THE SHE

DIARY /

7月14日(火)

 昼からサチと打ち合わせ。やるべきこと、やりたいこと、全部話して、ワクワクした。その後で<ラストフレーム>の展示会へ。新作バッグも非常に素敵でした。その後にもう一件、打ち合わせがあり、久しぶりに銀座へ。ほぼ4ヶ月ぶりの銀座は人が戻りきっておらず、お店も閑散としていた。
 夕飯を食べて娘が連絡袋から、配布物を出す。いやー、今日のハイライト(?)はここにあった。今年はコロナのせいでたくさんのPTA活動がなくなる中、学級委員だけが選出されるため、立候補するか否かというアンケートだった。と思いきや、よく見ると①立候補します。②希望なし。委員選出に関する全てをお任せいたします。選出された場合はお引き受けいたします。の2択だった。えええ、何? 最後の1文、何? そんなこと勝手に決めないでほしい。PTAの学級委員は学校や先生と、特に密に接する委員であり、日々の暮らしの時間の使い方に余裕があり、比較的いつでも頻繁に学校に行くことができ、我こそはと意欲を持っている方がやってくださるのがいいと思う。私は到底無理です、仕事の時間もバラバラで一定ではなく、急な取材や出張も多いし。他の委員ならまだしも、これはお引き受けいたしかねます…という選択肢はない。っていうか2択としておかしくないか? コロナに対する考えだって個々、違うだろうに。学校も好きだし、行事にはこぞって参加しているし、もちろん教育はなにより大切だと考えているから、できる限りで学校とも先生ともコミットしたいと思っているし、してきたつもりだ。時代はこんなにも変わっているのに、PTAという組織は本当に私の母の時代と何ら変わっていない気がする。どうして? めんどくさがっているわけじゃなくて、責任を持ってできないこと、そしてこの同調圧力が嫌なのだ。何だか素通りできないなあと思って、最後の1文を線で消し、「コロナにおける今の状況下において、仕事を持つ身としては学級委員を責任持って果たすことはできかねます。また、保護者会もままならぬ中、このような紙1枚で、立候補、もしくは選出された場合は引き受けますの2つだけしか選択がないのはおかしいのではないか、お引き受けますとまで半ば強制的に書かれていることに疑問を持ちます」と長々と書いてしまった。スルーしようかなとも思ったが、やっぱり、おかしいと思うことにはおかしいと言いたい。しかし、娘が嫌がるかなーと思って若干気弱になり、まずは2つ折りにして連絡袋に入れてみる。娘が気付いて読み始めた。う、ドキドキ。「すまんね、でもなんかおかしいよと思っちゃって。」と説明しようと思った矢先に、「さすが私のママ、かっけー!議論する女、かっけー!」とニコニコしてくれたのでほっとするやら、嬉しいやら。「こんなご意見いただきました、なんて放送委員会で流れないかな?」と娘。いや、それはさすがにない。でもそれくらい、オープンであるべきだとママも思うんだ。