8月18日(土)
朝早起きして娘の待望であったヴェルサイユ宮殿へ。ここは娘のイマジナリーフレンドでセントバーナードのお姫様、マフラーの実家(という設定)。いつも以上に私と娘の間で空想話が大盛り上がり。マフラーの母ブローチ、姉のスカーフなど家族総出でお出迎えしてくれましたとさ。さらにマリーアントワネットと娘が同じ誕生日、さらにマリア テレジアと私が同じ誕生日ということで、「万が一、母娘生まれ変わりなのだとしたらなんでまあ極東にねえ…」などと言いながらも勝手に縁を感じている。アントワネットたちがどうかは分からないけれど、来世もまた家族で生まれよう、娘よ。今回はいろんな思いを馳せながらプティトリアノンまで足を伸ばし、隅々まで堪能した。ちなみにここにアンジェリーナがレストランとカフェで入っており、パリに比べて俄然空いているのでモンブランを食べるなら絶対こっちがおすすめ。ホテルに戻り、そろそろ焦ってきた夏休みの宿題に取り掛かるような取り掛からないような中途半端な娘に腹を立てながら仕事。夜はサムギョプサルを食べに行った。映画の学校に通いながらここでバイトをしているという日本人の女の子にお肉を焼いてもらいながら、いろんな話をした。聞けば、フランスは邦画がとても人気で、日本では見向きもされないような小さな作品もいいものならばどんどん受け入れられている。自分もその配給に携わってたくさんいい映画を紹介したいのだとか。その夢、きっと叶いますように。ずっと女性誌で仕事をしてきて、子供も娘で、いつも思うのは世界中の女の子たちが幸せであってほしい。その幸せとは、自分がやりたい仕事で稼ぎ、自立して生活することを土台にしてほしい。向いでもしゃもしゃとお肉を食べながら聞いていた娘はどんな風に感じただろうか。