BIELO
THE SHEから〈ビエロ〉のデザイナー、ジョセフへ13の質問
Q1 ハロー、ジョセフ!
THE SHE magazineを読んでくれているみんなに自己紹介をお願い。
ジョセフ・プイグ・ロメウ、47歳。〈ビエロ〉のクリエイティブ・ディレクターです。とびきりクレイジーで新しいテクニカルなニットウェアをつくること、スペインの自然豊かな田舎町、ラクーニャで家族や動物たちとの時間を楽しむことが僕の人生を作っています。研ぎ澄まされたアイデアを思いつくには、健康で清潔な生活が必要。逆もまた然りというのが僕のモットー。
Q2 朝起きて見える景色は?
ラクーニャの美しい風景。山々に囲まれた素晴らしい場所!
Q3 今日の朝ご飯は?
地中海式の朝食。穀物、果実、パンなど、基本的に未加工で新鮮なものを、少しずつ。
Q4 一緒に暮らしている動物は?
犬と一緒に暮らしているけれど、田舎に住んでいるから、馬や鶏、ウサギに鳥、たくさんの動物たちも周りにいます。
Q5 どんな環境でものづくりをしている?
山、木、動物に囲まれた自然たっぷりの場所にアトリエを構えています。もちろん、クリエイティビティの源は僕の頭の中にあるけれど、この環境は、少なからずものづくりに影響を与えていると思う。
Q6 毎日のルーティンは?
体を動かすこと、庭仕事、動物の世話。
Q7 人生で大切にしていることを3つ教えて。
妻と2人の娘、健康、〈ビエロ〉。
Q8 何時に起きて何時に寝てる?
4時半に起きて23時に寝る。
Q9 典型的な1日について話してみて!
起きたらすぐ工場へ行き、アイデアを練ったり、〈ビエロ〉について色々と考える。6時にニッターと話した後に1時間ランニング。その後、家族全員で朝食を取る。13時まで工場で働き、動物の世話や庭仕事をしたら、両親も含めて家族で昼食。大体19時まで働いて自宅へ。夕飯と娘たちの寝かしつけを終えた後は、妻と2人きりの時間を楽しむ。読書したり、時々映画を見たりして、23時にベッドに入る。そんな毎日ですね。
Q10 〈ビエロ〉はどんなブランドでありたいと考えているの?
高品質・優れたデザイン・グッドプライス、この3つのバランスがしっかりと取れたブランドでありたい。ただファッションアイテムを売るのではなくて、〈ビエロ〉を日常に取り入れてもらうことから広がる特別な体験も提供できたら嬉しいです。
Q11 そもそも〈ビエロ〉を始めたきっかけは?
20歳の時からさまざまなラグジュアリーブランドで経験を積み、多くのデザインやニットの技術を提案してきました。それをもとに、もっとクレイジーでもっと高品質なアイテムを迅速に、そして自分らしく形にする方法はないかと考えたことがきっかけ。自社工場を営むという今の働き方には満足しているよ。有名ブランドに製品を提供しつつ、例えば〈ビエロ〉では、3週間かけて新しい技術開発に没頭する。そんな風に並行できるのは僕の強みだと思います。
Q12 日本は好き?
大好きな場所で、10回以上訪れているんですよ。僕のものづくりに共感してくれる人たちもたくさんいて、素晴らしいニットの機械や糸がある。とても大切で近しい存在、そんな親近感を抱いています。
Q13 わあ、嬉しい答えをありがとう。
次に来日したら行きたい場所は?
いつも東京を訪れているから、京都や山形、香川の高松にも行ってみたいな。
Text : Kaori Watanabe