THE SHE

DIARY /

6月26日(金)

 今週もよく働きました。今日の撮影は、主役となる被写体の方も撮影スタッフもクライアントさんもみんながハッピーそうで、幸せな仕事だった。ありがとうございます、よき金曜日。最後のアポである、7月上旬撮影のコーディネート下見へ行った後、娘の習い事のお迎えに遅れて、駅から猛ダッシュ。着く頃には顔面がびしょびしょになっていた。明らかにバレエ教室の先生の顔がぎょ!ってなってたもんな。ハンカチを家に忘れ、マスクで拭く。いい加減にしろ、私! 夕方過ぎから蒸し蒸しと湿度が高く、不快といえば不快だが、なんだか夏が近づいてきたんだなあと季節の変わり目に少しワクワクする。夏の夜は特に好きだ。夏の夜のぬるま湯のような空気と匂いが好きだ。特に湿った土の匂いが。田舎育ちの証かな、すごく落ち着く。ああいう香りの香水があればいいのにな。この季節になると毎年感じているが、枕草子と同じで、私も夏は夜だし、冬は朝が好きだ。平安時代からこんなにも時が流れているのに、人が同じことを好きでいられるのは尊いな。仕事ではいつだって、ほんの少しでもいいから常に新しいことをしたいと思っている。価値観も固定概念に縛られずに変えていきたいと思っている。そうやって暮らしていると、なんていうか、普遍なものやことに対しての尊さが増していくという矛盾。
 そういえば交通機関、特に電車を使っての移動をまだなるべく控えていて、久しぶりに乗ったら、割ともう普通に人がいる。感染者は増加傾向にあるのだし、気を緩めずにいかねば。