THE SHE

DIARY /

11月15日(火)

 何事もなかったかのように日付を今日にワープ。10月はいつもより心も体もスローな感じで運気が悪かった気がする。パリからなにか連れて帰ってきてしまったかな?とも思い、10年来通っている占い師、ミラさんところに行ったりもした。占いって私にとってはほぼカウンセリング感覚で、非常にクリアになって帰ってきた。そんな中でせっせと作ったTHE SHE magazine0号も無事に校了。楽しい作業だった。そして11月は11-14日の4日間で3回目のポップアップ。来てくださったすべての皆様に感謝申し上げます。SACHIもERINAもお手伝いしてくれたMIKUちゃんもお疲れ様。

 最終日の夕方、あと2時間くらいでポップアップも終わろうとしている時、携帯の画面を見ながら若い男性が入ってきた。ストリート系のおしゃれな格好をしていて、年齢は20代前半だったと思われる。女性ばかりのお客さんが溢れる中、少々居心地が悪そうに、「すみません、これって買えますか?」と携帯の画面を見せてくれた。そこに映っていたのは、THE SHE magazine 0号の表紙。多分、このサイトかSPUR.jpの記事がどちらかだと思う。「これだけください!」と言う。ものすごく嬉しくて10冊くらいプレゼントしたい気持ちを堪え、1冊ご購入いただいたのだけど、送り出しながら「どこかで見ていただいて来てくれたのですか?」と聞いた。すると、「姉ちゃんに頼まれて。」と恥ずかしそうに一言。”姉ちゃん”は仕事で来ることができずに、代わりに自分が買いに来たのだと言う。私、本当に泣きそうになるほど嬉しくて、あの瞬間の夜の色とか匂いとか、彼が持っていた携帯のストラップの色とか、その残像のすべてをジップロックに密封して保存したいと思った。”姉ちゃん”もありがとうございます。もしこの日記を見ることがあったならば、”姉ちゃん”がどうしても欲しいと思ってくれたことも、弟さんが一人で買いに来てくれたことも、私のこれからは絶対に明るいぞ!と確信できるほどに力になりましたと伝えたいです。ありがとうございました。