5月27日(水)
まだプレオープンにも関わらず、早くもTHE SHEへご注文が相次いでいる。嬉しい。サチと2人でキャッキャ言いながら梱包作業。朝からうおーっと仕事しているつもりだが、学校へ行けぬ娘を隣に置いてやんややんや言いながらやってると、あっという間に日が暮れる。恐ろしい。昨晩も娘が寝た後に作業を残していたのに、一緒に寝落ちしてしまった。寝るな!寝ると死ぬぞー状態なのにもかかわらずである。しかし、AtoZにも書いたのだが、6時起床23時就寝の生活リズムが心身ともに元気だと感じている。集中力もポジティブなエナジーも持続するし、交感神経と副交感神経がちゃんと切り替わるのだ。
THE SHEのブランド名も、暗号のように0623にするという案があった。由来を聞かれたら上記のようなことを話す。いいねー!なんてサチと2人で納得していたのだが、本格始動し始めてパリへ出張に行った時、この0623案はあっけなく消滅する。同じく出張に来ていた、某メゾンブランドPRで、長年の友達であるしづかと大好きな中華料理屋の「ミラマ」で晩御飯を食べた。海老ワンタン麺をすすりながら、0623案について得意げに喋ったらば、5歳ほど年下の彼女の返事はこうであった。
「重いよ……。」
ええー!!! まさかの返答である。お、重いってなによーっ、コンニャローっ、しづかだって40歳越えたら、身をもってわ・か・る・か・ら!「いや、だからそれが重いって。」……なるほど。
というわけで立ち消えた「0623」は妹の誕生日ということもあり、今だ大切な数字であることには変わりない。したことないけど、ロト6をやる機会があったら記入したい数字だ。
しーちゃん、元気かな? また早く、あの味の薄くてゴムみたいな麺で、東京でいくらでももっと美味しいのがあるのにパリに着いたらいの一番に行っちゃうミラマで、一緒に海老ワンタン麺食べたいね。デザートにマンゴー食べたいね。エルサが、劇中歌(英語バージョン)で「PAST IS IN THE PAST.(過去は過去だわっ)」と力強く歌っている。あえて直訳ね。手袋を脱ぎ捨てて前を向いて進むのはかっこよく、好きなシーンであり、好きなフレーズだ。でもこんな風に些細なことだけれど、あの時のあの味とか、あの時見たあの景色とか、あの時感じたあの気持ち、そういう思い出が思わぬところで心を温めてくれたりもする。これはコロナ禍中において改めて再確認したことだ。あ、なんだか話が逸れて、お得意のセンチメンタルジャーニーしてしまったけれど、しーちゃん、パリでまた「ミラマ」に行こうね!