『化族写真』展がギャラリースペース・LAITONにて開催決定。会期は7月5日(土)〜7月11日(金)まで。

 

 

『化族写真』とは、身の回りにある“もの”、こだわりがある“もの”など、その人にとってかけがえのない記憶にまつわる“もの”を「家族写真」のように見立てて撮影した作品。「控えめで謙虚さを重んじる日本では『家族写真』を飾ることが少ない。だからこそポートレートよりも気軽に、身近に楽しんでもらえるものを」という思いから、広告やモード誌を中心に活動するフォトグラファーの小川久志、スタイリストの藥澤真澄が2024年春に制作をスタート。

 

ファッションデザイナー、俳優、音楽家、アーティスト、スポーツ選手など、さまざまなフィールドで活躍する人々に声をかけ、最終的に35名分を撮影。被写体にまつわるヒアリングを行い、その背景に寄り添いながらも面白みのある画づくりを追求した。THE SHEスタッフでもある編集者の石田衿菜とアートディレクターのなかさとゆうみも参加し、写真集のエディトリアルや執筆、グラフィックデザインを務めた。

 

 

 

 

本イベントでは、35名分を一覧できる『化族写真』のインスタレーションを展開。50冊限定で制作の背景や作品への思いが綴られた写真集（カフェ＆レストラン「wellk」のパウンドケーキが付く予定）、マグネットやアクリルキーホルダーなどグッズの販売も行う。

 

2025年下半期の頭から、至る所で不穏なニュースが飛び交い、世の中の殺伐とした空気感に戸惑いが生じて心が落ち着かない人も多いはず。展示を通して、自身のアイデンティティや家族とのつながりをあらためて見つめ直し、自分の心休まる場所へ考えを巡らせてみてほしい。

 

 

【Information】

『化族写真』展

 

▼会場

ギャラリースペース・LAITON（東京都世田谷区代田5-8-12）

＊制作者が日替わりで在廊いたします。

 

▼日時

7/5(土)　＊レセプション
15:00〜19:00

 

7/6(日)〜7/11(金)
13:00〜19:00　＊最終日は17:00閉場