THE SHE

DIARY /

8月16日(土)

 夏休み気分が染み渡った頃にやってくるのが締め切り。残念ながら原稿の神様が阿波踊りに行ったきり帰ってこない模様。実家の庭にプールを引っ張り出して、大きいの(父)から小さいの(おにぎり)までがワイワイと出たり入ったりする様子を見ながら、重い腰をあげ始める。やれやれ。夏休みの宿題を先延ばしにする娘に「とにかく10分でも15分でもいいから着手することが大事なのに、なぜ分からない?」と諭しながら、自分がでかいブーメランを喰らう始末。テレビで流れる甲子園を横目に、小学生の頃の夏休みを思い出していた。朝は6時から近所の広場でラジオ体操。スイカを食べながら甲子園や、連続して放送されるアニメを見た。お昼にお好み焼きを食べた後、妹と近所のプールへ出かけた後に家族でバレーボールをした。海が近いので海水浴にも行ったし、時々、母方の祖父母の家に泊まりに行って、お昼になぜだか缶詰みかんがひとつだけ乗せられた冷麺を出前してもらうのが好きだった。些細なことなのだけれど、どれもこれもが私の心の片隅をじんわりとあたため続けてくれていると実感する。