THE SHE

DIARY /

12月24日(木)

 毎年、クリスマス前後は最後の追い込みで、入稿、校了、年明け撮影の仕込みでとっちらかっている。ゼーハーゼーハー。サンタクロースに会えるはずの時間まで起きていることが多い。今年、10歳の娘がサンタに頼んだプレゼントというのがこちら。食パン型のソファベッド。漫画雑誌『ちゃお』の懸賞で外れ、誕生日プレゼントで私にスルーされ、まさに最後の神頼みである。手紙、前日に作ったクッキーを机にセットし、準備万端。ど、どうする、サンタクロース!!! サンタクロースとは、子供が欲しいと願うものを絶対に届けてくれる神様なので、もちろん、我が家に食パンソファがやってきた。ど、どこに置くのよ、これ…いやー、絶対中学生になったらいらないでしょうねえ….、パ、パン!ぎゃははは、食パン型って…ねえ、ちょっと…。そんな親の想いとは裏腹に、サンタクロースはしっかりと娘が望むものを持ってきた。娘がとびきり嬉しそうに「やっぱりサンタクロースはいるんだね!  友達は、親だよって言ってたけどさ、ママがこれをくれるわけないもんねー。あー、嬉しいなあ。サンタの手紙も見て。全然、ママの字と違う。お年寄りの字だもん!!!」お、おう、そうだね。よかった、よかった。