THE SHE

extreme cashmere

今日も明日も〈エクストリーム カシミア〉

酷暑が終わり、朝夕の風が涼しくなり始めたら〈extreme cashmere〉の季節が始まる。時を同じくして「今年はどんなデザインが入りますか?」「入荷予定はいつですか?」とリピーターのお客様からの声が届くから、気持ちは同じだと嬉しくなるのも毎年恒例のこと。

 

THE SHEスタートの時からSTANDARD ITEMSに据え置いているため、かれこれ5年、コツコツと集め続けている。ネイビーとグレーを基本色にして、その時の気分で時々、差し色を購入するのがマイルール。今年は俄然、グレーを着たい。レギンス、スカート、オーバーサイズのニットにTシャツのように着られる半袖など、まずはすでに持っているものを引っ張り出してにんまり。着心地がよくて飽きのこないデザインにして、簡単な手入れで長持ちするカシミア素材だから、この先もずっと着ることは間違いない。確かに値は張るが安心して集められる、おしゃれの投資アイテムなのである。

 

 

増え続ける、愛しのグレー

 

早速買い足したのは、アイテムとして持っていなかったベストと大判サイズのスカーフ。ボトムはいろんなタイプをすでに所有しているため食指動かずかと思いきや、あまりの形の良さに買わずにはいられなかったストレートパンツの3つ。このままではいつか部屋の隅にカシミア素材のグレーの塔がそびえ立ちそうだが、それもいい。

 

マイ・ファースト・〈エクストリーム カシミア〉として人気の「james」

2025年10月現在、THE SHE LABOで1枚目の〈エクストリーム カシミア〉として選ばれることが1番多いのは、コットン70%・カシミア30%の薄手タイプの半袖、カシミアTシャツこと「JAMES」だ。ヘインズのTシャツと同じような感覚で着られること、季節問わずに長く愛用できること、自由自在にレイヤードを楽しめることが理由だと思う。

 

 

身もおしゃれ心も温めてくれる「沼パンツ」

 

それに対し、根強く何度もリピート買いされるのはパンツ。「一度穿けば沼の始まり」と言われ、軽くて柔らかくとことん温かい履き心地で、気がつけば制服のごとく日々穿き倒すことになる。ニットパンツと聞くとカジュアル一辺倒なイメージがあるが〈エクストリーム カシミア〉は脚がすっきりと綺麗に見えるラインと、カシミアならではの品のよい色のおかげで野暮ったくならずにモダンに着こなせる。今シーズンはストンとした縦に落ちるラインが美しいストレートパンツ「RUSH」とレギンスのようなスキニーパンツ「BEAT」がおすすめ。

 

 

とある日のLABOでは……

LABO終了後の我ら、当たり前のように〈エクストリーム カシミア〉のコーディネートを思い思いに楽しんでいる様子がこちら。まず上からKAORIこと私、この日は上から薄手のナイロンコートを着ていれば、11月の気候でも余裕で半袖Tシャツを楽しめます。「JAMES」の上から今季、大人気のベスト「LOAD」(*現在soldout)を重ねて濃淡異なるグレーを堪能。下、コートの中を大胆に披露してくれたSACHIはリブ素材の半袖カットソー「LIBRA」。JAMESに比べればピッタリと体に沿うトップスなので少しフェミニンに仕上がり、ロンTとコントラストを効かせたレイヤードが楽しそう。同系色の「RUSH」パンツに合わせている。昨年は白をばかり穿いて冬を過ごしていたけれど、今年もSACHIの冬は「RUSH」と共に。

 

 

コンセプト、着心地、デザイン、自分らしく楽しめる質の高い凡庸性。〈エクストリーム カシミア〉を推す理由は色々とあるのだが、日常着として日々手に取る理由を底支えしているのはイージーケアが叶うカシミア素材だということ。気軽の洗濯機で洗える・裾はハサミで切れる・専用のコームでささっと毛玉が取れる。詳しくは過去に紹介した記事「カシミアニットを長くきれいに着るためのケア、教えます!」をぜひ、読んでみてほしい。

 

1枚目を買って沼に入るもよし、カシミアの塔を築くべく買い足すもよし。THE SHEと一緒に日々〈エクストリーム カシミア〉な冬を始めませんか?