THE SHE

THE SHE T-SHIRTS

消耗品の定番モノがあっていい。
THE SHE オリジナルTシャツ

一生愛せる定番モノはいい。自分のファッションの軸となるもの。それがエルメスのバーキンという人もいれば、7cmヒールの黒パンプスという人も、色石の指輪という人もいるだろう。どれも素敵で、全部いい。THE SHEのオリジナルアイテムを少しづつ作ろうと思ったとき、1番最初に思い浮かんだのは、Tシャツだった。えー、消耗品じゃんと思うだろうが、その通り、消耗品である。消耗品を定番と呼び、着古したらまた同じものを買い、着続ける。2色買いする。春夏秋冬、着る。そういう定番があってもいいなと思った。そういう定番を一生モノと呼ぶのもいいな、と。

ボディはヘインズとフルーツ オブ ブルーム。L.Aやハワイで買ってきたもの。ウィメンズのウエスト部分がちょっとシェイプされてるのは嫌なので、メンズ。シンプルなクルーネックと、ポケットTシャツの2種類。色はちょっと偏っているけれど、白、黒、グレー。そしてTHE SHE的定番のネイビー、ブルー、緑を少し。少しだけ大きめのサイズは、夏ならボトムインしてもバランスがいいし、冬ならスウェットやニットからチラリとのぞかせてもいい。春と秋はいかようにでも着られる。春夏秋冬、エブリデイ、なんならパジャマとしても、着られる。

ロゴは白抜きで①「aww!」と②「ok?」。パワフルなスローガンとまではいかないが、①かわいいぃぃぃ♡と②よし、これでいくよ?というちょっと幸せでポジティブになれるもの。胸のちょっと下、あえて半端なところにちょこっと入れてある。背中に入れたバージョンもある。

チョイスはお任せだけれど、いくつかパッケージ売り(数枚)もする。スタイリングの主役になるアイテムではないけれど、ハイブランドも、個性的な柄や色のパンツにも、ヴィンテージにも、合う。合うし、きっと誰もが自分らしく着こなせるアイテムだ。着れば着るほど、もっと自分らしく着こなせる。くったくたになるまで着て、こりゃもう潮時だなと思ったら、また買う。そうやって長く、長く着てほしい。

THE SHEディレクター・編集者 渡部かおり

 

 

Text : Kaori Watanabe