THE SHE

DIARY /

11月6日(土)

 コロナでのびのびになっていた娘の運動会。とはいえ、学年別で保護者入れ替え制、競技は徒競走とダンスのみということで運動会が大好きな私としては消化不良だけれど、運動神経の悪い娘にとってはさほど思い入れなし。「ああ、ビリになりたくない….練習だ!」というので、高校を卒業するまで、校内マラソン大会ずっと1位、体力測定学年1位を誇る(ちなみに田舎の進学校であったため、決して誇りではなかったのだけれど)運動神経はとびきりに良かった私が先生になり、放課後や塾の後に近所の猫に餌をあげがてら走ってみる。なんというか、フォームからして、見るからに遅い。足音がバッタンバッタンいってるし、前に進まずに縦に、上に走っている感じ。見ている分には可愛くて愛おしいのだけれど、本人は真剣だ。「よーし、もうびっくりするくらい速くなったはず!すごいよ。でも、何位でもママの中では世界で1位だから」とかなんとか言いながら、いざ本番。安定のビリでゴール。