THE SHE

Schepers Bosman

〈Schepers Bosman〉入門はパンツから。

〈Schepers Bosman(スケイプス ボスマン)〉はオランダ発でサーネ・スケイプスとアン・ボスマンのデュオデザイナーが手掛けるブランド。ぱっと目に止まるような華美なデザインではないけれど、ウィットに富んだフォルムときめ細やかなディテール使い、そして日々の生活にしっかりとフォーカスされた着こなしやすさが魅力だ。そう、一言で言うなれば、とても実直なブランドなのだ。

身につけた洋服を、誰かに褒めてもらうことはとても嬉しい。でもおしゃれの主体は自分にあるべきで、着ている自分が無理なく1番心地よいものを最優先する。当たり前のことではあるが、〈スケイプス ボスマン〉を着ると改めてそう思える。そしてデザイナーの2人も、きっと拠点としているオランダの小さな街でコツコツと日々を積み上げて、小さな幸せを楽しみ、世の中の基準ではなくて自分たちの理想をきっちり形にして仕事をしているのだと思ったりもする。洋服を通じて彼らの信念と温もりを感じられることは、AIが台頭する今だからこそとても嬉しくて、このブランドを着こなせる自分でありたいと襟を正すほどだ。

 

 

さて、概念的な話はこれまでにして、早速アイテムそのものについて話していこう。ブランドとしてもネイビー、黒、白という基本色が主流が、THE SHEでは特にロゴの色にしたくらい、我らにとってもスタンダードなネイビーを多くセレクトしている。品がよくしっとりと深みがあると同時に爽やかな透明感もあるネイビーだ。これまで数々のアイテムでこの色を着続けていたけれど、私の中では歴代1位と断言できる色出しのよさ。そこに、彼らのシグネチャーである白のステッチがいいアクセントになっているのだ。

 

 

 

最初の購入としておすすめなのは、パンツ

ネイビーロンドントラウザー ¥97,680/スケイプス ボスマン

 

品のよい、大人のワークパンツ。ベルトループについた3センチの幅の3つのボタンでフォルムを変えられること、腰回りをすっきり見せてくれるダーツ使い、サイドやポケットに入った白ステッチ、裾に向かって少しすぼまるシルエットとこの1本に詰め込まれた細やかなディテールと工夫に惚れ惚れ。季節問わず、毎日穿きたいと思えるTHE SHEの秀逸なスタンダードボトムで、実際にSACHIはいつ会ってもこればかりだ。ラボで試着したら最後、予定はしていなかったのに買わざるをえなかったというお客様をこの目で幾度となく見たうえに、生地や色を変えてのリピート率の高さから、究極のカジュアルパンツだと再確認中。まさに「自信が確信に変わった」というやつである。

 

 

 

 

 

 

これからの季節のワードローブの要、薄手のデニム素材

インディゴチャコールグレーロンドントラウザー ¥96,800〈スケイプス ボスマン〉

 

この”秀逸パンツ”をこれから始まる、長く過酷な夏に楽しみたいならば4.5オンス、チャコールグレーのデニムをぜひ。高密度に織ったツヤ感と、とびきり柔らかいのに適度にハリはあるという素材。シンプルなTシャツから透け感のあるブラウスやシャツ、タンクトップ、どんなトップスでも受け止める包容力だ。足元も同様で、素足にサンダルやローヒールのプレーンなシューズもよし、もちろん靴下にスニーカーもよし。

 

 

 

スカート気分で楽しめる、”大人ストリート”なキュロット

キュロット¥72,600〈スケイプス ボスマン〉

 

こちらもツイルコットンの4.5オンスという夏素材、ぎりぎり透けそうで透けない薄手のキュロット、しかも裾に向かってかなりワイドに広がるため、涼しさは抜群。タイトめ、もしくはショート丈のトップスに合わせてキュロットのボリューム感を十分に楽しむのがいいかと思いきや、意外にも上下ともにボリューミィなスタイリングもいい。はセットアップが可能。

 

 

おそらくTHE SHEは日本で1番〈スケイプス ボスマン〉の取り扱いが多いはずだ。一度着たら、その沼にハマること間違いなしのブランド、まずはパンツから始めてみてほしい。気がつけばトップスにコート、さらにはTHE SHEとのコラボのミニポシェットと全種類コンプリートする方も少なくない。ぜひLABOで試着を!

 

 

 

 

 

 

 

 

Text : Kaori Watanabe<FW>