THE SHE

Rainy Season

雨の日のTHE SHE

ついに梅雨の季節が来てしまった。低気圧でだるいし、湿気でじんわりと嫌な汗をかくし、ふと見た鏡に映る髪の毛は膨張している。どんより雲の朝は蒸し暑かったり、肌寒かったりで着る服も迷いがち。ここまで書くだけで気分が盛り下がるが、そんな時こそファッションアイテムの力に頼りたい。頼ろう。頼ってもいいと思う! 今回は、雨の日こそ楽しみたいTHE SHEのアイテムをピックアップ。

 

 

 

〈COMING OF AGE〉のウィンドブレーカー スノーホワイト

 

撥水加工あり、小さく折り畳んで持ち運びOK、多少汚れても気にならないスポーティな羽織ものとくれば、梅雨に着ずしていつ着る!とばかりに、むしろ肌寒い日や雨が降りそうな日を待ってしまうほど6月が似合うウィンドブレーカー。スノーホワイトは、その日のトップやボトムがどんなものであろうとも、ただ頭からすっぽり被ればいいだけの万能性も魅力。2つに折り畳んで斜めがけしたり、腰に巻いたりとスタイリングのワンポイントにも使える。

 

 

 

ナップサック ライムナイロン

 

 

開閉口がぎゅっと絞れるナップサックも雨の日のお出かけにおすすめ。カジュアルなアイテムだからこそ、張り感があり強度もしっかりあるナイロン素材を採用。こちらもウィンドブレーカー同様に撥水加工あり。普段はラフに片方の肩にかけて持ち、雨が降ってきたら両肩にかけてくるりと前で持てば、荷物が濡れる心配なし。

 

 

 

iPhone クロスボディバッグ スノーホワイト

 

 

とにかく身軽に出かけたい雨の日は、大人気のiPhone クロスボディバッグを! こちらも多少濡れてもさっと拭き取れるのが魅力。初夏の白は見た目も涼しげで、ファッション感度もググッと上がるのが嬉しい。

 

 

 

〈k3&co.〉のストライプラッシュガード

 

 

2022年春夏シーズンからクリエイティブ・ディレクターが変わり、モダンな機能美がいっそう強化された〈k3&co.〉。リニューアル後の記念すべきファーストシーズンに誕生したラッシュガードは、雨に濡れてもすぐに乾くウェットスーツ素材を採用し、95%の紫外線をカットするため日焼け防止にも一役買う優れもの。

「無機質なデザイン」という、これまでのスポーツウェアのイメージを軽やかに払拭する柄使いで、ファッション好きの心にガツンと刺さる1枚に。ポイントは、バスクシャツのようにバスト上から始まるマリンテイストのボーダー柄。これから増える海やプールへのお出かけ、アウトドアシーンはもちろん、デイリーユースのプルオーバーとして難なく街へも繰り出せる。

 

 

バイアスにカットオフした裾と右脇の深いスリット、手の甲までを安定して覆うことができるサムホールなど、かゆいところに手が届いた小粋なディテールも満載。長い方の裾をくるりと結べば、よりフェミニンな印象に。

 

 

フィット感はありつつも体が泳ぐサイズ感のため、ジメジメとした梅雨でも快適。ブラトップやタンクトップの上にさっと着たい。

 

 

 

〈KkCo〉のレークトップ

 

 

ふんわりと体を包み込むパイル地。極上のタオルのような肌触りで速乾性があるため、雨の日も活躍を期待できる。暑い日の汗じみも防いでくれるから、汗っかきにもおすすめ。とびきりに着やすくて優しい素材こそ、ヴィヴィッドカラーとヘルシーなクロップド丈で、ほっこりしないように仕上げたバランスも見事。

 

 

南国を思わせるマンゴーとブライトグリーンの2色展開。カジュアルな素材だから手持ちのデニムやイージーパンツなどとも合わせやすく、憂鬱な雨の日も気分を上げてくれる、色のパワーを感じる1枚だ。

よく見ると、フロントのスキッパーには同系色でつくられたスケルトンのプラボタンが鎮座。思わず「かわいい」と心の声が漏れてしまう、そんなディテールから〈KkCo〉らしさが見て取れる。

 

 

 

ユーティリティ・トート

 

 

〈KkCo〉×THE SHEのコラボレーションバッグ、ユーティリティ・トートも雨の日の心強い味方。昨年の登場後から大好評で、今年、セージとネイビーに加え、ブラックとバーガンディの新色を迎えてカラーバリエーションを強化。普段使いしやすい4色が揃う。

 

 

このトートバッグが今頼れる理由は、以下の3点。

①上品な光沢感のあるナイロン100%、かつ撥水機能を備えていること。

②小分けのフロントポケットにフラップ、インナーポケットにはファスナーがついていて、ポケットの中に入れたものが濡れない&さっと取り出せる配慮があること。玄関の前でもたついて、鍵を探すうちに雨に打たれてびしょ濡れ、なんていうちょっとしたストレスも軽減されそう。

③一日の寒暖差がある今、大容量だから羽織りをさっと丸めて入れておくことも可能。もちろん通年で使えるけれど、どこまでも梅雨向きなバッグであることを実感している。

 

 

 

〈ENTWURFEIN〉のウォッシャブルハット

 

 

今季よりオートクチュールラインに徹する〈Shinonagumo〉のプレタポルテラインとして始動した〈ENTWURFEIN〉。ウォッシャブルハットはその名の通り、洗えて軽い、高品質なポリエステルを採用しているため、雨に濡れても問題なし。

 

 

THE SHEは、シンプルなプレーン型とアシンメトリーなブリムがフェミニンなウェービー型の2種類、シックなブラックとチャコールグレー、デザイナーの南雲さんによるオリジナルのロココ柄が上品なベージュを用意。

雨除けとしては少々リッチな気もするが、本格的な出番は日除けをしたい盛夏だから、今手に入れるのがベストなタイミングなのでは。

 

Text : Kaori Watanabe, Erina Ishida<FW>