番年上ということが増えてきた。そりゃ、そうか。初めて仕事をするカメラマンの女性は24歳。打ち合わせに行ったらピンクヘアで、古着屋で1000円で買ったという懐かしいcoachのバッグを持っていて、新鮮で可愛かった。年下の人たちと仕事をするのは本当に楽しくて、勉強になって、もう一回言うけど本当に楽しい。自分が積み上げてきたものをなくすわけではないけれど、当たり前だと思っていたことにしがみつくのは嫌だな。えー、面白い、なにそれ?教えて!の精神で。こんな時は好奇心が青天井でよかったと思う。
3月15日(月)
完全に風邪がうつった。まあ、子供が風邪を引くと病原菌が目の前、粘膜から1cmという位置にあるという感じだから当たり前か。朝からパソコン前に座り続け入稿とPC作業。夕方は久しぶりにフィジカルなショーの取材のため、有明へ。いつもはパリで見ていたJUNYA WATANABEを、今日は東京で。帰りに長年一緒にショーを回っていた仲間の一人、TFP編集長の合六ちゃんと一緒に帰路へ。いつの間にか我等も母になり、あの自由な時間はなくなったけれど、会えばいつでも腹を割って、仕事もプライベートも話せる仲間。つくづく友達には恵まれているなと思う。
3月14日(日)
娘の風邪は軽く、熱も下がり元気。引き続き、家でのんびりの日。世はホワイトデーだということだけど、完全に忘れていた。というか忘れられていた。
3月13日(土)
昨日から花粉症の鼻水がひどいんじゃないの? と思っていた娘が、花粉症ではなくて風邪だった。ほっぺが赤くなり、目が深い二重になり、どんどん熱顔になっていく。かわいそうに…。塾に習い事にと頑張っている娘、週末はのんびりしましょう。なぜか2人で『白い巨塔』を観ることとなる。「財前、かっこいい。でも財前、悪者?」「悪いというかずるい? いや、ずるいというか出世のプライオリティが高くて…」「里見先生はすごいな。」「すごいよ、なかなか出来るもんじゃない。つまりこれはどう生きるかというドラマでねえ、財前だって悪いわけじゃないんだよ。自分がどちら側で生きていきたいか、生くべきかを考えてみて。村上春樹という小説家が、壁と卵の話をしたんだけどね・・・」などと暑苦しく説いているうちに、その私の熱意に動かされたのか、風邪だけがこちらにうつった。
3月12日(金)
事務所近くのコンビニで買い物をしてレジに並んでいたら、一つ前に並んだ20代前半の男性が先にどうぞと言う。あ、いいんですか?すみませんと先にお会計をしていたら、その男性は私の隣のレジへ進んだ。「あの、あの、いつもここで働いてますよね。名前聞いてもいいですか?」「あ、●●●です。」「はい、あの、また来ます!」きゃーっ! なに、そっちのレジに行きたかったからなの? 恋、恋が、恋が始まるのか! その男性が帰った後に私の買い物担当だったバイト仲間の男の子も「えー、告白?」ときゃっきゃしている。お願い、私も仲間に入れて…。はー、いいものを見たぁとなんだかウキウキした気持ちで事務所へ戻る。仕事の関係でabema TVでやっている『オオカミクンには騙されない』シリーズを見ることになり、若者たちの片思いやら両思いやら、なんやらに思いの外、涙を流す43歳。どんだけ…と自らにツッコミを入れる。よく言えばかなりの共感力、ということでここはひとつお許しを。坂元裕二の脚本が好きということもあり、仕事がひと段落ついたら『花束みたいな恋をした』を観に行きたいのだが、あらすじを少し読んで、SNSの反応を読んで、これは多分、涙腺と感情がとんでもないことになりそうだと思い、絶対に一人で観に行くことだけは決めている。
3月11日(木)
今年に入り、なんだか息つく暇なく忙しい日々。日記が遅れ始めているが…ちょっとずつ巻き返そう。放課後、バスに乗って仕事場まで来る娘が今から向かうよという報告とともに今日、学校で黙祷をしたと教えてくれた。ママも黙祷したよと返事をして娘を待つ間に、3.11に思いを馳せた。あの日、私は神保町の集英社にいた。4月から保育園入園が決まり、仕事復帰に向けて動き始めていた時で、娘を連れて、お世話になっている編集部へ挨拶に行った。生後4ヶ月の娘を抱っこヒモで抱っこして、わあ、連れてきてくれたの、とか、いやーさっさと保育園が決まったので、ぼちぼち働きますーとか、久しぶりに会う仕事仲間を前に「というわけで、復帰しま….」くらいで大きく揺れた。大きいね、あれ、長いね、あれ、大きいな!!!と言っているうちに、出版社だから棚や机の上にある本や雑誌、紙資料がどんどん倒れてきた。みんなが赤ん坊連れの私を優先してくれ、机の下に真っ先に入れてくれた。机の下に入りながら、胸の中にいる娘と目が合う。もしかして死ぬ? この命をどう守ればいい? と、とにかく頭だけがカッと熱くなった。テレビをつけて皆で呆然とした。よりによってこんな日に赤ん坊を連れてきてしまった私に皆、優しく、代わる代わる抱っこしてあやしてくれた。この日、娘の初節句を祝うために上京していた両親と、夫と渋谷で落ち合うため、意を決して、何人かと一緒に歩いて帰ることに。途中で授乳を2回したので、多分5時間弱歩いたはず。外苑前の銀杏並木あたりでカメラマンのつゆポンが車に乗せてくれて、ホッとしたのを覚えている。その後はもうひたすら、心配とストレスをためずに母乳を出すということに徹していた。あれから10年。あの日を境に日本はどんどん変わっていった気がする。ぎゅうっと蓋をして見て見ないふりをしていた事柄がどんどん明るみに出たのではないだろうか。悲観しすぎずに、でもおかしいことにはしっかり怒って、とにかく元気に働き、社会と繋がっていこうと思う。娘は10歳になった。
3月10日(水)
今日は朝から撮影。大好きなショップでの撮影で、途中で出勤してきたショップスタッフの方が着ているセットアップがものすごく素敵で思わずお揃いを取り寄せてもらうことに。捕らぬ狸の皮算用的な買い物であることは確かである。しかし身銭を切らぬことにはいい企画には仕上がらない、とかなんとか言いながら実際のところはウキウキとした気持ちが抑えられなかったに過ぎない。外は雲ひとつないほどの快晴。神南エリアから、クライアントのオフィスがある原宿まで皆で歩いて移動。すごく爽快で気持ちのいい時間だった。
3月9日(火)
