THE SHE

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POP UPで ウィメンズコレクションを初展開。<BLOHM>の魅力に迫る!

19日から始まる、POP UPから先行発売する<BLOHM(ブローム)>について詳しく紹介したい。前回のマガジンでも少し触れた通り、これまではメンズ人気が先行していた日本のブランドで、今回、THE SHEから初めてウィメンズサイズをスタートすることになった。

 

<BLOHM(ブローム)>はSHADE OF TOKYOのコンセプトをもとに無国籍都市、東京の影に隠れたモノ、コト、場所を消化して足元をデザインする団体。アメリカのスケーター界のレジェンド、ジェイソン・ディルが来日中に一目惚れして、愛用したことがきっかけで、日本人で初めて<Supreme>とコラボするなど、ストリートファッション界隈では言わずと知れたブランド。人気の東京ブランド<FACETASM>や<UNUSED>や、NYのペイントアーティストともコラボレーションしており、ストリートカルチャーとの繋がりは深い。SACHIも私も、ストリートカルチャーはこれから先もきっと変わらずに愛し続けるジャンルであり、大人の女性にももっと自由に取り入れてほしいと思っている。そんなわけで、<BLOHM>のウィメンズ展開を、ここ、THE SHEから展開していけることをとびきり嬉しく思っている。

 

さて、さっそく、肝心のシューズを見てみよう!

 

 

ブランドのシグネチャー的存在、Homies Ratシリーズ。THE SHE的スタンダードカラーであるバーガンディをチョイス。アッパーの品あるコーデュロイ素材とVibram社のコンバットソールがポイント。ちなみにインソールは履きこめば履きこむほど足に馴染む柔らかいレザー。この靴を形成するどの素材も経年変化が楽しめるものだから、気持ちとしてはスウェットトップスのようにくたくたになるまで長い年月をかけて愛用したい。カジュアルだけど小粋、上品だけどチャーミング。革靴とルームシューズの中間というイメージで、履き心地はスニーカーと同様と言えるほど楽ちん。個人的には分厚い白いソックスとか柄ソックスを新調して、黒レギンス+ソックス+Homie Ratを楽しみたいところ。

 

次はスポッと履いて気楽に出かけられるミュール、その名もLazy Mule。踵を取り除き、Homie Ratよりもさらにルームシューズの雰囲気をプラスしながらも、アッパーは上質なスエード素材。このコントラストが楽しい。しかもインソールはふかふかのボア! THE SHEはカジュアルになりすぎずにいろんなスタイリングの”ハズし”、つまりは”抜け感”になりそうな黒をチョイス。冬はいろんなソックスと、夏は素足で、1年中楽しめる一足。

 

最後はタッセルチャッカーブーツ、MUSTACH RAT。コーデュロイアッパーで揺れる、大ぶりのタッセル、そして適度なボリューム感が魅力だ。これまた個人的見解で申し訳ないが、見た瞬間にロンドンの街が恋しくなった。ちょっと大きめの着古したスウェットに丈短めのブラックデニムか細身のパンツにMUSTACH RATを履いて、ロンドンの街を闊歩したい!! 古着のモッズコートやトレンチコートのような英国発祥のアウターとも似合いそうだなぁ。とことんマニッシュにボーイッシュに取り入れたいけれど、スカート+タイツの合わせもよさそう。例えばこれまでローカットのドクターマーチンを履いていた女性は、すんなりと、そして新鮮に取り入れられるのではないだろうか。*ちなみにこの1足のみ、試着&予約となります。

 

革靴が主流の人も、毎日スニーカーの人も、ともに満足できるシューズ、この機会にぜひトライを!

Text : Kaori Watanabe<FW>