THE SHE

DIARY /

12月13日(日)

 昨日、夜にホットプレートを出して家でお好み焼きと焼きそばを作った。デザートは頂いたカステラにホイップクリームとフルーツで盛り付けをするという簡単なものだったけれど、旅にも行けず、遊園地にも行けず、カラオケにも行けず、とにかく娘は近所ばかりで過ごしているから、ちょっとしたことを楽しめるようにしたいと改めて思った。と言いつつも日々のことに忙殺されて、本当にちょっとしたことだけれど。それでも娘は大喜びでエプロンをつけて張り切ってじゅうじゅうと焼いていた。デザートを手渡しながら「スイーツは甘いが、自分には厳しくな!」という格言まで頂いた。うまいこと言えるようになってー、大きくなったなーと感慨深い夜だったのだが、自分には厳しく!うん、そうだね、だけどこの世の中で自分が自分のことを1番大切にして、時には甘やかして肯定しようねと思う。自己肯定はなによりも大切だから。それはきっと無条件で圧倒的に自分ではない他の誰かから愛されたという体験が必要になってくる。私はそれが両親だったから幸運だ。娘もそう思ってくれるような母親でありたいけれど。でもなんだか妻とか母親とかの呼び名じゃなくて、そう思ってくれるような人間でありたい。
 そして今日はヴァネッサ・スプリンゴラの『同意』を読了。小児性愛作家との恋愛と傷について書いた、自伝だ。当時、14歳。まだまだ子供で、常識的な判断などできるわけがない。そして日本ではいまだに性交同意年齢が13歳。ありえない。明治時代から変わっていないそうだ。本当にありえない。調べると韓国は今年の5月に16歳へ引き上げた。欧米はだいたい16歳が多い。アメリカは州によって16-18歳だとか。もう、一刻も早く引き上げてほしい。