今日もひたすらPCに向かって作業&入稿。座ってばかりで血の巡りの悪さを感じる。夜、娘の習い事が終わったのが7時。閉店の1時間で久しぶりにささっと焼肉を食べよう♡ということになり、大して味わう暇もなくガツガツと食べ終わってお会計。2人だから5000円くらいで、払おうと思ったら財布がない。最近は電子マネー一辺倒で、夜まで財布を持っていないことに気づかない始末。「えーと、電子マネーは使えますか? あ、使えない、ですよね。えーと…ちょっと財布を忘れまして、えーどうしようかな…」と店員さんの冷たい目を浴びながら焦りまくっていたら、焼肉用のエプロンを外しながら、娘が一言。「私、持ってるよ。」なにっ!!! 「今日、バスでママの事務所に来たから、お財布持ってる。この前、さやかちゃん(我が妹)にもらったお年玉、入れてある。」とのこと。ありがたく、キキララのお財布よりお借りした。頼れる娘。
3月8日(月)
Zoomミーティング&締め切り2本の日。終わらせてダッシュで+IPPO PROJECT最終日のツイギーへ、撤収作業へと向かう。予想を大きく上回る売上を達成することができて、本当に嬉しかった。足を運んでくださった皆さん、ありがとうございました。撤収を終え、ダッシュで帰宅。週始めからチャチャっとした晩御飯しか作れず…。いかん、いかん。それでも今日は、無事にバザーを終えられた達成感の方が大きい。楽しんで続けていきたい。
3月7日(日)
バザー2日目。今日は昼からの参加。昨日、130点ほど売れてしまったので少し心配だったけれど、引き続き、たくさん買ってくださったのでホッとした。閉店間近に妹と妹の友達、みさきちゃんが来てくれて、いきなり阿波弁になってしまう。今日は昨日とうって変わって肌寒く、換気のために扉を開けっ放しにしていたため、コートを着ての接客。忙しい一週間だったけれど、とても充実した気分。昨日に引き続き、帰宅後に泥のように眠る。
3月6日(土)
神宮前にあるヘアサロン、ツイギーのギャラリースペースをお借りして、+IPPO PROJETのバザー。THE SHEでのオンラインバザーを含めると三回目となる。土、日、月の3日間の開催予定で、私は土日、店頭に立つことに。一緒にこのプロジェクトをやっているスタイリストの百合子、フリーPRの枝ちゃん、百合子のアシスタントのセキコ、うちのエリナちゃんでエッサホイサと運び込み、特急で並べる。オープン前から並んでくださった方もいて、とてもありがたい。うちの娘も大張り切りで、フクロウのホーというぬいぐるみを持ち込んで売り物の帽子をかぶらせたり、接客したり、道に立って「バザーやってまーす」と呼び込みをしたりと大活躍。ありがとう。先日、ツイギーの松浦美穂さんのラジオに、ゆずりはの亜美さんと私で出演させていただいたのだけれど、今日がオンエア日。皆で聞く。このプロジェクトを知ってもらうためにはどんどん取材も受けたい。しかしその音声を聴くと、考えながら話している時、やたらと「えー」と言っている。「えー、つまりは」「えー、そもそも」など。ちなみに、過去、動画での出演の際は、考える時に上を向いてほぼ白目になっていることが多々、あった。「えー」と「白目」には今後、気をつけたい。初日はひっきりなしにお客さんが来てくださって、予想以上に売り上げることができた。ありがとうございます。THE SHEでお買い物している、いつもコラムを見ていると言ってくださる方たちもいらしてくれて、いろいろとお話できたことも幸せでした。7時に終わり、家に戻って泥のように眠る。
3月5日(金)
お昼に久しぶりにスタイリストの佳世と渋谷でランチ。同い年で、同時期ではないがロンドン在住歴があり。仕事もたくさん一緒にしてきたし、悩みがあればいつも相談しあってきた同志のような存在。コロナもあって連絡はとっていたものの、対面で会うのは本当に久しぶりだった。生き方とか仕事のスタンスとか、これからのこととかたくさん話し、励まし合って解散。仲間はいいね。佳世は今までになくショートカットになっていて、私は人生初のオレンジ頭。40代の自由という証なのか、自分を鼓舞するためなのか。さて、どっちだ。過去でも未来でもなく、とにかく今を大切にしたいと渋谷の喧騒をくぐり抜けながら思った。
3月4日(木)
朝、SACHIと2人で展示会へ足を運んだ後、週末に控えたツイギーでの+IPPO PROJECTのリアルバザーのための準備。最終的に総勢28名の、ファッションに携わる仕事をしている方々が洋服や雑貨を寄付してくださいました。本当にありがたい。少しでも多くの募金へと変えられるよう、精一杯楽しんで頑張りたいと思う。娘をバレエ教室へ送り出した後に、打ち合わせのため原宿へ。来週の撮影に向けて、いろいろと企画を詰める。帰る頃にはすっかりとあたりが暗くなっていたけれど、それでも大分、日が長くなったと感じる。コロナが収束して、若者の街、原宿にも早く活気が戻りますようにと思いながら、帰路を急いだ。
3月3日(水)
ひな祭り。今日の撮影もとても楽しかった。久しぶりに少し遠出をし、スタジオの中から海を見た。旅へ行きたい思いは募る。夜はひな祭りだからちらし寿司とお吸い物。すくすくと育っている娘がこの先も引き続き、すくすく育ちますように。
3月2日(火)
午前中からTHE SHEの物撮りの日。かわいいアイテムが続々と入ってきて、楽しみ。明日は久しぶりに早朝、ロケバスのピックアップがあるため、娘が寝てから事務所へ。4時半起きなので早く寝ようと思う時に限って本を読んだり、Netflixをチラ見したり。
3月1日(月)
ハロー3月。ひな祭り、桜とピンクの季節。緊急事態は無事に解除されるのか、否か。君とお別れする頃にはきっとコートも脱ぎ捨てていることでしょう。その頃には、一歩でも気持ちが前に進めていますように。今日は朝から大人数の前でプレゼンのため、起きてからそわそわと落ち着かない。さらに髪の毛をオレンジ色にしたてで、そわそわが倍増。クライアントさんのオフィスに着いてみたらば予想以上の人数の前でしゃべることが判明。マスクの下の口がカサカサになるまでしゃべり倒して事務所へ戻る。完全に交感神経が優位になっていたため、そのまま続いてものすごい勢いでPC作業や、THE SHEの着用写真の撮影など。先に事務所に来ていたサチとえりちゃんが「髪!!!」と驚いていた。自分ですら、鏡を見て「髪!!!」とまだ驚くのだから当然か。晩御飯は体に優しいものが食べたくて、野菜と白身魚、牡蠣、きのこ類、豚肉などをたっぷりと入れたお鍋にした。
2月28日(日)
ありがとう、さようなら2月。あまりに早くいなくなってしまって、寂しい。できればもう少しだけ側にいたかったけれど、時は決して待ってくれない。いつか、いつかいい思い出にできますように。ってくらいにあっという間だったよ。気分をビシッと変えるため、髪の毛をブリーチしてオレンジ色にした。娘に「やーーーー!!!ちょっと、なんで、なんでっ。もーーーー!」と叱られる。春休みが始まる前にある、最後の保護者会までにはせめて茶色に戻してほしい。うちのクラスのお母さんは真面目な人ばかりだからと言われた。彼氏、夫などの類であれば「いいじゃん、好きにさせてよ。そんな私を好きでいてよ」というところだが、娘に言われると弱い。3週間ですっかり元通りになっていそうな気もしている。
