THE SHE

DIARY /

8月7日(水)

 朝起きて軽く朝ご飯を食べ、8時30分に地下鉄に乗って9時に語学学校へ送り込んで13時のお迎えまで、近くのカフェで仕事。家だとやれ洗い物だ、洗濯だ、あー掃除してないーとか仕事以外の邪念(いや、邪念で名はいんだけども)、気になることが目の前にあって集中できなかったりする。いやー、なんだ、この圧倒的で心地よい集中力。ふと窓の外に目をやると愛するロンドンなわけだから、さらにモチベーションが上がるというもの。目の前のタスクに追われて忘れがちなロングスパンの目標についてもじっくり向き合える。はー、この時間、プライスレス。夜は元アシスタントでロンドン在住のアンナが会いに来てくれる。30代、仕事に子育てにめちゃくちゃ忙しかった日々を共に駆け抜け、そして支えてくれた恩人だ。何度も娘を保育園や学童にお迎えに行ってもらった。アシスタント業とは別なので、もちろんバイト代も渡していたっけな。アンナは成長した娘の姿を見て目を細めていた。その後、3人でレバノン料理を食べながら、やんややんやと仕事と人生の話をする。アンナのロンドン移住話を聞いて娘が「私の悩みなんて実にちっぽけ」と呟いていたのがちょっとおかしかった。1人で異国の地に住み、好きな仕事をする。そりゃ逞しくなるしかないよねー。アンナのロンドン生活に幸あれ。