THE SHE

DIARY /

8月10日(土)

 娘の語学学校のない週末を使って、アムステルダム一泊二日の旅へ。私も初めての街なのでワクワク。とりあえず定番のアンネの隠れ家とゴッホ美術館、アムステルダム国立美術館は予約してきた。あとはぶらぶらと街歩きを楽しめたらいいな〜くらいの気持ちで、疲れを溜めないように楽しむつもり。ホテルは運河のすぐ横で、周りに可愛いお店がたくさんあるホクストンホテルアムステルダムにした。チェックインした後に早速ゴッホ美術館とアンネの隠れ家へ。ゴッホのひまわりをはじめ、名画を細やかな筆圧の違いまでを近くで堪能できるのが嬉しい。アンネの隠れ家は展示を見終わる頃に思わず涙がこぼれた。その隣で、当時のアンネと同い年の娘も色々と考え入っている。見るのは辛い場所だけど、やっぱり来てよかったと思う。売店には世界約70国で翻訳されている『アンネの日記』がずらりと並んでいる。もう一度読みたいなと娘。文庫本を手に取ると950円と買いてあるけど、色々と乗っかっている上に円安の今、現地のユーロで計算すると1750円。おお…これは…日本に帰ってからじゃダメ?と問うてしまう、器の大きさがシルバニアファミリーサイズになっていた私だったが、今、ここで読むから意味があるという娘に、確かにそうだと頷いて購入。夜は洒落たレストランに出かけようと思っていたんだが、娘が撃沈。結局、ホテルのルームサービスになってしまったけれど、せめてオランダらしいものにしようと、ムール貝とフレンチフライ、サラダにした。ホテルの灯りが映し出された運河の水面がとても綺麗で、1時間くらい窓辺で佇んでいた気がする。そんなのんびりと過ぎる夜も旅のいいところ。