2月27日(土)
今日も楽しみにしていた『俺の家の話』の録画をじっくりと観る。すっかり長瀬くんのファンになっている単純な私。同年代の友達が、長瀬くんの最後の?主演を慈しむように観ていると言っており、少し納得。しかし「推し」とは尊い。私は特定の誰かにどっぷりお金とつぎ込んだりした経験がないが、この時代に誰かの生きる大きなパワーになっていることは間違いない。芥川賞を受賞した『推し、燃ゆ』もとても面白かったし、作者の宇佐見りんの推しが中上健次というのもとてもよい。
2月26日(金)
午前中は来週に控えたプレゼンのための、最後の打ち合わせ。なんとか形になったかなと思いながら、事務所へ戻り、事務作業など。気づけば2月最後の平日。なにかの冗談か? と思うくらいのスピードで終わった。誰かがツイッターで「2月ってなんで28日しかないの? 鬼に食べられたの?」と書いていて、なんだかいいなあと思った。
2月25日(木)
今日締め切りの提出物やら、打ち合わせのための資料のまとめやらを必死で終わらせて、午後から打ち合わせが2本。喋りすぎて喉がガラガラである。打ち合わせ中に、前の会社の先輩とばったり。聞けばもう娘さんが22歳だとか。ひゃ〜、時の流れ〜。いつまでもバリバリと働いていて嬉しいやら、尊敬するやら。いつ会ってもニコニコと話しかけてくれて嬉しい。急ぎ、事務所に戻り、娘の髪の毛をバレエ仕様に結わえてダッシュで送り込む。夜は家族が娘担当のため、事務所で一人、深々と考え事や仕事など。考えても仕方がないことを深々と考えてしまう。分からないことがある、解決できないことがあるということが生きるということなのかもしれないなと思いながら、長風呂。
2月24日(水)
朝から一本、原稿をやっつけて、午後からTHE SHEの打ち合わせや発送作業、来週の撮影の構想を練ったり、調整をするなど。まばたきをする間に一週間が半分、終わってしまった感じだ。娘とお風呂の中でi-Phone片手にカラオケ。イヤホンをつければ、採点までしてくれる。ただ、やればやるほどにカラオケへ行きたくなるのがたまにきず。
2月23日(火)
久しぶりにぐっすりと8時間睡眠。駒沢公園近辺で娘と大型犬を追いかけたり、愛でたり、イノダコーヒーで資料を作ったり、テープ起こしを読んだり、チラチラ読書したり、これといって祝日らしいこともしないまま、終了。
2月22日(月)
ニャン、ニャン、ニャン。今日は猫の日。とあるウェブコンテンツで猫の日にちなみ、猫モチーフの企画をリリースしたのだが、過去最高PVかつ売り上げとのこと。猫、恐るべし。今日は朝、+IPPO PROJECTの打ち合わせをしようと主催者3人で集合。皆、子供を送り出してから朝ご飯を食べながら。3月初旬に迫ったリアルバザーに向けて、最後の詰めと今度の展望など。その後、もう1本打ち合わせ→パリと繋いでリモートインタビュー→撮影のためのコーディネート下見→Zoomで打ち合わせと月曜日から小走りで駆け抜けた。だけど、明日は祝日だ、やったー。
2月21日(日)
来週の仕事の準備をしたり、家を整えたり、Netflixを見たり、本を読んだりしているうちに終わってしまった日曜日。
2月20日(土)
平日が忙しかったため、土曜授業の娘が下校するまで泥のように眠る。その後もだらだら、ぼーっと過ごし、かろうじて夕飯の準備をしたが、やろうと思っていた掃除はほぼ手付かず。楽しみにしていた『俺の家の話』の録画を観たことと、娘のバレエレッスンのため、髪の毛を結わえたことくらいしか覚えていない。記憶にございません!
2月19日(金)
朝から雑誌GINZAの連載取材。終わり、久しぶりにフリーPRのあきちゃんを交えてランチ。あきちゃんの家のお正月の話が好きで、一度聞いたことがあるが、またしてもらう。毎年、大晦日にお父さんが長年見てもらっている占い師? お寺の方? ともかく”見える人”のところへ行き、家族全員の来年度の運勢を聞いてきて、お屠蘇をしながら一人一人、発表されるというもの。聞けば、初詣の場所もそれぞれに違うとか。面白い。これからのアパレルのあり方、メディアのあり方など真剣な話も交えながらの楽しいランチでした。午後からは取材。珍しく、するのではなくされる方、2本。1本は雑誌で、もう1本はラジオ。ラジオが思った以上に長引き、その後に予定されていたZoomでの打ち合わせに遅刻。その上に気がつけば充電がなくなりそう、Wifiの環境が悪いという凡ミス。渋谷の駅前でPCを片手にウロウロと電波を探したり、東急スクエアビルの隅っこで立ったまま、PCに向かって頷いたりしていた怪しい茶色のコートにつけ襟のアラフォーがいたら、それは私です。終わり、塾帰りの娘と合流。金曜だし、もう夕飯サボって外食だ〜と言いたいところだけれど、店は8時できっちりと閉まる。コロナめ…。1週間、お疲れ様〜。
2月18日(木)
今日は打ち合わせが4本。オンラインとオフラインを交互に繰り返し、しゃべり倒して1日を終える。誰かがオンラインミーティングってやんややんやと説明している自分の姿も画面に映るのが慣れないと言っていたのを思い出す。確かに。娘が学校の授業で発表するという紙芝居の絵がとびきりにかわいくて、こちらは、褒め倒した。
2月17日(水)
今日はサチの誕生日。おめでとう! I LOVE YOU ALWAYS. いつも心からサチの幸せを願っています。朝9時集合で、+IPPOの配送準備。今回もたくさんの方に参加していただきました、ありがとうございます。3月の旅立ちの時、少しでも多くの寄付金をアフターケア相談所のゆずりはに渡せますように。IPPOプロジェクトの同志、枝ちゃんに今日、明らかにテンションが低いんじゃ…と指摘され、実はさっきまで原稿を書いていたことを白状。恥ずかしい。そのあとにまあいつもが元気すぎるからいいんじゃないか的なことを言っていた気がするのだが、詳しいことを失念。意外と早く終わり、午後からの撮影まで少しだけ時間が空いたので、もし起きなかったら叩き起こして! とアシスタントのえりちゃんに頼んで仮眠。無事に撮影と取材を終えて帰宅。娘と一緒にクナイプの入浴剤を選んでドバドバ入れてお風呂。はー、至福。入ってすぐの「ハフーーーーーー」という深呼吸で、1日の疲れが全部出ていく感じがある。風呂はいい!風呂はいいな!
