THE SHE

DIARY /

1月6日(木)

 まさかの大雪警報が出る中で撮影。新年一発目の撮影が雪。ファッションの撮影を多く引き受ける編集者として痛恨の雨女、思い起こせば大概、台風の日と雪の日は撮影が入っている気がする。となるともうへっちゃらとも言えるわけで、焦ることなくリスケ、代案、当日の凌ぎ方が分かってきたから、雨女をポジティブに捉えたい。長年の仕事仲間からは「陽キャな雨女、ややこしい…」との声、大。無事に終わり、なんとかタクシーを手配して帰宅。晩御飯を食べ終えてから、いざ、娘と2人で雪景色の中、近所を散歩。小枝のしなる木の下に立って懺悔をしながら枝を揺らす→雪がどっさり落ちる→爆笑。近所の猫の様子を見にいく、雪合戦をするなどと11歳と同じくらい楽しむ44歳。雪だるまを作ろうかと言ったけれど、さよならが苦手な娘が「いなくなっちゃうのが寂しいからやめておく」とのこと。雪だるまの話になるたび思い出すのが、宇多田ヒカルが小6の時、おーいお茶の俳句コンテストに出した作品。「雪だるま いっしょにつくろう とけるけど」 達観している…。圧倒的な切なさを言い放つ小6…この話を教えてもらったときの体温そのままにずっと心に残っている。