THE SHE

DIARY /

7月26日(日)

 今日は出版社時代の同期、千ちゃんとまりと久しぶりの集合である。もう20年を超えての付き合いになると思うと感慨深い。新卒の同期入社は10人。会社員のまま、フリーランス、形を変えながら8人は今も編集者のまま。3人いた男子は今は皆、それぞれに編集長になっている。私も会社員のままで編集者を続けていたらどうなっていたかなと思ったことが1度もなくて、本当に組織に向いていないのだと思う。同期とも後輩とも仲が良くて、「仲良くするな!ライバルなんだから!」と上司に叱られたことがあるのを思い出した。当時、3人とも三軒茶屋とか池尻辺りに住んでいて、朝から晩まで思いっきり働いた上で、夜中にしょっ中、富ヶ谷界隈で集まり、たくさんのことを話した。仕事も恋愛も、本当にたくさん。励まして、励まされて、笑って、泣いて、人生の多くのことを共有し合ってるんじゃないだろうか。住む場所も仕事の環境も色々変わったが、今も変わらずに会える時間が本当に尊い。他の同期たちとも未だにとても仲が良くて、すごく恵まれていると思っている。胸いっぱいの希望を持って社会に飛び込んで、思いっきり現実に突き落とされるあのひよっこ時代を共にした絆は思った以上に強い。今日はお互いの近況報告をしつつランチを食べ、鬼才の漫画家、上村一夫の展示を観て、早めに解散。コロナが落ち着いたら、またゆっくり話そう。