2月16日(火)
外のアポと事務所作業のミルフィーユで、じっくりやりたい入稿がまた夜に。夜中、爆笑問題のTBSラジオ『JUNK爆笑問題カウボーイ』が終わったあたりから孤独を感じ始める。なんとかスズメ・チュンチュン時間(7時想定)あたりで脱稿。久々の2万字、無事に脱稿。好きな言葉だ、脱稿。娘が小さかった頃は、よく「ママ〜抱っこぉ」を脳内で「脱稿」に変換していたものである。懐かしや。
2月15日(月)
ひたすらにパソコンに向かって入稿の日。だがしかし、終わらず。とほほ。
2月14日(日)
御茶ノ水に用事があり、朝から一人で外出。目的地がたまたま新卒で入った出版社の近くで、懐かしすぎてあたりを散策。よくサボったり、企画を考えたり、同僚と愚痴を言い合っていたうだつの上がらない小さくて古い喫茶店は潰れていた。残念。甘かったり苦かったりする思い出が溢れ出て、つい、元同期とLINEでやり取り。まだまだ雑誌が元気だった時代に新人として編集部に入ったことはよかったねと言い合った。帰り道の駿河台まで足を伸ばし、大好きな近江屋菓子店へ。隣にある白泉社という漫画の出版社で、大学時代に一時期、アルバイトをしたことがあり、こちらもまた懐かしい。ケーキを食べながら、漫画家の先生と編集者が「よぉし、来週、ついにキスさせよう、2人を。キャーッ」などときゃっきゃと打ち合わせをしているのを横目に、がっつりケーキを食べたりもしたな。バレンタインデーだから、テイクアウトのお客さんの行列ができていた。いくつか買って帰宅。今日もいつものごとく、娘と2人で彼女のイマジナリーフレンドを主役にした話をつくってしばし妄想の旅へ出ていたところ、急に娘が3歳頃によく遊んでいたイマジナリーフレンドであるフクロウのロフク、その友達のバカ田カバオを思い出した。ロフク、久しぶりだね! 何年ぶりだろう?と2人で盛り上がっているうちに懐かしすぎて、ノスタルジックな気分になってしまって、まさかの泣くという事態。「ロフクー、カバオー!!!」と言いながら、実在はしないがかけがえのない対象に向かって、ベッドの上で泣いた。娘もそれを見て少し泣きそうになったらしいが、猛ダッシュで画用紙を取りに行き、もう二度と忘れないようにと頭の片隅にあるロフクとカバオの残像をかき集め、必死に紙に描きとめていた。「ロフクのお姉ちゃんはさゆり。ロフクとカバオは博士の研究室に通っている子供だったよね。ロフクは優等生で優しい女の子。夜行性だけど友達と遊びたいからそれを克服した。カバオはバカだけど元気でピュアな男の子。2人は仲良し。」と話しているうちにどんどん記憶が鮮明になっていった。娘の口癖は「お話しよ!」で、移動時間や散歩中、お風呂時間などに私と2人で話を作るのが本当に大好きなのだとか。3歳から始まり、早7年。この「お話しよ!」時間が、生活の中で1番の至福と言ってくれるんだから、かわいい。ちなみに2番目の至福は金曜日にベッドに潜り込む瞬間だそう。いやはや、しかし、こんなにも「お話しよ!」が続くとは、皆目思っていなかったが、私にとっても貴重な時間になっていると感じる。今日はいい日。
2月13日(土)
週末恒例、娘のバレエ教室の待ち時間に喫茶店でのんびり読書&考え事。来週締め切りの原稿のためのテープ起こしを読み込もうと思うも、結局ぼーっとしてしまい、慌てて迎えに行く羽目に。それにしても人出が多い。
2月12日(金)
今日は自宅作業。今日、締め切りの資料作成と明日の+IPPO PROJECTの追加バザーのための準備などでひたすらリビングの机の隅っこに座り続ける。絶対に運動不足でやばい。でも、ウォーキングなどする暇は今日は1ミリもない。途中で何度かお湯を沸かして、プーアール茶、阿波番茶とお茶をたくさん飲んだ。夕方に緊急事態発生でZoomでミーティングが入り、楽しみにしていた展示会をひとつミスした。さとみ、ごめんよ、会いたかったー。オンラインで打ち合わせしたり、LINEやメールでやり取りをしても実際に他人と対面することなく、懇々と仕事をし続けている中で、ふと目にしたのが娘の手紙。「マフラーへ 私は芸能界での活動が多くなり、あなたと遊べる時間が少なくなってしまいましたね。私は今、熊本にいます—」えーと。宛先は彼女のイマジナリーフレンドで、どうやら差出人も自分ではなくイマジナリーフレンドらしい。一瞬、時空がぐんにゃりと歪むような感覚に陥り、今がいつでここがどこで、私が誰なのかが分からなくなる不思議な感覚に陥った。はっと我に返り、もう一度、カップに注がれた番茶を飲みました。
2月11日(木)
朝9時半集合で、友達と遊びに行くという娘。お弁当を持って集合とのことで朝からサンドイッチを作って持たせる。しかし、児童館がお休みで、我が家に招くことに。女の子3人できゃっきゃ、きゃっきゃと楽しそうに遊んでいる姿を見て、とても幸せな気持ちになった。女の子たちのきゃっきゃを聞きながら、隣の部屋で作業。祝日って仕事がはかどった試しがない。
2月10日(水)
朝、若干体調が悪く、アポをひとつサチに任せて家で作業。14時からオンラインでのオリエンが1本。古着のスウェットの上からKkCoの黒つけ襟をプラスするだけで、それなりに見えるので便利。ちなみにボトムは無印のレギンスです。うっかり立ち上がるようなことになれば一巻の終わりだがセーフ。また、娘の部屋の机を借りて参加した。学校から戻った娘が、実は数日前から時々歯が痛いという。見てみたらば、なんか表面がちょっと茶色くなっているような?「わー虫歯じゃない?これ!」ということで急いで行きつけのキッズデンタルクリニックに電話をすると、3週間先まで観てもらえない。ちょっと評判のいい子供の歯医者っていつもこんな感じで、困る。やむなく近所の良さそうな歯医者へ。道すがら、「ご、ごめんなさい」とビビっている娘。確かに子供の頃の歯医者って恐怖でしかない。怪我でも風邪でもなく、明らかに自分の怠りによる痛みと損傷に対する罪悪感と後悔。「あの話をしてよ、ママが子供の頃の歯の話。」と娘からせがまれる。それは小学生時代の私が、夜の歯磨き中にふと口を開けて鏡を見たら、前歯の裏側が真っ黒になっていた。焦った私が母に抱きついて報告すると、母に「ほなけん、ちゃんと磨きっていうたでー!!!!(注:阿波弁。訳:だからちゃんと磨きなさいと言ってたでしょ!!!) と、カンカンに怒られた。我が子の前歯の裏が真っ黒だったらそれはもうめちゃくちゃ焦るし、親である自分がもっと見てやっていたらと後悔すると今なら分かる。もう一度大きく口を開けて歯をそっと触ると、黒いものが簡単に取れた。「……(夕飯に食べた)さんまの皮や!」、同時に叫ぶ母と娘。その後、安堵感から2人で爆笑したというくだらない話だ。うちの娘はこの話が大好きで、どうやら気を紛らわしているらしい。結果的に茶色くなっていたのは見間違いで虫歯ではなく、乳歯のぐらつきによる違和感だったというオチ。連休前に疲れるわ!!
