THE SHE

DRESS IN SUMMER

THE SHE的夏の風物詩 KkCoのクローブドレス

今日も今日とて、日本は酷暑。以前も何度か書いたけれど、THE SHEを始めるにあたり、SACHIと共通の目標のひとつとして「日本の8月のおしゃれ」を楽しくしたいというものがあった。

 

日本の8月といえば、外を歩くだけで汗が噴き出す毎日が続き、正直、おしゃれ心を燃やすろうそくも空前の灯火。気がつけばTシャツに楽な柄パンやショートパンツばかりになってしまう。ある程度、きちんとした格好で仕事に出かけたら、疲れが倍増。これではダメだ、涼しくて1枚で様になるワンピースを買うぞ!とショップを訪れたら時すでに多し、セールはほぼ終わりかけ、店頭にはニットが陳列されている。残された道はただひとつ、古着屋でちょっとユニークなワンピースを手に入れて、8月をしのぐ。このサイクルを何年か繰り返してきて、SACHIと一緒に古着屋へ行ったことも何度かある。真夏に、夏のワンピースが買えないはやっぱり変だよね。ファッション産業の暗黙のルールとスケジュールではなくて、ますます厳しくなっていく日本の気候や、女性の購買意欲とニーズにぴったりと寄り添いたいよね。THE SHEは、世の中のセールスの掟から外れても、8月に夏のワンピースをずっと置いてあるECショップにしよう! そんな風に2人で思いを共有してきた。

 

THE SHEは2020年の6月にスタート。THE SHEだけで購入できる特別なワンピースや、時がどんなに移ろいゆけど私たちのスタンダードだと呼べるワンピースを厳選して置くことにこだわった。そこでSACHIがアンテナを張り巡らせて、見つけ出してきたのが<KkCo>。いまやつけ襟がブームを呼び、日本でもその名が広まってきたけれど、日本初上陸で紹介したのはなにを隠そう、THE SHEである(これは素直に自慢)。SACHIとデザイナーのKARAの間で、ファッションへ対する思いや姿勢、趣味が多いに共鳴し合い、THE SHEのスタートからコラボアイテムを発売。

 

「最初にこのブランドを見つけたとき、クローブドレスのライムやピンクといった強くてユニークな色とか、素材選定のセンスの高さに驚いてコンタクトしました。デザインは攻めつつも、素材でしっかりデイリーウエアに落とし込むことも魅力だと思う」とSACHI。<KkCo>のクローブドレスを私たちの永遠のスタンダードにすることにした。

 

<KkCo>クローブドレスの魅力BEST10

1 Vネックで首元をすっきり、膝下丈で足首をほっそり見せてくれる。
2 すっぽりと頭からかぶるだけで完成!の手軽さ。
3 上質で風通しがよく、サラサラつるつるのキュプラ素材
4 家庭の洗濯機でケアが可能。(しかもすぐ乾く)
5 TPO問わず、それなりに品よく着ていける半袖
6 Vネックが深いのでブラやインナーによってアレンジしやすい。
7 夏のワンピースと思いきや、レイヤードしやすく1年中楽しめる。
8 ECショップで買いやすい1サイズ&体型を選ばないデザイン
9 <VANS>のERAなどのローテクスニーカーとの相性が抜群。
10 飽きのこないデザインだから、毎シーズン、素材や色を変えてアップデートできる。
(これまで作ったのは、黒、スカイ、ドット柄(売り切れ)、チェック柄)

 

現在、THE SHEに置いてあるのは黒、スカイ、透けるチェック柄の3つ。
まずは2人の間、そして我先にと購入してくれた編集者&スタイリストの仲間やそれぞれの友達とよく装いが被るほど、たくさんの人たちが”ヘビロテ”してくれている黒。売り切れては再入荷を繰り返す、THE SHEのヒットアイテム。

 

デザイナーのKARA自ら、L.Aにてイメージビジュアルを撮り下ろしてくれた。

レイヤードなしのシンプルな、夏の黒の装い。

深いVネックをセクシーには活用できず、白Tが下に着られて絶妙にカジュアルダウンできると喜ぶ、THE SHE。


つけ襟の初リリースに際して、撮影したスタイリング。冬だったので、クローブドレスにカシミアのロンTとレギンスをレイヤード。

 

 

2つ目は、今、特別に期間限定SALEにノミネートさせているスカイ。夏らしく涼しい色で、THE SHEだけのエクスクルーシブカラー。まさにここでしか手に入らない1枚。

流れるような生地の落ち感も魅力。スニーカーまで青にして爽快カラーをとことん堪能。

KkCoのサイドラインパンツとのセットアップという着こなしもできます。

 

 

最後に、シアー素材のチェック柄。これは夏にも涼しくてユニークなレイヤードを楽しみたいとエクスクルーシブで作ってもらったもの。小さくたたんで持ち歩けるので、気軽に旅できるようになったらバッグに詰め込みたい。水着の上に着るリゾートドレスにも最適。

babacoのリブニットワンピースに重ねたり、

ヴィンテージの花柄ワンピースに合わせたりと、今はワンピースとのレイヤードに夢中。秋になったら長袖のタイダイ柄のロングTシャツやぴったりと肌に沿う柄のスキンウエア×レギンスに重ねる予定。意外性のあるアイテムをぶつけても、受け止めてくれる包容力、あり。

 

 

1年後も10年後も、夏が来たら手に取る永遠のスタンダードとして着続けるつもりだ。素敵な出会い(KARA)と出合い(クローブドレス)に感謝したい。そしてこの秋に向けて、まったくタイプの違う、特別なワンピースも鋭意、作成中だ。こちらもぜひ、お楽しみに!

 

 

 

 

 

 

 

Text : Kaori Watanabe<FW>