THE SHE

WRYHT

<ライト>で一足先に夏を始めませんか?

時々ではありますが、朝から昼にかけて、真夏か?と言いたくなるほど暑くなってきた今日この頃。気楽な半袖Tシャツ&パンツスタイルで出かけられる、今の時期が大好きなんです(日焼けは大嫌いです)。気がつけば、毎朝白地のロゴTばかりに袖を通していますが、もうそろそろ20代半ば。カジュアルすぎる日々の装いにもう少し女性らしさが欲しいなーと思っていた矢先、まるでその思いが伝わったかのようなタイミングで<ライト>の新作ウエアが入荷しました。<ライト>の洋服は、アイキャッチーなディテールはなくとも、着るだけでなんだかおしゃれな人に見せてくれる “雰囲気のある服”。楽なのにこなれて見えるセットアップの提案が多いこと、体型カバーをしてくれてスタイルアップが望めることなど、大人の女性のおしゃれ心を刺激するポイントが多いのです。2021春夏コレクションは、自然を思わせる色使いで、アニマルをモチーフとしたテキスタイルや凛としたストライプ柄が豊富。今回のmagazineは、THE SHEですでに展開を始めているランダムリブ仕立てのトップスとドレス、新登場となるパンツ1型とドレス2型を「THE SHEならこう着る」方式で取り上げます。

まずは3月の発売以来、じわじわと人気を集めているリブトップスとリブドレスについて。白よりもあたたかみのある定番のアイボリー、ブラウンを明るくまろやかな印象にしたトープ、ありそうでなかった爽快なヒヤシンスの3色をセレクトしました。3色とも有機的でどこか女性的なカラーリングにぐっときます。ピッチが異なるリブは<ライト>のオリジナルパターン。従来のリブよりもストライプ感が強く、可愛いだけじゃなく着痩せ効果もある気がします。ほどよいドロップショルダーや詰まりすぎない絶妙なクルーネック、ラウンドカットで後ろが長めに設定された裾など、体のラインはカバーしながらも綺麗なシルエットを作る工夫がいたるところに潜んでいるんです。袖口にまでステッチをあしらうディテールの細やかさも魅力のひとつ。

トップスとドレスに共通して言えるのは、とにかくレイヤードが楽しいこと。トップス(トープ)に合わせたのは、<エクストリームカシミア>のワンショルダーニット。ニュアンスのある色同士を重ねると、まるで1枚のトップスのような仕上がりに。ドレス(アイボリー)に重ねたのは今週発売したばかりの<THE SERIES>のYO-YOドレス。装飾的なアイテムと合わせてもリブの存在感は健在。間があったり透け感があるものを着る時、インナーの役割も果たしてくれます。

左:リブトップス トープ¥17,600/ライト カシミアワンショルダーニット オフホワイト¥24,200/エクストリームカシミア(ともにTHE SHE)デニム/私物 右:リブドレス アイボリー¥19,800/ライト YO-YOドレス¥29,700(参考商品)/THE SERIES(ともにTHE SHE) デニム・スニーカー/私物 着用:ERINA(155cm)

 

大きなフードが特徴的なストライプ柄のマキシドレス。いつもの装いの上にバサッと着られるプルオーバー仕様で、見た目以上に楽な着心地です。中東の日常着であるカフタンローブから着想を得たデザインですが、エスニック感は少なく、むしろ洗練された印象を受けます。それは、カラーやディテールにこだわり、日本の女性が似合うものに仕上げているからこそ。特に、フロント中央と布端に施された細いロープ状のステッチがとびきりに愛らしいのです。膝あたりまでスリットが入っているため歩きやすく、薄手でありながらちゃんとサイドポケットまで用意されていると、機能面においても申し分なし。素材はコットンとキュプラをミックスしたハリのある生地で、アイボリーとライトブルーの爽やかな2色展開です。新たな夏の羽織りものとしてワードローブに迎え入れてみては?

フレッシュなライトブルーのドレスに、ミリタリーパンツを合わせたカジュアルな装い。足元は<ソック サミー ジョー>のアンクルソックスとサンダルの軽快な組み合わせにすることで、全身をすっぽりと覆うマキシドレスとうまくバランスを取ることに成功。ドレスのストライプに含まれた黄色とソックスのレモンイエローがリンクしているのがミソです。

フーディーストライプドレス ライトブルー¥52,800/ライト カラースウォッシュアンクルソックス¥2,750/SOCK SAMMY JO サンダル ヒョウ¥20,900/アリゾナラブ(すべてTHE SHE) 中に着たTシャツ・パンツ/私物 着用:KAORI(165cm)

 

ボトムを穿くのも鬱陶しいほどの夏日、単体でコーディネートが完成するTシャツドレスが重宝します。ゆったりとした身頃や広い袖口、通気性がよくさらりとした肌触りのコットン生地は、夏場に頼れる1枚。脇下に切り替えを入れることで、オーバーサイズワンピースにありがちなもっさり感もなし。主張しすぎない胸ポケットのデザインもお気に入りです。クリームとアイスグレーをブレンドした新鮮なサンドベージュ、ニュアンスのある霜降りチャコールグレーの2色展開。どちらも雰囲気のある小粋なカラーです。

軽やかなシャカパンと合わせて、アクティブに。スリットの開き具合が気になる方は下にレギンス、デニム、ジョグパン、なんでも合うのでボトムを仕込むのがおすすめ。もちろん、ドレスらしく1枚で着るのも可愛いです。カジュアルに着られるTシャツドレスは、この夏THE SHEイチオシのバンダナサンダルとも相性抜群です。

オーバーサイズTシャツドレス サンドベージュ¥16,500/ライト リラックスパンツ¥19,800/フリストフィア サンダル グリーンミックス¥20,900/アリゾナラブ(すべてTHE SHE) ソックス/私物 着用:SACHI(160cm)

 

ベーシックデザイン多めなTHE SHEのボトムスラインナップに、キャッチーなパンツが仲間入り。アイボリー×スモーキーブルーのクリーンな色合いがとびきり爽やかです。筆を走らせるようにして描かれているのは、猫、鳥、牛といったアニマルモチーフ。動物のフォルムだけを抽象的に描いているため一見何が描いてあるのかわかりにくいですが、それくらいの曖昧さに惹かれます。レーヨン 100%のツルツルとした着心地やウエストのドローストリング仕様はデイリー使いに嬉しいポイント。それでいてガシガシと穿き込めるタフさを持っている優秀パンツです。

モダンなパンツをTHE SHEが着るならば、合わせたいのは無地のTシャツ。<アップサイクル>のネイビーTシャツはタックインして、パンツの綺麗なテーパードシルエットを最大限に見せたいところ。あえて足元はTシャツとテンションを合わせてカジュアルなスニーカーに。淡い色合いのパンツを濃い色のアイテムで挟むと全体にメリハリが出るのでおすすめです。もっとキレイめに着たい時は、ブラウスやパジャマシャツなどと合わせてエレガントに着こなすのも素敵ですよ。

Tシャツ ネイビー¥4,290/アップサイクル アニマルパンツ¥39,600/ライト(ともにTHE SHE) スニーカー/私物 着用:SACHI(160cm)

*リクエストをいただいていた<アップサイクル>のTシャツ ネイビーは近日発売予定です!こちらは詳細が決まりましたらお知らせいたします。

Text: Erina Ishida<FW>