2月9日(火)
昨夜気を揉んでいた#変わる男は予想通りにTwitterで炎上しており、無事に?仕切り直しとなったそうだ。そりゃそうだろう。仕事以外でSNSを見る時間を極力減らしているが、さらに減らそうと思いながら、今日もバスの中で本を読む。至福。いつだって読書は私を助けてくれる。読書も体力がいるけどね。諸々の外仕事を終えて、夕方に帰宅。夜ご飯は親子丼とお味噌汁。夜、娘の部屋を借りてZoomオリエンに参加したらすごく快適で、これからちょくちょく部屋を借りようと思う。ただし、角度によっては、画面背後にびっしりとぬいぐるみが並ぶので気をつけたい。
2月8日(月)
午前中、THE SHE magazineの入稿を終わらせた後、配送準備など。午後からひとつ展示会と打ち合わせへ。原宿と外苑前の間くらいの、久々に歩いたエリアで、小さなショップ(主にアパレルと飲食店)が次々と閉店していて驚いた。SNSで誰かがあげていた、youtube配信の「Don’t be silent.#わきまえない女たち」をイヤホンで聞きながら帰る。面子を見ると皆、それぞれに女性の地位向上のために動いている人たちだが、それでも「今まで私、わきまえてしまっていた場面がたくさんあったんですよ」と発言していて、ちょっと驚いた。あ、でも、森喜朗辞任に向けての署名を集めているという20代前半の女性2人には全く分からない感覚らしい。それにはちょっとほっとしたけれど。以前、子供をインターのプリスクールに通わせているママ友から、同じ学校に通う娘を持つ、アメリカ人の女性が「日本で暮らしていると、知らないうちにいつの間にか男尊女卑のムードの中に娘が入ってしまう」ことを恐れてアメリカに帰ったという話を聞いたことを思い出した。この話は、娘を持つ母親として、ずっと心の片隅に残っている。
いろんな立場のいろんな年代の女性の話が聞けてよかったなと思ったのに、これに続く明日のコンテンツが「#Don’t be silent.#変わる男たち」で、まさかの男性だけの企画らしくてマジでがっかり。え、どういう目線? どんな立ち位置? 荻野キチさん、武田砂鉄さんなど信頼している人たちも入っていて複雑な気分。正直、なんでこの人が入っているのか…と思う人も。わきまえない女たちの配信で、「森喜朗の発言は誰が聞いてもNG。それは分かってるけど自分も同じようなことやってきたことに気づいてない男性が多すぎてモヤモヤする」との発言の直後にこれ。うーむ。でもまあ、間違いを認めて謝って次へ進むことだって大切だしな。でもな、うーむ。なんだかもうただでさえ仕事と育児とコロナと、いろんなことであわあわするのに、考えざるをえないことが多すぎやしないか、最近。はー、ガスファンヒーターの前にパジャマで寝っ転がって、頭を空っぽにして、ひたすら漫画が読みたい。
2月7日(日)
一歩たりとも外に出ることなく、1日中、PCでNetflixを横目で見ながら家の掃除をしまくった。底冷えしたのか、しもやけに…。以前から末端冷え性で、大人になってからもしもやけになる。最近は家や事務所で座っての作業も多く、さらに血行不良になっているのかもなー。娘に見せたら、「小指が花豆みたいでかわいい」とのコメントが。花豆と言われて正確にビジュアルが浮かばず情けなし。
2月6日(土)
はふー、週末だ! 今週は締め切りのない週末で、来週がドタバタしそうなのでゆっくりと英気を蓄えたいところ。今週末は一人で家で過ごす時間が多そう。今日は娘を送り出しがてら、本屋で「鬼滅の刃」のファンブックを購入。先に見ていいよとのことなので、駅前のディーン&デルーカにて読む。本編が終わってからの解説やキャラクター設定の深堀などがかなり丁寧にされていて感心するが、Q数が小さすぎて読む気になれず、撮り下ろしの漫画を読むのみで終了。感じたくはないが、老いを感じる。くーっ。英語版の『DEMON SLAYER』も少しずつ買って、娘と交互に読み、さて、どの場面を読んでいるでしょうかクイズをやっている。そろそろ注文しておくかと思ってアマゾンで見たら、なんと3巻からずっと欠品。鬼滅人気、着実に海を渡っているようだ。後でアマゾンのプレビューでコメントを読んでみよう。喫茶店で原稿のために座るのではなく、あくまでぼーっと本を読んだり考え事をする時間がどうしても必要で、大好きなのだが、最近はソーシャルディスタンスのために席数は半減。換気のために入り口が全開になっていて寒い。ここは好きなだけ深々とソファに座って、時々、駅を行き交う人々や散歩中の犬、鳩などを眺めたりしながら過ごせたのに、今は1時間半制となってしまった。おのれ、コロナめ…。家に戻り、「SKYキャッスル」の続きを見ながら、夕飯の支度。
2月5日(金)
昨日、なゆたに勧められたNetflixの韓流ドラマ『SKYキャッスル』が面白すぎて、まさかの朝方まで見続けてしまった。1エピソードが30分だしねーと油断してあとひとつだけ、あとひとつだけとやってるうちに、展開がものすごく早くて面白いから、やめられない、止まらない。韓国の受験戦争は本当に過酷なのだなー。そんなこんなで朝、事務所でうつらうつらとしてしまい、一瞬立ち寄ったサチと会話をしたようなしてないような? 昼から一緒に展示会へ行く予定だったので聞いてみたら、「行ったよ。相当おもしろいもの(←私)見せてもらったわ。笑」とのこと。ほぼ夢遊病。2021年秋冬シーズンの買い付けも続々と始まっている。今年の秋は一体どんな世の中になっているのだろう。展示会で見るのは洋服やファッション小物だけれど、その向こう側に見える、ちょっと先の未来を感じるのは楽しい。帰り道やお風呂に入っているときに「あ、そういうことかー!」となる瞬間が好き。事務所へ戻り、夜に2時間のZoom取材。これまた大変に楽しく、勉強になる取材あった。ふと横を見ると、私がZoom中で身動きできないのをいいことに、宿題をしているはずの娘が本棚から次から次へと本や漫画を取っては読むを繰り返している。画面オフにはできない取材なので、目線で「あらら、あなた? 今、やるべきことはなんだっけ?」とサインを送る。次に娘を見ると、まさかだったが本を持ったままの体勢で静かに眠っていて、二度見してしまう。まあ、金曜日だもんなー、お疲れ様でした。
2月4日(木)
今日は朝からZoom会議続き。最初のは画面オフで音声のみの参加でOKなやつ。2本目は初めてお仕事をする化粧品の会社の方達で、途中で1時間半空くから朝風呂でも入ってきっちりとメイクしようと思っていたら、1時間ほど時間を間違えていた。1本目のZoomも少し長引いて、まさかのそのまま臨むことに。かろうじて瓶底メガネからコンタクトに変えることだけはできたが、髪の毛もハネまくりで、もちろんスッピン(なんなら顔すら洗ってないよ…)で、かなり個性的な動物たちのイラストが全面に施された古着のスウェット姿でZoomがスタートしてしまう。そんな状態でものすごく論理的に説明したり、真面目に発言する様を、自分が画面上で見えてしまうと辛さ。途中で絶妙に髪の毛のハネが見えない角度を見つけたため、不自然に少し斜めを向いている人になってしまったと思う。反省。
そして昨日、今日と五輪組織委員森喜朗会長の記者会見を見て、怒りまくっている。日本列島、老いも若きも男も女もめちゃくちゃ腹を立てているんじゃないだろうか。謝罪会見なのに、質問されてなぜか逆ギレしている図を、ノーカットの記者会見で見て呆れかえってしまった。私は誇りを持って、というかごく当たり前に#わきまえない女でい続けるわ。森さんもそうだけど麻生さんとかも、これまでああいう発言をあの人って本当、あんな感じで物言うよねーと言うニュアンスで「なんとか節」みたいに報道されたり、また言ってるわ、腹立たしい! くらいで終わっちゃってたけど、こりゃもうだめだ。諦めずに、受け流さないでアクションしていかないと。海外でも大きく報道されて、恥ずかしい限りだ。しかも、辞めないってよ!
