THE SHE

DIARY /

9月4日(金)

今日も引き続き、ひたすらに入稿作業day。1日中、引きこもって作業ができるのがラッキーと思うほどに外は暑そう。事務所にいるとき、時々、Uber Eatを利用するのだがコロナのこともあり、対面で受け取らずに玄関の前に置いてもらうシステムにしている。お届けしましたと携帯にお知らせがきたら、玄関を開けて商品を取る。引きこもっているせいか、なんとなく自分が檻に入れられたゴリラな感じがしてくる。たまたまオーダーしたものがチョップドサラダだから、余計に。もしゃもしゃと食べて、書く。休憩時間に本棚へ行き、ちょっと確かめたいことがあって、村上春樹の『海辺のカフカ』下巻を手に取る。「啓示とは日常性の縁を飛び越えること」との一文が好きで、心に染み入って、携帯にメモする。自己啓発本もビジネス書もほぼほぼ読まない。本を読んであっという間に答えが見つかるのが好きではないから。いつも答えはいつも小説の中にある。時間はかかって見つけることのほうが好きだから。
夕方、学校帰りで事務所へ来るはずの娘が待てど暮らせど来ない。子供携帯をりんりん鳴らしても出ない。焦って家へ戻ろうかとしたときに「ちょっとボケーッとしてた。むにゃむにゃ」的な感じで電話がかかってきた頃にはすでにバレエのレッスンには間に合わない。キーッ。コンニャローッとなったが、夜は家族で隣町まで美味しいピザを食べに行き、楽しい金曜日の締めに。終わりよければすべてよしってことで。