THE SHE

DIARY /

11月25日(水)

11時過ぎから、サチとTHE SHEの打ち合わせ。久しぶりに我らが「ハワイ」と呼んでいる、近所のハワイアンテイストのカフェへ行く。ここは全然おしゃれな感じじゃなくて、ソファのクッションにヤシの木のプリントが施されていたり、スパム缶のポーチが売られていたり(サチが買っていた)、外国で売られているハリボやらオレオがバラ売りされていたりして、そこはかとなく店主のハワイ好きがうかがい知れるというカフェ。自分でくんで持ってくる水のプラスチックコップには、ヤシの実が刻まれている。近所のおばちゃんたちが飲み物一杯でどっしりと腰を下ろし続けていたり、女子高生たちがワイワイ宿題をやっていたり、思いっきりガラガラだったりと、なんというか地域に密着しつつ、のんびりとした場所で好きだ。「今日、ハワイを覗いたらおじいちゃんたちが会合を開いていた」などと逐一報告しあっている。この日は私はカフェオレとスパム、スクランブルエッグ、パンケーキのハワイ特性ブレックファストプレート、サチは蒸した豚肉とたくあんとなにかが乗った丼を食べた。このいい意味で微妙な感じが落ち着く。落ち着くし、ゆるりとして、洗練されていない感じが本当にハワイっぽい。ハワイ(本物のほう)に訪れるたびに立ち寄っていた「TOWN」というオーガニックレストランがあったのだが、コロナの影響で閉店したとの噂を耳にした。悲しい。世田谷のハワイはどうにか持ちこたえてほしい。午後から連載の取材。フォトグラファーの新津保さんからお歳暮ですと、都立大学のちもとのお菓子をいただく。大好物。ありがとうございます。