2月3日(水)
久しぶりに編集者仲間のなゆたと、大好きな松陰神社のゴダーユで打ち合わせがてらにランチ。近況報告と仕事の話と雑談。夜の外食は一切なくなり、昼も必要最低限のみにしている。しかもソーシャルディスタンスとマスクで注意しながら。早く元に戻りたい!とばかり思って、心がぎゅうっと縮こまるよりは、できる限りで楽しみを見つけよう。夕飯の準備をしながら、Tverでテレビドラマ『俺の家の話』2話を再度、見る。最高に面白くてちょっと泣けて、しっかり問題提起もあって。さすがクドカン。伝えたいテーマがシリアスであればあるほど、ユーモアって必要だなと改めて、思う。
2月2日(火)
節分!大切な節目! 立春を元旦とするならば、節分は大晦日。私の周りには節分を大切にしている人がたくさんおり、恵方巻きと豆まきはもちろんのこと、シーツを変える、古い下着を捨てる、塩風呂に入る、塩をばらまいて玄関を水拭きするなど。私も節分までに家の中を完璧に掃除すると意気込んでいたが、今、泥棒が入っても気づかれないくらい、散らかっている。大体、「完璧」になどと思ったこと自体がおこがましい。「完璧」に謝りたい。でも、そもそも何事も「完璧」など目指さなくてよい。
今日は1本プレゼンがあり、30分の持ち時間だったが気が付けば1時間半、喋りに喋って帰宅。買ってきた恵方巻きを食べたところで、娘がまさかの沈没。おーい、ま、豆まきは?
2月1日(月)
ハロー、2021年2月。少々短めで祝日も多い君、寒さも続きそうで不安定なご時世も引き続きだけれど、どうぞよろしく。今日は1日、プレゼンの資料作り。パソコンの前に座りすぎて目が痛い。塾に通い始めてから、毎月テストがある娘。とにかくテストの見直しが苦手。苦手というか、嫌い。間違いから目を逸らす、見たくない、現実逃避。いや、間違ってもいいんだよ、なんでどうして間違えたのか分かって、次に正解になることが勉強でしょう。間違いは宝!瞳はダイヤモンド!などと言い続けて、早1年。そこでアプローチを変えてみた。一緒に見直しをしながら、「コンニャロー!!! うちの大切な饅頭(娘)が答えは「ア」だって言ってるのに正解は「イ」だとぉ?? 許さんっ!!!」と立ち上がり、テストをビリビリと三分の一くらい破いた。(書いていて、本当にくだらないなと思うけど、これが私なんだな、受け止めよう) 娘は「ちょ、ママ、何してるの、ちょっと、ちょっと。セ、セロハンテープ取って!」と驚き、焦っていた。そりゃ、そうか。うかうかしていると、この人、何をしでかすか分からないという珍獣を見るような目で母を見ていた。でも「ママ、他の教科も見直ししようか」などと誘ってきたので、よしとしたい。
1月31日(日)
1月最終日。ありがとう、さようなら、2021年の1月。故郷に帰れないお正月、緊急事態宣言歳発令といつもとは違う君だったけれど、自分なりに新しいことを始めたり、気づきや小さな幸せがあったと思う。またいつか、思い出の中で、会おう。今日は娘のバレエが終わるのを待ちながら、ママ友かおりさんとサクッとお茶。はー、楽しかった。レッスン終わりでサーティワンアイスクリームが食べたいという娘。極寒の中のアイスも、なかなか乙だね。私は子供の頃から、チョコミントとメロンが好きですと言いながら、紅茶をオーダーする40代。お腹を冷やしたくないのよね。娘は、「鬼滅の刃」きっかけで、LiSAの歌を日々、歌っている。昨今は親娘でLiSAとUruのデュエット曲「再会」を練習中だ。ところで、今ってデュエットってい言うのだろうか…久しぶりに文字で書いた気がする。それはさておき、練習中でなのである。私はUruパートを任されていて、なんとかこのハモりをマスターできないものだろうかと思っていたら、しっかりとYoutubeにハモりだけを抜き出して、あげている人がいた。本当になんでもあるよね、Youtube。以前、ニットデザイナーの具志堅さんに話を聞いた時、分からない編み方はYoutubeで調べたことがあると言ってたのをを思い出した。それはさておき(2回目)、あれをハモれるようになったらきっと楽しいと娘が言うので、頑張って覚えようとしている。我々のハモれる持ち歌は今のところ、童謡の「もみじ」だけだ。
1月30日(土)
昨日、巷で話題のclubhouseに登録した。会っていなくても友達とi-Phone越しに雑談したり、個人的なラジオを聞くような感覚の音声SNS。知り合いに招待してもらわないと入れない。ほうほう、皆、いろいろ考えるなー。雑談に飢えてるのかな。でも、ああ、あの人の声が聞きたいなーとかあるよね。だけど活字の方が好きだからか、そもそもそんなにSNSを活用していないからか、しばし傍観となりそう。娘をバレエのレッスンに送り込んだのち、一人喫茶店で本を読んだり、じっくりと考え事ができて、なんだか自分的には、あ、この2時間でなんかつかんだ!という感覚があり、しばしそれに浸る。長らくじっと立ち止まって、逡巡していたことが今年は一気に動き出しそうな予感がある。その予感が当たりますように。
1月29日(金)
1月末の満月。今月もお疲れ様でした。午前中のオンライン会議を1本こなしてから、1ヶ月に1度のご褒美マッサージへ。最近は必ず、満月に予約を入れるようにしている。大理石のように硬い私の肩と首だが、ここ2週間は週1の筋トレをサボっていないのでいくらかマシとのこと。ほっ。やっと週末だ、嬉しいな。
1月28日(木)
オランダのブランド<エクストリーム カシミア>とオンラインでミーティング。次の秋冬の商品を見せてもらう。こちらは夕方、あちらは朝。まだ薄暗いヨーロッパの空や、時々映り込むオフィスにいる呑気そうで穏やかそうな大型犬、スタッフのでっかいマグカップなどを見ながら、ヨーロッパを恋しく思う。そっちはどう? コロナはどう? 元気? そんな風にオンラインで言い合って励ましあって、こんな状況下だけれど、お互いのつつがない日常を確かめ合う時間にはなんだか胸がキュンとなる。早くパリで会いたいね。終わり、2時間でサチとアシスタントのエリナちゃんとぐわーっと打ち合わせをし、ダッシュでバスに乗って、塾帰りの娘と落ち合う。帰りに、毎週木曜日に駅前に現れる焼き芋やさんで中くらいのサイズの「紅はるか」を買い、行儀が悪いが、2人して頬張りながら帰宅。
1月27日(水)
