THE SHE

DIARY /

6月24日(水)

 ぎゃっ、もう水曜日。早い。恐ろしい。これ、本当に毎週言ってる。今日は在宅でひたすらに入稿。娘が4時間授業で戻ってきた後、ご近所に住む娘の友達も連れて、バスで事務所へ。バスの前の席できゃっきゃと話している女の子たちの小さな頭を見ていると、かわいくて、かわいくて、なんだが涙が出そうになった。この子たちにどんな将来を手渡せるのだろうか。頑張らなくては。意思を背中で見せて、心で寄り添い、いつ何時とも味方だと口に出して伝える。娘たちが本当の自由というものを理解して、体感して、自分でやりたいことを選べる環境を作りたい。君たちは、未来だから。目元と心をじんわりと熱くさせながら、そんなことを考えた。娘の友達が言う。「私さ、すぐ人を好きになっちゃうんだよね。小学校に入ってからもう10人いる。新しいクラスでも、隣の席に座って名字が同じ子を好きになった。なんか可愛いんだよねー」。おおお、新鮮! うちの娘はそういうことまったく言わないから。「その前に好きだった子は、私が好きんだってことが学年中にばれちゃってやめた」。ほーほー、なるほど。「春(娘)って好きな子いないよね。黙ってるだけかも。でも自分と同じようなタイプを好きになりそうだよねー。」ほー、そうですか、そうですか。あの手のタイプ、2人ってなかなかに大変そうじゃない? わはは。などと、娘の友だちと恋バナ?に花を咲かせる。その流れで本棚から『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』を取り出し、帰りのバスから着手。そして、入稿が終わらない。うー。