THE SHE

THE SHE

涼しい彼女

8月末。かつては朝夕に涼しい風が吹きはじめ、この秋はどんなニットを買おうかと妄想したり、急に切なくなって友達とカラオケで鈴木亜美の「alone in my room」を歌っていた。年がばれるが、誰がなんと言おうとも名曲である。いや、話したいのはそんなことではなく、今では信じがたいが店頭に並んだ秋物に目を輝かせ、我先にと新調しはじめていた頃だということだ。

 

ここ数年、とくに今年は言わずもがな、完全なる真夏が続いている。まるで蒸し風呂の中を歩いているような毎日、いかなる時もタオル地のハンカチとサングラスがバッグの中にあり、どうせ全部落ちるのでほぼノーメイク。おしゃれの基準もいかに快適に過ごせるかが軸になってしまう。

 

友達のスタイリストが言った、「ファッションは気候には勝てない」。なるほど、それならばポジティブにもう少しだけ夏の装いを楽しんでみよう。今日買って、明日着る服や小物を優先しよう。8月末だってTHE SHEが求めるのは「涼しい彼女」。

 

 

 

色とりどりのビーズを構築的に飾ったバレッタで、視覚的なひんやり感を

ブルックリンを拠点にセットデザイナーやイラストレーターとしても活動中のマイア・グラダンテがローンチした
<レゴ>のバレッタ。まとめ髪はもちろんのこと、ベルトループやスニーカーなどにも飾りたい、とびきり華やかな新感覚のアクセサリー。強い日差しにピカピカと光る、ビーズを味方につけて。
バレッタ¥17,050〈レゴ〉

 

 

 

透明感のあるエプロンドレスで叶う、涼しい重ね着

今のTHE SHEの中核を担う人気ブランド〈エルフ〉が提案するのは、ウエストにさらりと巻きつけるだけでサマになる、透けるエプロンスカート。アイスグリーンの色合いも相まって清涼感は満点。今日はショートパンツの上に、明日はワイドパンツの上にと気軽に重ねて街を闊歩したい。足元は素足にサンダルもよし、ローテクスニーカーもよし。

エプロンスカート¥53,900〈エルフ〉

 

 

 

必需品の日除けキャップは目を引くロゴで差をつけて

日焼け止めだけでは心許ない日々に直面し、もはや必需品になりつつある帽子。”大人の女性が似合うストリートスタイル”を追い続けるTHE SHEとしては、日傘よりキャップの出番が圧倒的に多い。語ることが野暮なので詳細は控えるが、書体と言葉選びで遊ぶロゴ使いに夢中になる〈アキシカ デザイン〉をレコメンド。ロゴはもちろん、アジア人の頭の形にピッタリなフォルムも嬉しい。

キャップ¥6,600〈アキシカ デザイン〉

 

 

 

トップスはおしゃれに透けてなんぼの時代、主役のグリーン

猛暑おさまらぬ日々をファッション軸でポジティブに捉えるならば、利点は透ける素材を当たり前のように街中で着られるようになったこと。体に風を取り入れるなめらかなナイロン素材は、いわゆる”見せブラ”と合わせてカジュアルに楽しみたい。インパクトのある色使いだからこそ、形はちゃんとキレイめ。青りんご色の他、ヌーディなピーチもある。

ナイロントップス¥25,300〈WANDERRUNG〉

 

 

 

気軽に大容量を詰め込める、夏素材のマーケットバッグ

もちろん季節問わずに使えるアイテムではあるが、この夏、荷物が多い日、大量の買い出しがあるときにありがたみが増したのが〈ボンチー〉のマルシェバッグ。耐久性抜群、リサイクル可能な高密度のポリエチレン素材。細かいことまで気が回らなくなるほど暑い日に、汚れを気にせず、ガンガン使えて頼りになる。クールなチェック柄も視覚的に涼しげだ。

マルシェバッグ¥13,750〈ボンチー

 

 

 

透明感あるクリアブレス&ひんやりクールなシルバー

まるで飴玉のような透明のブレスレットは日焼け肌にこそ、よく似合う。着け心地も軽く、目に入っては涼しく、今の季節にうってつけ。有機的なカーブが目を引く〈クリンク〉のヘアピンは、清涼感のあるシルバーをチョイス。どちらも大人だからこそ似合う、ミニマルかつ遊び心あふれるアクセサリー。

上:ブレスレット¥7,950〈クリンク〉*近日入荷予定

下:ヘアピン¥17600〈クリンク〉

 

 

 

海辺が似合う青のボーダータンク、今年の8月は街でこそ映える

まだまだ1枚で活躍する日も多そうで怖い、タンクトップ。それならば148年の歴史を持つドイツの老舗〈シーサ〉を頼りにしたい。オーガニックコットン100%のとびきり柔らかな着心地、肌につかず離れず素肌にそっと沿う極上のリブ素材。身につけるたびになぜだかほっと安心できるクラシックな形も魅力のひとつだ。正直に話すと、ニットの裾からちらりとのぞかせたり、ブルゾンの中に着たりする日を心待ちにもしている。青との2色展開。

ボーダータンクトップ¥9,900〈シーサ〉

Photo: Hisashi Ogawa Text & Edit:Kaori Watanabe<FW>