今日は午前中からブツ撮り→打ち合わせ→ブツ撮り→打ち合わせでせかせか。最後の打ち合わせは、スタイリストの一ツ山さんの事務所で焼き鳥片手に。「8時にどこも閉まっちゃうから先に買っといたー」とのこと。男前。私の周りには男前な女性が多い。生活様式もさることながら、生き方もすっきり、さっぱり、はっきり。もちろん皆、悩んだり甘えたり悔やんだりしながら必死に生きている部分だってあるけど、一様にかっこいい。大好きだ。途中で雑談やら恋愛話やらなんやら挟み込んでいたら、気がつけば夜中2時。えーっ、びっくり。家に戻り、もう何年も愛用しているエッセンシャルバスオイル「ディープブレス」を垂らしてお風呂。はー、最高。お風呂は偉大。本当は許されるなら1日に3回くらい入りたい。
1月26日(火)
仕事と仕事の間に、昼からパーソナルトレーニングへ。神経質なまでにコロナ対策をしているため、筋トレでゼーハーいっている時ですら、マスク姿。最近のちっぽけな私の夢、それはマスクなしで筋トレをすること。だってもう本当にしんどい。いつも用意してくれていたトレーニング後のプロテインもなし。タンパク質を取るために、近くのコンビニで買ったカニカマバーを原宿のキャットストリートでこそこそと食べる。客観的に見ると怖い絵図だが、背に腹はかえられない。コロナめ…。そのまま、GINZA編集部へ色校正を見に行った後、帰宅。まだ火曜日なのに思いっきり夕飯をサボって、近所で焼き鳥をテイクアウトする。でももう「あー、私って…ちゃんと栄養のある夕飯を娘に作ってない私って…仕事をしすぎてるのかな…ああ、家が散らかっている…私のせいだ…」などとうじうじ落ち込むことは、もう一切ない。私にも私の人生があり、心と体を健やかに保つためにサボる時間は絶対に必要だと思っている。好きな仕事を存分にする。娘と向き合ってコミュニケーションを密に取る。この2つを最優先する。それでいい。誰がなんと言おうとも。そういえばまだ仕事と家事の両立がうまくできずに時々落ち込んでいた、娘保育園時代。夏にお茶を入れて水筒を持っていくのが約束事だった。朝、ドタバタしすぎてお茶がない。作り置きの冷蔵庫の麦茶もからっぽ。お茶を沸かして冷ます時間がない。そもそも水が切れた。近くの自動販売機に走り、ペットボトルのお茶を買って水筒に入れて登園。ああ、丁寧な生活の真逆を行く、我が情けなき行為! と落ち込んでいた。それを見て、「えーーーっ、私、毎日、水道水をブチ入れてるけど? ダメ? お茶という発想すらない。あははー」と豪快に笑ってくれたママ友がおり、救われたことを思い出した。マオちゃん、時を経てありがとう。
1月25日(月)
1月もあっという間に最終週。ひえーい。週明けだが、多少、余裕のある1日。移動時間と子の習い事の待ち時間にゆっくり本を読む時間を持つことができて嬉しい。『文藝』春2021号から児玉雨子の「誰にも奪われたくない」、瀬戸夏子の「ウェンディ、才能という名前で生まれてきたかった?」など。はふー、幸せです。まだまだ読んでいない本があるということは焦ったりもするけれど、それだけで長生きしたい理由になる。還暦を超えた知り合いの方が、「リタイヤしたら読書三昧にするつもりだったけど、意外と体力がなくなって軽いものしか読めなくなったりするから、今のうちに読んでおいたほうがいいよ」という話をしていたのを思い出した。なるほど。確かに読書って心も体も健康な時しかできないのだと40を過ぎてから知った。私のapple musicを流しながら、娘が次から次へとヒット曲を歌い上げている。なかなかによい。
1月24日(日)
雪予報虚しく、普通に寒い雨の日となった日曜日に娘はプンスカ。気持ちは分かる。極寒、足元の悪い中、夏にバレエの発表会を控えた娘をリハーサルに連れていく。末端冷え性ゆえ、スニーカーの先がかじかんで感覚がない。2時間の待ち時間を利用して、あったかいラーメンを食べてやろうと三茶、246沿いの「AFURI」へ入ったが、券売機の前で日和ってこんにゃく麺を選択してしまう。結果的に、お腹は温まったが、一体自分がなにを食べているのかよく分からず、満足感も得られないままに店を出る。ラーメンを食べる時はカロリーなど気にせず、思う存分、ラーメンという炭水化物を楽しむべきだった。喫茶店に場所を移し、柳美里の『JR上野駅公園口』を読む。切なくて、切なくて、切なくて、3回くらい、ロイヤルミルクティーを片手に涙をぼたぼたと流してしまった。隣の男性がびっくりしてこちらをチラ見している。あの、違うんです、この本を読んで泣いているのですということを分かりやすく動作で示してみたのだが、伝わっただろうか。
「いつも居ない人のことばかりを思う人生だった。そばに居ない人を思う。この世に居ない人を思う。それが自分の家族であるとしても、ここに居ない人のことを、ここに居る人に語るのは申し訳ない気がした。居ない人の思い出の重みを、語ることで軽くするのは嫌だった。自分の秘密を裏切ったりしたくなかった。」という箇所が特に染みてメモ。ついつい調子に乗ってしまったり、思いもしないことを口にしてしまって、後に自分でもびっくりするくらい引きずることがある。そういうの、もう二度としないと心に決めた。
1月23日(土)
昨日終わらせるはずの入稿が終わらずに、土曜に持ち込んでしまう。昨日は一人で事務所に泊まり込んだのだが、夜中にベッドに潜り込んで、取り返しがつかないほどに寝てしまうと怖いから、一人用のソファで猫のようにくるまって仮眠。にゃお。仮眠のつもりが予想外に、ぐっすりと寝てしまう。これまで幾度となく同じことをしでかしているのだから、予想外のようで予想できていたことかもしれない。今回だって普通にベッドで寝ればよかった。ライターの先輩はベッドからわざと足が出るように、体を縦ではなく、ベッドに対して十字になるように横向きに寝ていると言っていた。昼過ぎに無事、脱稿。外はどんよりととびきりに寒いが、晴れやかな気持ち。気がつけばもう1月もあと数日。
1月22日(金)
