THE SHE

HAVE FUN!
VINTAGE FASHION

4つの古着店にフォーカスしたテストシュートをZINEに。

 

THE SHEスタッフでエディターのERINAと、同世代のフォトグラファーの佐久間美沙、スタイリストの篠原実可子、ヘアメイクのYukiko Imanishiがチームを組んで、タブロイド判のZINEを制作しました。

 

テーマは「ファッションが楽しくなるヴィンテージストア」。

1970年代のアメリカンカジュアルや2000年前後のエッジィなY2Kテイスト、レトロでハッピーなガーリースタイルなど、個性豊かなアイテムを取りそろえる4つのヴィンテージストアをピックアップ。ショップごとに「この店を訪れるのはどんな子だろう?」と人物像に妄想を膨らませ、スタイリングに落とし込みました。モデルはMalinとMaylanにオファー。ふたりとも、2体ずつ異なる動きや表情で着こなしてくれて、so cute! 内容を切り取ってご紹介します。

 

 

 

右:年代や国を問わず厳選したヴィンテージウェア、生活を彩る雑貨も見どころの「UMLAND(アンランド)」。ZINE制作後に「woo(ウー)/@woo_vintage」という店名で再始動しています。エレガントからスポーティまで幅広いラインナップが魅力で、今回はテキサスのバスケットボールチーム「サンアントニオ・スパーズ」によって1990〜2000年代に製作された大判のラグポンチョを主役に据えてスタイリング。サイクリングトップやフラワーモチーフが立体的に施されたスイムキャップなど、ユニークなアイテムを盛り込んでプレイフルなミックス&マッチ。

 

左:アメリカンヴィンテージの王道を行く「EASYCHIC(イージーシック)/@easychic_vintage」。1枚でサマになる主役級からコーディネートの引き算に一役買うベーシックなアイテムもあるため、肩肘張らずに古着を楽しみたい人にうってつけ。チャーミングなりんご柄のワンピースは、1970年代に人気を博したカリフォルニアのブランド〈ボブ・カニンガム〉のもの。スウェットパンツやエスパドリーユを合わせたエフォートレスかつ色鮮やかな着こなしで「心地よさと遊び心」を追求するショップの空気感を演出しています。

 

 

右:ヨーロッパやアメリカを中心に、フリルやレース、花柄などロマンティックなアイテムを買い付けている「RUFFLEMALTESE(ラッフルマルチーズ)/@rufflemaltese」。1970年代にアメリカで仕立てられたレーストリムドレスはショップのムードを象徴するようなアイテム。カジュアルなタンクトップを仕込んでみたり、武骨なウエスタンブーツを履いてみたり、相反するエッセンスをプラスすることで、ガーリー一辺倒に転ばず、スパイスの効いた感度の高いスタイルに。

 

左:アメリカ全土を巡って、店主のニッチな視点で選ばれたラインナップに定評がある「SUPER LOVE MARKET(スーパーラブマーケット)/@super_love_market」。ここでしか手に入らない変わり種を求めて、連日、ヴィンテージラバーが足繁く通うショップです。仕入れる年代の幅も広く、今回は2000年代の古着をレイヤード。キラキラのビジューベストや透け感のある花柄トップを重ねれば、主張の強いトラ柄もバランスよく取り入れられます。

 

 

せっかくならば雑誌のエディトリアルのような形にしたくて、このようなタブロイド判に。海外の新聞っぽくしたいけれどチープには見せたくない、そのいい塩梅の紙を探して、まず刷ったのは数十部。さくさくとページを捲れる見開き10Pですが、被写体をアイテムに変えたり、ショップのインタビューを交えたりして、もっと読み応えのあるZINEを作るのが次なる目標です。

 

ヴィンテージ品の独特なムードや風合いは、THE SHEが展開するひと癖アイテムにも通じる部分があると思っていて、ここにあるちょっとしたスタイリングテクニックが皆さんの明日の着こなしヒントになれば幸いです。

 

 

 

 

HAVE FUN! VINTAGE FASHION -JUL.2024-

Photographs: Misa Sakuma(@misa__sakuma

Styling: Mikako Shinohara(@mkk.shn

Hair & Make-up: Yukiko Imanishi(@yukiko9818

Model: Malin(@malin.03.jansson), Maylan(@maylan_y

Edit & Text: Erina Ishida(@erinaishida

 

 

Text: Erina Ishida