THE SHE

DIARY /

7月8日(水)

 朝からニュースを見るたびに、雨の被害に胸が痛くなる。人は自然には勝てないのだけれど、とにかく、被害がこれ以上広がらないように祈るばかりだ。そして、募金やボランティアなど、自分ができることをしっかり見極めて行動したい。東日本大震災の時に感じたことがある。当時、娘が生後4ヶ月。ストレスや不安を抱えずに、健康で母乳を出すこと、つまりこの小さな命を守ることで精一杯。SNSを開けば、ボランティアへ行った、食料物資を運んだと多くの人たちがポストを上げる。私には、精一杯の募金しかできることはなく、こみ上げる罪悪感。なんというかその画面の中の「正義感」に押しつぶされるような感じがあって辛かった覚えがある。でも、声高らかに募金をしました!  あなたもしましょうと言うのもなんだか違うなあとか。そもそも、個人のインスタも鍵をかけていたし、活発にSNSをするタイプでもなく、と悶々としたことを覚えている。心は被災地へ寄せ、まずは自分の置かれた生活、仕事を頑張る。それで身近な誰かを幸せにして、経済を回す。まずはそれで、いいのかもしれないと思ったりもする。でも、しっかりと支援が届く方法を、自分の見極めた方法で探して、行動に移す。目的が同じであれば、それぞれのやり方でよいのだと思う。兎にも角にも、早く雨がやみますように。