1月31日(火)
1月は、身も心も近年稀に見るせわしなさ。大好きだった義理父とのお別れや、迫り来る娘の中学受験。迫り来るというか、1月にはまずは埼玉で受験に慣れるという本番もありました。日々の仕事をなんとかこなしつつ、どこかふわふわと地に足のつかない1ヶ月だった。10日はキャンペーンビジュアルの撮影。11日、娘と2人で朝から埼玉の学校へ。朝、急に娘が社会のテキストを見直したいと言い始めた。えーと、ちょっと待ってねーと探すが見当たらない。そのまま電車に乗ると、学校へ近づくにつれて明らかに増えていく受験生たち。娘の目の前に座った男の子がどうやら同じ塾に通っていたようで、テキストを見直している。娘が目配せで「ママ、これだよ」と訴えてくる。人生で初めてひったくりという犯罪を犯しそうになったというのは嘘だが、羨ましそうな目でじっとりと前方を見つめる母娘。中学校に着き、「よーし、受かるよ!! 楽しんでこーい」とガッツポーズで送り込み、娘のたくましい足取りを見ながらじんわりと涙が込み上げてくる。そして待機場所の食堂の寒いこと、寒いこと。ふと横を見ると、膝掛けにネックウォーマー、ホッカイロと準備万端のお母さんたち。みんな、一体全体、どこで情報収集してくるわけ….と早くも敗北宣言である。お昼に1戦目を終えて出てきた娘を満面の笑みで迎えたはいいものの、「ママ、受験票2枚必要だったのに一枚持っていったでしょう…」と言われる。絶句する私。「本部に連れて行かれて再発行したんだからね!」と苦笑する娘。「ま、それも含めて練習だから〜!」と言い訳にならない言い訳をしながら、帰宅。(無事、合格はしていた) それ以降は撮影や入稿をこなしながら、さあ、いよいよ2月1日からの中学受験本番の決戦へ。 と思っていたら、夫がまさかの数日前にうっすらと抗原検査で陽性反応。多忙が続いており、ほぼ会社にいたため、私も娘も濃厚接触者にすらならなかったことが不幸中の幸い。しかし、ここで夫は隔離生活に突入、中学受験の送迎やケアはできずに、私のワンオペが決定。さ、さあ、気を取り直して、緊張と不安で一睡もできないまま、もう一度書くが、中学受験本番の決戦へ。