THE SHE

DIARY /

7月20日(月)

 朝から夜まで、入稿作業。夕方、原宿へ出かけ、敬愛する先輩でスタイリストの金子夏子さんと打ち合わせ。いつの間にか原宿の『オーバカナル』が場所を変えて復活している。懐かしい…大学生の頃、よく通ったな。A.P.C.とかZuccaとかヘルムートラングとかX-girlとかサイラスとか着てさ。あの頃の私は元気だろうか? 時々そういう風に昔の自分を思うときがある。いや、もちろん自分なんだけど…ずっとあのままその場所にいる私のような感覚というかなんというか。違う次元ではあの私はあのままで生き続けているような。あのとき選べなかった人生も実はそれはそれでどこかで続いているような。想像の世界とはまた違うんだけども。いつかしっかり言語化しよう。夏子さんと仕事の話もさることながら久しぶりにお茶をしながら、いろんな話をした。私の仕事のフィールドには、カッコよくてチャーミングで自由でパワフルで、人として本当に素敵な女性の先輩がたくさんいる。それは本当にありがたくて、ラッキーなことだ。私も先輩たちと同じように、少しでも年下の女の子たちのお手本や助けになれているといいのだけれど。まだまだ、頑張らねば。
 夜、ママ友のかおりさんとLINEでやりとり。夏休み、どうするの?とか昨今のニュースとか、子供の話とか色々話していたら、かおりさんが、とにかく生きよう! と送ってきた。ああ、2020年ってなんだか本当にそういう年だなあと思って、寝る前にもう一度、LINEのその文字を見返した。