FLOWERS IN THE SHE
一花咲かせる装いなんです。
3月も2週目に突入。まだ寒い日が続くけれど、脳内には卒業ソングが流れたり、お花見についてチラホラ考え始めたりと、着実に春は近づいている。辺り一面に新芽が芽吹き、空を見上げれば桜が満開。そんな日を待ち遠しく思っていたら、一足先に「花」を身につけたいなと思うようになってきた。まずは装いから、一花咲かせてみせましょうということでTHE SHEの「花」ものを取り上げてみたい。
ノスタルジックな花柄をモダンなフォルムで着る<THE SERIES>のパフジャケット
裏庭に咲く小花を飾るという発想が可愛い<ドファネット>のアクセサリー
まずは新入荷・新ブランドの<THE SERIES>のパフジャケットと<ドファネット>の花モチーフアクセサリー。共通しているのは、どちらもアメリカ在住の若きデザイナーが手がけていること、1点物でTHE SHEがこだわる「ここでしか買えないもの」の概念にマッチしていることだ。<THE SERIES>のパフジャケットは、ヴィンテージの布を使って作られているため、すべてが1点物。とびきりに軽くて、今の気分にぴったりのオーバーサイズ。ノスタルジックな柄とモダンなフォルムの掛け合わせが楽しくてオーダーした。オーダーと言いつつも、納得のいく生地がたっぷりないと生産できないため、今回は4点のみの発売となってしまうが、これは、すでにあるものをリユースして最新のアイテムを手掛けるという<THE SERIES>のコンセプトに沿ってのことだ。春の庭や、小花のブーケ、花と蝶々などとにかく柄が可愛くて、ネーミングを考えるのも楽しかった。プロデューサーSACHIのイチオシの着こなしは、パフジャケットのボリュームと柄を最大限に生かすべく、シンプルなデニムや細身のパンツをボトムに選ぶこと。数にかなり限りがあるので、気になる方はお早めに。<ドファネット>のアクセサリーは、デザイナーがアトリエの裏庭で育てて摘んだ植物をエコフレンドリーな樹脂でコーティングした、有機的なもの。なにせ天然素材なので、ひとつひとつ、微妙に違うところも可愛い。花は年月を追うごとに少しずつ自然に変化していくそうで、それもゆっくりと楽しんでいきたい。
グラフィカルな花を首元に!<LASTFLAME>のスカーフ
美しくたくましく咲く高山植物を飾る、<THE SHE>オリジナルのシルバーネックレス
肌寒い首元に巻くスカーフに<LASTFLAME>のアーティスティックでグラフィカルな花を投入してみるのもいいし、THE SHEオリジナルアイテムとしてオーダーを承っている「高山植物」モチーフのシルバーアクセサリーもおすすめ。これは高山でたくましく、美しく咲く花というありそうでなかった花モチーフに、こういう凜とした女性として生きていきたいねという我々の思いを込めて作ったものだ。
日本発上陸ブランドの1点ものパフジャケットでの”一花”か、はたまたこだわりのある小物やアクセサリーで一花咲かせるか。春に向けて前向きに進んでいこうとする皆さんの心に寄り添う、お気に入りのアイテムになれたなら、とても、とても嬉しい。
Text: Kaori Watanabe(FW)