Zoomでのオンラインミーティングを2つ終え、文藝春秋社へ。会いたかった編集者の方とたくさん話をして、とても楽しい時間だった。事務所へ戻り、ひたら入稿。途中、SNSを見ていたら、「すみっこぐらし」のとかげの親子の話が出てきた。とかげというキャラクターは本当はとかげではなくて恐竜の生き残り。それがバレたら捕まってしまうので隠しながら、すみっこで生きているという設定。海に住んでいるお母さんとは離れ離れで暮らしている。この時点ではわわ〜となってしまうのだが、いつもお母さんに会いたいと思っているとかげが、お母さんの背中で嬉しそうに甘えているぬいぐるみが新発売とのこと。はわわ、はわわ、はわわわわ〜!となってしまい、検索したら可愛すぎてちょっと泣いた。これは買う、絶対買う!と思ってアマゾンと楽天の両方で調べてポチる寸前までいったのだが、完全にネット広告かステマかに踊らされているぞ、冷静になろうと思ったのと、ぬいぐるみをいっぱい持っている娘に、もう買っちゃダメと言っておきながら母親の私が買うのはどうなのかと思って逡巡している間に売り切れてしまった。
1月21日(木)
朝、ウォーキングをしようと約束をしていたのに、思いっきり二度寝してしまう。ひなちゃん、ごめん。昼からサチと近所のうだつのあがらないのになんだか愛着があるカフェ、通称ハワイで打ち合わせ。気が付いたら4時間も経っていた。事務所へ戻り、今日は夜な夜な入稿作業。昨日、今日と、アメリカ大統領就任式をライブや録画、ニュース、ツイッターと色々で見る。やっぱりなんというか、安堵した。カマラ・ハリスはもとより、ファーストレディのジル・バイデン、カマラの義理娘であるエラなど、誰がどうしてその服を選んだのかという考察がたくさん。それぞれにしっかり理由がある。モードが政治に戻ってきた! 特にエラはパーソンズに通うファッション通で、かなりのハイセンス。ビジューを散りばめたミュウミュウのチェックコートで異彩を放っていた。次なるイットガール、間違いなさそうだな。なぜこの服を着るのか。その背景に意志と思考が見て取れるのは面白いし、これからはもっと当たり前のことになっていくんじゃないだろうか。消費のあり方で自分の生き方を社会に明確に示す時代がすぐそこまで来ていると思う。
1月20日(水)
大寒で極寒。今日も午前中から+IPPO PROJECTの打合せと配送をした後、娘の学校が早く終わる日なので早々にバスに揺られて帰宅。家で入稿準備や校正など。休憩がてら駅前の文房具屋に行き、娘の新しいノートを買ったり、スーパーマーケットへ行ったりして息抜き。寒いから今日は味噌煮込みうどんを作ることにした。
1月19日(火)
今日は+IPPO PROJECTの梱包作業。たくさんの参加をありがとうございました。予想を反してあっという間にほとんどが売り切れてしまったため、追加のオンラインバザーについてなど話し合う。気がつけば、明日は大寒、1月も後半戦。早い…。引き続き、文芸誌をチビチビと読んでいる。今月号の新潮も筒井康隆のエッセイが読みたかったのに、早々に売り切れていた。アマゾンで見たら、中古で4000円という値をつけている。うーむ。フォトグラファーの池野詩織ちゃんとスタイリストの金子夏子さんと昨日の撮影の写真セレクトのため、表参道のスパイラルホールへ。打合せのカフェスペースの後ろ側で向田邦子没後40年特別イベント『いま、風が吹いている』をやっていた。軽妙洒脱で、海のように懐が深くて、たくましくて、遊び心に溢れていて。憧れの女性だ。夏子さんがちょうどこの展覧会の図録のスタイリングをするとのことで、色々話を聞かせてもらった。もし向田邦子が今、生きていたらどんな靴をワンピースに合わせていたかという想像が楽しすぎて、夜中に久しぶりに『向田邦子の恋文』を読み返す。切ない。
1月18日(月)
朝からスタジオ撮影。今日は通勤快速の混みっぷりにおののいて各駅停車を選び、結果的に最後は猛ダッシュでスタジオ着。はあはあ、コロナめ…。今日は久しぶりにモデルの太田莉菜ちゃんとの撮影。オレンジ色の無造作ヘア、凛とした佇まい、抜群のスタイル、チャーミングなパーソナリティ。憧れるー、見惚れるー。かわいい女性が大好き。かわいいは正義だと思う。ファッションももちろん好きだけど、かわいい女性が大好きでこの職業についたのだと思う。中学生の頃から、女性による、女性のための、女性の読み物を作りたいと構想を練り続けていた。見渡す限りの田んぼ道で。同じくらいにスポーツも好きで、スポーツ記者と迷ったこともあったなぁ。あの頃の私は元気だろうか。
ふとスタジオのラックを見たらば、スタッフ10人中、6人がノースフェイスのダウンコートを着ていた。MM6やGUCCIとのコラボも記憶に新しい。まさに一人勝ち状態か。THE SHEでもいつかダウンを作ってみたいと思いながら、自分のネイビーのノースダウンを着て寒空を歩いた。
1月17日(日)
昨日から一変、寒い日曜日。娘がバレエの発表会へ向けてのリハーサル(半年もある…)に行っている2時間の間に、娘の保育園時代の友達、リオと公園でバレエボール。サッカー少年リオは『ハイキュー』にはまっている。こうやって元バレー部の私を練習に誘ってくれるとはなんとかわいく、嬉しいことだろう。うちに息子はいないので、リオの将来を一緒にずっと見守りたい。4ゲームが終了したところで、リオはサッカーの練習に出かけて行った。冬は見守るのも極寒らしい、ヒデ(父)、さゆり(母)もお疲れ様です。受験勉強も大変だが、がっつりとスポーツの道も同じくらい、もしかしたらそれ以上に大変だ。スッキリといい汗をかいた後に、徳島の実家から冷蔵便で届いた故郷の味「はやしのお好み焼き」やら母が作ってくれたフライ、きんぴらをもりもりと食べてプラマイゼロどころかプラス。
1月16日(土)
朝起きて1時間散歩しようと娘と約束したのに、二人してぬくぬくと惰眠を貪ってしまい、昼から慌てて髪を切りに行く。暖かくてポカポカ陽気、代官山はそれなりに人出があった。髪を切り終えてから、旧山手通りのカフェミケランジェロにてお茶。暖かいし、コロナ対策にもなるしと外のベンチで食べる。娘は、ここの紅茶に生クリームを追加してチビチビと入れながら飲むのが好きだそう。いつもミルフィーユを半分こするのだが、どちらが断面を綺麗に平らにフォークで切っていけるかという、しょうもない戦いをしています。だいたい、残り6/1あたりでクリームが外に出始めて、断面がガタガタになるというしょうもないデータも蓄積しました。それにしてもヘアカット後に代官山のオープンテラスでお茶って、東京の小学生って末恐ろしい。その後、バレエのレッスンへ送り込んだ後、友達のモチとお茶。お茶ばかりのサタデー。
1月15日(金)