10月9日(木)
時間を見つけて半日観光バスツアーに参加。これはたまたま両親が一緒に来ている時からのチョイスだったが、オーストリアのサービスエリアに立ち寄るという体験ができてよかった。だって仕事だけならば絶対に辿り着かない場所だもの。トイレ有料、ドライバーさんは休憩時間にありえないほどご飯をしっかり食べる、お土産はファンシー方向という豆知識を得た。台湾から参加していた母娘と仲良くなり、「私たち、日本が大好き!」「私たちこそ、台湾大好きです」なんて会話をして、あの時の台風は大丈夫でしたか?と心配したり、どんな風に旅行しているのか教えてもらったり。帰りはいい旅を!とハグをしてお別れした。例えその時だけの出会いで終わったとしても、偶然同じバスに乗り合わせて会話をして同じ景色を楽しんだ人たち。この先もどうか幸せな人生をと願い、じんわり心があたたかくなる。一方で、じわじわと、それでも確実に広がりつつあるナショナリズムや排他主義に対しては改めて危機感を覚えるやら怒りがおさまらないやら。だからこそ勉強して考え続けることの必要性を改めて感じた。
