8月1日(木)
この日から毎日ロンドン滞在記を綴る予定が、どうにもこうにもサイトへアクセスできずに2週間が過ぎてしまった(涙)。パリに移動した矢先からなぜかすんなりと入れるようになったのでアップしたいと思う。
今日から3週間、娘と2人でロンドン生活。エアビーでキッチン付きのフラットを10泊ほど借りているため、サトウのご飯やらお味噌汁やら、ロンドンの友人たちへのお土産(主にコンビニの限定お菓子とシートパック)を詰め込み、トランク3つで旅立つ。いつもスンッとしている思春期真っ盛りの娘もテンション高め。いざ行かん!と飛行機に乗り込むと、私の席に日本人女性が座っている。おそらく御年75ー80歳くらい。多分、席を間違っていらっしゃいますと話しかけたのをきっかけにおしゃべりするようになった。お友達とツアーで来るはずがもたもたしている間に締切りになってしまい、結局、1人で1日早くロンドンへ行くことになったのだと言う。名前はミツコさん。「空港からホテルまでの道順が分からないのよね〜。でも空港からタクシーで中心地まで行くのは高いでしょ。もし電車で行くなら後をついて行ってもいいかしら?」という。1人でなんたる大冒険!! もちろん一緒に行きましょうとお誘いして、機内14時間がスタート。ミツコさんはちっとも英語が喋れないけれど、近くのオランダ人女性と写真を見せ合ったり、図書館で借りてきたというロンドンガイド本を指さしておすすめを聞いたりと果敢にコミュニケーションを取っている。時々「ちょっと英語に訳してくれる?」とお願いされ、3人で話したりもした。飛行機を降りるときにその女性がミツコさんに「色々日本のことを教えてくれてありがとう。いい旅を。そしていい人生を。」と言っているのを見てこちらがじんわりと温かい気持ちになる。結局、ミツコさんは切符の買い方もクレジットカードの使い方もホテルの位置も知らず(笑)、ホテルで食べられそうな夕飯も買ってパティンドン駅でタクシーに乗るまで見送り、お別れ。「どうにかなると思ってたけど危なかったわ〜。泣きべそかくとこだった」と笑っていた。LINEは交換したが「Wi-fi繋げられるかなー。ミツコさん大丈夫かな」と娘も心配していた。翌日、お友達と合流するまで1人でバスに乗って楽しそうに観光している写真が送られてきた。たくましい。見習うべきことがたくさんある。そんなこんなで?無事にロンドンにつき、娘の語学学校が始まるまでのホテルにチェックイン。夕飯もそこそこに爆睡。