THE SHE

DIARY

2023 / Oct

10月21-23日

 以前はこのTHE SHEでオンラインバザーをやっていた+IPPO PROJECT。前回から引き続き、外苑前のヘアサロン、ツイギーのイベントスペースをお借りして開催した。いつも快く愛用品を出してくださる仕事仲間たちやファッション業界に携わる皆さんに励まされたり、勇気をもらったりして、半年に1度行う大切なバザーである。気づけばもう6回目。毎回、来てくださる常連の方もいるのがまた嬉しい。これは残っちゃうかなあ?と思う洋服も、あの人をずっと待っていたのかしらと思うほどぴったりの新しい持ち主のところへ旅立っていく。それを見るたびになんだか不思議な気持ちになったり、ワクワクしたり。とにもかくにも長く、長く続けたい。

10月4日ー10月8日

これまた3年半ぶりのロンドンへ。麗しのパリから愛しのロンドンへという言葉が浮かぶほど、ユーロスターを降りた瞬間に「愛しさと切なさと心強さ」を感じる私。第二の故郷、心のオアシス、私に真の自由を教えてくれた場所、ロンドン、ただいま! 大好きな本屋があるマリルボーンハイストリート界隈に宿を取り、1日平均2万歩歩き、大切な師匠である美奈さんに会い、夫のゆきさんのご飯を食べた。展覧会や美術館に行ったり、百貨店や小売業をリサーチしようと思ったのに、気がつけばほぼ毎日、人混みを極力避けて、広大な公園でさんさんと太陽を浴びながら紅茶を飲んでぼーーっとするだけの滞在になった。頭を空っぽにすることと歩くことが今、1番たりてないことだったのだなと思う。東京でお仕事をご一緒する機会があり、旦那さんの仕事の都合で3人の娘と共にロンドンで暮らすちささんとも久々の再会。とびきりにワーカホリックだったちささんは「なんであんなに働いていたのか今は理由が分からない」と言い、「今は人生の充電期間」だそう。なんだかいいなあ。やがてやってくる50代をどう生きるかを深々と話して解散。また来るね!

9月後半戦

振り返ってみれば、日々、ここに綴っておきたいたくさんのことがあったのに、ありすぎて振り返る暇がないという本末転倒な事態を反省したい。気を取り直し、かいつまんで記録!

中旬の週末には、娘の中学校の生徒祭へ。たまたま上京していた両親にも学校を案内できてよかった。小学校の頃とは違い、走り寄ってきたりニッコニコで手を振ったりということはなくて、終始、クールな塩対応。それもまた成長の証かしら。

18-20日で韓国出張。今だから書けるけれど、TWICEのツウィの撮影。準備が大変だったがそんなことは秒で忘れるくらいに楽しく、新鮮な撮影だった。韓国語、頑張りたいなあ。今回の出張は20代後半のロンドンライフを共にした瑠美と一緒だった。しょっちゅう、夜まで遊んでそのまま泊まりに行き、朝、一緒にオフィスに出勤していた仲。今回も、仕事→ホテルで仕事&おしゃべり→寝落ち。私たち、変わらないわね。でもあの自由だった日々が懐かしくもあった。

ここからが怒涛で撮影を5本やって27日から久しぶりのパリコレへ。円安に慄きつつも、コレクションと展示会を堪能。集中して半年先のことや世の中の流れを考えられるよき時間になった。普段はいろんなやりくりをしないと人と外食には行けないから、ここぞとばかりに友達や先輩とご飯を食べに行ったのも楽しかった。